kirstiNorgeさんのクチコミ(18ページ)全602件

昼食時に座ってゆっくり昼食とコーヒーが飲みたくて入ったレストラン。入口には「富士山の見えるレストラン」と表示されている。店内に入ったのは午後2時近くである。富士山は朝早い時間は晴れていれば全体が見えるが次第に雲がかかり、富士山は見えなくなる。この日は富士山は頭だけ雲に隠れていたがすそ野はよく見えた。昼食はAランチ1180円が最も安くお勧めである。量も老人には十分である。

NHKブラタモリ「軽井沢はなぜ日本一の避暑地になったか」でも取り上げられた天皇陛下と皇后陛下が出会われた場所である。60才以上の老人は両陛下がどこで出会い、ご成婚式の中継は記憶している。ここは軽井沢の案内書には掲載されてない。しかし地元の人は誰でも知っている。但し、ブラタモリ出演の若いアナウンサーのように若い人たちは誰も知らない。

新幹線発車までの待ち時間、旧軽井沢の街歩きをして見たいと訪れたのが軽井沢駅観光案内所。提供してくれたのが軽井沢駅から旧軽井沢への地図。教えてくれたのが行きかえりのバス時刻表。老人は忘れるのでないかと思ったか、地図上バス停に丸印をつけて、最終帰りの時刻を記入してくれた。結局は、行きはタクシー、帰りは徒歩であった。

軽井沢を北へ向かって歩いていたときに見つけたのが、軽井沢ショー記念礼拝堂。
どこかでショーの名前を聞いたことがあり、思い出したのが、ブラタモリ「軽井沢はなぜ日本一の避暑地になったか」。軽井沢が避暑地になったのは宣教師達の貢献が大であるとのことである。特にアレキサンダー・クロフト・ショー氏の貢献が大である。記念礼拝堂は木造で、シンプルで周囲の林の中に溶け込んでいる感じがした。

旧軽井沢の街歩きの中で見つけた芭蕉句碑。俳句には詳しくないので松尾芭蕉が中仙道を旅したことがあるのはこの句碑によって初めて知った。問題は芭蕉の句「馬をさえながむる雪の朝哉」をどのように解釈するかである。句碑の隣にある軽井沢町作成の解釈とネット上での解釈では大きく異なっている。

軽井沢駅から旧軽井沢へタクシーで到着。車内で運転手さんに「どこか周辺でおいしいものはないか」と聞いたところ、答えは「この周辺は高いので食べたことはない。」との正直な答え。タクシーを降りて、見つけたのが長い列。「カフェレストラン ぱおむ」のカレーパン販売所。お腹が空いていたので買ってしまったカレーパン320円。
適度な辛さでおいしい。

軽井沢プリンスホテルイーストに一月三連休二泊三日宿泊し、三世代11名のスキー旅行の二日目の夕食である。初日はホテルイーストのメインダイニングで孫のバースデイパーティである。メインダイニングでは皆フルコースを頼むものだから、料理が出てくるのに時間がかかり、主賓の孫達が寝てしまう事態が生じた。ここはビュッフェスタイルですぐに食べられるメリットがある。実は昨年の3月に11名予約済である。予約は6:30であったが席は6:00から用意してあり、プリンスホテルウェストに到着次第すぐに着席し、食事をとることができた。特に孫たちにとっては待つことなく自由に料理を選ぶことができるので、評価が高かった。
昨年三月には朝食で利用した。朝食とのメニューの大きな相違点は、タラバカニ、焼きたてステーキの食べ放題、チーズの塊の中をくりぬきその中でゆでたてパスタをあえてチーズを絡ませるパスタぐらい。老人にはステーキを何回もお代わりする食欲はなく、そばと揚げ出し豆腐で十分であり、料金は高いと感じた。前期高齢者専用料金が欲しいくらいである。
来年一月三連休はここニューヨークで孫達の誕生日会を行うべく予約した。孫にとってはビュッフェスタイルの方がよさそうである。ここではケーキも用意してくれるそうである。

一月三連休軽井沢プリンスホテルイーストに三世代で朝食付き宿泊。ホテルイーストではメインダイニングと和食堂信濃で朝食が取れる。
初めて宿泊した日の翌朝、ホテルイーストメインダイニングは大混雑。
20-30分待ちが表示され、スキー好きの息子夫婦と孫は、早めにスキーに行きたいために止む無く、待ち時間なしの信濃へ。
我々老人夫婦はコーヒーをゆっくり飲みたいがために、30分待ちのメインダイニングへ。二泊目の朝、前日朝の教訓から息子夫婦と孫は、6:40頃からメインダイニングに並びスキー場へ。
我々老人夫婦は、待たずに朝食が取れる和食堂信濃へ。和食堂に7:30に行ってみたら、我々老人夫婦以外のお客は0.子供連れで混雑するメインダイニングとは異なり、静かでゆったりとした気分で朝食が取れる。
メニューは一種類だけ。湯豆腐、焼き魚、煮物、自家製厚焼き玉子、ご飯又はお粥、味噌椀（具たくさん豚汁）、香の物。
＋「飯とも」という名のご飯にのせるトッピング七種を自由に追加。
「飯とも」はその日は次のよう。ネギ味噌、生姜味噌漬、黒豆っこ（醤油豆、北信濃の伝統の発酵調味料）、ふき味噌、大根味噌漬、葉わさび醤油漬け、ホウレン草の胡麻和えの七種。
食材にも信州にこだわり、米は長野県産、味噌は佐久市和泉屋商店国産食材のみで作った蔵出し味噌。味噌汁は、信州米豚バラ肉＋蔵出し味噌。
何せご飯と、味噌椀と「飯とも」が美味しい。老人にはこれで朝食は十分である。特に「飯とも」はすべての種類を少しずつ味わってみること推奨する。コーヒーは無料で持ち帰り可能である。
装飾にも信州にこだわりあり。展示されている浮世絵は富岳三十六景から、信州諏訪湖、武州玉川、身延川裏不二、相州七里の四点。
窓越しには屋外の風景がよく見えるが一月三連休は暖冬で雪がなく秋のようであった。

1.訪問の経緯
ノルウェー訪問を決めてから、どこへ行こうかと迷い、いつもの通り軍事博物館、戦車博物館及び航空機博物館を選び、最初の訪問博物館がここである。
2.規模　内容
基本的に、ノルウェーは航空機を生産してないので、博物館もシアトルの航空機博物館などと比較すると数分の一ではあるが、
aノルウェー各地の港を水上飛行機で結んでいたことから水上飛行機を展示。
bボードー空港が米軍又はノルウェー空軍と民間併用であるため、ノルウェー空軍米軍の航空機の展示。
c ボードーは1940年に独軍に爆撃され、灰燼に帰したがその当時の市街を展示
3.ボードー空港からのアクセス
1000クローネでタクシー
歩いても30分くらいか

1.利用の目的
一月三連休の初日に12月1月誕生日の孫の誕生日パーティのために総員11名大人7人子供幼児4人で利用した。利用した理由は、軽井沢プリンスホテルイーストに宿泊したため、レストランはここしかないためである。
2.大問題の発生
一つ目は、孫達は一日中スキーをしたことから、開催時間6:30には眠くなり、食事が終わる前に眠ってしまう孫が4人中3人もでてきた。
二つ目は、大人はフルコースの食事を頼んだことから、食事が終わるまで長い時間要したこと。
三つ目は、私が費用負担をし、自由に何を頼んでも良いと言ったら、皆、最も高いフルコースの料理と軽井沢高原ビールを頼み、費用総額10万円を超えたこと。
3.来年の予定
以上の問題から、来年一月三連休初日にはホテルウェスト　ニューヨーク　ビュッフェスタイルで5:30から孫の誕生日パーティを行うこととした。費用総額も半分で済みそうである。
ホテルウェスト　ニューヨークでもホールケーキと蝋燭は用意してくれることは確認済みである。
4.ホテルイーストメインダイニングの評価
孫達は物心ついた時から、自分たちの誕生日パーティはディズニーリゾートへ行った後に、シェラトングランデ、アンバサダー、ディズニーランド、ミラコスタの宴会場又はレストランでパーティするのが慣例となっている。
今回は、スキー場のホテルで行う初めてのケースとなった。ディズニーリゾートで遊んだ後とスキー場で遊んだ後とは孫たちの体力の消耗度合いは全く異なり、夕食は早めにして、ホテルイースト内温泉に入浴させる方がよいだろう。
メインダイニングに来てみて驚いたことは、空席が目立つことである。その理由を、喫煙所又は風呂で知り合ったホテルイースト宿泊者に聞いてみたら、ホテルイースト宿泊者の多くは巡回バスで軽井沢駅前のフードコートまで行き、ここで夕食を済ませるそうである。
空席が目立ったことから、良かったことは、余った椅子を向かい合わせにしてくれ、そこを臨時の孫専用ベッドして利用できたことである。毛布まで用意してくれた。
ここでの料理と飲み物の特徴は食材に長野県産へのこだわりがあること。
例示すると、信州サーモン、信州蓼科牛、長野県産コシヒカリ、信州プレミアム牛、りんご、りんごジュース、軽井沢麦酒（クリアとダークの二種類）などである。特に注文が多かったのは軽井沢麦酒（クリアとダークの二種類）である。
特に信州サーモンについては、海に面して無い長野県でサケが取れるはずもないので、実際どんなものか、知りたいと思う方は、ここホテルイーストメインダイニングでフォレストディナーを頼むと魚料理の食材として頂くことができる。
5.ホテルイーストメインダイニングへのバースデイケーキの発注
3日前に、チョコレートかクリームかの選択発注が可能である。孫達はチョコレートが好きではないため、苺とクリームになった。
6.ホテルイーストメインダイニングでの朝食
ホテルイーストの多くは朝食付きで宿泊している。朝食はホテルイースト内メインダイニング（ビュッフェスタイル）又は和食堂　信濃の選択が可能である。多くの宿泊者が子供連れで来ているため、メインダイニング（ビュッフェスタイル）を選択する。
結果、オープン7:00前にはメインダイニング前は列をなし、7:00から少しでも遅れると30-40分待ちとなる。
多くの宿泊者は早めに食事をとり、ただちにスキー場に行きたいと思っているようである。
スキー好きの孫を抱える息子夫婦はこのことを知らず、二日目の朝食はすぐにでもスキー場に行くために、待ち時間0分の和食堂　信濃を選択し、三日目朝食は7:00前にメインダイニング前に並んでいた。
7.ホテルイーストメインダイニングと和食堂　信濃でのコーヒー無料サービス
ホテルイースト内の二つのレストランの前では、7:00-10:00の間コーヒー無料サービスがあり、結構美味しい。

スキーに専念したい母親から孫息子を預かり、ここに連れて行き、二回も遊ばせることができた。店内ではばらばらのブロックから自分で組み立てることがことが可能な台が二か所設置され、孫を遊ばせることができた。最新から従来からのレゴブロック全製品が揃っており、中国又は台湾から旅行客の購入が目立っていた。店内には、「迷子が多発しています。店内にお子様だけを置いて行かれないようご協力をお願いします。」との注意書きがあることから、親たちは子供をここにおいて買い物に出かけるようである。
一回目はおとなしく静かにしていたのでここで孫にご褒美だと言って、小さめのレゴブロックを買い与えた。
二回目は誕生日でもらう大きなレゴを見に行こうと来たが、孫は「誕生日でないもの」と言ってまたレゴを欲しがり、なだめるのに一苦労した。

妻は山菜そば。私はしるこ。外は肌寒いため暖かいものが最適。値段はそこそこするが、冬場は軽井沢では多くの店が春まで店を閉めているため、店を開けてくれているだけで感謝感激。店の内装は黒い柱で統一されており、外国人観光客向けか。帰りにちもと餅を購入し、後で食べたら柚餅子のような食感であった。店の女主人の話では、昔は江戸で和菓子屋をやっており、ここ軽井沢に移ったとのことである。

三世代でのスキー旅行に軽井沢東京間往復乗車。一月三連休初日は午前中には軽井沢スキー場に到着し、スキーを始められるように計画したが、午前9時台東京駅出発の北陸新幹線指定席は予約開始後5分で売り切れ。午前10時台の北陸新幹線を利用することになった。午前7-8時台の新幹線であれば、空席があり、予約可能であった。問題は、幼児を、午前5-6時に起床させ、午前7-8時台の新幹線に乗せられるか。
乗車するまでの間に、新幹線清掃担当の方にシールと絵葉書を4枚ずつもらった。
往復とも乗車したのはすべてE7系新型車両。JR時刻表で新型車両であるかどうかグランクラス連結の有無で判断できる。

野毛山の街歩きをしていたら見つけたのはここ成田山横浜別院。見つけた理由は、黒いスーツの男数十人の集団が坂を下ってきたこと。堅気の商売であることは間違いないが、持っていた袋には横浜成田山の表示あり。きっと建設会社の社員が本年の安全祈願のために全員揃って成田山で大護摩を焚いてもらい、お祓いを受けたのだろうと思った。
行ってみたら、元旦から31日までの間は、「祈願・新春特別大護摩供並お祓い」で、本堂にも入り、無料でお祓いを受けられた。

公演がない場合は無料で能舞台を二階から見学可能である。二階には能についての説明コーナーがあるのでここも見学を推奨する。入口では「横浜能楽堂本舞台の歴史と特徴」との文書を無料配布しているので、これを読みながら二階から能舞台を見ると能舞台の構造、機能が容易に理解できる。建物は鉄筋コンクリート造りではあるが内装は細い木材を使用し、日本建築の良さが示されている。

野毛山桜木町周辺の街歩き昼食時間に立ち寄る。60-70代の夫婦とカップルに推奨する。店内の写真は1960-70年代の映画スターの写真とポスターでいっぱい。昔の思い出を語り合いながら、食べる昼食も美味しい。店長がまだ生まれてなかったころの写真もあり、写真のスター名を聞いたら、カンニングペーパーを見て教えてくれた。
本格的なステーキレストランではあるが、もしもステーキを平らげるほどの食欲がない老人には昼食を奨める。

1.宿泊先
軽井沢プリンスホテルイーストを前年三月に予約。
一家総勢11名で一月三連休で宿泊。来年も暖冬で人工雪のスキー場しかスキー不能と予測し、来年三連休の予約完了。
2.一月三連休ゲレンデの天候と混雑状況と推奨予定
三連休初日晴れ
午前中はあまり混雑なし。午後から混みだし、リフトに列を作るようになり、それでも待ち時間は4-5分。
三連休二日目早朝、コース上部に濃霧、10時頃には晴れ
午前中早朝は混雑なし。11時頃から混みだし、ゲレンデ特に下の初級者コースは超満員。事故で救急車搬送2件
三連休三日目晴れ
午前午後とも混雑なし。事故で救急車搬送1件
三連休では、できるだけ早くスキー場に到着し、リフトが動き出すと同時にスキーを始めることを推奨する。初日スキー5回目の孫息子は5時に起きて9時には滑走開始。
軽井沢プリンスホテルイースト宿泊者は、朝食利用開始7:00前から並び先頭で食事をとること推奨。、
3.軽井沢プリンスホテルスキー場の今年の営業予定
もう一度4月までに来たいと思い、軽井沢プリンスホテルスキー場の営業予定を確認した。通常は4月第一日曜日が最終の営業日。但し、地表温度が1-2度以下にならないと、人工雪が作れず、本年はホテルイースト周辺は暖冬で全く降雪がないことから、営業予定は未定とのことである。
4.スキー場の評価
スキーをやらない老人にとっては。
スキー場が広すぎて、孫達息子夫婦達がリフトでスキー場に上部山頂に登った後にどこのスロープから降りてくるか、まったく予想ができず、スキーで滑る孫達息子夫婦達を見ることができなかった。
湯沢高原スキー場又は蔵王スキー場ではロープウェイに乗って、山頂まで行って、雄大な景色を眺めることができるが、ここはそのような施設がなく、スキーをしない、できない老人には、することがない。
一番下の孫息子にとって。
初日キッズパークで1日中タイヤチューブで遊び、おかげで母親は疲れ果て、2日目からは、母親は私達老人夫婦に孫を預けて、母親自らはスキーへ。
2日目3日目は天気も暖かいので、老人夫婦が一番下の孫を連れて、ショッピングモールに行き、雪が全くない、キッズパークでフアフアとタイヤチューブで遊ぶ。さらにショッピングモール内のレゴショップで遊んだり、小さめのレゴをプレゼントされてご機嫌。
スキー経験5回目の孫息子にとって。
中級スキースクールでパラレルターンができるようになり、父親の技量を追い越す。
スキー経験3回目の孫娘にとって。
スキースクールにも行かず一人で終日コースへ。孫娘に10回以上行っているディズニーランドとスキーのどちらが好きかと聞いたら、少し考えて「スキー」と回答。
そのため春休みにもう一度ここ軽井沢プリンスホテルスキー場に来ようと思い、ホテルで営業予定を確認したら、暖冬では予定は未定とのこと。
スキー経験3回目の孫息子にとつて。
叔父（実の息子は一人で、すべることが可能）にスキーを教えてもらい、一人で滑れるように。
孫の母親にとって。
子供を老人夫婦に預けたり、子供達が自分一人で滑れるようになったので、母親達もスキーが楽しめるようになった。
5.スキー場の整備　圧雪車とファンタイプ降雪機の活躍
老人の習性として午前4時頃に起きてしまい、ホテルイースト目の前のスキー場を見てみた。
暗闇の中で良くわからなかったが、スキー場の山の上からスロープの中ほどまで3-4台の圧雪機と思われるキャタピラー車が轟音をあげて動いていた。
夜が明けてみると、各リフトの下には100-200m毎に山頂まで直径1-2mはあろうかと思われるファンタイプ降雪機が設置されている。

伊東祐親が京に赴任中、流人源頼朝が伊東祐親の娘八重姫が密会していたのが、ここ音無神社である。流人源頼朝が伊東祐親の娘八重姫の子を千鶴丸と言い、伊東祐親が平氏に仕えていたことから、このことを知り激怒し、二人の仲を裂いた上に、千鶴丸を松川の上流、とどろきの淵に沈めたと言われている。
もしも千鶴丸を伊東祐親が育てていたならば、伊東祐親は北条時政に代わって、鎌倉幕府を支配することとなり、歴史は大きく変わっていただろう。

映画館が一軒もないキネマ通りアーケード内を昼飯を食べようと散歩していたところ見つけたのがここ「いで湯菓子処　伊豆柏屋 」。何せ、おなかが空いてたので、試供品の「いでゆむし羊羹」を四切れをいただいてしまった。本物の竹皮に包まれており、あまり甘くなく、美味しいので、特に推奨する。値段は一包装600円。他にもいろいろな菓子があったが試供品食べて味が保証できるのはこの「いでゆむし羊羹」だけである。

日本三大仇討ちとは、なにかご存じであろうか。曾我兄弟の仇討ち、赤穂浪士の討ち入りと鍵屋の辻の決闘を日本三大仇討ちを呼んでいる。ここ伊東市には曾我兄弟の仇討ちの背景となった史跡が数多くあり、訪問推奨する。市内中心部から出発した場合、最終目的場所を伊東祐親の墓と定めた場合、音無神社、葛見神社、東林寺、伊東祐親の墓の順に巡るのが良いだろう。
音無神社では、伊東祐親が京に赴任中、流人源頼朝が伊東祐親の娘八重姫との間にもうけた千鶴丸の運命を知り、葛見神社では伊東氏の先祖について知り、伊東祐親の菩提寺である東林寺では、本堂の一角に伊東祐親や千鶴丸の木造が安置され、伊東祐親や河津祐泰等の位牌があるはずである。実際に訪問した際には余りにも暗くてどれがどれだか分らなかった。次に東林寺南側に小高い山があり、山の頂上付近には河津三郎の墓と曽我兄弟の墓といわれるものがある。この墓への参道入口には、相撲四十八手の一つ「かわづがけ」の創始者として名高い、曾我十郎祐成と曾我五郎時致の兄弟の実父である伊東祐親の嫡男・河津三郎祐泰の記念碑がある。参道には多くの観音像があり、江戸時代の山道を歩いているような感じとなるが、老人にはかなり急な坂道であり、推奨しない。曽我物語の発端は、伊東祐親との領地争いによって、祐親を深く恨んでいた工藤祐経は部下に命じて、伊東祐親を遠矢で殺そうとしたが河津三郎祐泰に当たり、河津三郎祐泰は落命する。河津祐泰の子祐成（元服後十郎祐成）と時致（元服後五郎時致）は母が曾我祐信と再婚したことから曽我姓を名乗る。1193年5月源頼朝は、富士の裾野で盛大な巻狩を開催した。巻狩には工藤祐経も参加していた。この機会に、曽我兄弟は工藤祐経を討ち果たすこととなる。
曽我兄弟の祖父伊東祐親は、もともと平家側に立ち、源平の争乱の中において、活躍するが、源頼朝が優勢となり、1182年3月21日、自害して果てた。
その墓は河津三郎祐泰と曽我兄弟の東に直線500m付近に、嫡男三郎と孫の十郎、五郎の墓の方向、真東に向いて立っている。