2023/09/16 - 2023/09/17
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yakkunnさん
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2023年4月に広島県の宮島の向かいにオープンしたばかりのSimose Art Garden Villaに宿泊してきました。
建築に詳しい方はご存知の坂茂(ばんしげる)さんが設計のVillaと美術館です。
建築家の設計のVillaは非日常的であります。
オープンまもないのでまだ十分土地に馴染んではいませんが、家庭の匂いがしない新鮮な感覚を味わってきました。
いつも古い温泉宿ばかり探して泊まっていますが、たまにはこんな経験もいいものです。
なお、今回宿泊したのは10棟あるうちの水辺のVilla A棟です。
美術館の方も斬新な設計なので驚くことが多かったです。
ガレは私の専門分野ではありませんが楽しむことができました。
オールインクルーシブの1泊の料金が高いか安いかそれは各人の感性によると思います。
日帰り美術館鑑賞だけでなくできれば宿泊して、ゆっくりフランス料理を食べながらスタッフと会話を楽しみ、美術館閉館後に誰もいなくなった敷地内を散策するとSimoseのコンセプトがわかってくると思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<下瀬美術館とSimose Art Garden Villa>
広島県の一番西、大竹市。
岡山から車できました。
晴海臨海公園敷地内をぐるりと回ると下瀬美術館に到着します。
Simose Art Garden Villaは下瀬美術館敷地内にあります。 -
ここまでくるとガードマンが誘導してくれます。
2023年3月にオープンした下瀬美術館は丸井産業(株)社長がオーナーで、エミール・ガレを中心にした美術館です。
2023年4月にオープンしたSimose Art Garden Villaは美術館の敷地内にあり建築家、坂茂(ばんしげる)が設計した10棟の個性的なVillaです。 -
車道と遊歩道がいい感じのエントランスです。
早くも歩道脇にVillaの一つがかすかに見えてきます。 -
右手に美術館正面が見えてきました。
ここにもガードマンが居て案内してくれます。
左に見えてるのがVilla宿泊者のレセプションです。 -
バンガロー風の小屋で宿泊者は受付をしますが、美術館の受付と間違って一般の人が時々覗いてきます。
このレセプションも木を組み合わせた坂茂設計です。 -
ここで受付を済ませ、ウエルカムジュースを頂いて、部屋まで送迎用のカートで送ってもらいます。
-
駐車場の写真ですが、
昼は美術館来館者でほぼ満車となります。 -
ジュースを頂いていたらカートの準備ができました
-
敷地内の説明を受けながら本日の宿泊Villaへ送ってもらいます。
美術館を挟んで右手奥が森のVilla5棟、左手奥が水辺のVilla5棟です。
今日の宿泊は水辺のVillaA棟です。 -
ここから先は宿泊者専用エリアなのでカードがないと通れません。
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周囲の樹木はまだ大きくなっていません
-
本日の宿泊棟に到着です。
水辺のVillaエリアにはA~Eの5棟がありますが、美術館に一番近いA棟です。 -
A~E棟の外観は同じですが、部屋の中はそれぞれコンセプトが違います
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玄関です。
キールスティックというオーストリアの木材を壁や屋根に使ってあるそうです。 -
部屋は瀬戸内海に面していて、向かいの島は宮島です
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イス、家具、壁はキールスティックが使用されています。
椅子の足や、衝立など紙管を使用するのが坂氏の好みだそうです。 -
テーブルにはフルーツが準備されていました。
-
下瀬美術館のメインテーマであるエミール・ガレの作品が部屋に置いてあります。
おそらくエミール・ガレ風の花瓶だと思いますが・・・。
部屋のキーとカードはいつも持ち歩く必要があります。 -
テレビのリモコンのボタンを押すと家具の中からテレビが上がって出てきます。
-
冷蔵庫です。
オールインクルーシブですので当然無料です。
なくなったら補充してもらえます。
ワインセラーの中のワインもどうぞ!! -
もちろんコーヒーもあります
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ウイスキーもどうぞ!
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ベランダにまず出てみます。
結構小さな虫が多いのでドアの開閉に気を使います。 -
水に浮く四角い建物は美術館の展示室です。
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部屋の正面に見えるのは宮島です
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この水辺に沿ってVillaが5棟並んでいます
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洗面台と浴室です
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浴室は地元の石が使われています。
何石か忘れました。
浴室内で転倒すると怪我をしそうです。
十分気をつけてください。 -
Villaのもう一つのコンセプトはエコです。
歯ブラシは木で、歯磨き粉は紙です。
アメニティーはほぼないので自分のを持って行く必要があります。
女性は気をつけてください。 -
トイレは特に変わったところはありません。
シンプルです。 -
この衝立は紙管でできています。
-
壁はオーストリアの木材キールスティック
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あんどんも紙管でした
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スタンドは坂氏の初期の作品だそうです。
カーテンの柄もキールスティック柄です。 -
美術館内にあった敷地の模型です。
美術館が中心で、右手に水辺のVillaとガレの庭、左手に森のVillaとレストランが見えます。 -
それでは夕食前に敷地内を探索してきます。
部屋の前がガレの庭です。
宿泊エリアは柵がありますので部屋のカードキーで柵を開けて入ります。 -
目の前はガレの庭です。
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モネの庭は日本中のあちこちにありますが、ガレの庭は少ないと思います。
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ガレのガラスや家具の作品に書かれてるいろんな植物を植えてあるとのことです
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あちこちに植物の説明もあります。
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庭の方からVillaの建物がみえています
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円形の池がありますが夜はライトアップされていました
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このガレの庭は宿泊者でなくても美術館に入場すれば見ることができます。
時間外は宿泊者だけが入れます。 -
美術館とガレの庭の通路です
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ここが不思議な通路です。
美術館の建物は外側が全面ガラス張りですので建物の壁が全て鏡になっています。
歩いていても不思議な感じです。
この通路が何回通ってもとにかく不思議な感じなのです。 -
この通路を通り抜けるとまた両サイドの建物の外壁が全面鏡になっていて建物はなく、空や樹木だけといった感覚になります。
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よく見ると両サイドに建物の壁があるのですが、建物がないような錯覚に陥ります。坂茂さんの設計です。
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美術館正面に向かう道です。
左手に丘が見えてきます。 -
レセプションと美術館が見えてきました
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宿泊者だけが通れる望洋テラスへの道です。
行ってみます。
一般の人は時間内に美術館の中から望洋テラスへ行くことができます。 -
なんだかエジプトみたいです。
-
円形の美術館ホールも美術館通路も鏡張りなので広大な平原のようです。
確かに建物全てがアートなのです。 -
望洋テラスにきました。
美術館の屋上なのです。
水面に浮く8つの移動型展示室が眼下に見えます。 -
正面に見えるのが宮島です。
有名な大鳥居は島の影になって見えませんが。 -
そろそろ部屋に帰って夕食までにお風呂に入ります。
敷地内を横切り、ガレの庭を通り、部屋に帰る近道です。 -
この通路は本当に面白いと思います。
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そしてまたガレの庭を通ってカードで扉を開けてVillaへ帰ります。
-
夕食です。
カートのお迎えを頼みました。
レストランの前でははシェフが立ってお迎えです。 -
レストランの隣では水上展示室がライトアップされていました。
-
レストランはオープンキッチンです。
若いスタッフがシャキシャキと動いています。
窓の外は少し暗くなってるのでいい写真が撮れません。
外の景色は明日朝食の時に撮ります。 -
最初の一口から始まりました。
今日は珍しくシャンパーニュをいただきます。
スタッフが気さくでいろんなことを話してくれるのでこちらも気兼ねなく尋ねます。
パンは自家製焼きたてなのでついつい食べてしまいます。 -
オードブルからデザートまで2者択一なので選択の楽しみもあります。
家内と私がチョイスしたものを並べてみます。
季節のスープ、車エビとトマトのゼリー寄せ赤ピーマンのソース、鮑のグリルと冬瓜、鴨のフォアグラのソテー
流石にどれも美味しいです。 -
オマール海老のロースト エビみそソース、広島の神石牛フィレ肉グリル赤ワィンソース。
これ以外にあおりいかのサラダといかすみのリゾットや鴨のフォアグラソテー、萩漁港のお魚、骨付き仔羊のローストなどが選択できます。
食材は全て地元に近いものです。
中でも神石牛のフィレ肉は最高でした。 -
ここからデザートです。
解説は聞いたのですが忘れました。 -
最後にまだお菓子が出ます。
満腹です。 -
レストランから部屋までまたカートで送ってもらいます。
レストランを出ると美術館ホールと展示室がライトアップされていて綺麗。 -
美術館正面、ホールの中がよく見えます。
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レセプションのライトアップもきれいです
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Villaへの通路
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水に浮いてる展示室、ガレの庭もライトアプされています。
あちこちのライトアップは昼間の美術館入館だけでは見ることのできない、宿泊者だけの特権ということです。 -
それではおやすみなさい
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おはようございます!
宮島に朝日が登ってきました。 -
部屋の正面なので眩しいです。
キールスティク柄のカーテンをします。 -
8時に朝食をお願いしています。
朝ですのでカートは頼まず散歩しながらレストランへ向かいます。
この通路の右手が森のVillaエリアです。 -
森のVillaエリアと水辺のVillaエリアの開錠カードが違うので私たちも森のVillaエリアへは入れませんでした。
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朝食も夕食も同じレストラン内です。
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おはようございま~す、
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明るいです
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昨日写真に撮れなかった、レストラン内にある宿泊者専用フリーラウンジです。
ドリンクや軽食が用意されますが結局利用することはありませんでした。 -
この紙管衝立の向こうが半個室ということのようです。
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朝は外の景色がよく見えます。
瀬戸内海と宮島です。 -
森のVillaの一部も見えています
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スムージーが美味しい、
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焼きたてパンも食べ過ぎになります
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チョイスの卵料理も小さめにお願いしました。
フレンチトーストもパンケーキもごく小さいのを作ってもらいました。
なんでも要望を聞いてもらえます。 -
さて朝9時30分の美術館開館に合わせて美術館に入ってみます。
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壁はガラス張りで外からは鏡になっていますが中からは外が見えるようになっています。
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美術館ロビーです。
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中央の樹のイメージもキールスティックで出来ています。
少しだけのショップががあります。 -
コーヒーのコーナがあります、
後ろにレストランが見えますが、レストランは日曜日の昼はほとんど予約でいっぱいのようです。 -
ここから展示室です
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ガラス張りの通路の右に四角い8つの展示室入り口があり、
通路左に望洋テラスへの通路と、企画展示室があり、
通路の突き当たりがガレの庭への出口となっています。 -
企画展示室
今回の展示はエミール・ガレの紹介でした。 -
まず人物画のゴブレットからです。
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ガレの家具はインパクトがあります
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年代順にガレの作品がわかりやすく整理されています
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水に浮かぶ可動型展示室という名前がつけられてるカラフルな四角い8つの部屋がつながっています。
入ってみます。
各部屋ごとに展示のコンセプトがあります。
まずガラス製品の説明の部屋でした。 -
ガレ工房の部屋
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ドームの部屋
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マイセンと西洋画
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マイセン
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小磯良平の部屋
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小磯良平
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薮内左斗司の部屋
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東山魁夷の部屋へ続きます
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最後の部屋は肖像画の部屋です。
オーナーの多種にわたるコレクションをかいま見ることが出来ました。 -
通路の突き当たりからガレの庭に出ることができます。
すでに大勢の人が庭を見学していました。
私たちは昨日誰もいない庭をゆっくりと見学したのでここは飛ばします。 -
ガレの庭を通って部屋へ帰り、帰る準備をします。
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カートをお願いしてレセプションへ向かいます
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レセプションでチェックアウトです。
それでは車で岡山へ帰ります。
1泊するとSimoseの全体像がよくわかりました。
広大な敷地全てがArtでした。
良い体験をさせてもらいました。
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