私の温泉宿１００選＊＊＊＊＊嬉野温泉・ハミルトン宇礼志野（佐賀県）

2023/04/29 - 2023/04/30

地元の賛成、反対がありながら西九州新幹線が昨年（２０２２年）９月に開通しました。
嬉野温泉はJRの駅がある武雄温泉に押されがちでしたが、この度なんとか新幹線嬉野駅ができてどれだけ便利になったかゴールデンウイーク前半の２連休に嬉野温泉へ出かけることにしました。
嬉野温泉は初めてです。老舗の大きな旅館がいくつもありますが、この度選んだ宿は温泉地には珍しい洋館建てのハミルトン宇礼志野です。
建物はイギリス風、食事は創作イタリアン、お風呂はツルツル肌の嬉野温泉。
それでは出かけてきます。

エリア 嬉野温泉(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急

＜特急リレーかもめ」
ゴールデンウイーク前半に１泊で西九州新幹線と嬉野温泉の旅に出かけてきます。
岡山から博多へ来ました。
まず特急リレーかもめで武雄温泉に行きます。
武雄温泉で西九州新幹線・かもめに連絡してるので特急リレーかもめという名前がついてます。
精悍な黒の特急リレーかもめが入ってきました。

今回はグリーン車に乗ってみました。
外観よりは中の方が豪華で綺麗でとても新しい車両のようです。

＜西九州新幹線かもめ＞
博多から１時間で武雄温泉に到着。
リレーかもめは武雄温泉が終点です。
（一部は佐世保までいきます）
武雄温泉のプラットホームは線路幅の違う在来線のリレーかもめと新幹線のかもめが両サイドに止まるようになっています。
乗り換え時間は約３分ですが３０秒もあれば乗り換えできます。

西九州新幹線は現在「かもめ」だけです。
在来線特急リレーかもめは博多＝武雄温泉の往復だけです。
博多＝佐世保（ハウステンボス）を走る特急「みどり」がありますが、その中でも武雄温泉で西九州新幹線かもめに連動する「みどり」はこれもまたリレーかもめと呼ばれます。
ややこしいです。
西九州新幹線かもめは武雄温泉＝長崎の往復だけです。
嬉野温泉は武雄温泉で新幹線かもめに乗ると次の駅です。
乗車時間は約５分です。
しかしせっかく博多でリレーかもめに乗っても　乗り継いだ新幹線「かもめ」は嬉野温泉に止まるのと止まらないのがあるので要注意です。
今回の旅行で以上のことがわかりました。

今回は西九州新幹線に乗るということが一つの目的だったのでまず嬉野温泉に止まる「かもめ」を選び、その「かもめ」に連動してる特急リレーかもめに博多から乗ってきたということです。

武雄温泉から嬉野温泉は５分１駅ですのでさすがに自由席に乗りました。
よく空いています。

＜嬉野温泉駅＞
ということでややこしかったですが、西九州新幹線嬉野駅に「かもめ」で到着しました。

嬉野温泉で降りる人はとても少ないです

改札口を出ました

嬉野温泉駅は半年前にできたばかりです。
周囲はまだこれから開発されていくといったところです。

今夜の宿泊はハミルトン宇礼志野です。
お迎えをお願いしていました。
他の宿も１軒だけお迎えが来てるようでした。

嬉野駅から５分近くかかりました。
ハミルトン宇礼志野に着きました。
歩いてたら３０分近くかかりそうです。
お迎えをお願いしていてよかった！
今日は特に大雨です。

温泉地では珍しい欧風の建物で、
イギリスのマナーハウスを思い出します。

玄関からフロントへのアプローチ

玄関のドアを開けるとすぐに重厚な作りのロビーです。
ハミルトン宇礼志野はオープンして２９年とのことです。
オーナーも一度変わったそうです。

ここでウエルカムドリンクです。
家内はノンアルコール、
私はスパークリングワインです。

ロビー横に売店があります

受付を済ませ、館内の説明を聞きながら部屋へ案内してもらいます。
ロビーのある棟は１階がロビーと売店、２階がレストランです。
これから渡り廊下を通って宿泊棟へ行きます。

宿泊棟の１階に高級ウィスキーを飲むことのできるバーと温泉浴場があります。

本日の部屋はスーペリアツイン４１２号室３６平米。
最上階４階の真ん中の部屋で庭に面しています。
３階よりは４階の部屋の方が眺めは格段にいいと思います。
部屋はすっきりしていて広さも思ってたより広くてちょうどいいです。

和室もありますが当然ベッドルームを選択。
清潔感があります。

コーヒーのサービス

鏡台の上にはお菓子もあります

伊万里焼の柿右衛門の図柄のクッキーです。
伊万里焼の好きな人にはたまりません。
食べるのがもったいないような素敵なクッキーです。

冷蔵庫は無料です。

洗面台はふつーだと思います

室内にお風呂もありますが、温泉に入るのでお風呂は使いません。

部屋からの眺めです。
ロビー棟と庭が綺麗に見えます。
青い窓がレストランです。
ロビー棟と宿泊棟をつなぐ渡り廊下が見えていますが１階はロビーへ２階はレストランへ繋がっています

庭の中心部はジャングルのように大きな樹木で囲まれています。
その中心にガラスの三角屋根が見えますが、あそこが露天風呂です。
この後すぐに行ってみます。

宿泊棟の１階から庭に出て露天風呂へ行きます。

庭に出てレストランを外から写真におさめておきます

左のロビー棟と右の宿泊棟をつなぐ渡り廊下を庭側から見たところです。

庭に出て宿泊棟を見上げたところです。
４階の真ん中が本日の私たちの部屋です。
４階でも反対側の部屋は庭側ではなく町を一望する景色だと思います。

この庭を進んでいくと・・

すぐに露天風呂の入り口です。
男女は時間で交代です。

一見どこかのプールへ来たかのようですが、洋風露天風呂といった感じでなかなかいいです。

小雨のなかの露天風呂でしたが、流石に嬉野の湯はツルツルです。
温度もいいです。
こちらでは石鹸を使うことはできません。
浸かるだけです。

ジャングルの中の露天風呂といった感じで和風旅館の露天風呂とは違って新鮮でした。

露天風呂に続いて内風呂に入ります。
男女入れ替えはありません。
男女の作りはほぼ同じです。

三十の部屋があり、コロナの明けたゴールデンウイークなのでほぼ満室と聞いていますが、その割にはお風呂で他のお客と会いません。
誰もいないのでまず写真を１枚撮らせてもらいました。
流石に嬉野湯はつるつるでいい湯です。

温泉分析表
PH7.3 、泉温９７度、３３３リットル/分
さすがですね。
九州では昨年レジオネラ菌騒動があったので各温泉宿は神経質になっています。
ここでもレジオネラ菌陰性の証が一番前に置いて有りました。

お風呂の後は夕食です。
季節食材を楽しむ至高のイタリアンというコースです。
個室ではなく、天井の高いゆったりとしたレストランです。
部屋といい、レストランの席といい、なんだか優遇されてるような気分です。
旅行会社の力かな？？

席の窓から私たちの部屋も見えています。

ビールとノンアルコールワインで乾杯です。
目の前の小さな盆栽様のものはオリーブの実のピクルスが刺してあり、おつまみにとって食べてくださいとのこと。
家内が一つ味を効いていました。

キッシュですが説明がありましたが覚えていません。
おいしかったのは覚えています。

メニュー以外にもサービスがありました

鴨生ハムとサラダ見たいなものですがなかなか手がこんでますね。

説明を受けても覚えられません。
肉コロッケみたいな感じです。
美味しいです。

チーズパスタのようです。
普通のパスタのお店では味わえないような感じです。

オマール海老の塩味が効いたカラスミ焼とのことです。
一番美味しかった。

ビールの後は焼酎です。
地元の波佐見焼のグラスにたっぷりと焼酎が入っていてご機嫌です。

佐賀牛ヘレのグリルです。
お腹がいっぱいになりました。

今日は寝ます。
温泉も夕食も満足でした。

おはようございます。
昨日は大雨で洪水注意報が出てたみたいですが、今朝は晴れです。
いつものように早朝温泉に浸かってきます。
その後朝食です。

雨が降ってないので朝食会場へは２階の渡り廊下から行ってみます。
ここを通れば階段を登り降りしなくてもいいので足の悪い人にはおすすめです。

朝食会場は夕食と同じレストランです。

流石に和風温泉宿の朝食とは一味違う洋食です。
十分美味しい朝食です。

朝食の後チェックアウトまで嬉野の街を散歩してきます。
ホテルからこの坂を降りて行きます。

坂を降りると比較的近くに同系列の宿・華翠苑があります。
ここの温泉も利用できるのですが、温泉はハミルトンだけで十分です。
でも売店はこちらの方が大きいのでこちらでお土産は買いました。

嬉野温泉を流れる川は嬉野川です。
何本か橋がかかっており、川を挟んで温泉宿が点在しています。
これはあけぼの橋という名前がついていました。

街を流れる嬉野川です

嬉野は湯豆腐と嬉野茶が有名だそうです。
お茶の店ととうふの店があちこちにあります。

元湯というホテルが見えてきました。
このホテルもハミルトンと同じ系列だそうです。

この通りが嬉野温泉商店街です。
といっても普通のお店がパラパラといった感じです。
その中に立派な宿がありました。
大正屋でした。

今回も宿を決めるときに大正屋も一応チェックはしましたが、なぜかやめました。
朝ですのでスタッフがお見送りしてる時間帯でした。

大正屋の前あたりが中心地になるようです。
嬉野は長崎街道の宿場町だったようです。

豊玉姫神社への参道入り口も大正屋の前にありました。

由緒ある神社のようです。
現在は美肌の神様となっています。

この通りに足湯が何箇所かあります。
地元の人でしょうか、足湯を楽しんでおられます。

この通りの中心部を川の方へ曲がると大正ロマンのシーボルトの湯があります。
嬉野温泉公衆浴場です。
シーボルトが嬉野温泉に立ち寄ったとのことで名前が付けられています。

シーボルトの湯を曲がると嬉野橋です。
温泉街には珍しい鉄橋です。
大正の文明開化を意味してるのでしょうか。

嬉野温泉街の１／４ぐらいを４０分ほどで回って帰ってきました。
最後にこの坂を登るとハミルトン宇礼志野です。

嬉野温泉街を回ってくるとハミルトン宇礼志野は嬉野温泉と違和感がないのがわかってきました。
英国風建物、大正ロマン、古き良き温泉。
このコンセプトがわかってきたようです。

チェックアウトです。

１０時３０分に嬉野温泉駅まで送ってもらいます。

５分ほどで嬉野温泉駅に着きました。

＜嬉野温泉駅＞
駅の東側の写真も撮っておきます。
おそらくこちら側が正面だと思います。
駅併設のホテルも完成間近のようです。
道の駅もできていました。
国立病院機構嬉野医療センターという大きな病院もできていました。
これから駅周辺の開発が進むのでしょう。

長崎発の新幹線かもめが入ってきました。
一駅だけですので自由席に乗ります。
ゴールデンウイークですが十分座れます。

＜武雄温泉駅＞
５分で「かもめ」の終着駅武雄温泉に到着。

同じホームで待ってる特急リレーかもめに乗ります。
昨日来る時に乗った黒い特急リレーかもめの方が内装が豪華でした。

＜新鳥栖駅＞
博多で新幹線に乗り換えてもいいのですが、一つ手前の新鳥栖で降りて駅弁を買います。
鳥栖といえば「かしわめし」が有名です。
ところが新鳥栖駅には売店がなく、立食うどんの片隅に少しだけ駅弁が置いてあり見過ごすところでした。
危ないところでした。

無事「かしわめし」も買って鹿児島から来る「さくら」に乗って岡山へ帰ります。
ややこしい西九州新幹線のこともよくわかりました。
ゴールデンウイークだというのにあまり賑わってない嬉野温泉の雰囲気もわかりました。
その中でも宿泊したハミルトン嬉野は建物も温泉も食事も接客も大変満足のいくものでした。
少々疲れました。

この旅行記へのコメント （2）

• パパさん 2024/02/06 14:21:08

  こんにちは。

  yakkunnさん
  
  こんにちは。
  「2023年GW　美食の旅　1日目」つたない旅行記ですが訪問頂きありがとうございます。
  
  嬉野温泉のハミルトン嬉野の旅行記拝見いたしました。
  とても懐かしく読ませて頂きました。
  嬉野温泉街も散策しました。豊玉姫神社も当時は、初詣になりました。(笑)
  
  嬉野温泉のハミルトン嬉野は、2021年のGWに行きました。
  阿寒湖の雛の座も2021年夏休みに行きました。ちなみに旅行記は書いていません。
  
  2024年GWは、大分、熊持、長崎、佐賀と行く予定です。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  時々お邪魔します。
  
  パパさん
  

  yakkunnさん からの返信 2024/02/06 17:20:44

  RE: こんにちは。

  パパさん、
  書き込みありがとうございます。
  
  温泉宿は和風の食事が多いですが、ハミルトン嬉野は今までとは違った雰囲気の温泉宿でして結構気に入りました。
  イギリスへは一度しか行ってないですがハミルトン嬉野はマナーハウスの雰囲気がありとても良かったのを覚えています。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  yakkunn