2004/05/01 - 2004/05/01
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jijidarumaさん
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番外編:【ドイツ語Die Gemuetlichkeitゲミュートリヒカイト:なんと訳せばいいのか!】
JTB【街物語ドイツ】暮らす・写真で知るドイツ (216~217頁:1996年4月1日初版)
という観光本が手元にある。その頁に
≪なんと訳せばいいのか! Gemuetlichkeitゲミユートリヒカイト≫
と書いてある。
ドイツ人は<ゲミユートリヒカイト>という言葉が好きで、日常的に生活の場で良く使う。
駐在中にこの言葉を聞いて、はてな?と思ったことがしばしばあった。
とりわけ、下に述べた『Ein Prositアイン プロージット(乾杯の歌)』で繰り返されるのだが。
写真は2004.05.01.南ドイツ・オーストリア周遊:ミュンヘンのホフブロイハウス
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
新婚旅行で娘(長女はドイツ生まれの日本人学校の同級生と結婚した。婿殿の父上もドイツ駐在生活は十数年と私より長い)が購入したものをもらったのか?記憶がないのだが・・・。
手元にあるこの本は退職後、ドイツの旅に出る度に参考資料としてよく利用した。
写真はJTB【街物語ドイツ】暮らす・写真で知るドイツ :1996年4月1日初版という観光本 -
その216~217頁に写真のような文章が出ていた。
文章をスキャンして、下記した。
・・・・・
≪なんと訳せばいいのか! Gemuetlichkeitゲミユートリヒカイト≫
1Lジョッキでグィッ!
ミュンヘンのビアホールで、楽隊が無数に繰り返し、そのたびに客がザイデル(ジョッキ)を高々と上げて唱和する歌に、『乾杯の歌』がある。
その歌詞は、「乾杯! 乾杯! der Gemuetlichkeitデア・ゲミュートリヒカイト!」という単純なものである。 デアというのは冠詞であって、女性名詞の第3格で、「・・・・・に」となる。とすると、ビアホールの客たちは、ゲミュートリヒカイトに対して乾杯していることになる。
写真はJTB【街物語ドイツ】暮らす・写真で知るドイツ (216~217頁:1996年4月1日初版)という観光本 -
たとえば、ビアホールで写真のような場に出くわすとする。典型的なバイエルン風の場面である。
彼らは異邦人であるあなたを見て、たぶん、こっちにきて我々と飲もうよ、と声をかけてくるだろう。
そして、その誘いにのると、座はたちまち打ち解けて、いつの間にか肩を叩き合い、お互いにビールをおごり合い、百年来の友のような気分になる。
この気分がゲミュートリヒカイトなのである。
辞書には「気楽な、くつろいだ、心地よいこと」などとある。しかし、日本語にこのように訳してしまうと、ちょっと違うな、という気がしてくる。
写真はミュンヘンのホフブロイハウスの絵 -
それは、この言葉がドイツ人の心清に根ざすものであり、たとえば「くつろぎ」ひとつとっても、私たちの「くつろぎ」とドイツ人の「くつろぎ」とでは質が違うからである。
写真は1979.07.29.ドイツ第一回の駐在・最後の夏季休暇は南ドイツを巡った。
この時ミュンヘンのホフブロイハウスを子供連れで訪ねた。
勿論、子供達はジュースを、私共は1Lジョッキでグィッ!
ホフブロイハウスの主なビールの種類と特徴:
*Hofbraeu Dunkelホフブロイ・ドュンケル、
創業時からあるバイエルンの伝統のスパイシーな黒ビール。
*Hofbraeu Original ホフブロイ・オリギナール、
当店オリジナルのラガービール。
*Muenchner Weisse ミュンヘナー・ヴァイス、
ミュンヘンの香り豊かな白ビール。
*Radler ラドラー、
ラガービールとレモネードを混ぜた、女性に人気のビールカクテル。ホフブロイハウス 地元の料理
-
では、どうしたらゲミュートリヒカイトのなんたるかを理解できるか。
それはやはり、ドイツ人の中に入って、乾杯の歌を大声で唱和するしかないだろう。
・・・・・・・・・・
写真は2004.05.01.南ドイツ・オーストリア周遊:*ドイツ・バイエルン国王 ルードヴィヒ2世とオーストリア皇妃 エリザベート ----愛称 “シシー” を 巡る旅*と称して南ドイツからオーストリアをほぼ一周して、帰途、ミュンヘンから30kmにあるリゾート、シュタルンベルガー湖畔のFeldafingフェルダフィングにあるGolfhotel Kaiserin Elisabethゴルフホテル・カイザリン・エリザベートに3泊した。
この日、ミュンヘン旧市街に車を走らせ、家内の友人、そのお嬢さん共々、ホフブロイハウスを訪れたのだ。
お決まりの1Lジョッキで乾杯だ!皆でザワークラウトと焼きソーセージを食べながら、結局、3Lを飲むことに、いい気分にできあがりました。
近くの席ではお誕生日の人を祝って、大騒ぎです。 -
20年前には、中庭の大きな木の下の席で、「夏大根の輪切りに塩をかけたもの」をツマミに、ビールを飲んだのを思い出しましたが、今はようやく、5月ですから、誰一人、中庭には座っていません。
写真は2004.05.01.南ドイツ・オーストリア周遊:ミュンヘンのホフブロイハウスとホテル カイザリン エリザベート
Starnbergersee:(3泊)
Golfhotel Kaiserin Elisabeth (4星)
120x3 Euro=360
D-82340 Feldafing 、Am Starnberger See
ドイツアルプスの高い山々----3000m弱級----は暖かな陽気に少しずつ雪を融かしてきていますが、南バイエルンの野から見上げる山々は雪で白々と見えます。
そしてこのホテルの庭からも、ドイツアルプスが湖の先に白く遠望できます。
この庭にはオーストリア・ハンガリー帝国のエリザベ-ト皇妃の座像(写真左上)があり、ホテルの正面テラスレストランから良く見える小高くなった場所に置かれています。ここで皇妃は座りながら、物思いにふけっていたそうです。ゴルフホテル カイザリン エリザベス ホテル
-
ミュンヘンのホフブロイハウスの歌"Ein Prosit der Gemuetlichkeit"
http://www.youtube.com/watch?v=WR8VmCDdt5o&NR=..
"Ein Prosit.der Gemütlichkeit" - YouTube
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:ロゴ -
■"Ein Prosit der Gemuetlichkeit"
歌詞(ドイツ語)
Ein Prosit, Ein Prosit, derGemuetlichkeit.
Ein Prosit, Ein Prosit, derGemuetlichkeit.
Eins! Zwei! Drei! G'suffa!
Prost!
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:正面から -
■歌詞(かな読み)
アイン プロージット アイン プロージット
デァ ゲミュートリヒカイト
アイン プロージット アイン プロージット
デァ ゲミュートリヒカイト
アインス! ツヴァイ!ドライ! ズッファ!
プロースト!
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:レストラン内で演奏するバイエルン風楽団 -
*的確な説明が<法政大学新田研究室ブログ>にあったので引用させて頂いた。
http://blog.livedoor.jp/audimax1/archives/51519866..
『ズッファ(g'suffa)は南ドイツのバイエルン方言で、過去分詞のgesuffa。
標準ドイツ語では動詞のsaufen(=呑む)で、過去分詞は,gesoffen。
ドイツ語の「1、2」は「アインス ツヴァイ」だが、バイエルン方言になると 「oans zwoa」(オァンス ツヴォア)になるとか・・・。
また、PrositプロージットもProstプローストも同じラテン語に語源を持つ。古代ローマから人々はずっと“乾杯”してきたのだ』
この曲は「健康を祝して乾杯!」(ジョッキを飲み干せ!)と歌っているのでしょう。saufenは「酒を飲む」でSuff は「大酒を飲むこと」との事で、この曲に関係のある単語だと思います。
同じような意味の言葉でsuffeln 、Sueffelもあるようですが・・。
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:レストラン内 -
尚、バイエルン方言の「oans zwoa」(オァンス ツヴォア)は南の旅をしていても、殆ど耳に入りませんが、初めてこの単語を知りました。
oans zwoa g'suffaと称する曲も下に付け加えましたが、私の耳にはそう歌っているのかよくわかりません。
http://www.youtube.com/watch?v=Ny8i8Oz7-Ao&fea..
Franzl Lang - In Muenchen steht ein Hofbraeuhaus
Franzl Lang - In München steht ein Hofbräuhaus - YouTube
・・・・・
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:レストラン内 -
さて、『Ein Prositアイン プロージット(乾杯の歌)』が歌われる、Hofbraeuhausホフブロイハウス(Platz 9, D-80331 Muenchen) とは、州立ホフブロイハウス醸造会社が直営する、ドイツ・バイエルン州ミュンヘン市にあるビアホールの一つである。旅行ガイドブック等ではミュンヘンの観光名所の一つと紹介され、大変人気も高い。
ミュンヘンの中心部にあたるマリエン広場から徒歩約5分の所にある。建物の1階がビアホール、2階がレストラン、3階が有料のショーが催されるフロアとなっている。中でも1階は体育館ほどの広さのあるホールとなっており、木の長椅子と長いテーブルが並んでいる。原則として相席となっている。
バイエルン風の楽団演奏も行われており、『Ein Prositアイン プロージット(乾杯の歌)』等が演奏されている。
また、1階の中庭はビアガーデンとなっている。春から夏にかけてのビアガーデンは連日大盛況で、大きなMassマスという1Lのビールジョッキをいくつも運ぶ、バイエルンの民族衣装を着た給仕嬢に驚く事だろう。
・・・・・・・・・・・・
写真はミュンヘンのホフブロイハウス:中庭はビアガーデン -
≪Die Gemuetlichkeitゲミュートリヒカイト:快適な、情操の豊かなこと≫
ドイツ人はこの言葉が好きで、日常的に生活の場で良く使う。上述したような<ホフブロイハウスの場面>はともかく、またJTBにあるように<私たちの「くつろぎ」とドイツ人の「くつろぎ」とでは質が違うからである>としても、ちょっと気になるものだ。
追憶の旅:アルバムを開けば、あの時の光景が浮かぶ。私にとってはゲミュートリヒカイトなことなのだ。
ここでは18枚の写真を選んで、以下のように編集・追記した。もちろん他にもあるのは言うまでもない。
写真は2004.04.23.オーストリア・ヴォルフガング湖と白馬亭の景観は忘れがたい。
オーストリアのザルツカンマーグート地域にはヴォルフガング湖という美しい湖がある。その湖畔にホテル・レストラン白馬亭(Im Weissen Roessl am Wolfgangsee)があり、15世紀には記録に出てくるという。教会と船着き場という村の中心地にあり、湖に突き出た形で建っている。
1971年に発行された高名な日本画家である東山魁夷(ひがしやまかいい)・・・画家には珍しく、フランスではなく、ドイツに留学した“ドイツ学派”・・・が書いたドイツ・オーストリア紀行文、「馬車よ、ゆっくり走れ」にも、このホテルに宿泊したことが出てきます。
レストランの事は何も書かれておりませんので、何を食べられたかは分かりませんが・・・。
この時、私は20年ぶりに、このレストラン白馬亭の“ペッパーステーキ“を食べる事が目的でした。
というのも、20年前の夏季休暇で、この近くのペンジョンに泊り、ザルツカンマーグート地域を巡りましたが、その際、白馬亭で夕食を楽しみに訪れたのです。そして、注文したペッパーステーキの美味しさに驚き、家族全員が翌日も同じメニューを注文したことを思い出します。
其の事もあって、今回の旅はチャンス到来だと、宿泊ホテルとはちょっと離れた所ですが、わざわざやってきたのでした。
結果的には思い入れのペッパーステーキはメニューに記載が無く、シェフに頼んで食べた品は何やら期待した味ではありませんでしたけど。Romantik Hotel Im Weissen Rossl ホテル
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ドイツの形容詞にgemuetlichゲミュートリヒがあり、keitカイトと後ろにつけて女性名詞となる。
Das Gemuetダス ゲミュートという中性名詞もあって、「気持ち。心情。気質。」の意味があり、例えばdas deutsche Gemuetは“ドイツ(人)気質”であり、er hat kein Gemuet“彼は情が無い。あるいは彼は思いやりが無い”といった言い方をする。
ドイツ人とのやり取りの中で、これらの言葉を最初に耳にした時は、その意味が分からなかった。その言葉を使用する状況といった、言葉の背景が良く分からなかった所為である。
追憶の旅:
写真は2004.04.24.古城ホテルHaunsberg ハウンスペルクはザルツブルグの近郊、車で15分にある。小さな古城ホテルだが、豊かな朝食、木瓜の花の美しさが目に残っている。
Oberalm:(2泊)古城ホテルSchloss Haunsperg (4星)
A-5411 Oberalm b.Salzburg、Hammerstr.32
森に囲まれ、蔦に覆われた古城ホテル・ハウンスペルグ(14世紀に大理石で作られた)、それに併設された教会・・・350年の古さをもち、一族の結婚、葬儀に使用されてきたという。エリカ女主人も結婚に利用したとの事---、アンチークな家具,調度品と魅力満点なホテルだ。
“岩塩の城”ザルツブルグの南にあるHalleinハラインは岩塩の産出とその交易で栄え、ケルト民族の居住地でもあった当時の先進地で、その隣町にこのホテルがあり、ドイツ国境にも近く、ドイツの素晴らしい観光地ベルヒテスガーデン、ケーニヒス湖方面やオーストリアのザルツカンマーグートへの拠点にしようと考えて、このホテルを選んだ。 -
<gemuetlichゲミュートリッヒ>はドイツ語の辞書に
「①気持ちのよい、快い、愉快な、寛いだ、のんびりした、情のある、心の温かい、居心地のよい、②心情の豊かな」・・・つまり、「もつとも精神的安定が得られ、寛いだ一時」を指すようである。
この言葉は気心の知れた友人、あるいは家族と、ドイツ的にはちょっと暗めの暖かな部屋で、ワインの杯を傾けながら、時間を気にせず、愉しく語り合うときの雰囲気を表現するには最も適切な言葉のようである。
ドイツ人にはこの上なく居心地の良いという時にそれを表現する言葉なのだ。
追憶の旅:
写真は2004.04.27.オーストリア・ヴァッハウ渓谷・ドナウ川畔に立つ、念願の5星の古城ホテル デュルンシュタインはまことに素晴らしい。
Duernstein :(1泊)
古城ホテルSchloss Duernstein (5星)
186 Euro 注:ハルブペンジョン方式を適用された。
A-3601 Duernstein/Wachau 2
“ヴァッハウ渓谷の珠玉”と言われるDuernsteinデュルンシュタインは真にロマンチックな小さな町です。
念願の5星の古城ホテルSchloss Duernsteinデュルンシュタイン(40室)では、嬉しい事にプレシ-ズンということで、予約した部屋より格上げされた、ドナウ川を眺望できる部屋に変更して頂けました。また、ホテル側の配慮で、レストランもハルブペンジヨン方式(朝、夕食付の部屋料)にしてくれて、この旅で一番高い部屋料でしたが、結果的に安くして頂いたようです。
3階でエレベーターを降りると、目の前の空間は、書斎やら、応接の間のような場であり、花や絵画、本、古めかしいピアノ、家具で優雅さを演出しています。各部屋はこれを囲むようになっていて、我々の部屋は天井も高く、アンチーク家具が備えられて、落ち着いた良い部屋でした。
ともかく、窓から見るドナウの眺望は素晴らしく、折からの観光船が到着し、その2隻が相互に向き合っているのが、直ぐ下に見えました。また、テラスレストランとその上に咲き誇っている桜の花、席をうめて、なにやら歓談している観光客達の姿が見えます。後で是非テラスに行ってみたくなりました。ホテル シュロス ダーンスタイン ホテル
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そして、私は多分、こんな情景を想像します。
追憶の旅(前述したように)・・・のような場面です。
あなたはどんなん情景を思い浮かべますか?
追憶の旅:
写真は2004.04.28.~29.グムンデン・Seeschloss Ort湖上の城オルトとトラウン湖一帯の景観。ひんやりとした湖上の宝石、古城は長い歴史に堪えて、よくぞここに残った。
町の南西にトラウン湖に突き出すように建っている“Seeschloss Ort湖上の城オルト”は909年に史料に出てくるという、大変古い島上の可愛いい城です。
今はカフェ・レストランになっている。又、この地を舞台にオーストリアのTV人気番組が撮影されているとの事です。オルト城 城・宮殿
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思い浮かべたのを箇条書きに書いてみました。
*トラウン湖に面したホテルの部屋、音楽とコーヒーと読みかけの文庫本がある時間を過ごす。
追憶の旅:
写真は2004.04.28~29.グムンデン・トラウン湖の古城ホテル ライトは眺望とグルメが特筆される。
Gmunden :(1泊)
Schlosshotel Freisitz Roith (4星)
124 Euro
A-4810 Gmunden、Traunsteinerstr. 87
古城ホテル・フライジット・ライトは湖の東側の小高い丘の上にありました。昔からこの湖とその周辺を領する者の城として建てられ、16世紀の中頃に騎士の城となり、そして何回かの変遷の後、1964年、現在のようなホテルに模様替えし、1996年、現在の経営者によって、テラスレストランをふくむ、古城ホテルに生まれ変わったとのことです。19の部屋と4つのスイートをもつ、プチホテルといえます。
Gmundenグムンデンはザルツカンマーグート地域で第二の湖であるトラウン湖・・・南北12km、最深部は200m・・・の北端にあり、岩塩の交易で栄えたケルト人の町として、古い歴史に登場するが、今はヨーゼフ皇帝の保養地としての方が有名である。先日、訪問した保養地Bad Ischlバート・イシュル は33kmの距離です。
昔から、芸術家が訪れて、シューベルトは1825年から2年間、ブラームスは1890年から6年もこの地に暮らしたそうです。
また、オーストリアの人々にも愛用されている、「グムンデン焼き」の陶器の生産地である。
尚、レンタカーはメルセデスベンツ C-200D ディーゼル オートマチックシュロスホテル フレイシッツ ロイス ホテル
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*ドイツアルプスを目の前にしたホテルのテラスでとる朝食、フレッシュな風が流れる。
追憶の旅:
写真は2004.05.02.シュタルンベルク湖:ゴルフホテル カイザリン エリザベートで・・・オーストリア皇妃エリザベートの思い入れのあった湖とホテル。
ホテルの近くには“エリザベートの散歩道”が標識で示されており、なだらかな道が湖畔まで、続いています。あの独特の急ぎ足で、お供がついて行くのが難しいあの速さでこの道を散歩したのでしょうか?!!
子供時代をこの近くのPossenhofenポッセンホーフェンの城で過ごしたエリザベートはこの地を愛して、オーストリア皇妃になってからも、しばしばこの地を多数の随行員と愛馬と共に訪れた由です。
このホテルで24回の夏を過ごし、それは都度、数週間も滞在したそうです。皇妃のまた従兄弟に当たるバイエルン王国のル-ドヴィヒ2世ともこの地でよくお会いになり、1886年6月13日、王のBergベルクでの不慮の死には、この地から皇妃は駆けつけたとの話も残っています。
エリザベート皇妃が最後の夏を過ごされたのは1894年ですが、ホテルのその長い歴史の中で、もっとも著名なお客様と言えましょう。ゴルフホテル カイザリン エリザベス ホテル
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*歴史を感じさせる古城ホテルに滞在、グルメレストランの食事に満足、満足!
追憶の旅:
写真は2005.04.26.北ドイツ巡り:木組みの家並みが有名なCelleツェレのHotel Fuerstenhof 古城ホテル フュルステンホフで久しぶりに名物鴨料理を堪能した。レンタカーは大きなルノー2200㏄7人乗りバンを提供され(他にオートマチック車も無く)、市内での駐車に苦労したが、親切なドイツ人に助けられて、無事に駐車できたことを思い出される。
中世以来の鴨料理(二人以上)を得意としています。ホテルのお客はこれを目当てにやってくるそうだ。この旅で、一番の贅沢がこのホテルの宿泊とここエンテンファングでの食事です。
1982年4月9日に、家族旅行で初めて一泊し、このレストランで食事をしましたが、その時の鴨料理が大変、美味しかった思い出があった。アルトホフ ホテル フュルステンホフ ホテル
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イチオシ
*礼拝堂前のベンチに座ると、ゆったりした時間が流れ、花々のある景色に和む。
追憶の旅:
写真は2009.04.20.フランケン地方・Forchheimフォルヒハイム:オースターアイ(復活祭の飾り卵)で、王冠の形に(フランケンはどこの町も同じで)きれいに飾っていた。
フランケンのスイス地方の西の玄関口・1200年の歴史を誇るForchheimフォルヒハイムの町に入る。フォルヒハイムは古い王都であり、『フレンキシェ・シュヴァイツの表門』を称している。
ここでの観光はKaiserpfalz-Die Pfalz『皇帝の宮廷』・王宮博物館と市庁舎だが、小さな町の中心にあった。市庁舎の建物は後ゴシック様式の木組み建築様式であり、旧市街には木組み建築様式の美しい建物が多い。又、アドベントの時期に市庁舎に掲げられる『世界で最も美しいアドベントカレンダー』でも知られている。
Die Pfalz『皇帝の宮廷』の深い堀の外に大司教のマリア礼拝堂が立っている。礼拝堂前の小さな庭には春を彩るチューリップなど、見事な花々であふれていた。
ここの噴水でも、オースターアイ(復活祭の飾り卵)が美しく飾られている。祭りを身近に見たいものだ。 -
*お気に入りとなった古城は近くを巡ると必ず立ち寄った。周辺の林の中の小径、木漏れ陽と爽やかな緑の風の中での散策は気分も良い。
追憶の旅:
写真は2009.04.24.北バイエルン・フランケン地方:Hotel Burg Wernberg古城ホテル ヴェルンベルク・・・念願だった古城ホテルは外観も素晴らしい。
Hotel Burg Wernberg
D-92533 Wernberg-Koeblitz 、Schlossberg 10
古城ホテル 209号室(3階)
Euro219 ;全29室・4星S Landgraf(方伯)のタイプホテル ブルク ヴェルンベルク ホテル
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*熟睡した翌朝、満足なドイツの朝食。春の明るい陽光を感じ、新緑の中の小鳥のさえずりを聞くと、ドイツの旅の良さを体感する。
追憶の旅:
写真は2009.04.24.北バイエルン・フランケン地方:Hotel Burg Wernberg古城ホテル ヴェルンベルク・・・空堀から見上げた写真。
ニュルンベルクの東90km、Oberpfalzの北、森に囲まれた、静かな場所に、ミシュラン1星のグルメレストランを持つ古城ホテルがある。1992年にWernbergの町とConrad電機会社が城を共有し、レストランを併設したホテルを作った。1998年に大改装して、ドイツで最も美しいホテルのトップ100選に選ばれた。
この町は人口5800人の小さな町(海抜380~600m)である。古くからニュルンベルクとチェコのプラハを結ぶ街道、レーゲンスブルクとチェコのCheb(ドイツ語ではEger)の通商路が交差する場所にあって、繁栄してきたと云う。その町中から徒歩5分の城はNaabtalナーブ谷に臨む山の背に建ち、北側を谷川で守られている。広い掘割や美しい庭に周囲を囲まれた素晴らしい古城である。 -
追憶の旅:
写真は2009.04.24.北バイエルン・フランケン地方:Hotel Burg Wernberg古城ホテル ヴェルンベルクのミシュラン1星レストランKastellカステルで。
夕食:Hotel Burg Wernberg古城ホテル ヴェルンベルクの Kastellカステルにて。
(19:00~21:50)Special Arrangement利用。5品コース。 Euro 326。
*Kastellカステルはミシュラン1星、Gault Millau 17点、全独ランク52位。
古城ホテルの素晴らしい環境にある。
*Special Arrangement利用=Ein schoener Tag素晴らしい一日 :5品コース
金又は土曜日からの週末利用。一人Euro 218。Doppelzimmerは"Landgraf"(方伯)のタイプ。ホテルからの御挨拶のゼクト(シャンパン)1本をお部屋にご用意。朝食込。夕食はミシュラン1星付きのレストランKastellで5品コース。 -
*ドイツのクリスマスは美しい。少々過剰なお店の蝋燭の灯り、シュトレン、レープクーヘンはクリスマス土産に必須だ。
追憶の旅:
写真は2009.12.10.ローテンブルク:クリスマスの光景。
Kaethe Wohlfahrtケーテ・ヴォールファールトはクリスマス市を一年中常設する店だ。クリスマス用品とドイツの民芸品を商う店で、昔貰ったパンフレットには700㎡の店内に一万点の民芸品を展示していると書いてあるが、当時とは違って、華やかで、大きくなったようだ。
一年中、日本人だけでなく、世界中の観光客が入るので、大発展したようだ。道の反対側にも支店が出て、ニュルンベルクでも見かけた。ケーテ ウォルファルト (クリスマスビレッジ店) 専門店
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*プファルツの小高い丘から望むブドウ畑の海、秋の波が打ち寄せている景色は得難いものだ。
追憶の旅:
写真は2010.10.21.ドイツワイン街道巡り:ハールト丘陵にプファルツのブドウ畑の海・秋の波が打ち寄せている。
St.Martinザンクト・マルティンはドイツで最も美しい村の一つとして、名高い。
この村の丘の上にSchloss Kropsburgクロプスブルク城址(Dalbergダルベルク の騎士が13世紀の築城。1689年に罹災した)があり、これをちょっと見てから、Edenkobenエーデンコーベンに向かう道を走った。
山中から迂回し、降りて行った先に急に視界が開けた。素晴しい景観である。
そこにはブドウ畑が見事な美しさを見せていた。ハイキングに来ていたドイツ人達もそれを見ながら休憩している。
私共も“ドイツの秋、見ーつけた!”と思った。 -
イチオシ
*シャワー(ドイツで言うサーと降り、少し経つと止む雨)の後に美しい虹の出現。今日も良い事がありそうだ。
追憶の旅:
写真は2010.10.21.ドイツワイン街道巡り:ハールト丘陵にプファルツのブドウ畑の海・秋の波が打ち寄せている。
私共も“ドイツの秋、見ーつけた!”と思った。 -
*グルメレストランでの夕食後の転寝(うたたね)は心地良い。寝りから覚めて、美味しかった料理の感想を述べる。
来れるだろうかな?また来たいなと語らう二人。
追憶の旅:
写真は2010.10.27. Perl-Nennigペアル・ネニッヒ村/Moselのドイツ・フランス・ルクセンブルクの国境(三国・三角地帯の中心地)にある5星ホテルVictor's Residenz-Hotel Schloss Bergビクター レジデンツ ホテル シュロスベルク、
全113室。807号室(地上2階) 、Euro198
ホテルチェーン:Victor's Residenz Hotels
D-66706 Perl-Nennig/Mosel 、Schlossstrsse 27-29
地中海の別荘やルネサンスの宮殿といった雰囲気の古城ホテルはネニング村を見渡す丘の上に建てられている。この高級古城ホテルは周囲をPerl-Nennigペアル・ネニッヒ村のブドウ畑に囲まれている。
*"Erholung tut Leib und Seele wohl." (Deutsches Sprichwort)
休養(娯楽は)は心身ともに健康にする。(ドイツの格言)・・・ホテルのメッセージにあった。ビクターズ レジデンツ - ホテル シュロス ベルク ホテル
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追憶の旅:
写真は2010.10.27.Victor's Gourmet-Restaurant Schloss Bergビクター グルメレストラン シュロスベルクで夕食。
19:00~23:00 Euro394.3(45,259円)
ミシュラン3星、GaultMillau 19。全独ランク7位(尚、2018年にはドイツランク1位になった)。
席数34、従業員22名、ワイン760種。
シェフ:Christian Bauクリスチャン バウ
メニューは4品Euro120、5品130、6品140、7品150、8品160とある。
(2005年に34歳のバウは当時、最も若い3星シェフとなる、それ以来、ミシュラン3星を継続して獲得している。シュロスベルクには興味もあって、わざわざ一日遅らせた。19時に日本から予約した)
私が6品Euro140、家内が4品Euro120でした。
飲み物はアペリティーフ、タウナス産の水、そしてワインはDr.Heger Spaetburgunder trocken 3Stein (Ihringer Winklerberg 2001年赤)を一本Euro90など、合計Euro 114.3。 -
イチオシ
*ライン川、モーゼル川のSchleifeシュライフェ大蛇行を俯瞰するのも旅行者にとっては稀な機会だろう。許されるならば、時が過ぎていくままに、暮れなずむ太陽とともに、この景色を見ていたいものだ。
大河が織りなす蛇行を山頂から展望すると、まさに自然の作り上げた(Schlemenstreich der Natur自然のいたずら)景観がすごいものだ。
電車や車の窓から見る事が出来ない景色はやはり特別感がある。
しかも故郷青梅と姉妹都市になっているボッパルトにあるのもまた、なんとなく私には嬉しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追憶の旅:
写真は2016.10.18.故郷青梅と姉妹都市になっているボッパルト:ラインの大蛇行の俯瞰が有名だ。この展望台から見る対岸にも葡萄畑が広がり、半円形にライン川に囲まれたFilsenフィルゼン一帯の景観が実に美しい。
*展望台はボッパルト・Restaurant GedeonsEckレストラン・ゲデオンスエック
D-56154 Boppard 、Gedeonseckにある。 -
検索してみると、<ゲミュートリヒ>の名のお店がある、このように日本人でもこの言葉に反応している。これにも驚いた。
<ゲミュートリヒ (Gemuetlich)>〒国分寺市本多2-12-21
東京の郊外、国分寺市にある「手づくりの天然酵母パンと焼き菓子」の小さなお店。オーナー店主はお子どもの頃、ドイツに5年間住んでいたことがあり、ドイツ語の中で一番好きな言葉を店名にした。居心地の良い場所・お店にしたいという気持ちを込めたのだ。
<ゲミュートリヒの介護サービス「ケアセンターさくら」>
〒350-0271埼玉県 坂戸市上吉田203-1
<金沢ドイツ料理「gemuetlich(ゲミュートリヒ)」>
〒921-8116 石川県金沢市泉野出町2-22-2
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それにしても、今の世の中、自分の居心地の良い場所に身を置くことが難しくなっているような気がします。
一人でも多くの人が、自分の居心地のいい場所、ゲミュートリヒに過ごされることを願っています。
(2022年9月1日Wiki/Hp参考、編集追記)
追憶の旅:
写真は2019.09.25.北ドイツ・木組みの家並みで知られたCelleツェレの町で最も古い木組みの家。
ここでは聖十字架26番地にある「1526年建築のDas aelteste datierte Haus Cellesツェレの町で最も古い木組みの家」を400もの木組みの家の代表として挙げた。
Gotische Ornamente! ゴシックの装飾品!と呼ばれる。1526年以来、何度も居住者、店舗も変わり、2013年に靴屋となっていたが、現在は借主の募集中だった。
ツェレはニーダーザクセン州に属する中都市、人口は約7万人。ヴェーザー川の支流Allerアラー川(全長263km)が町を流れる。
「北ドイツの真珠」と呼ばれ、ルネサンスとバロック様式のツェレ宮殿と、絵のように美しい旧市街に400もの木組みの家並みが残り、その景観は素晴らしい。
ニーダーザクセン州の州都ハノーファーはツェレから南西に40kmの距離、ヒルデスハイムは南に60 km、ハンブルクは北に120 kmの距離にある。
・・・・・
(追伸)
残暑の中、急に年来の宿題(纏めにくく、面倒かと思われた)を以上のように纏めてみました。
皆様のお立ち寄りに感謝します。
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