ちゃんさんのクチコミ全1,022件

　路線バスと、路線バスの駅の「駅舎」を再生した宿です。鉄道のない西伊豆では、東海バスが地域の基幹交通として大活躍。バス停の中には、切符を売る「駅」もありました。
　時代の変化で閉鎖となった宇久須駅舎と、廃車になったバスを利用した宿が「ばすてい」。バスの中にはベッドが３台備えられ。バスの中に宿泊というここだけの体験が楽しめます。
　行き先表示器や運賃表示器の電源を入れることができて、運転士気分を一晩こころゆくまで楽しめます。運転席まわりは複雑で、路線バス運転士さんの大変さも実感！？
　駅舎はリニューアルされ、こちらにもベッドルームあり。快適な宿として泊まることも可能です。安くはありませんが、忘れられぬ体験ができる唯一無二の宿といえます。

　別府市光町。いわゆる観光地の別府ではない、生活に温泉が根差した下町の中にあるホテルです。住宅を改装したホテル…というと民泊的なものを想像してしまいますが、ホテルとしてのクオリティを確保しつつも実家のような居心地のよさを兼ね備えています。
　トイレは各部屋にあり、風呂は共同。さすがは別府、お湯の溢れ方が尋常ではなく、３分もあればお湯が入れ替わってしまうのでは？ しかも別府には珍しく37度のぬる湯で、アチチ湯が苦手な我が子も、源泉100％の湯を楽しめました。
　共用ラウンジではコーヒー無料、冷蔵庫の飲み物（酒含む）が１本無料、クチコミ投稿でアイスか冷凍夜食無料とサービス満点。泊まる前は、少し高いかな？と思っていた宿泊料も、納得のクオリティでした。
　オーナーは建築家で、たまたまお話を聞くことができました。工務店を営んでいたご実家を、自らの設計でリフォームしたのだそうで、親子２代のこだわりがこもっていたのですね。今度は屋上ＢＢＱを楽しみたいと思います、

　函館本線・比羅夫駅舎内にある「駅の宿」。今回、２度目の宿泊です。駅のホームでバーベキュー。夜は物音ひとつしない静かな山の中。夢の中に回送列車の音を聞き、始発列車で目覚める。ここだけの朝を迎えられます。
　以前はドミトリー形式の宿でしたが、今は１部屋貸切が基本。名物・ホームのバーベキューもグループ毎に分かれていて、プライベート重視になりました。宿主さん、試行錯誤されたのかなと思います。
　この数年、後継者を探されていましたが、ついに今年（2025年）11月にバトンタッチされることになりました。新たな運営者さんでどんな宿になるのか？また訪ねてみたいです。

　兵庫県尼崎市ではありますが、阪神電車の特急に乗れば梅田からわずか７分。深夜１２時過ぎまで電車があるので、「大阪のホテル」としても有用なホテルです。駅前広場に面しているので、迷わず安心。周辺にコンビニがあり、買い出しにも困りません。
　万博で大阪市内のホテルの宿泊費が高騰する中、少しでも安く泊まりたいならオススメです。

　知立駅から徒歩５分。知立駅は名古屋から特急で20分なので、名古屋観光にも使えます。大きな吹き抜けのロビーがあり、結婚式場や会議室を備えた、地域を代表するシティホテルといった趣です。
　泊まった和室はオーソドックスであり、でもコテコテしていない、シティホテルらしい和室でした。窓を明ければ、駅前が一望。行き交う車が眺められて、我が子も楽しそうでした。
　テーブルの上には「支配人宛て」のアンケート用紙がありました。さすがはシティホテルと思いながら開いてみたら、前の宿泊者さんが書いたものが残っててビックリ！　住所などの個人情報も、もちろん記載済み。すぐにフロントに直接届けましたが、普通に受け取られただけなのは遺憾でした。

　桃園空港内のホステル。９千円とかなりの高値ですが、利便性はバツグン。早朝深夜便で安くあげられたなら、使う価値は充分にあると思います。
　場所柄、早朝便に乗るため早起きする人が多いです。入館時には静かでも、早朝の時間帯には眠りを破られる可能性があります。ロビーで耳栓を配布していますので、就寝時には静かでも装着しておくのが吉です。

１号線永登浦駅、５号線新吉駅から無理なく歩ける宿。仁川空港からのエアポートバスもあり、長距離列車も発着する駅なので、交通の便では最上級の街でしょう。ステーションデパートあり、飲み屋街ありで、滞在にはうってつけの街です。
部屋はほどほどにきれい、シャワー室も広く、快適に過ごせます。部屋によっては、韓国の最重要幹線を見下ろせるトレインビューも楽しめます。
チェックインは１７時以降とちょっと遅め。それ以前から荷物は預かってくれることになっていますが、フロントに人がいないため、置き去りにするような形になります。出入り自由で、紛失の心配がないわけじゃありません。ホテルはアテにせず、駅のコインロッカーに預けておくのが吉です。

吉良温泉のかけ流しの湯と、三河湾の眺望、そして新鮮な海の幸が楽しめる民宿です。交通機関が不便な吉良温泉ですが、駅からの送迎をお願いできるので大丈夫。宿の周辺にはコンビニがなく、金融機関は郵便局だけなので、現金限定のプランを利用する際にはご注意を！
看板猫のクロちゃん推しの宿ではありますが、首輪につながれていて、行動範囲は限定されています。猫アレルギーは別としても、「猫嫌い」くらいだったら気にせず泊まれると思います。

　西鉄天神大牟田線の特急停車駅・花畑から徒歩５分。美容専門学校横にあるビジネスホテルです。
　シングル４千円台～と、今の時代ではかなり安い価格帯と思いますが、いわゆる「古いビジホ」にありがちな匂いや設備のガタがなく、快適に過ごせます。部屋やバスルームは「やや広め」で、窮屈感がないのもＧｏｏｄ。
　最近は福岡市内の宿泊費も高騰しているようなので、特急で３４分の花畑まで逃げるのもアリな選択肢ではないかと思います。

　周辺は区画整理を終えた住宅街で、飲食店や商店は少ない立地。久留米グルメを楽しむなら１駅、西鉄久留米駅周辺まで出るのがオススメです。買い物は、花畑駅内の「にしてつストア」か、線路をくぐった先のドラッグストアが便利。

　巨大な長崎とも例えられる、坂の街・釜山にあるモノレールです。傾斜地に住むお年寄りや体の不自由な人の生活改善のために作られたもので、運賃無料。オープン型の２人乗りゴンドラが行ったり来たりしています。
　日本では「スロープカー」と呼ばれる嘉穂製作所製のモノレールで、同様の施設は長崎にも。モノレールを必要としていたお年寄りの多くが亡くなり、今は観光客がメインとのことです（現地案内員談）。
　坂の街の風情満点で、ゆったり走るモノレールは絵になります。のんびり時間を取って訪ねるのがオススメです。

　釜山駅前の草梁洞は、韓国第２の都市の玄関口にも関わらず、表通りから１歩裏に入るだけで、庶民的な街が広がります。草梁市場も、観光客向けではない地元民向けの「アーケード商店街」。手っ取り早く、韓国の普通の街の雰囲気に浸れます。
　農協系のスーパーもあるので、日用品や普通のお菓子をお土産にするなら、最後にここで買い出しして船で帰るのも効率的です。

　2014年に醸造を始めた、釜山の「老舗」クラフトビールブリュワリーの直営店です。南浦洞の繁華街にあって、観光の合間に気軽に立ち寄れます。
　ラガー、ＩＰＡ、アンバーエールなどなど各種呑み比べＯＫ。４種のサンプラーは15,000ウォンです。
　ゲストビールもあり。ビールにあうおつまみもいしいですが、いずれもボリュームが多く、１人だとちょっと多すぎるかも。１人でも入りやすい雰囲気だけど、ワイワイ仲間で訪ねたいお店です。

　ラムサール条約にも登録された、豊かな生態系に恵まれた湿地です。ムツゴロウやカニなど、葦と葦の間に息づいています。皆さんのおすすめされていた展望台は、工事中のため行けなかったのが残念です。
　アクセスはローカルバスの他、順天湾国家庭園から無人交通システム「スカイキューブ」と遊覧列車（という名のバス）を乗り継いで訪れることもできます。共通の入場券は１万ウォンで、スカイキューブの運賃は８千ウォン。いずれも広大な敷地なので、セットで巡るなら半日～１日はほしいところです。

　「順天湾へ飛んで行く、ロマンあふれる空のタクシー」。８人乗りのゴンドラが無人運転で動く、新時代の交通手段です。２本のレールの上を走る鉄道ながら、次々にゴンドラがやって来る様はまさにロープウェイ。韓国はもちろん、日本でも実用化に至っていない交通手段で、実験的な意味合いも大きいです。
　順天湾国家庭園と順天湾湿地を結び、いずれも入場料を払った公園内の扱い。乗車には運賃８千ウォンの他、入場料１万ウォンもかかります。離れた観光地を一体で運営しており、双方を見ればお得感アリ。半日時間を取って楽しむ観光地です。

　庭園都市を標榜する順天市にある、国家の名を冠した庭園です。２０１３年の庭園博覧会を期に整備された庭園で、２０２３年にも同じ場所で博覧会が開かれています。広さは３４万坪。隅々までよく整備されていて、気持ちよく散策できます。
　入園料は１万ウォン。市街地からやや距離があり、そもそも順天自体が大都市圏から離れた位置にありますが、訪れる価値は充分にあります。

　釜山を代表するバスターミナル。屋根付き通路で地下鉄の駅と直結していて、便利です。ただ１号線の北端に位置していて、市内への移動にはそれなりに時間がかかります。
　特に旧市街の南浦洞方面へは、約４０分。ＫＴＸの釜山駅からならすぐ近くで、高速バスとＫＴＸを比較する際には、念頭に置いておいた方がよかろうと思います。

　地下鉄明倫駅から、屋根付きの歩道橋で直結しているマートです。釜山に大型マート数あれど、雨に日でも濡れずに受ける場所は数少ないのでは？ 隣接してロッテ百貨店もあるので、ブランド品からディスカウント商品まで、１ヶ所で済んでしまいます。
　トイザらスも入っているので、子ども向けのお土産を探すのにもいいですよ。

　釜山の近代化を支えた、朴淙氏の功績をたたえる記念館です。日本の影響が強まる中で、半島資本の民間鉄道の設立を何度も試みた人物。その功績とともに、釜山周辺の鉄道の歴史を学ぶことができます。
　近くを上り下りする「オルムキルモノレール」の展示もあり、モノレールの試乗とともに訪ねたい記念館です。

　韓国は交通系ＩＣカードの普及率が高く、ソウルではカードしか使えないバスもあるほど。普通の乗車券も、デポジット方式の１回券や、ＩＣを仕込んだトークンになっている都市が多く、改札機のメンテの簡素化につながっています。
　そんな中、釜山の都市鉄道は、紙の切符が残る唯一の存在。その紙切符も、ＱＲコード方式に変わりました。他都市と違う方式を入れるところに、韓国第２の都市のプライドを感じます。日本の首都圏でも導入される予定のもので、先取りと言えるかも。
　券売機もだいぶ簡素化できるはずなのに、券売機は相変わらずでかい(笑)。あの中には何が入っているのか。相変わらずのナゾです。

　１６８階段を昇降していた、日本の嘉穂製作所製モノレールは、定期点検をクリアできずにそのまま廃止へ。今は線路まで撤去されてしまいました。
　2024年夏には斜行エレベーターとして復活する予定とされていますが、春の段階では工事している様子は見られず、どうなることやら。無機質なエレベーターではなく、モノレールのように親しまれる「乗り物」になってほしいです。