RON3さんのクチコミ(48ページ)全4,330件

今から100年以上前の1916年（大正5年）に、内子の商家の有志、旦那衆が建てた劇場で、木造2階建て、瓦葺き入母屋造りで、回り舞台や花道、升席があります。
人形浄瑠璃、歌舞伎、芝居、その他に使われてきたとか。
内子という小さな町の小さな劇場かと思いきや（いや、失礼！）、全景がカメラに収まらないほど大きいです。
瓦屋根の上に招き猫ならぬ、「招き狐」のようなものがついていて珍しく、可愛かったです。

階段を上って玄関から入る構造が、何やら警察っぽいなと感じていたら、やはり1936年（昭和11年）に建てられた旧内子警察署の建物でした。
ロビーの吹き抜けの空間はとてもお洒落で、警察ということはすぐに忘れました。
2階の広いスペースのガラスケースには、スタジオジブリ美術スタッフが内子で研修合宿をして描いた絵が展示されていて、すごく綺麗でした。

白い漆喰の壁と、窓が縦長で上方がアーチ形になってて、どう見ても洋風の建物です。
でも屋根や、入口の上に瓦屋根がついていて、和風です。建物の土台は石垣風です。
明治のフランス風小学校の外観を再現して、1983年（昭和58年）に建築されたもの。
現在は児童館として利用。
良い雰囲気です。

店内に入るとセンサーで反応して、番頭さんらの人形が話しかけてきます。その表情や動きもとてもリアルです。
並んでいるレトロな薬袋も昔の本物のように見えます。その横に「PAyPay」の札を見て、「ああ、そうだ、ここは有料の博物館なんだ」と気づきます。
1921年（大正10年）頃の薬屋を再現している博物館です。

内子の古い街並みにふさわしい、白い漆喰と瓦屋根の店構えが素敵で引き寄せられました。最初はお蕎麦屋さんかと思いましたが、最中や栗饅頭が名物の和菓子屋さんでした。
『栗饅頭』（120円）をひとつ購入して、店内で食べさせていただきました。
中はしっとりとして上品な甘さで、とても美味しかったです。

明治40年（1907年）頃に建てられた旧内子銀行の外観を模して、昭和60年（1985年代に建て替えられた建物で、現在は伊予銀行内子支店として、営業しています。
内子銀行から大洲銀行、伊予合同銀行に変わって、その後伊予銀行に改称したそうです。
JR内子駅から刊行する場合と、車で訪れて内子町並駐車場から観光する場合のちょうど曲がり角に当たります。

創業明治26年、昔ながらの伝統的な製法で手間ひまかけて味噌、醤油、柚子ポン酢などを製造・販売しているお店です。
大きな看板には「森文醸造株式会社」と書かれています。
店頭で『おいしい酢卵』の無料試飲を勧めていました。卵が丸ごと使われていたり、アセロラ、ハチミツなどが原料で、健康に良いんはわかります。水で薄めてあって飲みやすいです。

内子の町並みの建物の中では非常に古く、江戸時代、1793年（寛政５年）築の商家を修理・復元された建物です。
大戸や蔀戸によって、全面的に開放できる町屋の構造になっています。
箱階段や、展示されているお膳、食器を見ても、歴史が古く、良い町屋だったことがうかがえます。

「内子八日市・護国地区町並み」で最も古い建物のひとつで、重要文化財に指定されています。
江戸時代末期に建てられたもので、明治時代は藍作りや染物商、その後大正初期までは生糸製造を行っていたらしい。
白い漆喰壁に「虫籠窓」があったり、1階の「蔀戸」は、開放して「店」として利用された商家独特の構造も見られます。

「内子八日市・護国地区町並み」で、最低3つは見るべき観光スポットをあげると、上芳我邸、本芳我家住宅、内子座です。
この中で歴史的に一番重要なのは本芳我家で、江戸時代から大正時代に木蝋生産で内子が栄えた商家です。
上芳我家、中芳我家、下芳我家はその分家です。
内子座は、大正時代になってから、繫栄したまちの旦那衆たちが建てた劇場です。
本芳我家が一番最初に栄えなければ、今の内子のようにはなっていなかったのかもしれませんね。

「内子八日市・護国地区町並み」の中にある旧家です。
暖簾の「〇」だけではわかりにくいですが、明治・大正時代に内子最大の製蝋業者だった本芳我家の分家のひとつで、現在は製蝋業はやっていなくて、古民家を利用したゲストハウスになっています。

内子が江戸時代から大正時代まで非常に栄えた一番大きな理由は木蝋の製造で、その中心は本芳我家や分家の上芳我家などによるらしいです。
現在も明治時代の釜場、出店倉、物置、土蔵などを、上芳我家の木蝋資料館で見ることができます。木蝋の製造過程や当時の生活をうかがい知ることができます。

町並みのミニチュア模型や伝統的な大工道具なども展示して、町並保存事業の取り組みや歴史、建物の構造や大工道具などが展示されています。
建物には、江戸時代後期の町屋の「大戸」と「蔀戸」の工夫で、敷地の間口が狭いのを開放的にする工夫がなされています。

内子の町並みは、江戸時代から大正時代に木蝋生産で栄えた商家を中心に、味噌や醤油の醸造所、竹細工の工房、古い商店などが残されています。
特に内子最大の製蝋業者だった本芳我家をはじめとして、上芳我家、中芳我家、下芳賀家といった4軒の芳我家の建物は圧巻で、伝統的な漆喰や、鏝絵などを残していて、立派です。
また、この町並みには電柱や電線がなく、興ざめすることがありません。そこまで徹底しているのが素晴らしいです。

道後温泉本館などに近い交差点にあります。
歴史ある道後温泉の引き湯の大浴場があります。
2階のイタリアンレストラン「イル・ポジターノ」は、ピザ世界選手権で世界一になったピザが食べられるお店で、ミシュランガイド愛媛にも掲載されたお店です。ピッツァとちりめんパスタを含むコースでいただきました。とても美味しかったです。
ロケーション、温泉、料理の3拍子がそろっています。

温泉街として歴史が古い道後温泉の引き湯の大浴場がある『和』の要素と、英国調のシックな建物や施設・調度品、それにスタッフの対応など、『洋』とのギャップがすごくありますが、それが楽しくて、とても良かったです。
朝も温泉に浸かってから、英国調のレストランで「和定食」の朝食をいただいて、食後にコーヒーをいただきました。滞在中、この『和』と『洋』の両方を味わえて、良かったです。

創業395年の歴史ある老舗旅館で、夏目漱石も利用したことがあって、皇室御用達の宿です。敷居が高すぎて、自分には居心地が悪いかなと心配をしましたが、そんなことはなく、とても居心地が良かったです。
部屋食でいただいたお料理はどれも美味しいし、部屋の檜風呂にも道後温泉が引かれていて、感動しました。
どの部署のスタッフも多いように感じました。それだけ目が行き届くようにという、ホスピタリティは素晴らしいものがありました。

標高320mの山ですが、整った形が富士山に似ていることから名付けられたようです。でも、漢字と読みがちょっとだけ違います。ウ冠ではなくワ冠の「冨」を使っていて、「とみすやま」と呼びます。
大洲の町のどこからも見えますが、特に大洲城からとか、大洲で最も優れた景勝地にある臥龍山荘からも整った姿が綺麗です。

痛みが激しくなって明治時代に取り壊された天守が、2004年（平成16年）に当時のように木造で復元されて、台所櫓や高欄櫓が、L字型に繋がっています。
4層4階の天守から望む大洲の光景は素晴らしいです。
「大洲城キャッスルステイ」という木造復元天守に泊まる城泊も日本で初めてスタートして、興味深いです。

国指定重要文化財の「大洲城台所櫓」「大洲城高欄櫓」、それに天守と多聞櫓を含めた公園全体のことで、「日本の歴史公園100選」に選定されています。
本丸だけでなく、二の丸御殿跡と井戸丸跡の間からだと、天守と比較した石垣の大きさも良くわかって、良いフォトポイントです。
そこにはカフェやトイレもあるのも、お薦めの理由です。