2022/04/12 - 2022/04/12
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j-ryuさん
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☆奥州三古関の一つ史跡・奥州白河の関にカタクリとキクザキイチゲの
見事な群生を見に行ってきました。
白河の関は万葉~平安時代に機能していた国境の関で
その後、律令制の衰退とともの関は使われなくなりましたが
歌枕の地として短歌や俳句の憧れの聖地となり
能因、西行、芭蕉など名だたる歌人俳人が多くの歌を残しています。
一般的に白河関は史跡や文学として注目されていますが
私の場合は文学や歴史より可憐な野の花狙い。
実は関の森は山野草の宝庫で特に早春のカタクリやキクザキイチゲの群生は
一見の価値があります。
周辺は自然の里山を生かした『白河関の森公園』しても
美しく整備されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆白河の関ルートMap
※Google Mapに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.0829886,140.2837545,15801m/data=!3m1!1e3?hl=ja -
☆白河市表郷地区から望んだ関山(619m)※2019/5/7 撮影
白河の関の北東に聳える関山(619m)
名前のように白河関の近くにある秀麗な単独峰で
山頂には行基が開基したと言われる万願寺があり、
芭蕉や曽良も奥の細道の道中に参詣したと言われる名峰です。
芭蕉もこのような長閑な田植え風景を心にとめ
『風流の初めやおくの田植え歌』を詠んだのかも。
※芭蕉らは白河関よりずっと北の須賀川宿で世話主の等躬に
「どんな関越えの句を作りましたか」と問われ
「疲れや、風景に魅了されたりなどで十分考えられなかった。
しかし一句も作らぬのはやはり残念で」と芭蕉が須賀川宿で詠んだ句です。 -
☆白河関の森公園案内図 (現地看板に加筆)
白河の関は福島県と栃木県の県境近く
我が家からは車で40分ほどです。 -
☆白河関の森~菜の花畑
白河関の森公園はかなり広大ですが、目的のカタクリやキクザキイチゲの群生は
主に白河神社を取り囲む社叢(しゃそう)=神社の森に自生するので、
メイン駐車場から白河神社方面に歩いて進みます。 -
☆白河関の森~菜の花畑
菜の花畑の向こうが白河神社を取り囲む社叢です。
主な史跡やカタクリ&キクザキイチゲの群生はこの社叢にあり、
社叢には周回する遊歩道があるのでどこから入っても
周回すればカタクリ&キクザキイチゲは観賞できます。 -
☆白河関の森~旗立の桜&従二位の杉
◎旗立の桜
義経が平家討伐のためいざ鎌倉に参じる際、白河神社に先勝祈願したとき、
この桜に源氏の旗を立てたと言う伝説があります。
この地域名『旗宿』はこれに由来するそうです。
◎従二位の杉
鎌倉時代初期の歌人で「新古今和歌集」の選者でもある
藤原家隆(従二位宮内卿)が手植えした奉納した樹齢800年の巨木。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ&タチツボスミレ
白河関の森・社叢の入口で早速迎えてくれたのは
ニリンソウとタチツボスミレです。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウの次ぐに迎えてくれたのは
キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)の群生です。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲは近畿以北~北海道の落葉樹林下や林縁に自生し、
花や葉が菊に似ていて花を一つだけ咲かすのでキクザキイチゲと呼ばれます。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆アズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キキザキイチゲはアズマイチゲ(東一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)と
良く似ているので比べてみましょう。
キクザキイチゲの葉がギザギザと切れ込んでいるのに対し
アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ丸みがあって少し垂れ下がっています。
アズマイチゲの花色(萼片)は白だけですが
キクザキイチゲは白がもっとも多く、豪雪地帯では青紫や薄紫色も見られます。
花の中心部はキクザキイチゲはほぼ白ですが
アズマイチゲはわずかに紫を帯びています。 -
☆白河関の森・社叢~エイザンスミレ(叡山菫/スミレ科スミレ属)
カタクリに混じってエイザンスミレ(叡山菫/スミレ科スミレ属)も
見られました。
エイザンスミレは本州~九州の
山地の木陰に生える無茎のスミレで葉は3裂し、
その両外側は少し先で深く2裂し、鳥足状になるが最大の特徴です。
花色は薄紅色~白まで様々ですが、薄紅タイプが一番多く見られます。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
白河関の森は中世期に居館として使われ、
土塁や空堀遺構が遺されています。
その空堀土手でキクザキイチゲの群生が花盛りでした。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ここのキクザキイチゲは空堀の北向き斜面に群生していて
空堀の底から見上げると花の裏側から見上げるような構図になります。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲはカタクリやニリンソウと同じく
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)の一つで
落葉広葉樹林などで春先に花を咲かせ、
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草花の総称で
「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、
「春の妖精」とも呼ばれています。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
所々にカタクリも見られますがここでは少数派です。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
写真の向こう側が南なので花はほぼ南向きに開花しています。
結果、空堀の底から撮ると花の裏側から見るように形になります。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
空堀の下から見上げると花の裏側から撮影する形になりますが
逆光で透過光効果で透明感ある花が撮れるので
私的には好みのシシュエーションです。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
白河関の森のキクザキイチゲはカタクリの群生と混生している事が多いのですが
この空堀のキクザキイチゲはわずかにカタクリが混生するだけで
99%がキクザキイチゲです。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
当地でキクザキイチゲはそう珍しい山野草ではありませんが
これだけ高密度で群生する場所はそう多くはありません。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲには青花もありますが、
中通りの低地で見られる花は私が見てきた限り100%白花で
中通りでも雪の多いお奥羽山系ではわずかに青花も自生しています。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
空堀隣りの斜面ではカタクリの大きな群生が
見頃を迎えていました。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリは北海道~九州の主に落葉樹林下に自生し、
日本ではピンク色と雑種の白花だけですが、世界では約25種あるそうです。
野生園などで黄色いカタクリを見ることもありますが、
日本の山野草の中に外来種があるのはどうかな?と思います。
少なくとも日本の在来種では無いことを明記して欲しいものです。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリは、ユリ科カタクリ属に属する多年草。
別名で、カタコともよばれ古語では「堅香子(かたかご)」と
呼ばれていたそうです。
山地の林内にしばし群生し、1 - 2枚つく葉にはまだら模様がある。
春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせたあと、地上部は枯れる。
種子で繁殖するが、発芽から開花まで8 - 9年ほどかかる。
かつて、球根から片栗粉が作られていました。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリもキクザキチゲやニリンソウと同じく
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)の一つで
落葉広葉樹林などで春先に花を咲かせ、
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草花の総称で
「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、
「春の妖精」とも呼ばれています。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
カタクリもキクザキイチゲも典型的な里地里山型の植物で
人の手の入らない山でも条件さえ良ければ群生しますが
草丈の低い山野草は背の高い植物に埋もれてしまうと
やがて消えてしまうので、人の手で下刈りされるような里地里山で
良く群生します。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
白河関の森のカタクリやキクザキイチゲも白河神社の鎮守の森(社叢)という
事もあり、昔から定期的に下刈りされ神聖な場所なので盗掘もされにくいので
これだけ大きな群生地になったと思われます。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
カタクリはご存知のように片栗粉の語源でもありますが、
そのカタクリの名の由来は葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」。
これが「カタカゴ」になり、さらに転化して「カタクリ」になったとか
カタクリの種が栗のイガの中にある1つ1つの実に似ている事から
「片栗」と呼ばるようになったという説もあります。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~ヤマエンゴサク(山延胡索/ケシ科ケマン属)
ヤマエンゴサクも見頃を迎えていました。。
ヤマエンゴサクは本州~九州の山あいのやや湿った場所に自生し、
花色は薄紫や水色、青など様々です。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
カタクリやヤマブキソウの実(種)やには蟻を誘引する物質
エライオソーム(オレイン酸などの脂肪酸やグルタミン酸などのアミノ酸、ショ糖などの糖)を含んだ付属体があり、
蟻はエライオーソム付きの種をせっせと巣に運び、
エライソーソムだけを食べ実際の種は巣の中のゴミ捨て場に捨てたり
巣の外に放り出します。
その種が条件の良い場所だと発芽する仕組みです。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
つまり種は発芽能力を失うことなく、花が咲いていた場所より
遠くに運ばれることになります。
蟻にとっても、栄養あるエライオソームを獲得できるので、
双方が利益を得ることになり、蟻とカタクリは双利共生の関係にあリ
このような手段で、種を遠くに散布する植物をアリ散布植物と呼びます。
日本におけるアリ散布植物としては、スミレ属、イチリンソウ属、
フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、
エンレイソウ属、カタクリ属などに200種類くらいはあると言われています。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
つまり下刈りなどして環境さえ整えてあげれば
蟻が種を運んでくれ勝手に増殖していくわけです。
でもその発芽しやすい環境がなければ広大な群生地にはなりません。
もちろんアリが種を運ばなくても種は発芽しますが
種自体は遠くへは行けないので、大きな群生にはなり難くなります。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~ヤマエンゴサク(山延胡索/ケシ科ケマン属)
山延胡索は中国に同じ仲間の生薬“延胡索”があり
日本の野生の延胡索と言うことで山延胡索と名づけられたそうです。
漢方のエンゴサクは鎮痙、鎮痛作用があり、大正中薬胃腸薬、太田漢方胃腸薬などにも配合されていますが残念ながら日本のヤマエンゴサクの薬効は劣るそうです。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
背景が暗いと手前の花が栄えますが
光が強すぎるとハレーション気味になり
光の加減は難しいです。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
ハナビラの内側にはまるでもう一つ花のような模様があるのがよく分かります。
これは蜜標(みつひょう)と呼ばれ、
虫たちに蜜のありかを教えるための模様だと言われてます。
わざわざ教えなくても虫たちは花の中心部に行くと思うのですが・・・
より親切ってこと??(^-^;。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリ粉の語源はこのカタクリにあると先に書きましたが
ではカタクリからいつの頃まで片栗粉は作られていたのでしょう?
正確な年代は不明なようですが
江戸末期頃まであろうと言われています。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
江戸時代まで片栗粉は現在のような調理用デンプンとしてではなく
病人のための栄養補給源として利用されていたようです。
カタクリの球根から取れるデンプンはほんの僅かで
江戸末期にはカタクリは激減していたようです。
現代はカタクリから片栗粉を作る人はまずいないと思いますが
昭和の高度成長期に生活にゆとりによる山野草ブームで
盗掘されせっかく回復してきたカタクリでしたが
保護地以外で見る機会は少なくなってきました。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
明治に入り、北海道開拓が進み寒冷地でも栽培が容易なジャガイモの栽培が
推奨されジャガイモの生産が飛躍的に増えました。
そのジャヤガイモから作られるデンプンはカタクリから作られるデンプンと
似たような効果が得られさらに安価なため、
わざわざ苦労して激減したカタクリから片栗粉を作る人は
いなくなったようです。
明治期以降はジャガイモデンプンが片栗粉の代用として定着し
名前も片栗粉を踏襲するようになったようです。
今なら原材料が違うので食品偽装になりそうですね(^-^;。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
白河関の森のカタクリは鎮守の森だったので、
さすがに江戸時代も畏れ多くて盗掘されずに済み
この見事な群生になったのでしょう。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
料理をする人ならご存じでしょうが
料理用のデンプン(スターチ)には主にジャイモから作られたポテトスターチと
トウモロコシから作られたコーンスターチがあり
少量使いならどちらを使っても大丈夫ですが
同じデンプンでも性質は違います。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
片栗粉は温度が下がると粘度が低下してしまうため、温かいうちに食べるあんかけ料理やかきたま汁などに適しています。また、とろみをつけても無色透明であるため、食材の色合いを損ないません。
コーンスターチの粘度は片栗粉に比べて低めですが、
温度が下がっても効果は持続します。
そのため、カスタードクリームなど冷ますことが前提のお菓子作りに
よく使われます。
ただし透き通った仕上がりにはならないため、
片栗粉の代用として使う場合には注意が必要です。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
光の当たり具合はこのくらいがベストですが
自然条件なので与えられた条件下で美しく撮るのが
腕の見せ所・・・・
まだまだ勉強不足です(^-^;。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
白河関の森の北西エリアまでやってきました。
午前中はこのエリアはほとんど日陰なので
撮影にはISO感度を上げた方が良いと思います。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
ISO感度とはフィルムの感光度を100、400、1600というような数値で
示したもので、デジタルカメラでも全く同じ数値が使われています。
このISO感度は一眼レフやミラーレスはもちろんのこと、
コンパクトカメラやスマートフォンにも搭載されており、
撮影者が状況に応じて数値を変更できるようになっているのです。
暗い場所でISO感度を上げた方がぶれない写真が撮れます。
ただ感度を上げ過ぎると粒子があらくなってしまう欠点があります。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森公園案内図 (現地看板に加筆)
白河神社参道入口にある案内板です。
メイン駐車場にある案内板と若干表示が違うようで
こちらにはカタクリの群生地が表記されていました。
キクザキイチもカタクリと同じよう場所に自生しています。 -
☆白河関跡の現地解説版
奈良時代から平安時代に機能していた白河関は律令制の衰退とともに
その機能は失われ江戸時代半ばにはその存在場所も曖昧になり、
現在の白河関の南にある『境の明神』が白河関跡との説もありました。
境の明神は、白河市と栃木県那須町の県境に二社並立している神社の通称である。
白河から見ると、陸奥側(白河市)には玉津島明神(女神・衣通姫)、
下野側(栃木県那須町)には住吉明神(男神・中筒男命)が祀られている。
松尾芭蕉の奥の細道俳諧紀行で、
みちのくの第一歩を記した場所として句碑や歌碑が建立されているとともに、
大名家や商人から多くの燈籠が寄進されていることから、
陸奥・下野の国境である境の明神として重要な場所であったことがうかがえる。
松平定信の時代に建てられたという「従是北白川領」と刻まれた石柱もあります。 -
☆白河関の森~白河神社参道
しかし、白河藩主の松平定信が寛政12年に調査の結果
ここが白河の関跡であるとし、古関蹟碑を建立しました。
以来、ここが古来の白河関跡であろうとされています。 -
☆白河関の森・社叢~白河神社拝殿
JR白河駅の南7Kmほど栃木県との県境の近く。
奥州三古関の白河関跡内に鎮座している。
階段参道を上ると社殿があり本殿は裏手。
社伝では、成務天皇五年九月、白河国造・鹽伊乃自直命を祀り、
宝亀2年(771)3月に、
天太玉命、住吉明神・中筒男命、玉津島明神・衣通姫命を祀ったという。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
カタクリやキクザキイチゲハ白河神社拝殿を中心に
360度、ほとんどの場所に群生しています。
総株数からすると福島県一ではないかと思います。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
-
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
鎮守の森の林縁に小川が流れていて、ニリンソウが咲き始めていました。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)は日本各地の主に山地の
湿潤な林床や川沿いに自生します。
そう珍しい花ではありませんが
その清楚で気品のある姿はいつ見ても心洗われる花です。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウは名前からして基本的には1株に2つの花が咲きます。
でも2輪同時に開花するのでは無く、
1輪開花後に時差をおいて2輪目が開花します。
なので2輪開花した時点を満開だとすると
この状態はまだ二分咲き程度です。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
せせらぎに、新緑と清楚以なニリンソウの取り合わせは
見ているだけで心を癒してくれます。
写真では分かりませんがウグイスの谷渡りもこだましています。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウは福島県内でも浜通りから中通り、会津とどの地域でも
万遍なく見られますが
白河関からほど近い白河天狗山の群落が見事です。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ニリンソウは咲き始めは1輪咲きで1週間後くらいに2輪目が咲き、
中には3輪咲きもあります。
花ビラに見えるのは萼片でキンポウゲ科の特徴の一つです。
萼片は基本5枚ですが中には6枚や7枚のもあります。 -
☆イチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
(2019/5/6 玉川村で撮影)
ニリンソウはぱっと見や名前的には仲間のイチリンソウ(一輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属と似ますが
基本的にイチリンソウは1株から一輪、ニリンソウは二輪咲きます。
花は似ていても圧倒的に違うのは花の大きさです。
ニリンソウの花径が約2cmほどなのに対し、
イチリンソウは4cm近くもあります。
オシベ(約)の色はニリンソウは少し黄ばんだ白でイチリンソウは黄色なので良く目立ちます。
イチリンソウは遠くから見るとラッパスイセンかと思えるほどです。
ニリンソウは当地では山で普通に見られますがイチリンソウはめったに見られません。 -
☆白河関の森・社叢~ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)
今は二分咲きですが1週間後には白い絨毯になっていることでしょう。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
再び、鎮守の森の中に戻ります。
この辺りは白河関の森・社叢の東側当たり、
マジどこを見てもカタクリ、カタクリ、カタクリです(^^♪。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)
-
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
鎮守の森、全域からすればキクザキイチゲより
カタクリの方が圧倒的に多いですが
部分的にはキクザキイチゲが優勢な場所もあります。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
-
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
カタクリもキクザキイチゲもどちらも典型的な
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)の一つで
落葉広葉樹林などで春先に花を咲かせ、
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草花の総称で
「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、
「春の妖精」とも呼ばれています。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
私は白河の関には春しか来た事がないので分かりませんが
夏にはカタクリもキクザキイチゲも跡形ももなく無くなっていると思います。
その後はいったい何が生えてくるのか興味深いですが
おそらくカタクリやキクザキイチゲほどの花の群生は
見られないと思います。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
当町郊外にもキクザキイチの小さな群生はありますが
カタクリはポツンポツンとわずかに咲く程度です。
私の子供の頃からあまり見ることは無かったので
やはり江戸時代に片栗粉の原料としてて採り尽くしてしまったのかも、
などと想像します。 -
☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)&キクザキイチゲ
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☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆白河関の森・社叢~タチツボスミレ(立壺菫/スミレ科スミレ属)
タチツボスミレが群生していました。
スミレの名前の基本種であるスミレより分布域も分布数も多い
おそらく日本で一番多く見られるスミレの一つだと思います。
珍しさはありませんが、空色のとても美しいスミレです。 -
☆白河関の森・社叢~ヒカゲスミレ(日陰菫/スミレ科スミレ属)
ヒカゲスミレも咲いていました。
タチツボスミレよりは数段数の少ないスミレで
名前のように半日陰を好んで自生する清楚なスミレです。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
ここでもキクザキイチゲの大きな群生が花盛りでした。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
-
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
白河関の森・社叢のキクザキイチゲは花の形がアズマイチゲと良く似ています。
では葉っぱはギザギザし丸みのある葉のアズマイチゲとは
明らかに違うので見誤ることは無いでしょう。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
アズマイチゲは石灰岩質土壌を好むと言われますが
キクザキイチゲはやや湿り気のある土壌なら土質は気にしないようで
平地から亜高山まで広範囲に分布自生します。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲの花色は白がほとんどですが、多雪地帯では青花も見られます。
そうなると降雪量が原因かと想像したくなりますが
雪があまり降らない筑波山でも青花が自生するそうです。
もしかしたら筑波山の青花キクザキイチゲは氷河期(寒冷期)の
生き残りなのかも。
阿武隈山系でも奥羽山系に比べれれば圧倒的に少ないものの
わずかに青花が見られます。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
キクザキイチゲ青花の秘密を素人があれやこれやと想像しても仕方無いので
ぜひ専門家の方が遺伝子的な違いがあるのか無いのか解明して欲しいなと思います。 -
☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
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☆白河関の森・社叢~キクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)
これで◆奥州三古関・白河関の森~カタクリ&キクザキイチゲの群生はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
山野草好きの私は最近メルカリやヤフオクなどで
地元では中々見られない山野草を購入しています。
ただ気になるのはそれらの山野草の出どころが明確ではないところです。
自宅で増殖させ出品していたり、自分が所有する山野から採って出品するのは
問題ありませんが、中には盗掘して出品している人もいるのではないかと
心配しています。
素人がNetで簡単に物を販売できるいのは便利なことですが
出どころは出品者任せなので買い手は出品者を信用するしかありません。
もし盗掘が増えて山野草などが危機にさらされているなら
Net販売は出どころを証明する必要があるのではないかと思います。
ではまた。 j-ryu
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