2023/06/17 - 2023/06/17
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+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
今年(令和5年度)一番楽しみにしていた、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫る特別展「古代メキシコ ーマヤ、アステカ、テオティワカン」が、東京国立博物館で開幕しました。会期は2023年6月16日(金)~9月3日(日)なのですが、開幕後すぐの土曜日、妹を連れて行ってきました。私は、2012年の8月、メキシコで8日間の遺跡巡りをしており、懐かしい思い出。妹はピラミッドなどの大きな古代遺跡と生贄が大好物(笑)なので、二人でじっくりと楽しんできました。展覧会の展示は全て写真撮影Okだったのでたくさん写真を撮ってしまいました。2012年の思い出の写真も加え、旅行記を作成したので章ごとに分割してアップしていきたいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
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第1章 古代メキシコへのいざない
前1500年頃、メキシコ湾岸部に興ったオルメカ文明は、メソアメリカで展開する多彩な文明のルーツともいわれます。 広大な自然環境のなかで人々の暮らしを支えたのは、トウモロコシをはじめとする栽培植物と野生の動植物でした。やがて、天体観測に基づく正確な暦が生み出され、豊穣と災害をもたらす神々への祈りや畏れから様々な儀礼が発達し、生贄が捧げられました。本章では、オルメカ文明の象徴的な一作品を紹介するとともに、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に通底する4つのキーワードを解説します。 -
メキシコには35もの世界遺産があり、なかでも高い人気を誇るのが、古代都市の遺跡群です。前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3千年以上にわたり、多様な環境に適応しながら、独自の文明が花開きました。本展は、そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点をあて、メキシコ国内の主要博物館から厳選した古代メキシコの至宝の数々を、近年の発掘調査の成果を交えてご紹介するものです。普遍的な神と自然への祈り、そして多様な環境から生み出された独自の世界観と造形美を通して、古代メキシコ文明の奥深さと魅力に迫ります。
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「オルメカ様式の石偶 」オルメカ文明 年400前~1000前 メサス出土・ラス・デ・セロ メキシコ国立人類学博物館
オルメカ文明からは、儀礼と結びついた王権や多くの神々の概念など、その後のメソアメリカ諸文明に様々な要素が受け継がれました。この幼児像の顔には人間とジャガーの特徴が併せて表現されています。 -
オルメカ文明とは、マヤ文明を遡ること紀元前1200年頃、メキシコ湾岸地方に突然あらわれた新大陸でもっとも初期の古代文明です。またオルメカといえばこちら「巨石人頭像」大きなもので3mにもなるこの人頭像は、もともと頭だけで体の部分はありません。以前はその風貌からモデルはアフリカ黒人であり、メソアメリカとアフリカとの交流説も提唱されましたが、現在ではオルメカの歴代君主、もしくは球技の競技者の肖像であるという説が有力視されているようです。
※本作品は出展されていません。メキシコ国立人類学博物館にて撮影 -
オルメカ芸術を象徴する「力士像」
※本作品は出展されていません。メキシコ国立人類学博物館にて撮影 -
会場各所には、4K、8Kといった高精細映像や最新テクノロジーを駆使した、古代メキシコを知るための映像上映スポットがあります。
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「マスク」テオティワカン文明 年550~350 メキシコシティアスカポツァルコ地区出土 メキシコ国立人類学博物
サイズと形状から実際にマスクとして使われたものではなく、ティオテイワカンの香炉台に装飾としてはられたものと思われます。 -
「貴人の土偶」マヤ文明 年950~600 ハイナ出土 メキシコ国立人類学博物館
マヤ人は、織物、染料、革細工、羽細工などの技術に優れ、特に王侯貴族は美しく着飾っていました。墓地として使われたユカタン半島西岸のハイナ島からは多くの写実的な土偶が出土しています。 -
「貴人の土偶」(横から)
ここに表されている貴人は大きな帽子を被り、ヒスイの耳飾りや大きな首飾りを着け、美しいコートを羽織っています。このような縁の広い帽子は、旅をするときによく使われたようです。土偶の青色はマヤブルーと呼ばれる独特の顔料が使われており、1000年以上経った今も鮮やかな色を保っています。 -
「装飾ドクロ」アステカ文明 年81~1469 出土11埋納石室、マヨール・テンプロコーパル マヨール博物館
古代のメキシコでは、本物の頭蓋骨にトルコ石など貼り付けて頭部像を作りました。この頭蓋骨の歯は生前から装飾的な加工が施されていました。死後、胴体からきりはなされ。皮を剥がれ小さな円形の穴を開けそこに巻き毛を押し込んだと思われます。両目のくぼみには貝殻と黄鉄鋼で瞳を模しました。 -
メソアメリカの諸文明は、その多様な自然環境に育まれてきました。低地部の多くは、高温多湿の熱帯地域で、大きな都市が栄える前は密林に覆われていました。
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「ジャガーの土器」マヤ文明 年950~600 タバスコ州出土 メキシコ国立人類学博物館
アメリカ大陸最大のネコ科で食物連鎖の頂点に立つジャガーですが、妹からはジャガー横田しか思い出せないと・・・
私はジャガーといえばXJ6シリーズIII(英国車)かフェンダーのカートコバーン ジャガーモデル(ギター)。千葉のジャガーさん(ミュージシャン、タレント、実業家)もいました(笑) -
「フクロウの土器」マヤ文明 年600~250 オシュタンカフ出土 メキシコ国立人類学博物館
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「クモザルの容器」中央ベラクルス 年1521~950 ベラクルス州出土 メキシコ国立人類学博物館
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「チコメコアトル神の火鉢」(複製)アステカ文明 年1521~1325 メキシコシティ メキシコ国立人類学博物館
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「チコメコアトル神の火鉢」(側面から)
トウモロコシは、トウガラシやトマトなどと並び、新大陸を代表する栽培植物。その起源は、前7000年頃にさかのぼります。長期間にわたる遺伝的変化を経て主食になると、政治や宗教においても重要な意味をもちました。人間はトウモロコシからつくられたという創世神話もあるほどです。 -
「チコメコアトル神の火鉢」(実物)
※(実物)は出展されていません。メキシコ国立人類学博物館にて撮影 -
「石皿(メタテ)」「石棒(マノ )」テオティワカン文明 年550~250 ベンティージャ出土 テオティワカン考古学ゾーン
テオティワカン遺跡博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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「暦の文字」マヤ文明 年頃647 忘れられた神殿出土、パレンケ メキシコ国立人類学博物館
パカル王が築いた「忘れられた神殿」の柱を覆った碑文の一部。 -
「夜空の石板」アステカ文明 年1521~1325 メキシコシティ出土 メキシコ国立人類学博物館
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「夜空の石板」(背面から)
農業には雨季と乾季の予測が重要で、人々は熱心に天体の観測を行なっていました。太陽、月、金星そして日食や月食の周期を正確に把握し、365日の太陽暦や260日の宗教暦など、様々な暦を生み出しました。 -
「太陽の石(アステカカレンダー)」
※本作品は出展されていません。メキシコ国立人類学博物館にて撮影メキシコ国立人類学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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オルメカ文明以前から現代に至るまで、ゴムボールを使った多様なゲームが専用の球技場で行なわれてきました。人身供犠(じんしんくぎ)を伴う宗教儀礼、外交使節を迎えての儀式、賭けの対象ともなるスポーツや娯楽など、球技には多くの意味合いがあります。
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チチェン・イッツァの「大球技場」
負けたら生け贄(心臓取り出され、首晒され肉は食べられる)って絶対やりたくない競技(勝った方が生け贄説もあり)ですね。
※2012.8撮影古代都市チチェン イッツァ 史跡・遺跡
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球戯場の蛇、アンコール遺跡のナーガのよう・・・
※2012.8撮影球戯場 建造物
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「球技をする人の土偶」マヤ文明 年950~600 ハイナ出土 メキシコ国立人類学博物館
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「球技をする人の土偶」(横から)
この土偶の人物のように厚い防具を着け、大きく重たいゴムのボールを、おもに腰を使って打つ球技は、マヤの王侯貴族にとって特に重要でした。球技は戦争や人身供犠とも深くつながっており、王自らが球技をしている姿を描いた石彫も数多く残っています。 -
「球技用防具(ユーゴ )」中央ベラクルス 年950~600 ベラクルス州出土 メキシコ国立人類学博物館
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「ゴムボール」マヨ族 現代 シナロア州収集 メキシコ国立人類学博物館
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午前中だったのでゆっくり写真を撮りながら見て回ることができましたが、ランチを食べ帰る頃には大行列ができていました。
東京国立博物館 美術館・博物館
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「トテック神の頭像」アステカ文明 年1521~1325 マヨール出土・テンプロ マヨール博物館
太陽、月、トウモロコシ、人間……古代メキシコの世界観では、あらゆる生命体は、神々の働きと犠牲により存在します。それ故、自然界の動植物そして人間も、世界の存続のため自ら身を捧げました。残酷にもみえる儀礼(人身供犠)は、こうした利他精神に支えられていたのです。テンプロ・マヨール 建造物
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「テクパトル(儀礼用ナイフ)」アステカ文明 年20~1502 出土52埋納石室、マヨール・テンプロコーパル マヨール博物館
魚のようなかわいいナイフ。グッズにもなっていました。 -
「歯状ナイフ」アステカ文明 年81~1469 出土6埋納石室、マヨール・テンプロ
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