2023/04/29 - 2023/04/29
51位(同エリア405件中)
+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
MOMAS(モマス)コレクションを見に埼玉県立近代美術館へ行ってきました。「MOMAS」は、埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称だそうです。
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
7時過ぎに沼津駅を出ます
沼津駅 駅
-
三島駅から富士山が見えます
新幹線で東京まで三島駅 駅
-
JR北浦和駅西口より徒歩3分ぐらいのところにある北浦和公園へ
北浦和駅 駅
-
緑豊かな北浦和公園に1982年に開館した埼玉県立近代美術館(MOMAS)。モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品をコレクションして展示しています。
北浦和公園 公園・植物園
-
「見る、創る、発表する」をコンセプトにした総合美術館で、グリッド(格子)を基調とした建物は造形的にもすぐれたものです。
埼玉県立近代美術館 美術館・博物館
-
フェルナンド・ポテロ「横たわる人物」1984年
-
埼玉県立近代美術館は建築家・黒川紀章の設計による最初の美術館です
-
オーギュスト・ルノワール「三人の浴女」1917-19年
ルノワールの最晩年の作品です。持病のリウマチに苦しめられながら、時には手に絵筆を縛り付けてまで制作を続けたと伝えられるように、旺盛な制作意欲は最後まで衰えませんでした。この作品では豊満で生命力に満ちた三人の裸婦が、赤や橙、黄などの暖色系の色彩と流れるような柔らかいタッチで描かれています。 -
カミーユ・ピサロ 「エラニーの牛を追う娘」 1884年
1884年、ピサロはエラニーに移住します。当時パリから2時間、エプト川沿いの豊かな緑に包まれた人口600人余のこの小村は、以後ピサロのインスピレーションの源となります。彼は終生この地を愛して、エラニーの自然や人々を描いた数多くの作品を残しています。 80年代前半は印象派の多くの画家にとって試練の時代でした。画商デュラン=リュエルらの支援にもかかわらず、印象派の作品はほとんど売れず、画家たちは自らの作品に将来の希望を託して、それぞれ制作に打ち込んでいました。この作品は、ピサロとエラニーの幸福な出会いから生まれたものといえるでしょう。画面を包むあたたかい光とともに、ピサロの自然に対する愛情が、密度の高い点描を通して伝わってきます。 -
クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら、夕日」1888年
同じ視点から朝の効果を描いた他の2点の作品の存在が知られています。2年後に描かれる25点の《積みわら》によって、モネは《睡蓮》へと連なる壮大な連作の世界に分け入っていきますが、この作品はその先駆けとなった記念碑的なものです。1870年代までの画風に比べ、筆触は柔らかく繊細になり、幾重にも重ねられて、画面のすみずみに及んでいます。どっしりとした積みわらを基点に、流動する大気と浸透する光、絶え間なく変容する世界が見事にとらえられています。厚みのある大気や光に包まれて、あらゆるものがゆっくりと動いているようです。モチーフの積みわらは、脱穀前の麦を積み上げたもので食料貯蔵庫の役割も果たし、農業国フランスの大地の豊穣を象徴するものでもありました。 -
草間彌生 「A.Q. INFINITY NETS」 1960年
草間彌生は戦後の日本を代表する女性の芸術家です。絵画、彫刻、パフォーマンス、エッセイなど幅広い分野で才能を発揮してきました。草間の作品の特徴である、網目や水玉を繰り返し描く表現は少女期の素描までたどれますが、その表現が大画面の絵画制作に用いられたのは、渡米した50年代末からです。ニューヨークで描かれたこの作品《A.Q. Infini-ty Nets (無限の網)》は、その頃の草間の制作をよく伝えています。眼がくらむようなこの網目は、描かれた線ではなく、赤い地の上に無数の黒い形を描くことで浮かびあがったものです。作者自身は、こういった地と図、ポジとネガを反転させたような網目を無限に表現することを、宇宙にむけて自分の魂を回帰させる行為と考えていました。 -
草間彌生「青蛇の目をもつ花瓶」
-
田中田鶴子「円と空間」 1988年
-
倉田白羊「小笠原島」 1914(大正3)年
-
倉田白羊「石塀」1927-32年頃(森田恒友旧蔵)
-
倉田白羊「房州風景」 1918(大正7)年
-
倉田白羊 「夏の崖」 1928(昭和3)年頃
-
倉田白羊「山ふところ」1933(昭和8)年
1922年倉田白羊は、親友山本鼎(かなえ)が設立した日本農民美術研究所を応援し、副所長兼教育部長として信州上田に転居しました。そして38年に亡くなるまで、その地で自らがめざす「如実迫真(にょじつはくしん)の態度」で、自然を凝視する厳格な造形を探り続けました。ここでは、あらゆるものが強い陽射しを浴びています。最も目をひく前景の木は、太い幹から一本一本の枝まではっきりとした陰影で肉付けされ、自然の中で存在を強烈に誇示しています。丸太の山や積みわらなども、それぞれ重厚な立体物として堂々とそびえ立っています。「何ものをも振り落とすまいと心がける」と語り、あるもの全てをないがしろにせず、それぞれが生命力を持つ存在としてとらえようとする倉田白羊の「如実迫真の態度」は、この作品にも遺憾なく発揮されています。 -
倉田白羊「柳の若芽」 1933(昭和8)年
-
森田恒友「 ブルターニュ4」 1915(大正4)年
-
森田恒友「見下ろしたる港町」 1916(大正5)年
-
堀越陽子「太陽の歌」1987年
-
エミール=アントワーヌ・ブールデル「チリの女」1921年
この作品は、チリのサンティアゴに住むヴァルガス夫人の肖像です。ブールデルは、彼の弟子であったこの女性をモデルに小規模のものから中規模のものまで4種類の作品を制作しています。豊かな頭髪を布でおさえ、憂いをふくんだ顔立ちをしたこの女性は、なめらかで優美な形態ではなく、かたい荒削りの肉付けで処理されており、建築のような構築性がうかがえます。そこには、これまでのフランスの伝統的な彫刻から脱した新たな表現が見られます。また、師であるロダンが内なる感情表現を外に向かって形づくったのに対し、ブールデルは彫刻の外形から内面の精神的な深さを表そうとしました。 -
小村雪岱「おせん」1941年頃(没後の後摺り)
邦枝完二(くにえだかんじ)の『おせん』は、昭和8年に朝日新聞に連載された時代小説で、雪岱がその挿絵を担当しました。雪岱の挿絵は人気を博し、挿絵画家としての彼の評価は不動のものとなりました。物語の舞台は江戸の明和期、主人公は笠森稲荷境内にある水茶屋の看板娘おせん。往来で彼女に言い寄る若旦那の徳太郎を振り払っておせんが逃げる場面です。頭巾をかぶっているのがおせん、桐油合羽(とうゆがっぱ:桐の実の油を引いた紙で作った雨コート)をまとっているのが徳太郎です。しかし、この作品の魅力はむしろ、蛇の目傘や強く降りしきる雨を描き出す切れ味鋭い線と、それをきわだたせる意表をついた構図にあります。雪岱は、挿絵の構図を少し変えた肉筆画を残しており、この版画はそれを再現して高見澤木版社から発行されたものです。 -
シャルル・デスピオ「ビアンキーニ嬢」1929年
きりりとまとめ上げた髪、ぴんと張った高い鼻、しっかりとむすばれた口もと、正面を見据えるひとみ……。清楚(せいそ)できりっとした響きをもつ美しい若い女性のブロンズ像です。モデルはリヨンのビアンキーニ・フェリエ布地店の創立者の娘です。デスピオの作品には、ほかの前衛的な彫刻家に見られるような激しさや新奇さはありませんが、典雅さと静けさに満ちています。ロダンはデスピオと気質が異なることを感じてはいましたが、彼の鋭敏な視覚と豊かな感受性に眼をとめ助手にしています。デスピオは、彫刻制作の理念として調和と均衡を何よりも重視し、さらに光を意識しながら形の本質を追求しました。「風変わりで突拍子もないものをつくることは簡単だ。難しいのは皆と同じようにやりながら何かを言えることだ。」とデスピオは語っています。 -
クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら、夕日」のタペストリー
-
開館当初から近代以降の優れたデザインの椅子を収集し、館内に常時数十種類を展示しているため、「椅子の美術館」としても知られています
-
柳原義龍「風の中の鴉」1981年
-
柳原義龍「道標 鳩」1974年
-
橋本省「流水の門」1985年
-
田中米吉「ドッキング」1985-86年
-
橋本真之「果実の中の木もれ陽」1985年
-
噴水池から北浦和駅に戻ります
-
埼玉県立近代美術館からの帰り、上野で降りてうさぎや寄りました。
うさぎや 専門店
-
どら焼きとうさぎ饅頭を購入
どら焼きの餡は、十勝産の小豆を使ったとてもやわらかい、粒餡です。 レンゲの蜂蜜が入った表面がサクッとした皮からこぼれでそうです。
うさぎまんじゅうは、大和芋の香りとあっさりした漉し餡がベストマッチ。焼印の耳と、赤い目が可愛いと 人気急上昇です。 -
こちらは日本橋高島屋
ドラえもんがいます日本橋高島屋S.C. 百貨店・デパート
-
こちらにもドラえもん
イベントのようです
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2023 美術館・博物館
-
山梨県立美術館 今年もお正月にミレー館で写真撮影してきました
2023/01/02~
甲府
-
レオポルド美術館・エゴン・シーレ展とTHE CAVE DE OYSTER、Aqua Park 品川
2023/01/28~
品川
-
ルーヴル美術館展~愛を描く、STING “MY SONGS” JAPAN TOUR 2023
2023/03/11~
有明・新木場
-
国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」
2023/03/18~
上野・御徒町
-
THE CAVE DE OYSTERと上野の桜、シーレ展とブルターニュ展
2023/03/18~
上野・御徒町
-
2023.4 山梨県立考古博物館
2023/04/01~
甲府
-
2023.4 埼玉県立近代美術館(MOMAS)
2023/04/29~
浦和
-
東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
2023/04/29~
水道橋
-
マティス展 Henri Matisse: The Path to Color
2023/05/01~
上野・御徒町
-
SOMPO美術館「ブルターニュの光と風」展
2023/06/10~
新宿
-
特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(1)古代メキシコへのいざない
2023/06/17~
上野・御徒町
-
特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(2)テオティワカン 神々の都
2023/06/17~
上野・御徒町
-
特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(3)マヤ 都市国家の興亡①
2023/06/17~
上野・御徒町
-
特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(4)マヤ 都市国家の興亡②パレンケ、
2023/06/17~
上野・御徒町
-
特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」(5)アステカ テノチティトランの大神殿
2023/06/17~
上野・御徒町
-
2023.6「恐竜博 2023」へ行ってきました
2023/06/17~
上野・御徒町
-
2023.6 川崎市岡本太郎美術館に行ってきました
2023/06/25~
登戸・新百合ヶ丘
-
2023.6 藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました
2023/06/25~
登戸・新百合ヶ丘
-
帝都で見る英国・テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ(1)精神的で崇高な光
2023/07/22~
赤坂
-
帝都で見る英国・テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ(2)色と光
2023/07/23~
赤坂
-
2023.9 テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本、山梨ぶどうの旅
2023/09/09~
甲府
-
2023.10 特別展「海―生命のみなもと―」+永遠の都ローマ展
2023/10/08~
上野・御徒町
-
2023.10 モネ 連作の情景
2023/10/21~
上野・御徒町
-
2023.10 ゴッホと静物画 ― 伝統から革新へ
2023/10/21~
新宿
-
2023.10 パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命(1)
2023/10/21~
上野・御徒町
-
2023.10 パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命(2)
2023/10/21~
上野・御徒町
-
2023.11 妹とイヴサンローラン展、ゴッホ展、京王プラザホテルビュッフェ
2023/11/25~
新宿
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
浦和(埼玉) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023 美術館・博物館
0
37