2022/09/27 - 2022/10/03
73位(同エリア306件中)
j-ryuさん
- j-ryuさんTOP
- 旅行記935冊
- クチコミ0件
- Q&A回答8件
- 1,745,294アクセス
- フォロワー228人
☆福島の四季折々の花や自然風景を紹介している
“福島・四季・彩々”は回を重ね丁度Part,112になりました。
単独ネタにするには写真が少なかったり
あまり脈絡がないネタだったりですが、
それらを強引につなぎ合わせたのが“福島・四季・彩々”で
福島県の自然のネタと言う事以外にはあまり共通点はありません。
と言いながら今回も福島県で見られる秋の野の花をご覧下さい。
野の花は山岳地帯のお花畑のように1ヶ所で多様な花が見られる場合もありますが
それはどちらかと言えば特殊なケースで通常1ヶ所で見られる花の種類は限定的です。
つまり山野草の花を特集する場合は場所や時期を変えながら
何ヶ所も取材に行かないと特集は組みにくいので通常の観光などより労力が必要です。
さらに自然相手なので取材に訪れたからと言って、目的の花が見頃だとは限りません。
もちろん過去の撮影メモなどを総合的に判断しますが外れることなどしょっちゅうです。
近場なら出直しもアリですが遠くの場合はあきらめる場合もあります。
それでも毎年のように見に行きたくなるのは例えハズレだったとしても
ハズレを凌駕するだけの感動や喜びがあるからだと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆羽鳥湖高原Map
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2708555,140.0832842,7048m/data=!3m1!1e3
羽鳥湖高原は天栄村の西部にある標高700mほどの高原で
その中心にあるのが羽鳥湖です。
さらに湖周辺には地図には載らないような小さな湿地が点在し
山地から草原や湿地まで多種多様な山野草の花が見られます。 -
☆福島県天栄村 羽鳥湖高原 エンゼルフォレスト那須白河(旧名・レジーナの森)
羽鳥湖高原の中心的な施設である
エンゼルフォレスト那須白河(旧名・レジーナの森)にも立ち寄ってみました。
羽鳥湖高原は標高700mほど、東京から車で約2時間半。
羽鳥湖を取り囲むようにレジャー施設や別荘
スキー場などが点在し、首都圏から近い避暑地として人気があります。
その中でエンゼルフォレスト那須白河(旧名・レジーナの森)はキャンプサイトや
コテージ、温泉、レストラン、カヌー、フィッシング、ドックラン、
湿地園などがある高原の中心施設です。
特に愛犬と滞在する人たちに人気があります。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
羽鳥湖高原でサラシナショウマの群生が見頃です。
サラシナショウマ(晒菜升麻/ キンポウゲ科 サラシナショウマ属)は全国の低山帯から亜高山帯の草原や林中に自生し、所によっては大群生を形成します。
福島県でもそう珍しいわけではありませんが大きな群生は少なく、
ここは数少ない群生地です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
サラシナショウマは他のキンポウゲ科の花と同じようにハナビラはなく
蕾の頃シベを包み込んでいたガクは開花後ほとんど落下し
花のように見えるのは全てシベの集合体です。
そのシベも受粉すると落花し骨のような形の花序と実が残ります。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
名前の由来は春先に若葉を2日ほど小川の清流などで、
よくさらしてアク抜きをしてから茹でて、
おひたしなどの山菜料理にするところから「さらし菜」と名づけられたそうです。
でも当地でサラシナショウマの若葉を山菜として食べる習慣はないと思います。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
升麻とはこの花又は近縁種の中国名で漢方では根茎を解熱、解毒、抗炎症薬として
身熱、頭痛、咽喉痛、感冒、麻疹、脱肛などに利用するそうです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
この花々は開花したばかりなのでまだ萼片が残っています。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サラシナショウマ(晒菜升麻)
ちなみに信州にも更科(更級)がありますが
この更科と晒菜は由来がまったく違います。
信州の更科の(科)(級)は段差とかの意味で
(更)は更地のように使われように手付かずの場所。
つまり山間の手付かずの場所
ようするに原野や荒れ野のことを指す説があるようです。
当然、更科蕎麦もサラシナショウマとは無関係です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オオバショウマ(大葉升麻)
サラシナショウマ咲く近くの森ではオオバショウマも見頃を迎えていました。
オオバショウマ(大葉升麻/キンポウゲ科サラシナショウマ属)は
本州~九州の山地のやや湿った林内や沢筋など半日陰に自生し、
当地では標高400m~亜高山まで広範囲に見られます。
一株一株は渋い存在ですが、生育条件が良いと群生していて見事です。
オオバショウマの花に混じってる赤い花のようなものは
トチバニンジン(栃葉人参/ウコギ科トチバニンジン属)の実が落ちた
花序の残骸です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オオバショウマ(大葉升麻)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オオバショウマ(大葉升麻)
オオバショウマの粒々の蕾はピンクタイプと白タイプの2種があり、
回りを包み込んでいるはガクで、そのガクは開花後にすぐ落ちてしまいます。
どちらのタイプも開花後は純白のシベだけになります。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オオバショウマ(大葉升麻)
関東~近畿には花が瓜二つのイヌショウマ(犬升麻/キンポウゲ科サラシナショウマ属)がありますがオオバショウマの葉っぱは名前の通り1株に大きな葉が3~4枚でイヌショウマは2回3出複葉で葉に毛があり、葉はやや小ぶりです(まだ未見ですが・・・)。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オクモミジバハグマ(奥紅葉白熊)
◎オクモミジハグマ(奥紅葉白熊/キク科モミジハグマ属)
オクモミジハグマは近畿以北~東北に分布し山地の
林下、林縁、草地などに自生します。
草丈は30~40cm、花径1.5cmほど、
クルクルとカールしたリボン状の花ビラがいかにもハグマ類らしいです。
近畿以西~四国、九州の山地に多いモミジハグマの変種とされ、
モミジ状の葉が本種の切れ込みより浅いとされます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~クルマバハグマ(車葉白熊)
◎クルマバハグマ(車葉白熊/キク科 コウヤボウキ属)
クルマバハグマは本州の近畿以北の主に日本海側の山地林下、林縁に自生します。
名前のように大きな葉っぱが輪生し、車輪状なので車葉です。
草丈+花茎は大きいものが1m近くにもなり、この仲間の草本では最大です。
花後は綿毛ができその株は枯れますが、枯れたままのドライフラワー姿で
翌年も見ることができます。
草本なので枯れた株のそばから新しい芽が出てまた花を咲かせます。 -
☆阿武隈高原で野の花めぐり~オヤリハグマ(御槍白熊)
◎オヤリハグマ(御槍白熊/キク科コウヤボウキ属)
関東北部~宮城県という狭い地域にしか自生していない希少種です。
草丈は40~50cm、葉っぱが大きく3裂するのが特徴です。
葉っぱの形を槍に見立てた命名です。 -
☆阿武隈高原で野の花めぐり~ナガバノコウヤボウキ(長葉高野箒)
◎ナガバノコウヤボウキ(長葉高野箒/キク科コウヤボウキ属)
ナガバノコウヤボウキは宮城県以南の山地の林下、林縁に自生し
高さ1mほどになる落葉低木で花径は1.5cmほど。
関東以西に自生するコウヤボウキに良く似ますが
コウヤボウキの葉が卵型なのに対しナガバノコウヤボウキは
細長い葉を束生させ、その中央に花を咲かせます。 -
☆野の花めぐり秋麗の候~ハグマ色々
白熊(ハグマ)とはヒマラヤなどに生息するヤクのことで
そのヤクの毛で作った仏具を払子(ほっす)を言い、
その払子に花が似ているので〇〇ハグマと名づけられたそうです。
払子は一種のハタキで、中空を左右にサッ、サッと払うように用い、
穢れや邪気を払う動作とも言われます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:麗の候~ヒキオコシ(引起)
羽鳥湖高原の林道沿いではヒキオコシ(引起/シソ科ヤマハッカ属)も咲いていました。
◎ヒキオコシ(引起/シソ科ヤマハッカ属)は
別名、延命草と言い苦味が強い健胃剤として腹痛、下痢に効き
弘法大師がひどい腹痛で苦しんでいる旅人を見て道端からこの草をとって与え
たちどころに治したと言うので
き起こしとか、延命草と呼ばれるようになったそうです。
たしかに噛むとかなり苦いですが、
センブリ(リンドウ科センブリ属)ほどではないです。
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ヒキオコシ(引起)
写真はかなりクローズUpで撮ってあるので大きき見えますが
花はわずか5mmほどしかありません。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ヒキオコシ(引起)
科学的に明かな薬効があると言うより
その強烈な苦みで一瞬痛みを忘れるからではないと思われます。
これはセンブリにも言えることですが、
病は気からとも言えるので、それで病が癒えるならそれもアリですが
効能を過信し本格的治療が遅れては元も子もなくなります。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ヒキオコシ(引起)
花はあまりに小さく目立たないので
山野で咲いていても気に留める人は少ないかも。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~カメバヒキオコシ(亀葉引起)
カメバヒキオコシ(亀葉引起/シソ科ヤマハッカ属)
東北地方南部から、関東、中部地方北部に分布する多年草で,
全草がヒキオコシ(引起/シソ科ヤマハッカ属)に似て
葉っぱの先が細くくびれて、それが亀の尾に見えることから
亀葉の名がつきました。花の大きさは7mmほど。
学名でもkamebaと言うそです(^^ゞ。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~カメバヒキオコシ(亀葉引起)
葉っぱの先端(白丸)が亀の尻尾のように
急に細くなっているのが特徴です。
名前にヒキオコシと付けられています、
本家のヒココシほどの苦みはありません。 -
☆シソ科etc
◎ヤマハッカ(山薄荷/シソ科ヤマハッカ属)薄荷の名が付きますが、薄荷の匂いは全然しません。ハッカもシソ科ですが花はヤマハッカと全然似ていないのにどうしてこんな名前にしたのでしょう?
北海道~九州まで広く分布し、上唇の青い線点模様が特徴です。
◎イヌヤマハッカ(犬山薄荷/シソ科ヤマハッカ属)は主に関東~中部に分布しヤマハッカと良く似ますが上唇に青い線点模様がありません。
やはりハッカの香りは全くしません。イヌと言う表現は役に立たないとか、ニセモノの意味ですが元々ヤマハッカがハッカのニセモノなのに、そのまたニセモノってね~(^^);。
◎アキノタムラソウ(秋田村草/シソ科アキギリ属)は秋が付くのでいかにも秋の花のようですが、実際は7月~10月くらいまで咲き続ける花期の長い花です。
名前の言われは坂上田村麻呂の鬼退治に由来するそうです。
そう言えば春に咲く同じシソ科のラショウモンカズラも鬼退治に由来した名でした。偶然の一致でしょうかね?
ちなみにアキノタムラソウの学名は日本のサルビア(Salvia japonica)だそうです。
◎ヒキオコシ(引起/シソ科ヤマハッカ属)は別名、延命草とも言い苦味が強い健胃剤として腹痛、下痢に効き弘法大師がひどい腹痛で苦しんでいる旅人を見て道端からこの草をとって与えたちどころに治したと言うので引き起こしとか、延命草と呼ばれるようになったそうです。
たしかに噛むとかなり苦いですが、センブリ(リンドウ科センブリ属)ほどではないです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
羽鳥湖高原には小さな湿地が点在してしていて
この時期はオヤマリンドウやウメバチソウが花盛りです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
前々回の初秋の裏磐梯から紹介したのはエゾリンドウでしたが
羽鳥湖高原のこの湿地で見られるのは全てオヤマリンドウです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
オヤマリンドウと共演している白い花はウメバチソウです。
◎ウメバチソウ(梅鉢草/ユキノシタ科ウメバチソウ属)は日本各地や
台湾・東アジア北部・樺太・千島に分布する多年草で
主に山地の湿原・湿地、湿った草地などに生育し、
花の形が家紋の梅鉢紋に似ているのでウメバチソウと呼ばれています。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
リンドウの仲間はハナビラがあまり開かないタイプが多く
雨天だったり寒かったりすると閉じたままです。
このオヤマリンドウはこれでも全開状態です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ
オヤマリンドウは中部地方~東北南部の亜高山~山地の湿った草地や
湿地に自生します。
ライトブルーの花が上部にまとまって咲き葉脈の3本線が特徴です。
良く似たエゾリンドウ(写真下)は花が何段にも咲くのが特徴と言われますが
オヤマリンドウも株によっては2段に咲きます。
逆にエゾリンドウでも上部にしか咲かない株もあるので
この違いだけでは判別になりません。
花色はエゾリンドウの方が濃い青のように見えます。 -
☆裏磐梯:磐梯山山麓のエゾリンドウ (※2022/9/13 撮影)
こちらがエゾリンドウ -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
花屋さんで見られるリンドウの切り花の多くは
エゾリンドウの改良型園芸種です。
エゾリンドウは花が数段に咲くのでオヤリンドウより華やかで
畑で栽培できるのが普及した理由です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
オヤマリンドウもウメバチソウも明るい湿地を好む植物ですが
土壌水分が多ければ湿地じゃなくても自生できます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
家紋の梅鉢紋と言えば菅原道真が有名ですね。
道真が家紋に梅の花を使った記録はないそうですが
梅の花をこよなく愛したことで知られ
陰謀により福岡太宰府に流されたおりには
『東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ』を
詠んだとされています。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
藤原道真の死後、疫病や異常気象など不吉な事が続き
これを「道真の祟り」と恐れ
醍醐天皇の勅を奉じ大宰府に安楽時天満宮を建立しその霊を護めたそうです。
その後、大宰府天満宮は学問に秀でた道真にあやかり学問神様として
厚く信仰され全国に天満宮が分詞され、
シンボル的梅鉢紋があやかり家紋とした家が多くなったそうです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
ウメバチソウには糸状に裂開した仮オシベと団子状のオシベがあり
まず仮オシベが開き、
その後本当のオシベが1本ずつ開いていくユニークな花です。
この仮オシベがとても美しく、人間が見ても惚れ惚れしますが
虫たちもついおびき寄せられます。
でも、美しいという感覚はあくまで人間の想いで
昆虫にすれば蜜のようで美味しそうに見えるのでしょうね(^^ゞ。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
ハナビラが散った後もオシベは取れてしまいますが
仮オシベは直ぐには取れず次第にヘタレてきます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
この花は開花したばかりでオシベは未熟状態でメシベに密着したままですが
時間とともに成熟し外側に開いていきます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ウメバチソウ
こちらは開花して少し時間がたちオシベ4本が外に開き
1本がまだメシベに密着した状態です。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~オヤマリンドウ&ウメバチソウ
羽鳥湖高原には小さな湿地は点在していますが
湿原と呼べるほど大きなものはありません。
地図にも載っていないし、Google Earthでも森林との見極めが難しい上に
遊歩道も整備されていないので
よほど羽鳥湖高原の地理に詳しくないと訪れるのは難しいかも。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サワギキョウ&ウメバチソウ
湿地ではサワギキョウ(沢桔梗/キキョウ科ミゾカクシ属)もまだ少し
咲いていました。
全国の湿地や谷地に広く分布しますが冷涼な気候を好むので
東日本以北に多く見られますが25都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:ウメバチソウ
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サワシロギク(沢白菊)
羽鳥湖高原の湿地ではサワシロギクも花盛りでした。
◎サワシロギク(沢白菊/キク科シオン属)は
北海道~九州の主に低地~山あいの鉱物質の酸性湿地に自生し、
花序を含めた草丈は30cmくらいです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サワシロギク(沢白菊)
頭花は直径2~3cmで1株に1~3個と少なめ、
舌状花は白色で、しだいに淡紅色に変わってきます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~サワシロギク(沢白菊)
サワシロギクは羽鳥湖周辺の湿地ではごく普通に見られるし、
正直少々地味な花なのであまり注目度は高くない山野草ですが、
18都府県で絶滅危惧種に指定されていて、
福島県と共に尾瀬をかかえる群馬県で絶滅種になっているのが驚きです。
尾瀬では標高が高すぎるってことなんでしょうかね? -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候
湿地を取り囲む森では一部の木が色付き始め
秋の訪れを感じさせてくれました。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ノコンギク(野紺菊)
羽鳥湖高原の湿地からの帰り道、
路傍ではノコンギクが花盛りでした。
里地から山地までどこでも見られる野菊なので
あまり注目されませんが群生すると見栄えします。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ノコンギク(野紺菊)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ノコンギク(野紺菊)
◎ノコンギク(野紺菊/キク科シオン属)は
北海道と沖縄を除く全国に分布するキク科の多年草。
ヨメナと共に、いわゆる「野菊」と呼ばれ、葉はヨメナと同じように食用になり、味もよく似る。別名をコンギク、ナンヨウシュンギクという。
日向を好み、田んぼの畦道、山道あるいは林の縁などの開けた場所に多い。
根はいわゆる地下茎であり、横に広がって群生する。
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ノコンギク(野紺菊)
ノコンギクは野に咲く紺色の菊という意味合いでノコンギクと命名されたが、
花の色は白~薄紫と個体差や地域差が見られバラエティに富む。
紺色が濃いタイプから「紺菊」園芸品種も生まれました。
草丈は1mほど立ち上がり、上の方で分岐しますが
自立できずに半分倒れかかるように自生する株も多いです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~ノコンギク&オオバショウマ
ノコンギク咲く林縁ではオオバショウマ(大葉升麻/キンポウゲ科サラシナショウマ属)も咲いていました。
ノコンギクは里地にも分布しますがオオバショウマは
山地にしか自生していないので里地では見られないコラボです。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
羽鳥湖高原の明るい草地ではシロバナアブラギクも見頃を迎えていました。
◎シロバナアブラギク(白花油菊)
羽鳥湖高原の山の土手でシロバナアブラギク(白花油菊/キク科キク属)が
咲き始めていました。
この花を見つけてから未だに判別に自信を持てないでいますが、
色々調べてみても他に全く同じ特徴を持つ野菊が見つからず、
今年もシロバナアブラギクとしておきます(^^); -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
シロバナアブラギクはリュウノウギクとアワコガネギクの交雑種と言われ、
花色は白がほとんどで、白っぽい黄色も稀にあるそうです。
葉っぱ両種の中間型です。
雑種なので固定的された特徴は無いそうで、リュウノウギクに似ているものもあればアワコガネギクに似ているのもあるそうです。
なんとも都合良く解釈ができる花です(笑)。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
-
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
名前のシロバナは理解できますが、なぜアブラギクなのかと言うと
江戸時代に長崎ではアワコガネギクに良く似たシマカンギクを油に漬けて
傷薬にしていたので、アブラギクと呼んだそうな、
おそらくシマカンギクとアワコガネギクを混同して
アワコガネギクもアブラギクと呼んだのが混乱の始まりだと思われます。 -
☆羽鳥湖高原で野の花めぐり:秋麗の候~シロバナアブラギク(白花油菊)
-
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
羽鳥湖高原のアケボノソウは見頃が過ぎていたので
鳳坂峠を下り涌井の清水そばで咲くアケボノソウを見に
立ち寄りました。
下刈りに遭い昨年より株数は激減していましたが
なんとか下刈りを免れた株が咲き始めていました。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
◎アケボノソウ(曙草/リンドウ科センブリ属)は
北海道~九州に分布する2年草で
山あいの湿地や沢のほとりなどの湿った場所に自生します。
1年目は根生葉だけのロゼット(注)で生育し
2年目に地上茎を出して花を咲かせ、晩秋には枯れてしまいます。
キレイだからといって採ったり切ったりすると種ができなくなり
翌々年からはその場所で花が見られなく恐れがあるので
必ず自生地で愛でましょう。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
-
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
アケボノソウの草丈は大きいものでは1m以上にもなり、
花を含む全体の姿はやや地味な印象ですが、
クローズUPすると気品のあるとても美しい花で大好きな花の一つです。
名前の由来は花びらの先の小さな黒っぽい点々と
黄緑色した2つの点(蜜腺)を夜明けの星に例えたロマンある名前です。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
当地では見られる野生のアケボノソウとしては
標高400mほどの涌井の清水がもっとも低地だったのですが
今年は標高270mの隣り町の川沿いで
数株の花が咲いているのを見つけびっくり、
来年も咲くのか見届けたいと思います。
低地といっても標高400mもあります。
これより低地ではまだ見たことがありません。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
アケボノソウは通常5弁花ですが、
よく見ると稀に4弁花も見られます。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
4弁花も稀ですがそれ以上に希少なのが6弁花です。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
アケボノソウの花はほぼ同じ形ですが
個体によりハナビラの幅が細い太いの差があります。
涌井の清水のアケボノソウは細いタイプです。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~自損事故現場
涌井の清水のアケボノソウを撮影したら
車が急発進するような轟音が聞こえてきました。
さらに車のスリップ音とエンジンをふかす音が
森にこだましてきました。
何事かと涌井の清水に隣接する農道に行ってみたら
軽自動車が溝に突っ込んでいました。
涌井の清水の駐車場は20mくらい手前にあり、
この農道はさらに奥にある休耕田で行き止まりで
一般車が行くよな場所ではないのですが
なぜこの農道に入り込み、さらに溝に突っ込んでしまったのか不思議です。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~自損事故現場
事故車のそばには初老のおばさんが呆然と立ちすくんでいました。
怪我はありませんか?と尋ねたら怪我は無いとのことなので
とりあえずは一安心。
どうやら道を間違えたと知り、方向転換する際に
焦ってアクセルとバックを間違ってしまい
思い切り前進して突っ込んでしまったようです。
アクセルとブレーキの踏み間違い事故はよくニュースでは目にしますが
まさか身近で起きるとは驚きです。
今回は自損で済みましたが、街中だったらと思うと
ほんと怖い事故です。
慌てるのが事故の元だと思うので
私も他山の石として十分気を付けたと思いました。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
さて、自損事故は怪我もなく一安心でしたが、
私の力(自動車)では牽引引き上げは無理なので
レッカー車を呼んでもらうことにしました。
で、私は申し訳ないけれどそれ以上お役に立てることは無いので
撮影を継続しました(^-^;。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
◎ミゾソバ(溝蕎麦/タデ科タデ属)は
ソバの花に似て溝に生えるので、そのまんまの名前ですが
残念ながら蕎麦の実は採れません(^_^;)。
一般的には雑草扱いですが、蕾は金平糖のようで可愛いし
小さな花の一つ一つもサクラのようでとてもキレイです。
-
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
これは蕾の集合体で、
まさに金平糖みたいです。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
蕾だけでも十分可愛いですが
花もまた桜のようで愛らしいです。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
-
☆涌井の清水:秋麗の候~ミゾソバ(溝蕎麦)
葉の形が牛の額にも見えることから
ウシノヒタイ(牛の額)なんて別名もありますがイマイチな名前ですね。
花色はピンク、白、パールピンクなどがあります。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~オミナエシ(女郎花)
なんとまだオミナエシが咲いていました。
オミナエシは秋の七草の1つなので初秋に咲いていても
当然のようですが、実際は8月の旧盆前あたりが
当地の開花時期です。
現在は当然新暦ですが旧暦の歳時記などは
旧暦の名前そのままで新暦にも使われているので
実際の状況とはずれがあるので混乱しがちです。 -
☆涌井の清水:秋麗の候~オミナエシ(女郎花)
◎オミナエシ(女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は秋の七草の一つで
北海道~九州の山野の明るい草地に分布し、
万葉の頃から切花や漢方薬として愛されてきました。
下刈りされ手入れが行き届いた里山の減少などとともに
野生のオミナエシは数を減らし、東京では絶滅、新潟、埼玉では絶滅危惧Ⅰ類
山形、群馬、栃木、千葉、富山、徳島では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
福島県での指定はありませんが、切花用として栽培しているお宅は多いものの
野生種はだいぶ少なくなりました。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
町郊外の棚田の土手でコシオガマ(小塩竃)が見頃を迎えました。
◎コシオガマ(小塩竈/ハマウツボ科コシオガマ属)は全国に分布
し自身で光合成しながらススキなどイネ科植物に寄生する半寄生植物です。
そんな特殊性から全国に分布する割には自生地は限られています。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
塩竈とは海水から塩を煮詰める釜のことで、
製塩のとき煙たなびく様子は昔から浜辺で風情ある美しい風景と
されてきたそうです。
で、植物のシオガマは花はもとよりギザギザした葉っぱも美しいので,
葉まで美しい⇒浜で美しい⇒浜で美しい風景⇒塩竈になったという
駄洒落のような由来があるそうです。ほんとかな?(^_^); -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
コシオガマと同じようにこじつけた名前の1つにヘチマがありますが、
よくよく考えるとヘチマだんてかなり珍妙な名前ですよね。
へちまは、果実に繊維があるため、昔は「糸瓜(イトウリ)」と呼ばれていた。
やがて、イトウリの「イ」が略されて「トウリ」とも呼ばれるようになり、
漢字で「唐瓜」の字も当てられた。
へちまの語源は、この「トウリ」の「ト」が、「いろはにほへとちりぬるを」の「へ」と「ち」の間にあるため、「へちの間」で「へちま」になったとする
説があります。
江戸時代はこのような言葉遊びが流行ったそうで
かなりこじつけの感が強い命名ですよね。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
シオガマと名が付くものには コシオガマは他にオニシオガマ、ヨツバシオガマ、シオガマギク、タカネシオガマ、エゾシオガマなどがありますが
ほとんどが高地や高山に自生します。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
ハマウツボ科で平地に自生する植物に同じく
半寄生植物のママコナがありコシオガマと同じように
花ビラの下唇に米粒のような白斑があります。
この白斑はポリネーター(花粉媒介者)であるハチを誘き寄せる目印で、
受粉すると白かった突起は地色のピンクになりハチを誘引しなくなるそうです。
コシオガマは受粉すると茶色く萎れてきます。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
背後の黄色は黄金色に実った稲穂で
もうすぐ稲刈りが始まります。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
コシオガマは里地里山型の植物で比較的人間と近い環境に分布します。
それは明るい草地を好むからで木々が鬱蒼とした森や
コシオガマを覆いつくすような薮のある環境では生きていけません。
自然のままではそのような環境は少ないのですが
田畑の土手などは定期的に下刈りされるので
コシオガマにとっては願ったりの環境です。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
でも里地里山の環境は諸刃の剣でもあります。
それは下刈りに遭う恐れがあり
最悪花を咲かせ種を作れなる可能性があるからです。
夏前の下刈りなら再び芽生えて、なんとか花を咲かせますが
初秋の頃に下刈りされてしまうと寒くなる前に
花を咲かすことができなくなります。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
里地里山型の植物はコシオガマと似たような運命を背負っていますが
その多くは多年草や宿根草なので、下刈りされた年に種ができなくても
根が残っていれば来春再び芽生えて花を咲かせることができます。
しかし、コシオガマは1年草なので花が咲き種が出来ないと
翌年は途絶えてしまう可能性があります。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
ただ、コシオガマの種の発芽能力が何年あるのかは
まだ分かっていないようです。
植物によっては種の一部が土の中で休眠して
条件が揃うと発芽するタイプもあるので
コシオガマもその可能性もあります。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
植物の子孫の残し方は人間が思う以上に複雑で
様々な戦略をもち強かに生きています。
自然環境の変化にはある程度順応できても
人間による開発や里地里山の放棄による荒廃などで
絶滅してしまう植物が多いのも事実です。
でも案外、保護対象の希少種より身近な環境のありふれた植物の方が
気が付いていたら激減していたとか、
見られなくなってしまうことが起きるかも知れません。 -
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~コシオガマ(小塩竃)
-
☆棚田:秋麗の候~ノハラアザミ&ツマグロショウモン
ノハラアザミでツマグロヒョウモンの雌が吸密していました。
ツマグロヒョウモンは雄雌の模様に違いがあり
雌は翅の先端が名前のように黒いですが、
雄は黒くありません。 -
☆棚田:秋麗の候~ノハラアザミ&ツマグロショウモン
毎度のことですが、里地で見られる代表的なアザミには
ノアザミとノハラアザミがあり
パット見はそっくりなので中々見分けが付きません。
ノアザミは花の総苞が、僅かに凹凸はありますがほぼ平滑で、
粘液を出して粘着することと春~夏に咲きます。
ノハラアザミは初夏から秋まで咲いて、
ノハラアザミの花の総苞は粘らず、総苞片は棘のように尖って斜上します。
ただ夏は両者が見られることもあり悩ましいです。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
須賀川市郊外にある阿武隈川の洪水を軽減するために造られた
浜尾遊水地に絶滅危惧種のタコノアシを見に行ってきました。
タコの足?なんともキテレツな名前ですが、
写真を見てもらえばナルホド一目瞭然でしょう(^^ゞ。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
タコノアシの背後はガマの群生です。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
◎タコノアシ(蛸の足/タコノアシ科タコノアシ属)は
日本全土、東アジアの湿地、川沿、沼地、休耕田などに広く分布しますが、
生育環境の変化などによりその数を減らし、
日本では39都府県で絶滅危惧種に指定されています。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
確かにタコノアシって言われりゃ蛸の足、
それも茹で蛸ですね。 -
☆タコノアシ(蛸の足)日本レッドデータ
※日本レッドデータ検索システムより
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030542173
タコノアシは39都府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県では以前は絶滅機種のⅡ類指定だったような気がします
浜尾遊水地で群生がみつかったのからか、
準絶滅危惧種に変更になりました。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
タコノアシは夏場に緑色の花を咲かせます。
形は紅葉した秋のタコノアシの形と同じですが
緑色なので地味だし周囲の緑と同化して目立ちません。
秋風が吹く頃に紅葉し始めます。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~タコノアシ(蛸の足)
タコノアシは秋に紅葉して赤くなりますが
撮影は日没前の1,2時間がお薦めです。
逆光で撮ると赤いタコノアシがより赤く見えフォトジェニックです。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
タコノアシのそばの赤い実はノイバラ(野茨)の実です。
棘がありますが秋らしい花材として長持ちするので重宝します。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
-
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
漠然と浜尾遊水地に行ってもタコノアシを見つけるのは難しいし、
湿地状の場所に自生しているので
最低でも長靴で行かないと探せません。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
-
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
平成10年8月洪水で阿武隈川水系は大きな被害を受けました。
このため、今後同程度の洪水が発生した場合でも、
安全に洪水を流下させることができるように、様々な検討がなされました。
浜尾遊水地は、洪水時に川を流れてくる水の一部を一時的に溜め込み、
下流側へ流れる水の量を減らします。
また「平成の大改修」では、堤防の整備や河道掘削を行い、
川の断面を大きくします。これにより、浜尾遊水地と一体となって
下流の洪水被害を軽減しようとする施設で62haと広大です。 -
☆浜尾遊水地:秋麗の候~ノイバラ&タコノアシ(蛸の足)
62haもある浜尾遊水地でタコノアシが自生しているのは
主に南部に多く群生しています。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
我が家から車でわずか7、8分の住宅街に隣接した川沿いの崖で
ダイモジソウが花盛りになりました。
10年くらい前に春にたまたま他の山野草を探して
川沿いの崖渕を歩いていたら
ダイモンジソウの新芽を見つけたのきっかけでした。
それから毎年のように開花を楽しみにしています。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
大岩にへばり付くように根づき懸命に花を咲かせるダイモンジソウ。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ダイモンジソウは北海道~九州の低地から高地の湿った崖や岩などに自生します。
福島県内では県南部の渓流沿いや奥羽山地の渓流沿いなどでよく見られますが
まさか住宅街そばを流れる川の崖で人知れず群生していたとは驚きです。
誰にも見付からないで盗掘も免れたなんて奇跡的な群生地かも。
街近くとは思えない自然豊かなロケーションも
フォトジェニックで素敵です(^^♪。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ダイモンジソウは渓流の岩場や岩壁など
湿った崖や岩などを好んで自生しますが、
ここは川のそばですが水分の殆どない大岩の岩壁に
へばり付いています。
乾燥にも相当強いんだと思います。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ここのロケーションが気にっているのは
川沿いの岩壁の他に川原に転がる大きな岩の岩壁にも
へばり付くように生えていて、
方角的に逆光でダイモンジソウが撮れるからです。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
逆光で撮れさらに背景はブラックバックになるロケーションだと
透過光がより効果的で繊細な花がより繊細に表現できます。
植木鉢なら植木鉢を動かせばそう言うロケーションを設定できますが
自然ではあるがままなのでそうは行きません。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
透明感ある花は逆光で透過光撮影ができるのが理想ですが
そうそうそのような都合の良いロケーションは無いので
ここは願ったり叶ったりの自生地です。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
こちらは川原の岩でなく右岸の岩壁です。
位置的にこちらは順光でしか撮影できません。
図鑑的な写真なら順光がいいと思いますが
アート的な表現には少し単調かも。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ダイモンジソウは見ての通り、花が大の字の形から付けられた名前で、
同じ大の字の花としてはユキノシタやジンジソウがありますが、花びらを拡大して見るとダイモンジソウのハナビラに模様ははありませんが
ユキノシタの短い花びらは薄いピンクで紅色の斑点があり花期は初夏です。
ジンジソウの短いハナビラには黄色い斑点があり、花期は秋です。
ただ残念ながらジンジソウの自生地は関東以西で
福島県ではまだ見たことがありません。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ダイモンジソウは鉢植えでも栽培できる
比較的丈夫で栽培が簡単な山野草ですが、
当地で野生の自生種は標高400mを越える
山間の渓流などに行かないと見られませんが
こんな街中で自生しているのは驚きです。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
ほぼ垂直の岩壁で地下水も湧き出していない
過酷な環境ですが、
その分競争相手以もほとんどいないのいで
明るい岩壁を独占できます。
そらく僅かな苔や地衣類の水分を頼りに生きているのでしょう。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
緑色の葉っぱはノキシノブ(軒忍)です。
◎ノキシノブ(軒忍ウラボシ科ノキシノブ属)は
日本では北海道南部以南~東アジアに広く分布する
常緑のシダの仲間です。
2列に並んだ粒々の胞子嚢が特徴です。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
-
☆野の花めぐり:秋麗の候~アケボノソウ(曙草)
今回、このダイモンジソウ自生地で初めてアケボノソウを見つけました。
◎アケボノソウ(曙草/リンドウ科センブリ属)は
北海道~九州に分布する2年草で
山あいの湿地や沢のほとりなどの湿った場所に自生し、
当地で標高400mくらいか自生しています。
ところが、ここの標高は280mほどと
私が見つけた最低地の自生地です。
ここ数年毎年訪れていても全く見つけられなかったのに
今年見つけたってことはそそらく、昨年までは咲いていなくて
今年初めて花を咲かせたのだと思います。
この川の上流域はアケボノソウが自生する隈戸川の源流なので
種が流され、運良くこの地に漂着し発芽して花まで咲かせたのだと思います。
アケボノソウにとっては奇跡かも知れません。
来年以降も定着して花を見せてくれるのか見届けたいと思います。 -
☆野の花めぐり:秋麗の候~ダイモンジウソウ(大文字草)
これで◆福島・四季・彩々・Part112~野の花めぐり?秋麗の候はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねも有難うございます。
“新型コロナのが「第8波」に入ったのではないかと言われ、
感染者数は「第7波」を上回るだろうとも言われていますが
今のところ大規模な規制は緩和されたままなので
緊迫感があまり無いのが現実だと思います。
でも福島県でも感染者の入院病床が50%を越え
着実に拡大しているのが実情なので
極端に恐れる心配はいらないけど、細心の注意は必要ってことでしょうね。
結局は今まで実践してきた対策を継続し
大人数の宴会などは避けるくらいしか対策が思い浮かびません。
せっかく自由になった旅行がまた規制されるのでないかと心配で
残念ですが旅行計画もまた様子見するしかなさそうです。
ではまた。 j-ryu
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
野の花
-
前の旅行記
◆福島・四季・彩々・Part111~初秋の野の花めぐり
2022/09/15~
西白河・岩瀬
-
次の旅行記
◆福島・四季・彩々・Part115、春色のときめき
2023/03/28~
西白河・岩瀬
-
◆秋の羽鳥湖高原*野の花便り+曼殊沙華
2020/09/22~
西白河・岩瀬
-
◆春風の福島路・野の花便り~ユキワリソウ etc
2021/03/12~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々・Part93~春の野の花巡り ①
2021/03/24~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々/ Part94~春の野の花巡り②
2021/03/30~
西白河・岩瀬
-
◆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
2021/04/10~
西白河・岩瀬
-
◆湿原林の白き貴婦人~馬入新田の水芭蕉
2021/04/13~
郡山
-
◆春の白き妖精~白河・天狗山のニリンソウ群落
2021/04/15~
白河
-
◆福島・四季・彩々/ Part95~春の野の花巡り③
2021/04/19~
須賀川
-
◆福島・四季・彩々/ Part96~春の野の花巡り④
2021/04/22~
西白河・岩瀬
-
◆絶滅危惧種のヤマブキソウが咲き乱れる白河天狗山
2021/04/30~
白河
-
◆福島・四季・彩々/ Part97~春の野の花巡り⑤(晩春の候)
2021/05/04~
西白河・岩瀬
-
◆猪苗代湖南部~初夏の野の花紀行
2021/05/18~
郡山
-
◆初夏の羽鳥湖高原~花水紀行 (羽鳥湖高原や湿地の花々)編
2021/06/08~
西白河・岩瀬
-
◆鏡石町~野生種の『ノハナショウブ』 vs 園芸種の『ハナショウブ』
2021/06/17~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々. Part98~盛夏の候
2021/06/23~
西白河・岩瀬
-
◆会津下郷町~中山風穴地特殊植物群落のヤナギラナン
2021/08/03~
湯野上温泉
-
◆玉川村~野の花咲き競う山里と東野の清流
2021/08/10~
東白川・石川
-
◆奥州三古関・白河関の森~カタクリ&キクザキイチゲの群生
2022/04/12~
白河
-
◆黄金色の花園~涌井の清水のリュウキンカ&白き花園~大滝川渓谷のコミヤマカタバミ
2022/04/17~
西白河・岩瀬
-
◆春の儚き白き妖精~白河・天狗山のニリンソウ群落
2022/04/20~
白河
-
◆日本最大級のヤマブキソウ(山吹草)の花園✿『白河天狗山』
2022/05/04~
白河
-
◆猪苗代湖~湖南の初夏の花巡礼
2022/05/24~
郡山
-
◆初夏の羽鳥湖高原で野の花めぐり2022
2022/06/21~
西白河・岩瀬
-
◆初秋の風吹く御霊櫃峠と岩瀬の野の花巡礼
2022/08/16~
郡山
-
◆雄宝香咲く晩夏の羽鳥湖高原~明神滝&立矢川渓谷&田良尾&涌井の清水
2022/08/16~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々・Part111~初秋の野の花めぐり
2022/09/15~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々・Part112~野の花めぐり❀秋麗の候
2022/09/27~
西白河・岩瀬
-
◆福島・四季・彩々・Part115、春色のときめき
2023/03/28~
西白河・岩瀬
-
◆奥州三古関・白河の関跡でカタクリ色に染まる
2023/04/03~
白河
-
◆春の儚い妖精が集う🌸白河・天狗山のSpring ephemeral(スプリング・エフェメラ...
2023/04/13~
白河
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (4)
-
- ピノさん 2022/11/21 14:18:22
- いつもながら素晴らしい
- いつも楽しませていただいています。私も比較的近くに住んでいるのですが、この辺はいつもドライブで通るだけ。来年は少し野の花に目をめけようかと思います。ただ仕事が忙しくそれだけの心の余裕があるかどうか・・先日湯本温泉分家に泊まってきました。やさしい湯質、地物の料理、素晴らしかったです。
- j-ryuさん からの返信 2022/11/21 21:34:20
- Re: いつもながら素晴らしい
- ピノさん,こんばんは。
本日は当方へのご来訪&いいね&コメントありがとうございました。
>私も比較的近くに住んでいるのですが
≫あれま、そうでしたか!
>この辺はいつもドライブで通るだけ。来年は少し野の花に目をめけようかと思います。
≫車窓から見える野の花は限定的なのでやはり足で稼がないと
発見は難しいかも知れません。
でも目的の花が見つからなかったとしても
自然と直接触れれば別の発見があるかも知れないし
五感で癒しを感じられると思います。
>先日湯本温泉分家に泊まってきました。やさしい湯質、地物の料理、素晴らしかったです。
≫二岐温泉には何度か泊まったことはありますが
湯本はいつも通り過ぎるだけです。
素朴な茅葺家屋で田舎ならではのおもてなしは
高級ホテルでは味わえない心の籠った温もりを体感できそうですね。
j-ryu
-
- yamayuri2001さん 2022/11/20 15:37:00
- 可憐な花々!
- j-ryuさん、こんにちは。
なんて可愛らしい花々なのでしょう!
サラシナショウマは、フォルムがちょっとブラシのようですが
近づくと、本当に可愛い花ですね。
そして、ヒキオコシ。
初めて聞く名前です。
カメバヒキオコシは、色がとっても鮮やかなんですね。
まるで妖精が絵筆で色を付けたような!
ウメバチソウも、清楚で綺麗な花ですね。
アケボノソウは、模様が不思議なくらい
複雑です。
こんな可憐な花々をひとつひとつ
愛でていらっしゃるj-ryuさんの
愛しみ深い心を感じました。
途中で出遭った、事故車・・・
j-ryuさんに声をかけてもらって、おばあさんは
どんなにか心強かった事でしょう。
おそらくは、人が頻繁に往来する場所ではないでしょうから。
コシオガマも、美しい色ですね。
私は思うのですけれど、普通に山で出会っていたら
このように綺麗な色には見えないのでしょう。
j-ryuさんのカメラだからこその色合いですね!
タコノアシの紅葉には、感動しました。
自分の目で見たいなと思いました。
素敵な花々を見せて頂いて、本当にありがとうございました。
yamayuri2001
- j-ryuさん からの返信 2022/11/20 22:45:28
- Re: 可憐な花々!
- yamayuri2001さん、こんばんは。
本日は当方へのご来訪、コメント、いいねをありがとうございました。
一つ一つご丁寧なショートコメントに過分なお褒めまでいただき
恐悦至極です。
>こんな可憐な花々をひとつひとつ
愛でていらっしゃるj-ryuさんの
愛しみ深い心を感じました。
≫そう評価してくれるのは素直に嬉しいです。
>愛しみ深い心を感じました。
≫愛しみ深い心を意識して山野草巡りをしているわけではありませんが、
これからも慈しみを大切に接していきたいと思います。
>おばあさんは どんなにか心強かった事でしょう。
≫昨日は福島市で97歳の男性が運転を誤り
死亡事故を起こしています。
老齢化は誰もが訪れる人生最後の試練です。
明日は我が身と戒めながら安全運転を心掛けたいと思います。
野の花は華やかさにはやや欠けるかも知れませんが、
園芸種にはない楚々とした力強さや作為のない
ありのままの美ししさをお伝えしていきたいと思います。
j-ryu
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
西白河・岩瀬(福島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 野の花
4
141