2023/10/21 - 2023/10/21
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新宿から上野へ移動。まずは、10月20日(金)から開催されている、上野の森美術館「モネ 連作の情景」へ
HPより~
印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれません。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作60点以上*が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、「印象派以前」の作品もご紹介し、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追います。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界をご堪能ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
-
予約なしですが、待たずに入場できました。
上野の森美術館 美術館・博物館
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印象派を立ち上げる以前のモネは人物画も多く手掛けていました。本展は、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心にした「印象派以前」の作品から、〈積みわら〉や〈睡蓮〉などの多彩なモティーフの「連作」まで、展示作品のすべてがモネ。“100%モネ”の贅沢な展覧会です。海外30館以上を含む、国内外40館以上から集められた代表作を堪能できる、またとない機会となります。
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「ラ・ロシュ=ギュイヨンの道」1880年 国立西洋美術館
松方コレクションの1枚
ここからは写真撮影できませんが、過去に撮ったものから一部アップします。
※本展での撮影ではありません国立西洋美術館 美術館・博物館
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「アトリエ舟」 1874年 クレラー=ミュラー美術館
モネは、パリ近郊のセーヌ川に面した町アルジャントゥイユにアトリエを構えると小さなボートを購入し、アトリエ舟に仕立て、セーヌ川に浮かべて制作しています。セーヌ川に係留されたアトリエ舟を中央に、奥の岸辺にはアルジャントゥイユの森や遊歩道、建物が描かれています。水面は穏やかで、アトリエ舟や周囲の景色が静かに映り込んでいます。風景画家のドービニー(1817-78)に倣って造られたアトリエ舟は、ボートの上に小屋を設えたもので、モネはこれに乗って川面や水辺の光景を多数描きました。
※本展での撮影ではありませんクレラー ミュラー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「プールヴィルの断崖」1882年 東京富士美術館
第3章テーマへの集中
夏の晴天の下、切り立った崖が砂浜と海に青い影を落としています。複雑な陰影をたたえた石灰岩の岩肌は、様々な色彩が用いられることで表情豊かに描かれています。ノルマンディー地方のプールヴィルからヴァランジュヴィルの海岸に見られる断崖や渓谷の景観に魅了されたモネは、1882年のうちにこの地域に2度滞在し、100点もの海景画を残しまし
※本展での撮影ではありませんた。東京富士美術館 美術館・博物館
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「海辺の船」1881年 東京富士美術館
1880年代の初めにモネは、ある転機を迎えていました。1879年、妻を失い、翌80年にはサロン出品をめぐってドガと対立、印象派展への出品をとりやめました。本作が描かれた81年も参加を断っています。そうした時期にモネを引き寄せたのは、幼い頃から親しんだノルマンディーの海でした。本作はこの年の春、滞在したフェカンで描かれたもの。心の暗雲を吹き払うかのような陽光満ちわたる空と、岸に乗り上げた帆船の黒いシルエット。ノルマンディーの明るい空と海はモネの画興を誘い、翌年のプールヴィルの連作へと続いてゆきます。
※本展での撮影ではありません東京富士美術館 美術館・博物館
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「波立つプールヴィルの海 」1897年 国立西洋美術館
モネが生涯を通じて愛したモティーフの一つに、故郷ノルマンディー地方の海と空が形づくる景色があります。これは最初の師ブーダン譲りのモティーフとも言えますが、風俗画的要素を多分に残すブーダンに対して、モネの関心はむしろ風景自体にありました。浜辺の漁師小屋から描かれたこの作品において用いられた手法は、彼の他の多くの風景画と異なり、リズミカルな粗い筆触の交錯であり、塗りは非常に薄くなっています。
※本展での撮影ではありません -
「ポール=ドモワの洞窟」1886年 茨城県近代美術館
第4章 連作の画家、モネ茨城県近代美術館 美術館・博物館
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クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら」1884年 ポーラ美術館
1880年代終わりから晩年にかけてのモネの作品は、一つのテーマをさまざまな天候や、季節、光線のもとで描く「連作」が中心になりますが、これはモネが愛好していた葛飾北斎の『富嶽三十六景』や歌川広重の『名所江戸百景』といった浮世絵から発想を得た可能性があると考えられています。1891年5月、モネは15点の「積みわら」の連作をデュラン=リュエル画廊で発表しており、そのうちの1点です。
※本展での撮影ではありませんポーラ美術館 美術館・博物館
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「ジヴェルニーの積みわら、夕日」1888年 埼玉県立近代美術館
同じ視点から朝の効果を描いた他の2点の作品の存在が知られています。2年後に描かれる25点の《積みわら》によって、モネは《睡蓮》へと連なる壮大な連作の世界に分け入っていきますが、この作品はその先駆けとなった記念碑的なものです。1870年代までの画風に比べ、筆触は柔らかく繊細になり、幾重にも重ねられて、画面のすみずみに及んでいます。どっしりとした積みわらを基点に、流動する大気と浸透する光、絶え間なく変容する世界が見事にとらえられています。厚みのある大気や光に包まれて、あらゆるものがゆっくりと動いているようです。モチーフの積みわらは、脱穀前の麦を積み上げたもので食料貯蔵庫の役割も果たし、農業国フランスの大地の豊穣を象徴するものでもありました。
※本展での撮影ではありません埼玉県立近代美術館 美術館・博物館
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「チャリング・クロス橋、テムズ川」1903年 リヨン美術館
これ以降の展示は、なんと写真撮影OKでした。リヨン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「国会議事堂、バラ色のシンフォニー」1900年 ポーラ美術館
1900年冬に、モネは息子ミシェルが留学していた英国のロンドンに滞在し、「国会議事堂」の連作を描き始めました。その翌年の冬にも同地に滞在して描きつづけ、その後ジヴェルニーのアトリエで仕上げ、1904年のデュラン=リュエル画廊の個展で発表しました。モネは、議事堂の真東に位置するセント・トーマス病院のテラスからこの風景を描いています。夕陽の逆光によって議事堂は青いシルエットとなって浮び上がり、さらにテムズ河にその影を落としています。テムズの水面にたち込めた霧の揺らぎが、建物の細部や輪郭を曖昧にしています。国会議事堂、霧、テムズ河という要素はまさにロンドンを象徴するものですが、なかでも霧が創り出す複雑な光の効果がモネの心をとらえました。ポーラ美術館 美術館・博物館
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「ウォータールー橋、曇り」1900年 ヒュー・レイン・ギャラリー
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「ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ」1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
モネは1899年から1901年に3度ロンドンを訪れ、テムズ川に架かる橋や国会議事堂などの連作を手掛けました。その中でもこのウォータールー橋は一番多く描かれた題材で、滞在したホテルからテムズ川下流の方向を見て描かれています。モネはわざわざ霧の深い冬を選んでロンドンを訪れるなど、ロンドン名物の霧を透過する複雑な光の様相を捉えようとしました。 -
「ウォータールー橋、ロンドン、日没」1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
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「ジヴェルニーの風景、雪の効果」1886年 ヘヒト美術館
第5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭 -
「ジヴェルニー付近のリメツの草原」1888年 吉野石膏コレクション(山形美術館に寄託)
モネは1883年パリから70kmほど行ったところにある小さな町ジヴェルニーに移り住みました。本作はそのジヴェルニー付近のリメツの草原を描いた作品です。 -
「ジヴェルニーの草原」1890年 福島県立美術館
『ジヴェルニーの草原』は積み藁の連作より少し前に描かれました。夏の遅い午後、空が淡い紫色へと変わりゆくひとときの、あたたかく芳しい大気が感じられます。 -
「黄昏時の流氷」1893年ラングマット美術館、バーデン
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「ジヴェルニー付近のセーヌ川」1894年 上原美術館
上原美術館 美術館・博物館
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「ジヴェルニーの洪水」1896年 ニュ・カールスベア美術館、コペンハーゲン
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「芍薬」1887年 ジュネーヴ美術歴史博物
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「睡蓮」1897-98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館
ジヴェルニーでモネが情熱を注いだのは絵の制作とガーデニングでした。池の水面を間近に捉え、まるで大画面の一部のような作品です。赤みを帯びた白い睡蓮が豊かな花弁を広げ、切れ込みのある円い葉とともに池に浮かんでいます。クローズアップした構図を素早く粗い筆致で捉え、青や紫などさまざまな色を使って活き活きと描かれています。 -
「睡蓮の池の片隅」1918年 ジュネーヴ美術歴史博物館
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「睡蓮の池」1918年頃 ハッソ・プラットナー・コレクション
庭の樹々や空の雲が、まるで鏡像のように池の水面に映し出され、その色と形が睡蓮の花や葉と交ざり合い、明るく暖かな色彩の見事な調和が構成されています。遠景になるほど光の量は増し、池の片隅に立って制作するモネの眼と、絵を見る私たちの眼が重なります。視覚障害を患いながらも制作に打ち込んでいた晩年の大作の一つです。
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