すぶたさんのクチコミ(63ページ)全3,773件

蔦が絡まる美しい建物で、記念撮影にお勧めです。
壁に表示があったので見てみると、倉敷紡績の工場時代に使われた鉄鈴の説明板でした。
工場時代は蒸気を使って始業終業を知らせる鉄の鈴を鳴らしていたそうです。
内部に入ると５月でも外は暑かったのですが、
クーラーをかけていないのにひんやりとして気持ちよかったです。

岡山県の名産品であるイグサを使った製品が実演販売されており、
きれいな模様の茣蓙に見入ってしまいました。
茣蓙の織機も展示しており興味深かったです。

倉敷観光で外せないスポットで、
宿泊しなくてもホテルのダイニングを利用したり、
結婚式や宴会などでの利用も多いです。

もともとは倉敷紡績の工場だったのをホテルや結婚式場へ転換しました。
敷地内には倉敷紡績の歴史を伝える記念館や、
ギャラリーのアイビー館などの施設もあります。
中庭にはモネの睡蓮もあって見どころいっぱいでした。
こちらで、倉敷や岡山県のお土産も販売していて便利です。

今回、ＪＲ西日本の企画切符「岡山・倉敷ぐるりんパス」を利用したので、
こちらの入場券も付いていました。
大原孫三郎の執務机や、機織、糸紡ぎ機など、
昔話に出てきそうな道具も展示されており倉敷紡績の記録が見れました。
また、昭和天皇が皇太子のころに、
倉敷を訪問した時の写真など珍しい資料も展示されていました。
学校の授業では大正時代はあまり習わなかったので興味がわきました。

また、一般的な工場の女工さんの、
就職～仕事～給料日～余暇～見合い～結婚の人生すごろくなどもあって
当時の時代背景がうかがえて面白かったです。

現在、倉敷アイビースクエアがあった場所は江戸時代、
天領だった倉敷の代官所がありました。
代官所の周囲は内濠が囲んでおり、現在の西門辺りは井戸もありました。
（井戸は現在も残っています）

明治時代になって廃藩置県によって「倉敷県」が置かれますが、
廃県となり放置された場所に倉敷紡績が工場を建てました。

現在の内濠は一般的なお城の内濠と様子が違い、
気づかずに通り過ぎる人が多いです。

私も洋風の壁に囲まれた内濠を見てイメージがわきませんでした。

倉敷美観地区からアイビースクエアへ行こうと歩き、
西門から入りました。
倉敷アイビースクエアというと洋風のイメージでしたが、
倉敷代官所跡の石碑があったり、和風の井戸があったりと？と思いました。
江戸時代、倉敷は天領地でここは代官所が置かれていたんですね。
水道がなかった時代、井戸は重要な施設でした。
明治になって倉敷紡績の工場が建設されましたが、
この井戸は大切に保管されたそうです。
なお、説明板にはこのように記されていました。

関ヶ原より３００年。倉敷代官所にありて政治と教学の心を洗い、
波倉さかえゆく街のたたずまい水かがみとうつして今につたう。
遠州の井、鶴形の井とともに倉敷三つの名井とぞいう。
ほりぬきの　粋に威厳のしのばれて　しばし見ほるる　代官の井戸　　
黒川　真克

倉敷アイビースクエアは倉敷紡績の工場跡地に建てられました。
しかし、西門周辺は和風建築の建物が目立ちます。
なぜかな？と思ったら、江戸時代の倉敷は天領地で、
この地は代官所があったそうです。
倉紡記念館や井戸、内濠などの意向にその名残がうかがえます。
石碑がありますが、ほとんどの観光客は気に留めずに、
中庭の方に進んでいきます。
江戸時代から明治になって文明開化を感じました。

倉敷アイビースクエアに行ったところ、睡蓮が池にあって錦鯉も泳いでいました。
帰ってから調べると、フランスのジヴェルニーから渡ってきたモネの睡蓮が、
大原美術館へ譲渡されたそうです。
その水連が増えたので、今度は倉敷アイビースクエアにも株分けされました。
まだ、株分けされてから年数が経っていないせいか、
規模は小さく池の前面には広がっていません。
しかし、きれいなピンク色の花が咲いていて楽しめました。
これからどんどん増えていくとよいなと思いました。

倉敷アイビースクエアの門の写真を撮ろうと思って、
道路を渡るとこの稲荷社がありました。
藤棚があった近づくと、倉敷市の市花は藤、市木はクスノキ、
市鳥はカワセミと説明板がカラーでありました。
藤の季節には綺麗な花を咲かせるだろうなと思いました。
もともと、この辺りには倉敷城があったそうです。
城主の小野好信が小野家の氏神として伏見稲荷神社を勧請し、
城山稲荷神社（城山稲荷大明神）としました。
江戸時代になると、倉敷は天領になり、倉敷城は廃城になりました。
しかし、この稲荷社は残りました。
洋風のアイビースクエアの門の前に、
和風の稲荷神社があるのが面白かったです。

ＪＲ倉敷駅と倉敷美観地区の間にある倉敷本通り商店街添いにあるお寺です。
浄土宗のお寺で一般公開はされておらず、
門の前には木の行き止まりが置いてありました。
ホームページを確認したところ、倉敷でも最も古いお寺なんだそうです。
また、天皇所縁の菊の瓦紋が目印の門構えをくぐり、
まっすぐ進むと 今度は寺名である「誓」の文字が瓦に彫られているそうです。
拝観料を払っても見学したかったです。残念！

営業を2016年（平成28年）3月18日で終了した
中国銀行倉敷出張所の建物の前にあります。
もともとは倉敷紡績の大原財閥の大原孫三郎が、
音楽図書館建設のために寄付した1000万円によって建築されました。
すっきりとした外観ながら、
女性らしい雰囲気で和洋折衷な倉敷の街並みに溶け込んでいました。
入口の木製の扉がきれいな飴色に変わっていて、
地元の人に愛された施設だと感じました。

残念ながら平成28年（2016年）3月18日をもって、
営業は終了しており内部の公開はされていません。
外側から見ただけですが、ステンドグラスや建築様式が素敵でした。
このような歴史ある銀行跡の建物は、
神戸や函館ではカフェへの転用がされています。
ぜひ、後世に伝えるためにもカフェやレストランに転用してほしいです。

倉敷本通りの林源十郎商店の向かいにある
アクセサリーや染色商品を扱っているお店です。
エスニックな商品も多いので面白いです。
ちょっと変わったデザインのアクセサリーがほしい人に良いですね。
２階の丸窓が特徴的ななまこ壁の外観が印象的です。
購入した商品は有料ですが、
発送もしてくれるので気に入ったものがあればお買い得です。

カフェや雑貨屋さんの林源十郎商店はもともと、倉敷で唯一の薬屋さんでした。
1964年（昭和39年）2月には称号が株式会社林薬品に変更され、
1997年（平成9年）10月には、他の二社との合併によって、
株式会社エバルスとなり本社も広島市に移ってしまいました。

林源十郎は倉敷紡績で有名な大原財閥の大原孫三郎や、
明治期の慈善事業家で岡山孤児院を創設した石井十次と共に、
倉敷市や岡山県の発展に貢献しました。
林源十郎の功績をたたえて記念室が作られました。

林源十郎商店の２階にあって、無料で見学できます。
大きな展示室ではありませんが、昔の薬の包装などが面白かったです。
お店に立ち寄ったら見てみたらよいと思います。

倉敷美観地区から駅の方に向かって徒歩５分の
倉敷本通り商店街にある雑貨屋さんやカフェなどが入ったお店です。
もともとは林源十郎商店という、倉敷で唯一の薬屋さんでした。
店内には可愛らしい商品がいろいろあって見ていて楽しいです。
しかし、お皿や布製品などは少し高めだと思いました。
結局、何も買わずに屋上へ上がって外を眺めました。
高いところから見る美観地区は屋根がきれいでよかったです。

なお、店内に「林源十郎商店記念室」も併設されていて無料で見学できます。
昔の薬なども展示されているのでのぞいてみましょう。

ガイドブックにも必ず載っている果物を使ったパフェが人気のお店です。
土日祝の午後からはかなり混雑していると、
クチコミにあったので５月の平日の13:30頃に訪問しました。
２階のカフェで食べる場合でも１階で注文と支払いを済ませます。
フルーツゼリーなどのお土産屋さんも兼ねており、
かなり狭くてお客さんがたくさんいたら渋滞しそうです。

２階のカフェへは狭い階段を昇らないといけないので、
車いすやベビーカーは難しいです。
２階は外を見ながら食べられるカウンター席、丸い相席の大テーブル席、
四角い４人掛けのテーブル席がありました。

注文した品は店員さんが運んでくれますが、
お冷や紙ナプキンなどは自分で取るセルフサービスです。

今回は早生桃パフェとせとかオレンジのパフェを注文しました。
パフェの種類によって値段が違います。
パフェの他にもジュースやジェラートがあるので、
おなかの具合によって選べます。

パフェのアイスクリームは普通の仕入れ商品ですが、
フルーツはさすがにおいしかったです。

お土産にはスティックゼリーを買いました。
最初からセットになっている商品もありますが、
どれも白桃や黄桃が入っています。
バラ売りもあるので、桃アレルギーがある友人へのお土産は、
頼んだら袋に入れてリボン掛けもしてくれました。
色々な味があるのでお勧めです。

私たちが帰るころにはお客さんが並んでいたので、
早い目にお店にいくのをお勧めします。

倉敷美観地区の倉敷考古館の隣にあります。
なまこ壁の土蔵を利用したお店で、入口は四段ほどの階段があります。
店内は少し照明を落としていますが、いろいろな豆製品が置いてあります。
嬉しいのは自由に試食できて店員さんがしつこく寄ってこないので、
気に入った味を見つけられます。
甘い衣をまとった豆や辛い味の豆など種類が豊富ですが、
やはり岡山県ということで、マスカット味の豆が１番おいしかったです。
お値段も手ごろでお土産にぴったりでした。

この旅館が経営しているお食事処の鶴形でランチを頂きました。
鯛茶漬定食を頂きましたが、おいしかったです。
隣の旅館の様子を伺ったところ、玄関にきれいな花が生けられてあり、
簡素ながら好もしい印象を受けました。
江戸時代の八代将軍徳川吉宗公の時代に建てれた町屋なんだそうです。
天領だった倉敷は大変栄えたそうですよ。

また、倉敷を訪問したらこちらに泊まりたいと思いました。

美術品ではなく実際に生活に根差した民藝品が所蔵されています。
絣など着物好きな方、焼き物が好きな方、ガラスが好きな方と、
色々な品が所蔵されているので見ていて飽きません。
美術品ではないので、きらびやかな品はありませんが、
逆に今の生活で使っても飽きのこない品々が多いなと思いました。
倉敷川添いに建てられた日本家屋は周囲の景色に溶け込み素敵な雰囲気です。
倉敷は急いで観光するのではなく、
じっくりと街の雰囲気と民藝品など文化面でも楽しみたいと思いました。

倉敷川の川舟流しの乗り場おより少し下流に、
石がベンチのように並んでいる場所があります。
よく見ると「倉紡製品原綿積み降ろし場跡」刻まれていました。

1889年（明治22年）に江戸幕府の代官所跡に倉敷紡績工場が建設され、
倉敷紡績工場への原料や製品などの積み降ろしが行われていた場所です。
アイビースクエア西門（旧倉敷紡績工場）から正面に位置していて、
便利に原材料の積み降ろしが出来るようになっています。

道路が整備された現代では川を使っての貨物の運搬はなくなりました。
現在は観光用の川になっている倉敷川ですが、
江戸時代～明治時代～大正時代と水運という役割があったんですね。

水都大阪から旅行で来たので納得しました。

倉敷美観区に流れる倉敷川に架かる今橋のたもとにある住宅です。
倉敷紡績などを所有する大原財閥の住宅で、
国の重要文化財に指定されています。
残念ながら公開はされていないので、内部の見学はできません。
しかし、外からでも掃き清められた敷石など保存状態はよさそうです。
横手のなまこ壁も美しく、お土産屋さんなどとは違った風格があります。
外側だけでもしっかりと見学しましょう。