kikoさんのクチコミ(301ページ)全6,364件

　私たちはゼーフエルトからゼーフェルダーヨッホ展望台（２０６４?）まで行くために初めにケーブルカー、そしてロスヒュッテ（１７６０?）で乗り継いで、このゴンドラにのった。小さいので１０人も乗ればいっぱいになりそう。冬場はスキー客で一番賑わうようだ。
　ケーブルカーの方にも書いたがゼーフェルトのケーブルの乗り場（Ｖalley Statioｎ）から展望台まで通しの料金が往復で２０．５ユーロ。二つを乗り継ぐだけで、チロルのハイキング気分が味わえるのがよい。

　普通は展望台から又、戻りのゴンドラに乗って帰るのだが、私たちは歩いて降りることにした。広い道はないが細い遊歩道があって、登ってくる人もいた。かなりきつい斜面もあるが、途中チロルの花々をながめられたし、ゴンドラも見えたし、満足のチロルの山歩き体験になった。

　

　ゼーフェルトの駅（標高１１６０?）の賑やかな街とは反対側から２０分ほど歩くとこのゼーフェルダーバーンの乗り場がある。ここから上がっていく先は標高１８００?のロスヒュッテまで。ロスヒュッテにはレストランがあり、のんびりチロルの空気を吸いながら食事も出来る。
　ここから先は２つのコースに分かれたてロープウェーがあるので乗り換える。
料金は私たちが目指したゼーフェルダーヨッホの展望台まではケーブルカー＋ロープウェーの料金は往復で２０，５ユーロ。
　明るいブルーの車体で下の部分が赤の明るい登山電車。ここまで来る人はそう多くないのか、結構すいていたので、ゆっくり山並みや花々を眺めながら上った。



　

　タキシム広場からイスクラル通りを先まで歩いていくと、その後は坂道を下ってガラタ橋方面に下りていくことになる。坂道は結構急なのでそこを歩かずに済ませるためにはこのテュネルが便利だ。たった一駅（テュネル広場←→カラキョイ）所要時間２分ながら、ひんぱんに出ていること、料金が安いことなどから乗車をおすすめしたい。特にガラタ橋を渡って新市街に入る時は坂を上るので結構きついので。
　１９世紀半ばに出来たという歴史のある乗り物で、登山電車のような形状。世界一身近地下鉄として名を馳せている。

　タキシム広場からトラムでカバタシュまで降り、そこからドルマバフチェ宮殿に歩いて行った。そのときに、手前にあったのがこのジャーミィ。宮殿と同じ設計者によるものだとか。海峡クルーズをしたときにも見えたが、その姿が愛らしい。ここの２本のミナレットはどこの物より細くて華奢。そのせいか女性的な感じがする。大きな物ばかり見ているので気持ちがどこかほっとする。
そばには船着き場があり、ここからもウスキュダラに行くことが出来るので、１度利用してみた。

　１０日間でトルコ旅行を考えた。トルコ各地を回る選択ももちろんあるが、イスタンブールにだけに絞った。
　旧市街に４泊、新市街に４泊の計８泊イスタンブールだけ。結論、大好きな街になった。
　泊まる場所をどちらか選ぶならやはり旧市街だ。それだけ見所が多いから。
　旧市街の私たちのホテルはピポドロームそばだったのでこの歴史地区のたいていの所には徒歩で行くことが出来た。ブルーモスクにも２回入った。夜と昼とでは印象が違う。建物の内部を見るのも良いが、その場所の立っているところを知り、周りを散策し、歴史を感じながらティータイムなどを持つのも旅の楽しさだ。
　長い歴史のある、見所の多い街はじっくり歩くと新たな発見がある。


　

　建物は豪華なコレクションを収蔵するには、地味な感じがした。もっと華美なイメージがあったが。もちろん中の宝物は素晴らしい物ばかり。８６カラットのダイヤや、世界最大級の３つのエメラルドの短剣の前では他の人と同様、じっと目を懲らすばかり。忘れられない煌めき。
　夫はこのエメラルドの短剣が映画「トプカプ」に登場するので特に興味深げだった。
　いずれにせよ、往時の権力者の力の大きさを示すものがたくさんあって驚くばかり。

　アヤソフィヤとブルーモスクの間にあるこの広場は気持ちの良い公園だ。私たちが訪れた４月はチューリップの花がたくさん咲いていた。余談だが、チューリップはオランダの花のイメージが強いが元はトルコが本場だそうだ。
　ここでは短い時間を有効に使おうとするためか、軽食を食べている人も結構いた。時間の余裕のある人はのんびりと、忙しい人はレストランにはいるなどせず、観光の合間にこうしたところで手軽にランチを済ませるのも手だ。
　
　人が多いところには客引きも多い。「絨毯見ない？」などと巧みな日本語で話しかけてくる人も多い。歩いていると話しかけながら付いてくる場合もあるので、興味のない時はキッパリ断ることが大事でしょう。ちなみに私の印象ではトルコの人は優しい好印象の人が多い気がします。（でも断るときは曖昧にせずに）
　

　ビザンチン帝国の最期の防衛線。オスマントルコの軍勢をこの城壁で支えようとしたものの、落城。ローマ時代の幕が下りた。
　今は昔の夢の跡…の城壁だが、近くに行ってみるとそのすごさが実によく分かる。内壁の厚さは５?あり、外壁の厚さは１０?もあったのだ。マルマラ海から金閣湾までの数キロに渡って続いていた砦も途中欠けて、残っている部分も今は淋しい風景だ。だが見るだけの価値はあった。

　トプカプ宮殿の奥の離れの場所。ということは、旧市街ヨーロッパサイドの一番端になる。なので何よりここからの眺めが抜群に素晴らしい。空と海のコントラスト、行き来する船、マルマラ海、ボスポラス大橋と海峡…スルタン達もここからこのような景色を味わったのだろう。いっそう旅情が、かき立てられる場所だ。

　なにしろ入り口が分からずうろうろした。エジプシャンバザールの雑貨街に入り口がある。その入り口が、“美しいイズニックタイルを持つモスク”のイメージとは全く結びつかないのでなかなか見つからなかった。ガイドブックを片手に椅子を出して座っている人に聞いてみたら親切に教えてくれた。その入り口写真がこれ。
　内部はあまり大きくはないが、とても美しい。イズニックタイルが幾何学模様や花をモチーフとして壁面や天井などに使われ、上品で深みのある空間を作りだしていた。

　このオベリクスが立つのは旧市街の中心地だ。ブルーモスクもすぐ近い。世界遺産として登録されている歴史地区の名所が集まった中でもこの場所は最も古い場所とのこと。そこに建っている３つのオベリクスの中の１つ。紀元前にエジプトに建てられたというのだから壮大な物語を感じてしまう。ここには３９０年に建てられてから幾多の歴史の変遷にも変わることなく建っているそうだ。このオベリスクは街の長い歴史を見続けたのだなーと思うと感慨深い。

　イスタンブールを旅する人なら皆訪れるところだから、とても混雑する。だから、朝一番で行く事をおすすめする。私たちが入場したときはチケットを買う列はたいして長くなかったが、出てきたときは長蛇の列だったから。
　音声ガイドを借りるとき（５ユーロだった）にはホテルのキーを保証金代わりに預けた。
　
　ここの見所はいろいろある。宝物も宮殿内部の豪華さも、ハレムも皆興味深いが、ここからの眺めも本当に素晴らしい。テラスに出て海を見渡すと旧市街と新市街、アジアサイドと海峡の全てが見渡せて、頭の中の地図と一致する。ここだけ見ても入場した甲斐があったと感じた。

　ここから５分のホテルに泊まっていたので毎日目にしながら過ごしたので、とても親しみを感じるようになった場所。
　緑の公園と青空とすくっと伸びたオベリスクが調和している。ここはローマ時代は競馬場だそうで、その後は政治的な催しが行われたり、また血なまぐさい処刑場にもなったりと長い歴史を経ている。今は平和になって観光客が伸び伸び過ごしている。
　

　タキシム広場からイスクラル通りを南に歩いていくと、中ほど右側にチェチェッキパサージュという建物がある。入り口を入ると中は広いアーケードのレストラン街。両側にびっしり店が並ぶ中を歩いていくとその先にある。ただ普通の大きな魚市場を想像して行くとちょっと違う。店の数も多くない。カラスミ（蝋でかためてある）や、黒海のキャビア、乾物的な物を売る店や、海鮮総菜等を並べている店があった。

　多分、現地に住んでいる人でも迷うのではないか？と思うほど迷路のような大きな商店街。継ぎ足し継ぎ足しでこのような仕組みになったらしい。やっぱりあっちの方がよかったなどと思ったとしてももう戻れない。
　商品は雑貨、ファッション小物、衣類、革製品、土産物、宝飾品、絨毯、骨董、何でもあれという感じ。私たちが歩いていると、「安いよ」「見るだけ」「日本人、横浜？」などと日本語で声をかけられる。日本人観光客が多いからだと思うが、かなり達者な日本語使いも居て商売熱心だ。見て歩くのは楽しいが、広すぎてちょっと疲れた。

　旧市街に４泊した後、ここで又４泊した。
　ここの気に入った点は場所がごく便利なところ。客室がゆったりしていること。ただし眺望などは期待できない。（部屋の前はよそのビル。ベランダに出たら端から少しだけだが海がちらっと見えた）。食事もまあよい方だった。
　欠点はバスがとても小さくて特に大柄な夫には不満。週末は困るほどではなかったが、外がかなり賑やかだったこと。
　総じて言えば、食事付きで日本円で１泊１万円くらいだったのでそれを考えるとまあ妥当なところかな。
　滞在中、色々な国のビジネスマン風やカップルなどを見かけたが、日本人は全く会わなかった。

　イスクラル通りを下っていくと１５分くらいで右側に有ります。中の広さに比べるとちょっと見には気づきにくいので、見落とします。入り口にはお洒落な看板が掛かっています。
　中の建物が素敵です。天井が高くアーケードのようになっていて、真ん中の通路を挟んで両側びっしりレストラン街。
　朝早く歩いたときはまだ開店前で静かでしたが、昼には大にぎわい。日本で言えば金曜の夜みたいな盛り上がり。あっちの店こっちの店で、話し声や笑い声でいっぱい。間の道を歩くのも大変なほどでした。でも楽しそうな所なので食事はしてもしなくても、是非行ってみることをおすすめします。

　海峡をまたぐこの吊り橋はどこから見ても絵になる。９日間のイスタンブール滞在中、毎日目にした。橋から、ガラタ塔から、ホテルの窓から、宮殿から、クルーズ船の上から…飽きることなく夜も昼もながめたが、残念な事が一つ。外国でもどこでも橋があったら歩いてきた。ここでももちろん歩きたかったのだが、ここは歩くのが禁止されていた。

　アジアサイドの港町。エミノニュから船で簡単に行くことができる。桟橋を渡って降りると、前は土産物屋やレストランが並ぶ。少し歩いていけばヨーロッパサイドと比べるとゆったり感のある街並みだ。ロカンタで食べたいものを選ぶが、ヨーロッパサイドよりだいぶ安いのでつい多目になってしまった。
　このあとハイダルバシャ駅にも行ったので、半日こちらにいたが、街散歩だけなら１～２時間も有れば楽しめそう。

　タキシム広場のそばに４泊したので毎日目にした。イスタンブール一番の繁華街とこのレトロな電車は一見ミスマッチ的だが、この通りに温かみと楽しさを与えている。
　子供たちが遊びなのか無賃乗車なのか車体にぶら下がるように乗っているのも何回か見たが、ゆっくり運転なので危なくはないのだろう。
　ほんの短い区間だから乗ることはなかったが、体験乗車してみても良かったかなと今は思っている。