台風接近中に鬼怒川温泉散策をして川治温泉へ★川治温泉一柳閣本館2泊3日①2024年8月

2024/08/27 - 2024/08/27

台風10号の接近中に栃木県の川治温泉の一柳閣本館に2泊して、湯治をしました。
日付ごとに旅行記を3冊に分けました。

本編①は、1日目『水辺のカフェテラスの『ガレット』・鬼怒川温泉散策』
【表紙】ふれあい橋の「鬼怒太」

②は、2日目『川治温泉散策・小網ダム・五十里ダム・川治ダム』
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11925531

③は、3日目『龍王峡・岡本頭首工』
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11925731

予約：じゃらん
プラン：【じゃらん限定】スタンダード1泊2食付バイキング+無料飲み放題プラン
宿泊料金：7,898円×2泊＝15,796円
入湯税：150円×2泊=300円
合計　：16,096円
じゃらんクーポン：-1,000円
じゃらんポイント：-3,800pt
2泊分の支払金額： 11,296円　チェックイン時クレジット払い。

エリア 栃木

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

【1日目】8月27日（火）曇り時々雨
日光杉並木街道（日光市）
日光街道、例幣使街道、会津西街道の両側に全長37km、1万本以上の杉の木が続きます。1992年「世界一長い並木道」としてギネスブック認定。

日光杉並木 自然・景勝地

11:05　鬼怒川温泉駅（日光市鬼怒川温泉大原）曇り時々晴れ・29℃
東武鉄道鬼怒川線の駅で、鬼怒川温泉の玄関口。
浅草からの東武鉄道の特急「きぬ」、JR新宿からの特急「きぬがわ」、野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線直通の快速「AIZUマウントエクスプレス」と特急、下今市始発の「SL大樹」の始発・終着駅です。

鬼怒川温泉駅 駅

鬼怒太像
鬼怒川温泉のキャラクターで、邪気を払い福を招く「邪鬼」をモチーフとしたそうです。見かけは少し怖いけど、どこか憎めない表情。
作者：藤原郁三（環境陶芸家）

「七福邪気めぐり」
「鬼怒太」が7体、プラス「鬼怒子」の陶像が、鬼怒川温泉に合計８体設置されています。
（７つのスタンプを集めると、鬼怒太の小判型・邪気払いお守りがもらえるスタンプラリーは終了）

鬼怒太の湯
駅前広場に足湯所があります。
でもロープが張られています。

鬼怒太の湯 温泉

残念ながら、「機械の故障で当面休止」でした。

SL大樹 (DL大樹)のパネル

SL大樹：C11 207が牽引
DL大樹：SLの検査などの場合はディーゼル機関車DE10が牽引

「SL大樹」はこの駅で折り返すために、駅前広場にSLの向きを変える転車台があります。
JR西日本の三次駅(広島県三次市)で使っていた転車台を譲渡されて2017年に設置。

鬼怒川温泉駅 転車台広場 公園・植物園

SL・DLの運転日の転車時刻：10:40、11:30、14:30、15:55
「本日の入線は14:30」とのことでした。

※ 見どころの多い駅前に有料駐車場があります。30分以内無料、２時間までは200円、以降１時間ごとに100円と便利です。

駅前の鬼怒川・川治観光情報センター（日光市観光協会鬼怒川 川治支部）で、何かお薦めの情報を集めます。

日光市観光協会鬼怒川 川治支部 名所・史跡

「温泉むすめ」や「鉄道むすめ」のパネルが4体もあります。

各種外国語の観光案内もそろっています。
鬼怒川ライン下りやロープウェイ、お薦めの飲食店など、パンフレットや地図を示しながら、何でも親切に教えてくれました。

11:35　水辺のカフェテラス（日光市鬼怒川温泉大原）
道路の向かいの鬼怒川パークホテルズが経営するカフェで、観光情報センターの方がお薦めしてくれた中の1軒です。

水辺のカフェテラス グルメ・レストラン

池と緑を眺めながら食事ができるから「水辺のカフェテラス」なんですね。
人気店のようで、正午前なので席が空いていましたが、外に待つためのイスがたくさん用意されていました。

天井が高くて、広い空間で居心地が良いです。池側の席は空いていませんでしたが。

これから2泊3日間、ホテルのバイキングでまず提供されない食べ物を選びたいということで、麺類、ご飯、カレー、揚げ物を除くと、ガレットになりました。

『日光HIMITSU豚のベーコンときのこのガレット-温泉卵添え-』（1,300円）
とても大きなガレット（そば粉と米粉を豆乳で伸ばした生地を焼いたもの）を四角く畳んで、たっぷりの野菜が乗っています。
塩コショウは控え目で、途中温泉卵で味変をして美味しく楽しみながらいただきました。

食後にレストランの近くの鬼怒川に架かる楯岩橋（立岩橋）（日光市鬼怒川温泉滝）に来ました。

楯岩橋 名所・史跡

橋の上から鬼怒川の上流を見ると、蛇行する鬼怒川沿いに鬼怒川温泉のホテルが集中しているのが見えます。

この光景を鬼怒川ライン下りの船から楽しもうと予約していました。

鬼怒川温泉 温泉

鬼怒川ライン下り乗船場（日光市鬼怒川温泉大原）
40分 3,200円。駐車場500円。
降船場からは駐車場までバスで送ってくれます。

でも、朝から台風10号の影響で日本中、雨が降ったりやんだりしていたので、途中でキャンセルの電話をしました。
（予約番号1番だったから、もともと私だけだったんでしょうね）

鬼怒川ライン下り 乗り物

橋から反対の下流を見ると、正面に楯岩（日光市鬼怒川温泉滝）が見えます。
2011年の東北大震災以降、見るたびに巨岩が剥がれ落ちて小さくなっている気がします。

楯岩 自然・景勝地

鬼怒川温泉ホテルニューおおるり（日光市鬼怒川温泉滝）からは、このような鬼怒川や楯岩を眺めることができるので、とても立地が良いです。特に露天風呂や無料貸切露天風呂からも見えるのが最高です。秋は紅葉も楽しめました。

もっと上流のふれあい橋に行きます。

鬼怒川温泉ホテルニューおおるり 宿・ホテル

ふれあい橋（日光市鬼怒川温泉滝）
下の橋まで階段を下りていきます。

鬼怒川温泉ふれあい橋 名所・史跡

階段の横の壁面には大正ロマンを感じさせるレリーフが施されています。

ふれあい橋の中央近くから振り返ると、階段に巨大な赤鬼の「鬼怒太」が登場します！ 高さが45ｍもあります。

階段の左は、大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑です。好きなホテルの1つです。
階段の上を見下ろせる部屋に泊まりました。上からだと赤鬼は見えません。（だから安かったんですね）

鬼怒川温泉 大江戸温泉物語 ホテル鬼怒川御苑 宿・ホテル

階段の右は山楽です。まだ泊まったことはありません。

鬼怒川温泉　山楽 宿・ホテル

深い山あいを流れる鬼怒川の名前は、岩が多い場所は鬼が怒ったような荒々しい姿から名づけられたそうです。

さらに上流のくろがね橋に行きます。

くろがね橋（日光市藤原）

橋の歩道に設置されています。
『カルメン』堀口秦造作

『プリマヴェラ(春)』峯 孝作

鬼怒子(きぬこ)の湯（日光市藤原）
「くろがね橋」の南側にある立派な足湯施設で、日帰り入浴ではありません。
利用時間：9:00-17:00（季節により変動）
注意：飲用不可・飲食や喫煙不可・長時間の利用不可・ペットの入浴不可

鬼怒子の湯 温泉

鬼怒子像「遊心鬼」
鬼怒川温泉のキャラクター 鬼怒太の妹らしい。

鬼怒川渓谷の絶景を眺めながら入れる構造で、目からも足からも疲れが取れます。
弱アルカリ性単純温泉です。

源泉名：鬼怒川温泉
知覚：無色澄明および無味無臭
pH ：9.1
その他：加水・加温・循環ろ過・塩素薬剤使用

くろがね橋河川遊歩道
以前は、鬼怒子の湯の脇から河原に降りて行ける遊歩道がありました。鬼怒川の流れを間近に楽しめましたが、現在は通行禁止となっています。
この写真に写っている展望台兼休憩スペースにも行けません。

くろがね橋河川遊歩道 公園・植物園

くろがね橋から見て楽しむだけで十分です。

さらに上流にある鬼怒川公園に行きます。

戊辰の役古戦場跡
亀甲型の石垣が積まれて城跡かと思ったら、そうではないようです。
「戊辰戦争」といえば、1868年（慶応4年）から翌年までの政府軍と旧幕府側との複数の地方での戦いがあって、今市から会津まで会津西街道も「戊辰街道」と呼ばれるほど沿道の住民が巻き込まれたようです。

鬼怒川戊辰公園
ここは小原沢古戦場跡だったらしい。

戊辰戦争で、土佐藩隊長板垣退助が率いる政府軍が、会津若松城下に通じるこの街道でもいくつも戦を重ねて進んでいったわけですね。

鬼怒川公園（日光市藤原）
自然が豊富な公園で、芝生広場に野外ステージもあります。

鬼怒川公園 名所・史跡

仲附(なかつけ)の旅籠(はたご)
1868年建築の藤原宿の仲附の旅籠を郷土資料館として移築したもの。
「仲附」は、駅伝方式ではなくて、1人で数頭の馬をひく輸送方法で、早くて安い運送方法だそうです。

仲附の旅籠 美術館・博物館

鬼怒川公園岩風呂
源泉掛け流しの天然温泉にリーズナブルに浸かれる日帰り温泉ですが、施設の老朽化のため、2024年3月31日をもって閉館になってしまいました。

鬼怒川公園岩風呂 温泉

鬼怒川公園駅に止まっているお洒落な列車を発見！

鬼怒川公園駅 駅

JR新宿から東武線鬼怒川温泉に乗り入れるJRのE253系「特急きぬがわ」ですね。
「きぬがわ3号」として鬼怒川温泉駅に12:36に到着後にここで待機して、
「きぬがわ2号」として鬼怒川温泉駅を14:56に出発するのかな？

14:25　川治温泉 一柳閣本館（日光市川治温泉高原）
チェックイン時間前ですが、手続き・会計を済ませて、館内の説明を受けます。
２泊分の支払金額：11,296円、クレジット払い。
夕食と朝食の時間は3部制で、選べました。
無料貸切風呂も1コマ開いていたので、予約できました。

川治温泉　一柳閣本館 宿・ホテル

売店で帰りに買うお土産の下見をします。
営業時間：8:00-20:00

お土産ランキングで、１位から３位までの『くるみゆべし』『炙り焼きあじ』『きぬの清流』が２日間で部屋のお茶請けに出されました。

鬼怒川のお土産といえば『きぬの清流』

小豆餡だけでなく、栗餡、とちおとめ餡、バナナ餡もできたようです。

9:00-16:00 コーヒーサービス（無料）が嬉しいです。

鍵を受け取れる15時までロビーでコーヒーを飲みながらくつろげます。

ロビーの広い窓から、男鹿川沿いに「薬師の湯」(男女混浴露天風呂)が見えます。

川治温泉 薬師の湯 温泉

柳の館のエレベーターの扉は漆塗り風です。
伊東園ホテルズになる前のホテルの品を感じさせます。

ただし、フロントがあるのは花の館の１階ロビー階で、柳の館の３階にあたります。

2215号室（柳の館2階15号室）洋室シングル・眺望なし・禁煙
TV・金庫・ポット・全室無線LAN
かなり狭いし眺望なしで料金が安いんですが、観光バスの運転手、バスガイド、添乗員用の部屋なのかな？

洗面所とトイレ（非洗浄トイレ）・風呂なし
かつては小さめのユニットバスがあったのか、スペースが広いです。

空の冷蔵庫があります。
翌日、部屋の掃除がありませんが、タオル、ポット、お茶請けなどは追加されました。

幅が2m位、奥行きが6m位の細長い部屋に、ベッドや洗面所＆トイレ・冷蔵庫などを納めたような洋室シングルです。
夏の2泊3日分の荷物ひとり分この3つならば、ベッドの上に広げれば済むので問題ありません。

お茶請けは、お土産ランキング１位『くるみゆべし』と、２位『炙り焼きあじ』

早速温泉に入りに行きます♪
自分の客室がある柳の館2階から5階へ、通路で花の館の2階へ行って、　エレベーター２で最上階の12階へ行きます。

※ 混乱するのはもう一つ、単純に3(階)を引くのではありません。柳の館4階に相当する階は花の館にはないからです。

12階展望風呂は最上階にあるので、脱衣場も３面が広いガラスで、見晴らしが良いです。
利用時間：14:00-24:00／5:00-10:00

1723(享保8)年、男鹿川上流の五十里湖が決壊して、水が引けた時に男鹿川沿いに温泉が湧いていたのが川治温泉の始まり。
本街道(会津西街道)に対して、川に沿った道を「川路」といい、後に「川治」となったという説があるらしい。
昔から「けがは川治、やけどは滝(鬼怒川)」と言われているそうです。

どれも知りませんでした (・.・?

川治温泉 温泉

源泉名：川治温泉(源泉名 川治共同配泉)
泉質名：単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温：40.8℃
知覚：ほとんど無色透明・無味無臭
pH ：7.8
適応症：関節痛・腰痛・神経痛・打撲・捻挫・冷え性・胃腸機能の低下・糖尿病・軽い喘息または肺気腫・自律神経不安定正・うつ状態
その他：加水・加温
循環ろ過せず、入浴剤使用せず、消毒剤使用せず

展望風呂は3面が広いガラス窓で見晴らしが良いです。
写真の左側にも湯舟があるので、とても広いです。

西には湯けむりの里 柏屋や、会津鬼怒川線の高架線が見えます。

湯けむりの里 柏屋 宿・ホテル

脱衣場の北側には椅子とテーブルもあって、男鹿川を見下ろしながらくつろげます。

18:00-18:40　無料貸切展望風呂
ここに来るのも一苦労。
花の館1階フロントで鍵を借りて、11階の貸切風呂に行くわけですが、フロント横のエレベーター２だと女性の展望風呂入口になってしまいます。もう一度下に降りて、東西に離れているエレベーター１に乗り換えて11階まで行かないと入れません。

露天風呂ではなく、展望岩風呂です。
男鹿川を見下ろせる窓があって、独り占めできるのは最高の気分です。

19:30-20:45　夕食は3部制でしたが、希望の時間帯を選べました。
和洋中のバイキングです。

「3種のまぐろ寿司」食べ放題フェアの開催中です！
本まぐろ、バチまぐろ、びん長まぐろ、ネギトロをいただけます。

刺身3点盛り（赤海老・こはだ・まぐろ）、握り寿司（海老・サーモン・イカ・こはだ）、おそば、ラーメンもあります。

アルコールも飲み放題です！
冷酒の大吟醸、熱燗の大関辛口もあります。

1杯目はレモンサワー

2杯目はアサヒスーパードライ生ビール

ソフトドリンクもいろいろあります。

カレーライスとサラダで〆ます。

あっ、まだあった！ フルーツとケーキとコーヒーもいただきました。
久しぶりのライチで、嬉しかったです。

22:40　露天風呂
利用時間：15:00-24:00／5:00-11:00

22:40　露天風呂柳の館5階にあって、最上階の展望風呂とは別です。3面の囲いと天井はあって、男鹿川方向を眺めながら浸かれるので、低層階が適しています。
利用時間：15:00-24:00／5:00-11:00

（翌朝の男鹿川方向の眺めはこんな景色）

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この続きは【2日目】8月28日（水）「川治温泉散策・小網ダム・五十里ダム・川治ダム」
⇒ 準備中です <m(__)m>