masa8982さんのクチコミ(46ページ)全1,142件

那智駅直ぐにある古刹です。小船に乗って南方浄土を目指す補陀洛渡海というのがありますが、その拠点だったお寺です。世界遺産にも認定されています。補陀洛渡海は井上靖氏の作品でも使われているほか、色々な作品で紹介されていますね。
世界遺産ということで期待して行くと、結構肩透かしを食います。立派な山門があるわけでもなく、遊具のおかれた駐車場があり、そこから本堂のある境内が続いています。特に仕切りもありません。境内も狭く、昔は大伽藍があったそうですが、今は本当にどこにでもある街中のお寺です。補陀洛船も置いてありますが、それほど大事にされている感じもあまりありません。隣に熊野三所大神社がありますが、これは寺の一部なのかな？　良く判りません。
と、あまり評価できないコメントを書いていますが、やはり世界遺産ですし、歴史的にも意義のあるお寺ですし、手軽に見られる施設でもあるので、熊野詣の一部として、一度はご覧になることをお勧めします。

JR紀勢本線の駅です。こちからから熊野那智大社までのバスが出ており、那智大社の門前駅となります。
那智大社への門前駅ではありますが、無人駅です。特急も停まりません。上りも下りも1時間に1本程度しかありません。なので、交通機関として利用している方は少ないと思います。ですが、こちらは駅だけでなく色々な施設が併設されています。道の駅や温泉施設、世界遺産情報センターなど、観光施設が充実しています。営業時間等は那智勝浦町のホームページ（http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/info/info.aspx?info_id=19241）に掲載されています。詳しくはそちらをご覧下さい。駅としてではなく、観光施設を利用する為に訪れると良いかと思います。

熊野本宮の直ぐ近くにある、和食専門のレストランです。本宮から道沿いに南へ行くとホームセンターのコーナンがありますが、その手前にあります。コーナンを目印にして行けば、直ぐに判ると思います。
こちらは熊野牛を使った肉うどんや牛丼が売りのようですが、熊野牛は土産に購入したこともあって、かき揚げうどんとサンマ寿司を頼みました。あわせて\1,500はしなかったと思います。写真を見てもらえば判りますが、かき揚げが大きく、満足の行くボリュームでした。サンマ寿司も初めて食べましたが、これはこれで美味しいと思います。ただ、〆鯖とかコハダといった青魚を酢で〆たものが苦手な人はダメかもしれません。テーブル席や座敷もあり、家族連れでも利用しやすいと思います。

熊野本宮と道を挟んで向いにある、熊野本宮の旧社地です。本通の大鳥居を背にして道を渡り、細い路地を入っていくと田圃の真ん中に巨大な鳥居がそびえているのが見えると思います。そちらが大斎原です。看板も出ていますから、迷うことは無いでしょう。
最近はパワースポットとして人気のようですが、私は桜の名所で昔の本宮があった場所、ということで見に行きました。雨模様でしたが桜は見事で、楽しめました。ただ、近くまで行くと大鳥居と桜を一緒に見るのは難しいので、遠景から眺めるのをお勧めします。また、森の中の参道を行くと過去に社殿があった場所に出られますが、こちらには石造りの小さな祠が建てられています。元々あった中四社と下四社を祀ったものです。折角熊野本宮まで行くなら、こちらにも参拝しては如何でしょう。

熊野三山の中では一番行き難い神社でしょう。紀伊田辺駅や那智駅、新宮駅からバスも出ていますが、かなり本数は少ないです。こちらのページ（http://www.hongu.jp/access/）で調べれば判りますが、路線バスを使うと1日がかりになります。レンタカーを借りるなりして、車で行った方が良いでしょう。ただ、熊野古道をトレッキングして参拝したいなら話は別で、一番熊野古道を楽しめる神社だと思います。
大鳥居を潜ると石段が続き、その先に拝殿や社殿があります。拝殿も立派ですが、やはり本宮や結宮、若宮、満山社などの社殿が素晴らしいです。苔むしていて非常に歴史を感じさせます。実際には明治時代に再建されたものなので、それほど古くは無いのですが、周りの景色や熊野の名前もあり、非常に厳かに感じます。やはり、古くから皇族や貴族が詣でて来た神社ですし、一部の方はパワースポットとして注目しているようですから、何か神秘を感じさせるものがあるのでしょうね。私は不信心なので、歴史の方にしか興味がありませんが。
参拝も順序が決まっていて、本宮、結宮、若宮、満山社の順で参拝するそうです。確か、社務所に辺りに案内が出ていますから、そちらを見ておくと良いでしょう。
因みに私が訪問した際は、ちょうど木苗祭をやっていました。おかげで、本宮の門を開けているところと、奉納のお神楽を拝見できました。

熊野本宮の大鳥居を潜ると左手側にあります。コンクリート打ちっ放しのモダンな建物なので、直ぐに判ると思います。
こちらはもうで餅を製造されている珍重庵さん直営の茶店で、中ではもうで餅の他、麺類などの簡単な食事もとることが出来ます。私は参拝前にこちらでもうで餅とお茶のセットを頼み、一服しました。もうで餅がどんなものかは珍重庵さんのホームページをご覧ください。参拝を終えた後、大斎原へ行く前に一休みしている方も多かったですね。物凄く美味しいものが食べられるわけではありませんが、参拝の前後に一服する為の茶屋としては重宝すると思います。
なお、もうで餅はこちらの店舗か、速玉大社の神門前の出店、那智大社の珍重庵店舗でしか購入できません。ご注意を。

熊野三山の一つで、唯一街中にある神社です。新宮駅から歩いても行けますし、バスも結構頻繁に出ているので、熊野三山の中では一番行き易い神社です。
こちらの建物は朱塗りの新しいもので、歴史を感じさせるものではありません。ですが、神門に取り付けられた巨大な注連縄が雰囲気を感じさせます。神門を潜ると神域に相応しく、厳かな空気が流れています。有名観光地でもあるので外国人の方も多いですが、騒いでいる人は居ません。やはり、この雰囲気に影響されているのでしょうか。
参拝を終えたら、神宝館に行ってみてください。下手をすると電灯もついていないので非公開かな、と思ってしまいますが、受付の方に見学したい旨を申し出、拝観料を払えば明かりをつけてくれます。内部は何となく雑然とした雰囲気ですが、奥に行くと国宝・重文が山のように展示されています。入口付近の徳川吉宗奉納の太刀など大した価値は無い、と言わんばかりのものが並んでいます。速玉大社に参拝されるなら是非訪問してください。

徐福公園の西側の道を真っ直ぐ北上し、天理教会が見えたら左手側の坂道を登って行きましょう。そのうちに石垣が見えてくるので、そちらが新宮城跡です。バス停もありましたが、私は歩いていったので路線や時間等は判りません。バスで行く場合には事前に調べて行くと良いでしょう。なお、坂を越えて下った先にも入口があります。私はそちらから入りました。
城跡なので建物は残っていませんが、本丸や鐘ノ丸、松ノ丸、出丸の石垣が残っており、戦国・江戸期の雰囲気を今に伝えています。こちらは桜の名所としても知られているらしく、桜の時期は桜祭りが開催され、ライトアップなどもされているようです。私が行ったときは雨模様でしたが、桜はちょうど満開でした。天気の良い日なら熊野川、熊野灘の景色も楽しめるようなので、好天の日に行かれることをお勧めします。

新宮駅から北東に向って住宅地を歩いていくとポツンとある神社です。住宅街の中にあるので、回りにも目印となる建物がありません。行く場合は事前に地図で場所を確認してから行った方が良いでしょう。
それほど広い神社ではありませんが、創建は古く、第5代考昭天皇の御世だそうです。神代の話なので事実ではないでしょうが、古文書にも熊野権現が神倉山に降りた後に移った場所として記録されており、境内から弥生遺跡が見つかっているようですから、熊野三山よりも歴史が古いのは事実のようです。
社殿も拝殿も朱塗りで美しく彩られていますが、他には摂社、末社が置かれているくらいで、特に目を引くものはありません。新宮市立歴史民俗資料館が同じ敷地内にありますので、歴史に興味がある方は見ても良いかと。全体的に観光向けの神社ではありませんが、熊野発祥の地ですから、熊野三山を巡る前にこちらに参拝していくのも良いかと思います。

新宮駅のバスターミナル付近から辺りを見回すと、直ぐに中華風の楼門が目に留まると思います。そちらがこの徐福公園です。熊野三山のお膝元にある施設としては結構異色です。赤い鳥居とかなら違和感無いんですけどね。
もともと熊野には徐福が中国から渡来したという言い伝えがあり、その際に色々な技術も伝えられたとのことで、地元の人に慕われているということです。中は小ぢんまりとした公園ですが、徐福の像や墓、不老不死の薬にちなんだ不老の池、売店もあり、結構充実しています。あまり長居をするような場所ではありませんが、散歩がてら行くと良いのでは。

新宮駅の目の前にあるホテルです。駅の出入口からロータリー越しに見えるくらい近いです。設備は少々古いですが、部屋は広く、wi-fiも使え、洗濯機も無料で使わせて頂けました。またフロントの方が親切で、持っていった折り畳み自転車を物置に置かせてくれたり、深夜営業しているスーパーを教えてくれたりと、非常に助かりました。豪華なホテルを期待している方には向きませんが、交通の便と価格を重視される方にとっては最高の宿と思います。

紀伊田辺駅の目の前にあるラーメン屋です。ちょうど紀伊田辺の乗り継ぎで40分以上時間が空いたので、夕食を取ろうと思い行きました。
どうみてもチェーン店ですが、逆に安心感があります。飛び抜けて美味しいものは食べられないかも知れませんが、チェーンであれば万人受けする味のものが食べられます。そういった意味では、特にリサーチをしていない土地で食事を取るときは重宝すると思います。
実際、味は平均的なものでしたが、価格の割りにボリュームが凄かったです。ラーメンとから揚げのセットを頼みましたが、大盛りのご飯とたっぷりのから揚げ、ラーメンがセットになって確か\900くらいだったと思います。駅の近くで手早く、ガッツリと食べたい方にはお勧めです。

安珍・清姫の伝説で有名な古刹です。能、歌舞伎の演目にもなっていますので、名前は知っている、という方は多いと思います。JR紀勢本線の道成寺駅から歩いて5分程度の場所にああります。ですので、駅からの便は良いのですが、道成寺駅に停まる列車が1時間に1本程度しかありませんし、特急も停まりません。ご注意ください。
文武天皇勅願所とありますから、創建は相当古いのだと思います。歴史があるだけあって、伽藍も大変立派です。中世の頃のものは本堂だけのようですが、仁王門や三重塔、十王堂、護摩堂なども見事なものです。また、縁起堂では御住職による絵解き説法を聞くことも出来ます。このような説法を聞く機会はなかなか無いと思うので、行かれたら是非申し込んでください。なお、安置されている仏像も国宝や重文ばかりですので、わざわざ足を伸ばす価値は十分にあります。

餡珍・清姫の伝説や能・歌舞伎で有名な道成寺の最寄り駅です。無人駅なので設備は殆ど無く、待合室に切符の自動券売機と飲料の自動販売機が置いてある程度です。こちらに入っているのはJRの紀勢本線のみで、上りも下りも大体1時簡に1本程度です。
道成寺はこちらから歩いて5分程度の場所にあるので、列車で道成寺へ行くなら便利な駅です。駅周辺は賑やかとは言い難いですが、道成寺方面に歩いていけば幾つか食事処や土産物屋もあるので、食事や買い物も出来ます。ただ、列車が頻繁にあるわけではありませんから、事前に時刻表を確認した上で利用すると良いでしょう。

和歌山市の南、名草山の中腹にある古刹です。大津に三井寺がありますが、そことは何の関係も無いようです。あちらは天台宗、こちらは真言宗と、宗派も違います。行き方ですが、JRの場合は紀勢線の紀三井寺駅に行き、東口から歩いて10分程度で着きます。バスの場合はJR和歌山駅から40系統、42系統、43系統で44系統で紀三井寺バス亭で降り歩いて行きます。ただ、バス停は熊野海道沿いにあるので、賛同までの道が判り難いかも知れません。
入口の楼門を潜ると231段の階段が待っています。ただ、こちらは桜の名所100選にも選ばれていて、桜の時期なら桜を愛でながら階段を上れますから、それほど苦にはなりません。但し、夏場とか冬場は結構苦行かも知れません。どちらにしても階段を231段上っていくことには変わりないので、ご自分の体力と相談しながら上ると良いでしょう。
境内はさほど広くありません。目を引くのは本堂、六角堂、仏殿、多宝塔くらいだと思います。ただ、適度に桜が植えてあり、どの建屋も桜と一緒に見ることができます。特に仏堂は桜に囲まれていて、しかも3階のテラスから和歌浦まで一望できます。有料ですがお勧めです。

海禅院多宝塔のある妹背山の海岸沿いにある建屋です。バスを使う場合、不老橋や玉津島神社前のバス停で降りれば直ぐです。
こちらの建物は元々は海禅院の一部だったようです。ただ、残念ながら海禅院で往時のまま残っているのは多宝塔だけなので、当然再建されたものです。徳川時代は海上に建つ水上楼閣だったようですが、現在はコンクリート造りの無味乾燥なものになってしまっています。
妹背山自体、徳川時代は鎌倉の江ノ島、広島の宮島と並び称される景勝地だったそうで、景色を楽しむ為に建てたのでしょうね。ですが、今は対岸の紀三井寺を見ても手前のビルが気になってしまい、景色を楽しもうという気には成れません。まぁ、和歌浦観光の一環で行ってみる、程度でいいのではないでしょうか。

和歌川の河口に位置する妹背山にあるお寺です。玉津島神社や不老橋の近くなので、バスを使う場合は不老橋バス停や玉津島神社前バス停で降りると良いでしょう。
妹背山は島になっているので、橋が架かっています。この橋は徳川時代に作られたものだそうで、作った当時のまま残っているそうです。寺自体は紀州家初代藩主である徳川頼宣の生母であるお万の方が創建したもので、徳川時代には立派な唐門や拝殿があったようですが、明治維新後に没落し、現在は多宝塔しか残っていません。ただ、多宝塔は創建当時のものがそのまま残っており、歴史の古さを感じさせるものです。和歌山市内の古い建築物はこちらと和歌浦天満宮しかありませんので、その点でも貴重なものと思います。古いお寺や神社が好きな方は、是非行ってみて下さい。

和歌浦にある石造りのアーチ橋です。玉津島神社、鹽竃神社の目の前にあります。ですので、それらの神社とセットで見るのが良いでしょう。
江戸時代に架けられた橋で、当時の建築としては珍しいものだそうですが、現代人の目から見ると、ふーん、という感想しか出てきません。造形が綺麗なのは認めますが、現代人の価値観からすれば石造りのアーチ橋が珍しいということは無いので。建築的な視点でみれは非常に価値のあるものだとは思いますが、観光目的にするものでは無いという気がします。まぁ、和歌浦を散歩がてら、渡ってみるくらいで十分ではないでしょうか。

和歌浦にある古い神社です。とは言っても、現在の社殿は建て直されたもののようで、歴史を感じさせるものではありません。行き方はバスを使うのが良いでしょう。和歌山駅からなら24系統、和歌山市駅からなら4系統に乗り、目の前にある不老橋バス亭で降りてください。
元々は天照大神の妹に当たる稚日女尊が御祭神だったようで、神代の頃から続く神社のようです。その後に神功皇后なんかが合祀されていますから、本当に古いのだと思います。ただ残念ながら、境内を見渡してもそのような歴史の古さを感じさせるものがありません。唯一そのようなものを感じさせるのが、神社の裏手にある奠供山です。こちらは聖武天皇が行幸した際、その景色を称えた場所なのだそうです。古代史が好きな人なら行く価値はあると思いますが、興味が無ければわざわざ足を運ぶ必要は無いかと思います。

和歌山市内の東照宮です。和歌浦天満宮の隣にありますので、行き方は和歌浦天満宮同様にバスかタクシーをお勧めします。バスなら30系統、32系統の循環線で権現前か大道町で降りると便利です。因みに、和歌浦天満宮から山伝いに行くことはできません。
御三家のお膝元にある東照宮ですから結構期待して行ったのですが、少々期待外れでした。参道は雰囲気があるし、楼門までの侍坂も期待を盛り上げてくれたのですが、境内は小ぢんまりとしていて、唐門と拝殿が目を引くくらいで拍子抜けしました。あと目立つのは社務所と神輿舎くらいしかありません。大昔には三重塔もあったようですが、今では礎石しか残っていません。社務所でお願いすれば拝殿の見学をさせてくれますし、左甚五郎の彫刻や狩野派の絵も拝観できますが、正直、日光や久能山の東照宮と比べると一段落ちる、という感じが否めません。
お祭りの際には侍坂を神輿が下りてくる光景が見られるようなので、その時期を狙って行くのが良いかも知れません。