2023/09/23 - 2023/09/24
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yakkunnさん
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いいい季節になったのでまだ行ったことのない足立美術館へ行ってみようと思い立った。
宿を探してみた。周囲で有名な温泉は玉造温泉、しんじ湖温泉、皆生温泉があるが、全て行ったことがある。
もう少し調べていたらなんと足立美術館へ歩いて1分にさぎの湯温泉というのがある。
よくよくみていたらさぎの湯温泉街の中に足立美術館があると言っても過言ではない。
さぎの湯温泉に泊まって朝8時30分から早朝の足立美術館の庭を見学しようと計画を立ててみた。
さぎの湯温泉には3軒の宿があるがその中でもベッドルームがあるさぎの湯荘に決定。
20年連続世界一という日本庭園と横山大観を主にした日本画コレクションを持つ足立美術館と、全く予備知識のないさぎの湯温泉の2つを求めて山陰へ行ってきました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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<安来駅>
9月の連休です。
体調がいいので急遽島根の足立美術館へ1泊で行くことを思い立ちました。
20年連続世界一という日本庭園と横山大観コレクションで有名な足立美術館です。
いつでも行けるだろうと思い、今まで行ったことがありませんでした。
調べていると、足立美術館はさぎの湯温泉街の中にあるということがわかり、さぎの湯荘に宿を取りました。
岡山から特急やくも2時間半で安来駅(やすぎえき)に到着しました。 -
安来駅階段の歓迎の暖簾です
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安来は安来節、どじょう掬いで有名ですが、足立美術館ができて特急も止まるようになりました。
-
安来駅構内は観光案内所などがあり充実しています。
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安来駅からは足立美術館行きのシャトルバスが約30分ごとに発着しています。
駅から美術館まで20分ほどです。
行きは誰でも無料で乗れますが、帰りは美術館に入館した人だけが乗車札をもらえる仕組みになっています。 -
どじょうが取れそうな小川の側に広大な美術館の駐車場が見えてきました。
美術館新館と安来節演芸館が並んで見えています。
残念ですが安来節演芸館の方は2024年3月まで休館中です。 -
バスが止まり、売店と新館の間を進むと、道を隔てて足立美術館本館の正面が見えてきました。
玄関周囲は横山大観の絵に出てくる傾いた赤松に囲まれています。
美術館は明日のお楽しみとして今日はさぎの湯温泉を満喫します。 -
左が足立美術館本館で右が新館ですが、本館と新館は道路の地下が連絡路となっていて、入館すれば地下通路で本館と新館を行き来することができます。
予備知識がなくて少々困惑しました。
でも入館すればわかります。
「歓迎 さぎの湯温泉」のアーケードが足立美術館のイメージと違和感を感じますが温泉好きの私には歓迎です。 -
この道路に沿って数件の温泉宿と食事所があります。
美術館のお隣が「竹葉」というランチと宿泊の温泉旅館。 -
その向かいが「安来苑」です。
どじょう掬いのお面が目立ちます。 -
そして「安来苑」の隣が本日泊まりの「さぎの湯荘」です。
どの宿も足立美術館へは歩いて1分です。 -
「さぎの湯荘」
思ってた以上に高級感のある立派な宿です。
さぎの湯荘は100年以上前から続いておりますが、足立美術館はまだ50年ほどです。
ともに続いてほしいです。 -
スーツケースを押して宿に向かっているとスタッフが迎えにきてくれました。
玄関を入ります。 -
庭に面したロビーでチェックインします
-
さぎの湯荘は中心に庭があり、庭を囲むように回廊と部屋、温泉があります。
庭は手入れが良く、早朝に掃除をしてる姿がありました。 -
今日の部屋は本館2階、モダン和室ベッドルーム、ダイニング付き広い和室「朝霧」です。
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この部屋は家族向けの部屋のようです。
まずダイニングの部屋ですが、食事は別の食事処でした。 -
16畳ぐらいの畳の部屋にベッドがあり、広々としています。
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かなり改装してると思われます。
まだまだ新しいです。 -
窓を開けてみます。
中央の庭に面しています。
いい部屋です。 -
部屋にはお茶請けのお菓子です。
どじょう掬い饅頭は安来の一番のお菓子です。 -
部屋にはコーヒーはありませんでした。
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洗面台とトイレが各2箇所ずつあります。
家族が泊まるのには便利です。 -
当然ウオシュレットです。
浴室は部屋にはありませんが、
温泉が3つあるので問題ありません。 -
冷蔵庫にはミネラルウオータが入っています
-
部屋で一服した後、宿の近くを散策してきます。
まず、さぎの湯荘本館の隣に別邸・鷺荘(さぎの湯荘の別館)がありました。
蔵を改造したメゾネットの一棟建て、離れ客室が2棟あります。
2棟だけのための建物ですが、驚くほど立派な建物です。 -
別邸・鷺荘を外からだけ見学しましたが外観も庭も足立美術館の庭に負けないように作ってあります。
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この小路を挟んで左がさぎの湯荘本館、右が別邸です。
ちょっと先まで行ってみます。 -
振り返ってみると今度は右手にさぎの湯荘本館、左手に別邸が見えています。
いずれにしても広大な敷地です。
足立美術館もさぎの湯温泉街ものんびりした田園の真ん中にあります。 -
さぎの湯温泉通りに帰って、足立美術館の方へ歩いています。
-
あのアーケードの向こうまで歩いてみます。
-
アーケードを超えて小川にかかる橋まできました。
左に見えてるのが美術館の新館。
美術館本館は右の松林の中です。 -
さぎの湯荘へ帰ってきました。
食事の前に温泉に入ります。 -
館内を散策しながらお風呂まで行きます。
本館と別邸・鷺泉の関係です。 -
フロント前のロビー
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小さいですが売店もあります
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廊下には将棋の王将戦や囲碁の棋聖戦が、さぎの湯荘で行われた時の写真がかけてあります。
格式ある宿なんですね! -
平成27年に行われています
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こちらは囲碁の棋聖戦です。
平成29年に行われています -
封じ手が一緒に飾ってあります。
なかなか見ることがないので興味津々です。 -
庭を回遊しながらお風呂に行きます
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お風呂は4つあります。
貸切風呂が2つと男女別大風呂が2つです。
まず貸切風呂の「白露」に入ります。 -
貸切風呂「白露」
時間帯によって予約制です。
ゆったりと入ることができます。 -
もう一つの貸切風呂「岩露」も続いて入ってきます。
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貸切風呂「岩露」
こちらは大きな岩をくり抜いた湯船です。 -
一人だとゆったりと入れます。
五右衛門風呂よりは雰囲気がいいです。 -
3つ目の大風呂にも続けて入ってきます。
-
男女大風呂がありますが入れ替えなしです。
さぎの湯荘は100年以上の歴史があるそうです。 -
泉質表です。
PH:7.7泉温53度、無色、無味無臭、
600L/分の湧き出し
ラジウム温泉
これだけの湯量を3軒だけの旅館で贅沢に使っています。 -
大風呂に入りました。
入浴客は誰もいません。
写真は撮り放題です。
お湯も源泉掛け流し。
暑くないので私でも長湯ができます。 -
大風呂付属の露天風呂に出てみました。
露天風呂には最高の季節です。 -
露天風呂からの眺め。
ごらんのように周囲はのどかな田園で黄金色の稲穂がとても綺麗です。
観光客でごった返しの足立美術館が隣にあるとは思えません。 -
湯上がり処
-
さて夕食です。
夕食会場は個室へ案内されました。
まず前菜です。
えび、バイ貝、カマス、イクラなどなど -
和牛鍋。
お作りの写真は撮り忘れ。 -
スープ、穴子、さんま酢のもの、えび揚げ物などなど
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せっかく安来に来たのでオプションのどじょう柳川鍋を追加してもらいました。
どじょうを食べやすく料理してあるので全く臭みもなく美味しくいただきました。 -
炊き込み釜飯もいいお味です。
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ビールと焼酎がよく効いています。
ベッドも良好で良く眠れそうです。
おやすみなさい・・・。 -
おはようござます!
今日も天気はいいようです。
今日は朝から昼まで足立美術館をゆっくり見学する予定です。 -
まず 6時から朝風呂に入ってきます。
朝も先客はなく独り占めです。
いい湯~~ -
朝風呂の後 朝食ですが、朝食会場は大広間でした。
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朝食はちょうどいいボリュームです。
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朝食の後、チェックアウトの前にサービスのコーヒーをいただきます。
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チェックアウトして、スーツケースは一旦宿に預けて足立美術館へ行きます。
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さぎの湯荘は全く予想を裏切って、とても上品な満足の温泉宿でした。
足立美術館を見学するのには最高の宿かもしれません。 -
宿から歩いて1分、お隣の足立美術館です。
開館は9時ですが8時30分にはドアが開き一足先に入場できると宿で聞きました。
8時過ぎに美術館周囲を散策します。
まだ観光客は誰もいません。
背広を着た一人の紳士が温泉街のごみを拾ってるのを見かけました。
そして美術館に入って行きました。
美術館の館長のようでした。
素晴らしい! -
向かいの新館周囲にもまだ誰もいません
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すし屋の看板がありました。
昼はここに決めます。 -
昼は観光客でごった返す新館前のお土産屋ですがここもまだ誰もいません。
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美術館裏に小道がありますがここも必見です。
松がたくさん植えられています。
足立美術館のあの庭園はここの松林も借景になっているのです。
後でわかります。 -
美術館本館に帰ってきました。
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8時半にシャッターが開きました。
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足立美術館創始者・足立全康さんの銅像が玄関に建っていて「入って行きたまえ」と言ってるように見えました。
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本日最初の入館者が私です。
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さぎの湯荘は足立美術館入館付きプランだったのでこれで入館します。
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足立美術館では庭は写真撮影OKですが美術品は写真撮影禁止です。
しかも庭の中には入れないので入館者はみんなほぼ同じアングルの写真になります。
テレビや写真で何度も足立美術館の庭は見ていますが、やはり実際に見てみるとすごいです。 -
庭に出なくても十分楽しむことができます
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ガラス越しではなく直接見ることのできる場所もあります。
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一番奥の山が借景の山で、望遠でよく見ると人工の滝が勢いよく流れています。
その山の手前に横一線に松の木が並んでいますが、先ほど行った美術館裏の松林です。
ということでこの庭は三重になっているのです。 -
赤松が多いですが、横山大観の絵と呼応してるようです。
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最も有名なアングルです
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生の額絵、生の掛軸、生の衝立といった仕掛けがあります。
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窓を掛軸風にくりぬき、庭が掛軸の絵として見えるようにしてあります。
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同じく窓を衝立風にくりぬき、庭が衝立の絵として見えるようにしてあります。
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最後に鯉のいる池庭を見て、次に2階へ上がります。
ここから先は写真は撮れません。
2階では横山大観や橋本関雪、榊原紫峰など日本画の展示があり、素晴らしいの一言です。
また1階に降りて魯山人館で魯山人の作品を見学。
地下通路を通り新館に入り現代日本画家の大作を見学し外に出ました。
一人の個人がここまで収集できるのかと大いに驚きました。 -
ちょうど3時間、足立美術家の庭と絵画を見ていました。
新館の裏で、ちょっと目立たない所に寿司処があります。 -
足立美術館直営の食事処のようです。
朝 下見をしていたので昼食はここに決めていました。
せっかく島根まで来たのでお寿司を食べなくちゃあ~ -
二千円のにぎりと二千五百円の特上にぎりの2種類しかないので考えることはありません。
ほとんどが境港で上がった魚です。
シャリが小さめなのでペロリと美味しくいただきました。
短い時間でしたが大将と少しだけ会話して後にしました。 -
12時出発の安来駅行き無料シャトルバスに間に合いました。
バス利用希望の人は美術館へ入館した時にバスの予約札をもらうのを忘れないようにしないと乗れません。
帰りのバスはほぼ満席でした。
20分ほどで安来駅へ到着。 -
<安来駅>
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特急やくもが入ってきました。
岡山へ帰ります。 -
電車の中でどじょう掬い饅頭を食べながらビールを飲んで一寝入りします。
足立美術館は世界一といわれる日本庭園と横山大観を中心とした日本画収集で有名と聞いていましたが、反論はできません。どちらも破格でした。
そして3軒の宿しかないさぎの湯温泉は足立美術館の名を汚さないように自努力されてる様子を肌で感じました。
団体での宿泊が無理なので温泉街としては有名でないですが、できればこのままこじんまりとしたさぎの湯温泉を守ってほしいと思います。
安来節園芸館が休館中で残念でしたが、ぜひ早期に再開してほしいものです。
いい秋の1泊旅行ができました。
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