私の温泉宿１００選＊＊＊草津温泉・望雲（群馬県）

2022/05/04 - 2022/05/05

ゴールデンウイークに２泊３日で群馬県の温泉に行くことを決定。１泊目は私が行ってみたかった秘湯・法師温泉。２泊目は家内が行ってみたいと言っていた草津温泉。
今日は２日目です。法師温泉からタクシーをチャーターして草津温泉に向かいます。
草津温泉手前で渋滞し、約三時間かかりました。
観光化された草津温泉は昨日の法師温泉とは全く違った雰囲気です。
家内は草津を結構楽しんでいました。
今回　私は腰痛とアキレス腱痛を抱えての旅だったのでかなり行動が制限されました。
草津では西の河原露天風呂まで行かず、湯畑のライトアップにも出かけなかったのが少し残念です。
宿は湯畑に近い「望雲」です。
「望雲」は湯畑から歩いて５分ほどの高台にあり坂道が苦にならなければ立地もいいし静かでいいと思いますが私には坂道がきつかった。
しかし「望雲」には西の河原源泉と万代鉱源泉の２つの温泉があり、湯比べができます。
硫黄臭と強酸性の草津の湯はさすがでした。

１日目は
私の温泉宿１００選＊＊＊＊法師温泉・長寿館（群馬県）
https://4travel.jp/travelogue/11754288

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

ゴールデンウイーク、群馬県２つの温泉旅行の２日目です。
昨夜は法師温泉・長寿館の秘湯を楽しみました。
今日はこれからタクシーで草津温泉へ向かいます。

腰痛とアキレス腱痛を抱えての今回の旅行はできるだけタクシーを使う計画にしました。
法師温泉から草津温泉へは一山越えていきます。
２時間半の予定です。

草津温泉へ行く途中、道の駅と八ツ場ダムによってもらいました。
八ツ場ダム（やんばだむ）は２００９年に民主党政権になった時突然の工事中止となり全国的に大きく報道されたあの有名なダムなんですね、
ここにあるとは知りませんでした。
今では有名になって観光地になってるようです。

せっかくですから、ダムの橋を渡って一周してもらいました。
ここから草津温泉まではあと３０分余りです。

ところが草津温泉が近くなって渋滞になってしまいました。
５月４日、ゴールデンウイークの真ん中なので仕方ないです。
法師温泉を出て三時間で草津温泉に到着。
今夜の宿は草津温泉中心部の湯畑から近い「望雲」です。
「望雲」の駐車場です。
駐車場の少ない草津温泉ですが、これだけの駐車場があるだけでも立派です。
見えてるのは二階建ての本館（旧館）です。

そして本館の続きが四階建ての新館です。
今日は新館の三階に泊まります。

駐車場から見える雪をかぶってる山は草津白根山だそうです

駐車場から玄関に回ります

玄関です。
秘湯を守る会の提灯ではないですが、宿には提灯がよく似合います。

こんにちわ！
時間は２時半ですが忙しそうです。
フロントですが余り愛想がいいとは言えません。

受付を済ませてロビーで部屋への案内の順番を待ってます。
受付、ロビーはこじんまりしています。
待っている間、お茶も出ません。

その間に売店をながめてみました

部屋への案内の順番がきました。
本館（旧館）も新しく改造してあり見えるところはどこも綺麗です。

本館と新館（雪松庵）の間の庭です。
本館二階が見えます。
本館の部屋には風呂はないそうです。

ここから新館（雪松庵）です。
きれいです。
お風呂は二階に３箇所あります。

廊下にかけてある江戸時代の草津温泉の図です。
とても興味深いです。

新館一階の吹き抜けの廊下には生花が生けてあります。

こちらも生花ですが竹で細工がしてあります

今日の部屋は新館の三階です。
新館のエレベータで上がります。
三階だけには談話室があり、セルフでコーヒーを飲むことができます。

本日の部屋です。
新館三階望山７という部屋です。
談話室が近くて便利がいいです。

各階の部屋割りがわかります。
以前は本館だけだったのでしょう。
草津ブームで新館ができたようです。

２間の和室です。
とても綺麗です。

ベッドの部屋がよかったのですが、さすが、ゴールデンウイークの草津温泉は早くから予約が取れない状況でした。

望山という名の部屋ですが、山は見えません。
雪を被った白根山が見えるかと思ったのですが、無理でした。
民家が見えるだけ・・・・．

柏餅のお茶請けです

部屋のチェック、
洗面台は普通に綺麗です。

バストイレは完備ですが、大風呂に入るため部屋の風呂は使いません

部屋をチェックした後　早速談話室へ行って見ます

コーヒーはセルフで自由です。
部屋に持って帰って飲むのも自由。
ですから部屋にはコーヒーもミネラルウオーターも置いてないです。

談話室でコーヒーを飲んだあといよいよ湯畑、湯もみショー、繁華街、西の河原公園へと出かけます。
「「望雲」は湯畑に近いのですが高台にあるため坂を上がり降りする必要があります。
望雲坂という名前を付けてあります。

この望雲坂は歩いて２～３分ですが足の悪い人にはきついです

坂を降りたところは繁華街・西の河原通りの中心部でちょうど松むら饅頭店のところです

坂を降りて西の河原通りを２～３分歩くと湯畑の中央に出ます。
家内が来て見たかったという湯畑です。
まず湯畑を一周して見ます。

湯畑の一番上です。
どこかの女将でしょうか、テレビのインタビューを受けていました。

湯畑の上からの全体像です。
これを一周してきます。
写真を撮りながら１週するのに２０分はかかります。

湯畑周囲の石作りの柵には「草津に歩みし百人」と銘打って有名人の名前が刻まれています。
高峰三枝子、上原謙の名前が並んでいます。
昨日泊まった法師温泉・長寿館のあのフルムーンのポスターの二人です。

硫黄の匂いが周囲に漂っています。
ここに湧いた源泉を７本の木桶を通し、湯の花を採取しているのです。
最後に書きますが湯畑で採られた本物の湯の花をお土産に買って帰りました。

古い木枠で四角に囲まれたところは八代将軍政宗がこの木枠内の温泉を汲み上げ、江戸へ送らせていたとのことで「御汲上げの湯枠」と呼ばれているそうです。

角度を変えてみます。
湯畑の一番上です。

ぐるりと廻っていきます

木桶の下は乾燥していて何もありません

木桶の中を流れてる源泉です。
ここで湯の花が沈殿してきます。

最後に７本の木桶が１本の木桶に集約されて流れていきます

その１本になった木桶からまさに滝のようにすごい勢いで温泉が流れ落ちてきます

最も迫力のある写真スポットです

少し上から見るとこんな感じです

滝の横は静かに湯だまりとなっています。
今度はこちら側の階段を上がりながら廻ります。

これで一周してきました。
家内は以前から来て見たいと言っていた湯畑を見て満足げな顔をしています。

次に「熱の湯」で湯もみショーを見なくてはいけません！
この建物は２０１５年に新しく大正ロマン風に建て替えられたものです。

いい雰囲気の建物です

16時からのに入ります。
ショーは２０分ほどです。

宿で五十円の割引券をもらいました。

百人ほど入れます。
二階建てですが、やはり一階の正面が一番いいです。
柱の影に座ると良くないです。

まず映画で湯もみの話。

そしてお姉さんがフェイスガードして登場、
草津節を踊ります。

そして次に歌に合わせて湯もみが始まりました、

そしてまた踊りです、
湯もみばかりしてるとバテます。

最後にまた湯もみですが、これがクライマックスで　バシャバシャと水しぶきを上げますので最前列の人は要注意です。
出演のお姉さん方はお疲れになると思いますよ・・・。

待望の湯もみショーも終わりました。
外に出てもう一度湯畑を一周して　その後　西の河原公園へ歩いて行って見ます。
湯畑周辺には何箇所か手洗いの湯というのがあって、足湯ではなく手湯といったものです。
草津の湯はPH2前後の強酸性です。
これで手洗いするとコロナウイルスの殺菌になると証明されたそうです。
ですから所々で手洗いの湯で手を洗うとコロナの感染予防になるとのことです。

こちらは湯畑周辺の湯けむり亭という足湯です

ここには手をつけるところと足をつけるところがあります。

湯畑周囲にはお土産屋などがありますが、あげまんじゅうの旗が目についたのでひとつ買って見ます

なかなか珍味で美味しいです

今回は縁あって「望雲」に泊まりましたが、周囲のホテルも写真に収めておきます。
まず湯畑周辺で一番めだつのが白い大きなホテル一井です。
ここの一階はお土産広場といった雰囲気でほぼ草津のお土産が揃っています。

ここもよく目立つ湯畑に面した中村屋です

湯畑から少し静かな下へ行くと大阪屋です。

大阪屋の手前が共同浴場　千代の湯　です。
入るのにはなんだか少し勇気がいりそうです。

湯もみショーの熱の湯の隣にある共同浴場は白旗の湯です。
こちらもパスしました。

湯畑から西の河原通りを通って西の河原公園へ歩いていきます。
西の河原通りの入り口にあるのが益成屋、大きく見えますが部屋数が少ないそうです。

西の河原通りに入って一番目立つのが奈良屋、
この辺りは観光客で結構うるさいかも。
でもここに泊まってみたかった。

松むら饅頭の前も行列

お蕎麦屋さんも並んでる

手焼き生おかきのお店も繁盛してる

草津温泉プリンも並んでる

お猿の絵柄のバナナ味のチーズタルトのお店、
お猿の湯モミショーをやってる。
私も一つ買った。

温泉たまごも並んでる

射的のお店も順番待ち

ガラス館は空いていた

片岡鶴太郎美術館も入っていく人は少ない

湯畑から歩いて１５分ほどで西の河原公園入り口にきました

思ってたより広くていい感じの公園です

確かに草津では湯畑とこの西の河原公園が２大スポットです。
必見です。

足湯もあります

ここからもう少し坂道を歩くと西の河原大露天風呂があるのですが、疲れたのでここで引き返し宿へ帰ります。
「望雲」には西の河原源泉を引いたお風呂があるので宿で入ればいいでしょう。

西の河原通り繁華街に帰ってきました。
少しわかりにくいですが飲み屋街の小径があります。
観光客は誰も通っていません。
この坂道を上がっても「望雲」に辿り着きます。

松むら饅頭の前の坂道が「望雲」にいく正規の道です。
望雲坂と名前をつけています。

確かにほぼ「望雲」専用の小径のようです。
白樺がいい感じの坂道ですがシニアには少しきついです。
２～３分の坂道ですが・・・。

草津は坂道が多いですが、「望雲」も湯畑に近い高台にあります。

湯畑、西の河原公園通り繁華街からとても近いですが、高台にあるので全く静かです

部屋に帰り一休みです。
よく歩きました。
談話室でコーヒー飲みながら、買ってきたお猿のチーズタルトを食べます。
お味は？？

一服していよいよ宿の温泉に入ってきます。
草津には６つの源泉があります。
湯畑、万代、西の河原、煮川、白旗、地蔵の６つです。
「望雲」にはこのうち万代と西の河原源泉の２つが引いてあります。

３つのお風呂は本館二階にあります。
一階廊下が吹き抜けになってます。

二階の庭です

この庭の裏に３つのお風呂があります

今日は夜は男性が万代の湯と西の湯です。
女性は遊山の湯です。
明日朝は入れ替えです。
「望雲」は２つの万代鉱源泉と西の河原源泉の２つの源泉を楽しむことができます。

まず万代の湯に入ってきます。
少し長い階段を上がっていきます。
その後また着替えて西の湯にも入ります。

さすがにお風呂はどちらも先客がいて写真は撮れませんでした。
宿のホームページで確認ください。
https://www.hotelboun.com/hotspring/
代わりに廊下にある額を載せておきます。

比呂志さんの楽しい絵です

温泉分析表です。
万代鉱源泉、PH1.6の強酸性、源泉９６度。
草津では一番大きな源泉です。
熱をさげるため少量加水、
加温していません、
循環濾過装置は使用していません、
入浴剤は使用していません、
消毒剤は使用していません、

西の河原源泉、硫黄臭すこし、PH2.0の強酸性、源泉４９.５度
熱をさげるため少量加水、
加温していません、
循環濾過装置は使用していません、
入浴剤は使用していません、
消毒剤は使用していません、

草津の湯はきついので長湯はできません。
体に傷などが有るとピリピリします。
皮膚の弱い人は赤みが出て痒くなる人があります。
コロナウイルスも死滅するほどですので・・・・。

ということで草津の湯を楽しんだ後は夕食です。
部屋食です。
今日は満室のようで、中居さんは無駄口言わずにさっさと設定してくれます。

お造りは当然新鮮で美味しいです

前菜いろいろ

上州和牛と上州もち豚のしゃぶすき

その他、鮑　等々
煮物、お魚、デザートなどありましたが写真撮り忘れ。
問題なく美味しくいただきました。
昨夜の法師温泉と比べると都会的。

昨日からの温泉疲れでビールを飲んで食事したら湯畑のライトアップを見に行くのも失念して寝てしまいました。
帰りの草津口駅にあった湯畑ライトアップのポスターを載せておきます。

おはようございます。
昨夜もマットと布団を二人前重ねて敷いてもらい寝ました。
おかげで腰痛の調子はいいようです。
和室の場合はこれに限ります。

朝は男性が遊山の湯です。
入ってきます。
こちらの遊山の湯には２つの湯船があり万代鉱源泉と西の河原源泉の２つを同室で楽しむことができます。
でも、長湯はしない方がいいです。

朝風呂の後　朝食です。
朝から群馬のうどんを食べることができてよかったです。

１０時半にチェックアウトですが荷物を預けて１２時まで湯畑周辺に行ってお土産を買ってきます。
１２時に帰ってきてタクシーを呼んでもらい長野原草津口駅へ行きます。
最初は草津温泉バスセンターからバスで長野原草津口駅まで行くつもりでしたが、疲れたのでタクシーで行くことにしました。

昨日は草津温泉周辺で渋滞していましたが今日は渋滞はありませんでした。
２０分ほどで長野原草津口駅に到着です。
駅の目の前は八ツ場ダムの上流です。
駅の隣にレストランが一つだけあります。

JR吾妻線長野原草津口駅１３時０３分発の特急草津に乗り高崎駅で新幹線あさまに乗り換え東京経由で岡山へ帰ります。
２泊３日、今年のゴールデンウイークは群馬県の法師温泉と草津温泉をはしごしました。以前から行ってみたかった２つの温泉を制覇し満足です。

自宅に着いて早速お土産に買って帰った松むら饅頭を食べます。
確かに冷えても柔らかくて美味しいと言われてる松むら饅頭は土産に最適。

もう一つのお土産です。
湯畑で作られた本物の湯の花です。
早速　家のお風呂にごく少量入れて入りました。
解けたようでも浴槽に沈殿して残ります。
硫黄臭がとてもきついです。
３日ほど使って見ましたが、配管が傷んだらと思いその後入れるのをやめました。
それでも１週間ほどお風呂は硫黄臭が続きました。
草津の湯はきついです。

長年草津に行って見たいと言っていた家内は満足しています。
さて次の計画でも立てましょう。
お疲れ様でした。