初秋のポルトガル、ちょこっとスペインを巡る　１８　１２日目①　アヴェイロ

2014/09/14 - 2014/09/14

１２日目　２０１４年９月１４日（日）晴れ

・コインブラからアヴェイロまでポルトガル国鉄の普通電車で１時間。席はガラガラで、向こうの席の女の子がにぎやかにおしゃべりしている。
　アヴェイロ旧駅舎には見事なアズレージョが描かれていた。ここから重たいトランクを引きずって２０分、観光の中心である中央運河に到着。アヴェイロは海辺の小さな街だがかって漁業と製塩で栄えた街。運河に面して当時の繁栄を物語る美しいアールヌーヴォー様式の建物が残っていた。
・当時のモリセイロと呼ばれる小舟を観光船に仕立て、「ポルトガルのヴェニス」として売り出している。観光客は多い。この観光船で運河と干潟を４０分でミニクルーズ。船頭のおじいさんが陽気で面白い。
・下船して魚市場のレストランで昼食。突然の雨をパラソルでよけながらイワシを中心にシーフードを頂く。ポルトガルの人はイワシが好きだ。いい気持ちで駅に戻る途中見知らぬ地元夫婦が後ろから追いかけてくる。いぶかしく思ってたら何とＹ氏が落としたネームプレートをわざわざ追いかけて渡してくれた。ポルトガル人の親切に泣いたのは何度目か。

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【旅程】
　　１日目（９/０３）関空→機中（泊）
　　２日目（９/０４）ドバイ経由→リスボン（泊）
　　３日目（９/０５）リスボン（泊）
　　４日目（９/０６）ロカ岬→シントラ→リスボン（泊）
　　５日目（９/０７）パルメラ（泊）
　　６日目（９/０８）モンサラーシュ→エヴォラ（泊）
　　７日目（９/０９）ルドンド→エルヴァス→エストレモス（泊）
　　８日目（９/１０）オビドス→カルダス・ダ・ラィーニャ（泊）
　　９日目（９/１１）ナザレ→アルコバサ修道院→バターリャ修道院→ファティマ（泊）
　１０日目（９/１２）キリスト修道院→ブサコ国立公園→コインブラ（泊）
　１１日目（９/１３）コインブラ（泊）
★１２日目（９/１４）アヴェイロ→ポルト（泊）
　１３日目（９/１５）ポルト（泊）
　１４日目（９/１６）ギマランイス→ブラガ→ポルト（泊）
　１５日目（９/１７）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１６日目（９/１８）サンチアゴ・デ・コンポステーラ（泊）
　１７日目（９/１９）マドリード（泊）
　１８日目（９/２０）アルカラ・デ・エナーレス→アランフェス→マドリード（泊）
　１９日目（９/２１）マドリード→機中（泊）
　２０日目（９/２２）ドバイ経由→関空

エリア アヴェイロ(ポルトガル)

　朝、ホテルのベランダから。夜間に雨が降ったようです。

　ドライブ旅行を終えこれからは列車旅になります。今日はコインブラからアヴェイロに行き、観光後にポルトに行きます。

　９：００のコインブラ駅は日曜日のためホームに人は疎ら。

コインブラ駅 駅

　この列車でアヴェイロに向かいます。

　貸し切り状態。

　約１時間４０分でアヴェイロ到着。駅を出ると旧駅舎が残っていました。

アヴェイロ駅 駅

　外壁にアヴェイロの風景を描いた見事なアズレージョがあります。

　ブドウ栽培？

　船曳き。

　塩田。アヴェイロは大きく陸地に食い込んだ潟を利用した製塩が行われています。

　これはポルトの風景。

　これから行く中央運河のようです。

　立派な観光案内版の役目を果たしています。

　駅前にスーツケースを預ける場所がありません。転がしながら中央運河を目指します。２０分ほど歩いた先に運河がありました。

　中央運河に出ました。

中央運河 建造物

　モリセイロを使った観光船が行きます。モリセイロとは潟で取れる肥料用の海藻を集める舟で、弓のように反った舳先に極彩色の絵で飾られています。これを使った運河クルーズはアヴェイロ観光のシンボルになっています。

　観光の前にスーツケースを何とかしないと。

　運河に沿った道には美しい家々。かっての繁栄が偲ばれます。

　歩きながらスーツケースを預ける場所を探しています。幸いこの先の魚市場のレストランで食事をすることを条件にスーツケースを預かってもらいました。

　身軽になってモリセイロに乗り込みました。
　アヴェイロは河口に位置する水郷都市でボートツアーは１日かけて周囲の水路を巡るコースもあるようですが、今回乗るのは４０分程度のミニクルーズです。

　英語のパンフレットを渡してくれました。

　説明はもちろんポルトガル語。

　さあ、出発。

　先ず川を河口に向かって下ります。

　河口にかかる大きな橋が見えてきました。

　左に岸壁に見える小山のようなものは塩田の塩だそうです。

　橋をくぐったところでＵターン。

　ガイドの陽気なお爺さんはいかにも海の男といった赤銅色。手にはラッパを持っています。

　狭い運河に入ります。

　ここでガイドさんが手に持ったラッパを鳴らしました。向こうからくる船への合図です。

　橋の先は運河になっています。

　魚市場。この時刻は水揚げを終えレストランが賑わっています。

　クルーズ後はここでで魚料理を食べます。

　丸い木橋

　塩の倉庫？

　この時刻には市場の岸壁には船はいません。

　船着場を通り過ぎて街の中の運河に入ります

　面白い４０分のクルーズでした。

　下船して食事の前に少し街歩きをしました。

　豊かだった頃の面影を残すアールヌーヴォー様式の建物

　どこから来たのかオープンデッカーの観光バスも。

　中央運河の橋を渡った先が旧市街のようです。

　カテドラル。１６世紀に建立されました。

アヴェイロ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

　正面はバロック様式。

　市場のレストランで昼食です。先ずはシーフードの小皿とオリーブの実。

　山盛りの料理。やはり塩焼きのイワシが美味しい。

　満腹になってアヴェイロ駅に戻ってきました。

アヴェイロ駅 駅

　これからポルトに向かいます。