私の温泉宿１００選＊＊＊＊松山観光と道後温泉・オールドイングランド道後山の手ホテル（愛媛県）

2024/02/22 - 2024/02/23

私は若い頃愛媛県で数年仕事をしていました。
しかし道後温泉に泊まった記憶があまりない。
松山城に登った記憶もない。
気がついてみると私の４トラベルに愛媛県の旅行記がない。
もう一つ、瀬戸大橋ができて３５年が経ちますが、車では何度も渡ってるのに電車で瀬戸大橋を渡ったことがない。
これらのないないを一度に解消しようと思いつき、JR特急で岡山から松山の道後温泉に１泊２日で行ってきました。

道後温泉には大和屋、ふなやなど老舗旅館があり、最近では隠れ宿がいくつもできています。
しかし今回はあえて洋風温泉ホテル・オールドイングランド道後山の手ホテルを選びました。
ホテルは名の如くイングランドを意識したコンセプトのもとに、フレンチレストランや結婚式場などを備え、若いお客が目立ちました。
浴場は道後温泉の源泉で問題なく、レストランは評判がいいようで外からフレンチ料理を求めて食事だけに来るお客も多いようでした。
部屋は最上階にあるエグゼクティブで、食事は上級のRoyalを組み合わせたプランにしましたが料金はリーズナブルで驚きました。
宿の選択は正解でした。

２日目は昼まで温泉街の散策をし、チェックアウト後、松山城に上り、その後JRで帰ってきました。


１日目
岡山１４時３０分JR特急しおかぜ～松山１７時２３分
雨のためタクシーで宿へ2０分

２日目
午前中、道後温泉街を散策
１２時チェックアウト
電車、ロープウエーを乗り継いで松山城１時間見学
松山１４時２３分JR特急しおかぜ～岡山１７時１１分

エリア 道後温泉(愛媛)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目

岡山駅
特急しおかぜに乗って瀬戸大橋を渡り、愛媛県松山まで行きます。
車では何度も渡っていますがJRで瀬戸大橋を渡るのは初めてです。
どのような景色になるのか興味津々。

岡山から特急で松山まで２時間５０分もかかります。
特急しおかぜは瀬戸大橋を渡るとすぐ宇多津駅で高松からくる特急いしづちと連結して松山まで行きます。

特急しおかぜ１号車

瀬戸大橋にきました。
橋の上が高速自動車道になっていて電車はその道路の下を走ります。
ですから景色は良くありません。

一部で鉄橋の合間から瀬戸内海がわずかに見えるだけです。
ということで電車ですと瀬戸大橋の景色は全く見えないと思っていた方がいいです。
自動車ですと景色は素晴らしいですが。

松山駅に到着したのが１７時半で、小雨が降っていたし、薄暗らくなっていたのでタクシーでホテルへ向かいます。
２０分ほどでオールドイングランド道後山の手ホテル（以後、道後山の手ホテルと書きます）に到着。
ほぼ温泉街の真ん中です。
立地条件はいいです。
道後温泉本館や商店街、路面電車の道後駅も歩いて５分以内です。

フロントです。
スタッフが若い。
最近の温泉宿でよく見かける東南アジアのスタッフもいないみたい。

フロント前がレストランです。
連休前の今日のディナーは１７時３０分と２０時の2部制とのこと。
レストラン内はいっぱいのようです。
ですから私たちは当然２０時からになります。

浴衣を選択できます

ロビー前にはイングランドの小物やガラス製品が展示され販売されています

ガラス細工のお雛様も展示販売されています

エレベータで部屋へ案内されます。
７０６号室なので最上階です。
結婚式場のフロアーもあります。
そういえばタキシード姿の男性や団体の若い人たちが賑やかに話していました。

7階のエレベータホールです。
シックでいいです。

部屋の前の廊下

今日の部屋です。
明日から３連休ですが、運良くエグゼクティブルームの予約ができました。

どうやらエグゼクティブルームは２部屋だけのようです。

５１平米の部屋です。
シックでシンプルでちょっぴり豪華でいい部屋です。

窓からの景色を見てみます。
もう薄暗くなっています。

山の上には松山城がライトアップされています

洗面台周囲は大理石風

トイレも清潔です

部屋の浴室もゴージャスで綺麗ですが使いません。
道後温泉源泉の大浴場へ行きます。

冷蔵庫はありますが空です。
ナチュラルウオーター２本サービスで置いてあります。
コーヒー紅茶はありますがお茶請けのお菓子はありません。

２０時までちょっとだけホテルの周囲を歩いてきます。

外壁にあるホテルのプレートと花が綺麗にライトアップされています

お隣は大和屋本店

改装中の道後温泉本館

ホテルに帰って夕食の前に温泉に入ってきます。
1階のロビーの片隅にあまり目立たないように温泉の入口があります。
写真右角です。

男湯、女湯の入り口です

みんな食事時なのでしょう、
大浴場が貸切状態なのでびっくりしました。
おかげで写真を撮ることができました。
湯煙で綺麗に撮れませんが。

露天風呂も併設されていますが格子の間から風が入ってくるというだけの露天風呂です。
街の中なので仕方ないです。
古い温泉宿といった風情はありません。

それでもお湯は道後温泉源泉が引かれています。
47.7度
PH9.1
加水なし
塩素あり
循環濾過装置ありと書いてあります

温泉も入っていよいよ夕食です。
フロント前のレストランです。

２０時からの部は席も余裕です。

ホームページで前もってメニューは見てきました。
Royalというクラスのディナーメニューです。

オレンジとチーズのアミューズと書いてあります。
プリンのようで美味しくて最初から高得点です。

アワビとホタテのポワレです。
食材の鮑というのがちょっとポピュラーですが、ちょっと酸っぱいラビゴットソースで挽回しています。

レタスとクレソンのブルーテ
ブルーテソースとは？
スマホで検索し、フムフム・・・
そういうものかと納得しながら味わうと楽しいものです。
お味の方も美味しくて感心。

メバルのポワレですが、これは珍しくて食べやすくて感動！
鯛よりはそうとう美味しい。

牛フィレのステーキです。
特上のフィレではないようですがまずまずです。

パティシェ特製デザート
これもスーパー美味しい！
満腹ですが食べ切りました。
総合的にとてもとてもリーズナブルで、久しぶりに感動もののフレンチでした。

満腹のお腹を抱えて寝ます。

２日目

おはようございます。
天気はまずまずのようです。
窓の下には道後館、道後御湯、大和屋別館、道後ぎやまんガラスミュージアムなどが見えます。

朝食は夕食と同じレストラン。
家内は和食

私は洋食でお願いしました。
ビュッフェでないので落ち着いて食事ができます。

今日は９時から１２時まで温泉街周辺を探索し、
チェックアウトしてから松山城へ登る予定です。

道後温泉本館、別館（椿の湯、飛鳥乃湯泉）、坊ちゃん電車と道後温泉駅、からくり時計、正岡子規像、伊佐爾波神社、商店街道後はいから通り、道後ぎやまんガラスミュージアムを回ってきます。

道後山の手ホテルを降りていくと改修中の道後温泉本館が上から見えます。

道後温泉本館は改修中ですが入浴だけはできます

道後温泉本館からすぐ近くに道後温泉別館が２つあります。
その一つ椿の湯です。
木造ではなくモダンな作りです。

別館二つはほぼ繋がっています

観光案内によく載ってる飛鳥乃湯泉の中庭
中庭と紹介してあるので入浴料が必要なのかと思っていましたが、全く道路に面した広場なので見るのは無料です。

インスタレーションと紹介してあるこのアート、
写真家の蜷川実花さんの写真だそうです。
アートの上を歩いても大丈夫です。
どのような材質かよくわかりません。
２０２４年７月まで展示してあるそうです。

左が飛鳥乃湯泉で右側が椿の湯。
つまり道後温泉別館である飛鳥乃湯泉と椿の湯に囲まれた中庭的スペースでした。

飛鳥乃湯泉入り口ですが時間の関係で２つの外湯には入浴はしませんでした。

商店街を抜けて道後温泉駅前広場に出てきました

この広場には路面電車道後温泉駅があり、

駅の前には坊ちゃん電車が飾ってあります。
坊ちゃん電車は２０２４年３月１７日までお休みでした。

商店街入り口隣にカラクリ時計があります

１０時にカラクリ時計が動き始めました。
夏目漱石の坊ちゃんに登場するキャラクターの人形がでてきます。
約５分ほどでした。

カラクリ時計の隣に正岡子規青年の頃の銅像がひっそりと建っていました

正岡子規銅像のある車道を渡ると伊佐爾波神社（いさにわじんじゃ）が正面の鳥居の向こうに見えてきました。

途中、空の散歩道という看板がありました

湯神社がこの上にあり道後温泉本館が眼下に見えるとのことです。
しかし下から見ると階段の向こうは絶壁のように見えます。
階段の頂上に立つとインスタ映えする写真が撮れそうです。

湯神社から降りて再度　伊佐爾波神社へ向かいます。
階段を数えると確かに１２０段ほどありました。

なんとか上り切りました。
重要文化財、朱色の社殿です。

健康をお願いして帰ります

降りの階段もリハビリにいいです

道後温泉商店街に帰ってきました。

アーケードの天井から下がってるグラデーションのスダレが綺麗です

そろそろお土産も買わなくっちゃー

坊っちゃん団子をおばさんが一人で作ってるお店があります。
坊っちゃん団子を買うとお茶がついてきます。

商店街を上がっていって山の手ホテルの近くにある道後ぎやまんガラスミュージアムへ最後に行ってみます。

ここはどうやら道後山の手ホテルと同じ系列の施設のようです。
結婚式場山の手迎賓館やレストラン葉山茶寮、宿泊所山の手別邸葉隠れ、ガラスミュージアムが１ヶ所にあります。

私たちはガラスミュージアムだけが目的です。
綺麗な庭などがあり、いわゆる道後温泉のイメージとはかけ離れた一角です。

わかりにくかったけど、ガラスミュージアムに入ることができました。
江戸ガラスから昭和の懐かしいガラスコップまで展示してあり、それなりに楽しめました。

１２時が近づいてきました。
山の手ホテルに帰ってきました。
ゆったりとした１２時のチェックアウトには助かりました。

急いでパッキングしてチェックアウトです。
オールドイングランド道後山の手ホテルは十分楽しめました。

今回最後の観光である松山城へ行きます。
道後温泉駅から路面電車に乗ります。

大街道という駅で降りて１０分ほど歩いて松山城ロープウエーのりばにきました。
途中、食堂やレストランが並んでいて見てると楽しいです。
大勢の人が並んでる店は全て鯛めしの看板が出てるお店です。
みんな、鯛がお好きなんだな～と感心しました。

松山城へ登るロープウエーとリフトが並走しています。
どちらへ乗っても同じ料金です。
私たちはロープウエーに乗りましたが若い人はリフトの方が楽しいみたいです。

ロープウエーだと３分、リフトだと６分で着きます。

お城の駅まであっという間です。
早咲きの桜が咲いていました。

ロープウエーを降りても天守閣まではちょっと歩かなければいけません。

かっこいい急斜面の石垣です

天守閣が左奥遠くに小さく見えます。
まだあそこまで歩かなければいけません。

最初に現れた立派な門は筒井門です

昭和４５年に改造されたみたいです

次の門は太鼓門だったと思う

この門をくぐると本丸広場に出ました。
売店やトイレがあります。
天守閣がだいぶ近づいてきました。

ここで天守閣に入る料金所を通らねばなりません。

天守閣入り口です

刀剣や書などが展示してあります。
刀剣を持ちあげたり、鎧を身につける体験コーナーもありました。

上に上にと登って行きます。
階段が次第に急になってきました。

天守閣からの眺めです。
海抜１５０メートルほどの高さから見る松山市街です。

松山港から道後温泉まで一望できます。
まさに松山の街はこのお城を中心にして広がってるのがよくわかりました。

天守閣から降りてきました。
大天守と小天守を１枚に収めることができるビュースポットです。
１時間ほどで松山城が見学できました。
思ってたよりはるかに大きなお城でした、

帰りもロープウエーで降ります。
大街道まで歩いて、そこから路面電車でJR松山駅へ向かいます。

JR松山駅、１４時２３分発特急しおかぜに間に合いました。
特急しおかぜは偶然、あんぱんまん号だったのでおまけがついたみたい。
子供達が多く乗っていましたが、結構家内も喜んでいました。

１泊２日で松山、道後温泉を満喫して岡山へ帰ります。