2023/03/04 - 2023/03/05
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yakkunnさん
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山陰方面への道が雪解けするのを待って3月に三朝温泉(みささおんせん)へ車で出かけてきました。
三朝温泉は岡山から約2時間半です。日本一と言われてるラドン温泉です。三朝には岡山大学の関連病院でありラドン温泉を利用した治療、研究が行われている三朝温泉病院があります。それほど三朝の湯は体にいいということです。
その三朝温泉の中でも泉質が一番との評判をネットで見たので宿泊は木屋旅館に決めました。期待大です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
3月4日です。
3日前にも雪が降り、鳥取への山越えが心配でしたが、問題なく三朝温泉へ到着しました。
岡山から車で約2時間半です。
三朝温泉は今回で2回目ですが、前回は三朝温泉でも一番大きい温泉宿の依山楼岩崎に泊まりました。
今回は小さな木屋旅館へ泊まってきます。
木屋旅館は登録有形文化財に国指定されてる古い旅館です。
ネットで検索すると温泉がすごくいいらしい。
楽しみです。 -
三朝温泉街に入ってくると古い建物が一番に目に入ってきます。
-
大橋旅館です。
名前は知っていましたがここでしたか、
特別立派な建物です。
今回は大橋旅館にしようかと考えましたが、またの機会にしましょう。 -
大橋旅館を過ぎると三徳川にかかる三朝橋に出てきました。
この三朝橋を中心に三朝温泉街があります。 -
三朝橋を渡ってすぐ左に折れると一方向通行の細い商店街です。
-
ここが三朝温泉の繁華街ですが、射的場以外はあまり元気がないです。
-
この射的場を通りすぎると木屋旅館の玄関に到着です。
駐車場は少し離れたところでした。 -
玄関を入ると受付と二階へ上がる階段があります。
-
玄関の右手にロビーがあり、古民具などがたくさん置いてあります。
お土産も少しだけ置いてあります。
ロビーの探索は後程にしてまず部屋へ案内してもらいます。 -
玄関正面の階段を二階へ上がります。
右手奥が今回の私たちの部屋です。 -
ベッドのある部屋はここだけですのでこの部屋を予約しました。
結果的には木屋旅館の中でも一番の部屋でした。
6畳ほどの和室とベッドルームと洗面所です。 -
まず窓を開けてみますと先ほど通ってきた繁華街の道が真下に見えます。
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お茶請けは鳥取の銘菓、因幡の白兎でした
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トイレはもちろん水洗ですが、お風呂はありません。
宿には6つもの温泉があるから大丈夫です。 -
一応冷蔵庫をチェック。
-
ベッドルームです。
ベッドがあるのはこの部屋だけです。
腰痛持ちにはベッドが助かります。 -
ベッドルームも道に面しています
-
木屋旅館は創業明治時代。
明治の建物と大正の建物と昭和の建物が一つに繋がっています。
国登録有形文化財となっています。 -
中央の大正の建物方面から見た角度です。
-
向かって右手、昭和の建物から見た角度です。
私たちの部屋は大正と明治の建物のようです。 -
さて館内を回って、後で温泉に入ります。
ロビーにはいろんな案内や写真や額がかけてあります。
中でもこの館内温泉マップはとても役に立ちます。
6つの温泉の位置がわかります。
写真に撮って何度も見返しました。 -
ロビーの壁にいっぱい貼ってあります
-
先代館主の写真がたくさんあります。
昭和の写真でしょう。 -
古い写真です。
ちょうど二階の角部屋が今回泊まった部屋です。
明治大正の建物です。 -
ほぼ現在の木屋旅館玄関周囲の絵です。
玄関は明治のものでしょう。 -
古箪笥があちこちに置かれています。
-
ロビーは湯上がり処も兼ねてます。
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登録有形文化財の証です
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温泉遺産認定の証です
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日本温泉協会 天然温泉認定の証です
日本秘湯を守る会に入っていてもいいと思うのですが、なぜか入ってないようです。 -
木屋旅館の裏側の窓から川向こうに依山楼岩崎が見えます
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それではいよいよ木屋旅館の温泉めぐりです。
ロビーから昭和の建物に向かうと・・・ -
<1つ目の湯です>
女性の湯(河鹿の湯)が見えてきました -
家内にカメラを預けます
-
こじんまりしたお風呂です
-
木屋旅館のお風呂にはどこも水を入れるホースがあります。
あまりにも熱い源泉ですので、好きなだけ水を加えて入ってください。
次の人が入る時はまた熱くなっていますので心配いりません。 -
<2つ目の湯です>
私は当然こちらの男性の湯(河瀬の湯)に入ります。
男女は入れ替えなしです。 -
飲用泉分析表
安全ということです -
温泉分析表
泉温70度で、ラジュウム含有量は日本一とのことです。 -
こちらの湯もとても熱いです。
先客のこども連れの親子がいましたが、ホースでいくら水を入れても熱すぎて子供はとうとう入るのを断念していました。 -
壁にはタイル絵が貼ってあります。
-
昭和らしくていいです。
-
<3つ目の湯です>
穴蔵の湯・ミストサウナです。
半地下になっています。 -
ラドン・アロマエステルームとかいてあります。
-
部屋の前に来るともう蒸気を感じます
-
ドアを開けると天然温泉の蒸気によるサウナです。
-
部屋の中は蒸気が蔓延していて写真が撮れません。
サウナ好きにはたまりません。 -
<4つ目の湯です>
オンドル・岩盤浴です。
ここも半地下です。 -
結構広い部屋です。
床はポカポカで、マットを引いて寝ます。
裸では無理です。
時間があればゆっくりしたいです。 -
4つの湯を楽しんだ後夕食です。
残りの2つの無料貸切風呂は食事の後に入ります。 -
私たちは部屋食でした。
雛人形いなり寿司もありました。 -
超豪華とまでは言えませんが新鮮で美味しいです。
-
-
木屋旅館自慢のメイン料理はパン生地のなかにビーフシチューが入ったもの。
濃厚です。
そして最後はお雑炊です。
満腹です。
1泊2食に温泉が6つの木屋旅館はリーズナブルです。 -
夕食後一服して残りの2つの温泉に入ってきます。
<5つ目の湯です>
薬師の湯
先客がいなければいつでも貸切にできます。 -
薬師の湯も半地下です。
地下にある温泉は間違いなく源泉で泉質がとてもいいです。 -
急な階段を降りていくと・・・・
-
まさに源泉の上に湯船を作ったとても素朴な浴室です。
-
秘湯感いっぱいです。
近くでこんなに秘湯感を味わうことができる宿があるとは・・・ -
とにかく暑いのでこの浴室にも水を埋めるホースが設置されています。
好きなだけ水をいれて冷ましていいです。
次の人が入る時は熱くなっていますので。 -
石枠の薬師の湯は好きです。
-
<6つ目の湯です>
最後は楽泉の湯です。
おそらく一番古い湯船です。 -
手掘りの元湯と書いてあります
-
ラジュウム温泉の説明です。
ラドンとトロンを一定量含んだ温泉です。
ラドンはラジュウムが気体になったものです。
ラドンは温泉水の中にもあるし、蒸気となった気体にもあるのだそうです。
飲泉は飲むこともできます。
体内に入ったラドンは新陳代謝を促進させいろんな効果が出るのだそうです。
三朝温泉のラドン含有量は日本一と聞きました。
木屋旅館のラドン含有量も通常のラドン温泉の2~3倍だそうです。
ラジュウム温泉の勉強にもなりました。 -
楽泉の湯も半地下にあります。
狭い脱衣場には神棚もあります。 -
木枠の湯船がいい感じです。
二つに分かれています。
一つは水で薄めてない源泉ですが、熱くて入れません。
もう一つの方は好きなだけ水を入れて入ってください。 -
水道からこのホースで水を入れます。
スノコがひいてない足場に湯船の源泉が流れ出してるので熱くて歩けません。
湯がないところかスノコの上しか歩けません。 -
飲泉です。
少しだけ飲みました。 -
というわけで楽泉の湯は思わず笑いが出るほど熱かったです。
今まで入った温泉の中では最も熱い最強・最高の温泉でした。 -
夜がふけると温泉街はほぼ人通りがなくなっています。
-
ベッドルームは明治の建物だと思われます。
よく寝れそうです。
お休みなさい。 -
おはようございます。
ベッドルームの窓から見る温泉街の朝です。
夜は全く静かでした。 -
朝食も部屋食でした。
素朴な朝食ですが十分です。 -
朝食の後チェックアウトまで三朝温泉街を散歩してきます。
三朝川に3本の橋がかかっています。
川上から、恋谷橋、三朝橋、かじか橋です。 -
それでは散歩に出掛けてきます。
木屋旅館玄関です。
秘湯を守る会の提灯がぶら下がっていたらもっといい感じの玄関だと思うのですが・・・。
玄関は明治の建物。 -
三朝温泉一番の繁華街ですが、正直すこし寂しいです。
-
ここは廃業してるみたいです。
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靖国神社とか、竹島とかいった言葉が目立ちます。
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数件の料理屋や射的場や新しい三朝ヨーグルトの店などが目立ちました。
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中央の橋が三朝橋です。
-
この三朝橋に立ってみると川向こうには大型旅館が並んでいます。
万翠楼です。 -
橋から川上を眺めると左手に依山楼岩崎が見えます。
右手が今回宿泊した木屋旅館の並びです。 -
橋の袂の川の中に公衆露天風呂が見えます。
2~3人のおじさんが入っていました。 -
川に沿った遊歩道を歩いてみます。
-
大橋旅館の裏、川側が見えてきました。
みるからに古くて大きくて貫禄のある旅館のようです。 -
かじか橋まできました。
かじか橋に立って川上をみています。
右手が今歩いてきた遊歩道。
左手が大橋旅館など大型旅館が並ぶ通りです。 -
この橋の中央にかじかの湯という足湯がありますが、冬の間は足湯もお休みです。
-
かじか橋の向こうに見えてきたの三朝館です。
このような大型旅館が数件ありますが、斉木別館も今年リニューアルするようです。 -
ひと回りして木屋旅館に帰ってきました
-
木屋旅館の前の古民家でコーヒーのサービスがついていました。
-
木屋旅館の若主人がコーヒーを入れてくださいました。
-
美味しくいただき、いよいよチェックアウトします。
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木屋旅館は明治から三朝の湯を守ってきた小さな旅館ですが時代の流れに負けずにこれからも秘湯ファンのために頑張ってもらいたいと思います。
最高の湯宿でした。
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