2021/04/10 - 2021/04/10
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j-ryuさん
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☆我が旅行記では定番中の定番である天栄村の涌井の清水に行ってきました。
涌井の清水は四季折々、美しい景色を見せてくれますが、
何と言っても一番お薦めなのは清水周辺を埋め尽くす
リュウキンカの黄金色のお花畑です。
福島県の山間では他でもリュウキンカは見らますが
一面リュウキンカの花の絨毯になるのは涌井の清水がNo,1。
それでいて国道294から車で5分、駐車所から徒歩1分で
これだけ素晴らしいリュウキンカの群生が見られるのですから
さぞかし観光客でごった返すかと思いきや、
平日とは言え私が撮影中はずっと貸し切り状態でした。
コロナ禍のご時世なので三密にならないのは嬉しいけれど
何でこんなに人気が無いんだろう??
一応私は毎年旅行記で紹介しているのですが
近隣ならともかく遠方から涌井の清水だけ訪れるのは
さすがに思案物なのかも。
でも首都圏から人気の羽鳥湖高原と組み合わせれば、
ついでに立ち寄れるので無駄なく楽しむことができます。
今年の花はさすがに終わりましたが、来年は是非訪れてみて下さい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むとダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。
トイレはありません。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
駐車場から左手に砂利道を10mほど進むと涌井の清水が見えてきます。
清水と言うと山肌から湧き出していたり、
小さな泉から湧き出しいているようなイメージかと思いますが、
涌井の清水は沼状の湖底から湧き出す湧水の他に裏山から流れ込んでくる
”せせらぎ”が流れ込み面積約500㎡ほどの清らかな沼で出来ています。
裏山から流れ込む”せせらぎ”も湧水です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
-
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水とは(案内板より)
涌井の清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500㎡と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
また、その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば?)、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。
(案内板より) -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
清らかな清水を水中カメラで半水面で撮ってみましたが
コンデジ水中カメラの小さなレンズで
半水面にするのは非常に難しいです(^^;)。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
沼状の清水では沼底の至るところからブクブクと湧水しています。
沼底が白っぽい部分は特に湧水量が多いポイントで
頻繁に気泡が湧き上がり水面に波紋が広がります。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
この写真の一番奥に沸湯御前神社がありますが
近年はあまり手入れされておらず一部が壊れかけているのが残念です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは駐車場側の湿地に多く自生していますが
清水の北端(沸湯御前神社の右側)にも少し自生しています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
沸湯御前神社の裏手は深い森になっていて
その森の最深部からも清水が湧き出していて
ごらんの”せせらぎ”となって涌井の清水に注ぎ込んでいます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
その”せせらぎ”沿いにもリュウキンカが自生していますが
この辺りは遊歩道が無いので訪れる人はまずいませんん。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
上記の”せせらぎが涌井の清水を半周するように流れ
清水本体に注ぎこんでいます。
この写真上部が森、下左手方面が涌井の清水。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
森から流れだした”せせらぎは大きく右折して清水本体に注ぎますが
その右折する辺りが湿地になっていて
リュウキンカが一番多く群生しています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
20年ほど前までは観賞用のウォークボードがありましたが
朽ちて壊れ現在は撤去されています。
湿地に咲くリュウキンカはこの写真手前の土手から見学します。
下手に湿地に近づくと泥にはまるのでご注意を。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
この辺りはリュウキンカの黄色い絨毯のように群生しています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
湿地部分には数年前の大きな倒木がそのままになっています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
倒れたばかりの時は目障りで仕方がありませんでしたが
最近、風化が進みようやく景色に馴染み始め
以前ほどの違和感はありません。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
倒木も風化すれば
見ようによっては芸術的なオブジェのよう。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
大がかりな生け花にも流木などは良く使われるので
風化さえすれば風情が出てきます。
でも風情が出るまでが目障り。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
ミズバショウ(水芭蕉)も自生していますが
数はそう多くないし既に見頃は過ぎ大きな青葉だけが目立ちます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)は本州~九州の山あいの湿地や沼地に自生し、
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、これはキンポウゲ科の花に
多くみられる特徴です。 -
☆2019/6/23(日) ポルドイ峠 (標高: 2,239 m)
◎カルタ・パルストゥリス(キンポウゲ科リュウキンカ属)
2年前に訪れたイタリアアルプスのポルドイ峠でも
リュウキンカの群生が見られました。 -
☆2019/6/23(日) ポルドイ峠 (標高: 2,239 m)
◎カルタ・パルストゥリス(キンポウゲ科リュウキンカ属)
日本のリュウキンカより花が少し大振りで
北海道に自生するエゾノリュウキンカに似た印象です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは高地や冷涼な気候を好みますが
涌井の清水の標高は400mと高地とは言い難いです。
でも常に冷涼な湧水が流れているので
リュウキンカにとっては居心地のいい楽園なのでしょう。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
清水本体も山奥から流れてくる”せせらぎ”も
未だかつてどんな干ばつの年でも干上がったのを見たことがありません。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水のリュウキンカは土手際の湿地に咲いていて
標準レンズでも十分な大きさで撮ることができます。
でも私は背景ボケやボケ玉狙いもあるので
200mmクラスの望遠で撮っています。
望遠で撮ると被写界深度が深くなり背景の光の元(水面や滴など)が
ボケ玉になり幻想的な写真が撮れます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水は森に囲まれているので
優しい”せせらぎ”の水音に野鳥のさえずりがこだまし
イオンとナチュラルサウンドに満たされた
まさにヒーリングのサンクチュアリ。
目的は写真撮影ですが撮影している間に
知らず知らずのうちに癒され
いつしか清らかな自然に抱かれています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
手前の黄緑色の大きな葉はミズバショウの葉。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
この倒木はアカマツだったかな??
水辺や湿地はリュウキンカにとって楽園ですが
アカマツは比較的乾燥した土壌を好むので
涌井の清水の際は辛い立地だったでしょう。
でもよくここまで育ったもんです。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
明るい湿地は様々な湿地植物の楽園ですが
しだいに葦や芦が進出しやがて陸地化することもあります。
でも涌井の清水は森に囲まれ半日陰状態。
半日陰だと葦や芦は進出できません。
できたとしても拡大増殖は難しいでしょう。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは冬から春は明るい湿地が好きですが
夏場は半日陰でも大丈夫なので
葦や芦に勝てているのだと思います。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
倒木で額縁効果を狙ってみました。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
所々のピンク色はショウジョウバカマの花です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカの黄色いハナビラに見えているのは萼片で
ハナビラはありません。
これはキンポウゲ科に多く見られる特徴です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
ショウジョウバカマが咲いているのは沼にある小島です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
この日は時々風が吹き抜けていましたが、
水鏡に映るリュウキンカも撮りたかったので
風が止んだ瞬間を狙って撮りました。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
水鏡(リフレクション)映えは水辺に咲く花の特典。
美しさが倍増します。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のミズバショウ
清水の南岸辺りはミズバショウ(水芭蕉)が群生しています。
ミスバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)は主にシベリア東部、
サハリン、千島列島、カムチャッカ半島と
日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
ミズバショウの英名はAsian Skunk Cabbage。
ミズバショウはいい香りなのに
嫌な臭いの座禅草(Eastern Skunk Cabbage)の仲間だってことで
アジアン・スカンク・キャベツと安易な命名は失礼ですよね(^_^;)。
どちらも虫をおびき寄せるための香りですが
正反対の匂い作戦をとるのはなんとも不思議です(^^ゞ。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のショウジョウバカマ
清水の畔ではショウジョウバカマ(猩々袴/メランチュウウム科ショウジョウバカマ属)も花盛りでした。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
花色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地でビミョウな違いがあります。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは晩秋から春にかけては太陽が燦々と当たり、
夏から秋は木漏れ日射す半日陰。
土壌は常に湿り気のある場所を好みます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のショウジョウバカマ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
朽ちかけた水没樹に孤高のリュウキンカが咲いています。
リュウキンカの果実(種)は蒴果で種は重力散布で二次的に水散布し、
結実後の初夏に行われます。
発芽は翌年の春に生じ、1年目から葉を盛んに茂らせ、
早ければ2年目で開花に至ります。
さらに地下茎でも増殖します。
でもこの朽ちかけた水没樹からどうやって芽生えたのだろう?
親株がそばにあれば重力散布で発芽し、
水散布であれば種が流された地点で発芽します。
この種はどうやってここに辿り着いたのか不思議です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
種には動物散布もあります。
野鳥が果実(種)を食べ移動先で糞をしそこから発芽したり
動物の毛や羽に付着しやはり移動先で落下し発芽するケース。
さらに人間や動物の脚裏や靴裏に泥と一緒に付着し
移動先で発芽するなども動物散布です。
上記の朽ちかけた水没樹のリュキンカはしいて言えば
野鳥の脚に付着し、たまたま止まった水没樹に種が落ち
発芽したのしょうかね?? -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水のリュウキンカの増え方は
地下茎の増殖や種の重力散布、水散布などで発芽するので
条件が整えばこのように群生すると思われます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
一部の地方ではリュウキンカの若葉を山菜として食べるようですが
当地では自生地が限定的なこともあり食べる習慣は聞いたことがありません。
でもリュウキンカは毒性があるので基本的には食べない方が無難です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水近くの農家のお婆ちゃんから聞いた話では
以前は涌井の清水の他にも田んぼの畦や谷地でも見られたので
ヤジバナ(谷地花)と呼んでいたそうです。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のタチツボスミレ
清水のかなり古い倒木にタチツボスミレ(立坪菫/スミレ科スミレ属)が咲いていました。
タチツボスミレはおそらく日本で一番多く見られるスミレだと思います。
倒木の上にいち早く進出し花を咲かせるくらいなので
その適応能力の高さや繁殖力の強さがよく表れた光景だと思います。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のタチツボスミレ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
清水本体の小島に咲くピンク色のショウジョウバカマ。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水のリュウキンカを撮影するときは
殆どが午前中です。
リュウキンカのハナビラ(萼片)は光沢があるので
晴天の昼間は陽射しが強すぎてハレーションを起こしやすなります。
なので少し陽射しが弱い午前中か日が傾いてくる午後が理想です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
リュウキンカは雨でも曇天でも花は閉じることなく
開花後は散れるまで咲きっぱなしなので
ハレーションが起きるくらいなら曇天の方がいいくらいです。
この写真は他の写真と同じ4/10ですが
日陰部分なのでハレーションを起こすことなく撮影できます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
曇天や日陰の撮影はハレーションは避けられますが
コントラストが弱くやや平面的な写真に見えがちです。
やはりある程度は陽射しがあった方がメリハリのある写真が撮れると思います。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
さらに陽射しがあった方が透過光を利用でき
透明感ある花を撮ることができます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
透過光効果を得るには陽射しは真上から射すより
背後斜め上から日が射した方が被写体(花)を
光が透過しやすくなります。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
なので晴天の日の撮影は午前か午後、
それも11時~14時以外が理想です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
でも午後は日が翳るのが早いので
ちょうどいい陽射しが射しこんでいる時間との競争です。
午前なら丁度いい時間帯が過ぎても晴天は晴天なので
暗くなるよりはマシです。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
晴天の日は背後の水や水滴がボケ玉になりやすく
幻想的な花の写真が撮れるのも嬉しいポイントです。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水のリュキンカは陸地から間近に見られるので
レンズは標準レンズでも十分撮影できますが、
ボケ玉や背後ボケを狙うなら望遠レンズで撮影します。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
同じ被写体を撮影する場合に標準レンズと望遠レンスでは
被写界深度に差があるのでボケ玉や背後ボケを狙うなら
望遠レンズが最適ですが背景まできめ細やかな写真が撮りたいなら
標準レンズで撮影します。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
私の場合、レンズ交換が面倒なので
広角から望遠までカバーする俗にいう便利ズームレンズを使っています。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
ズームレンズの中には、広角は28mmくらいから、望遠は300mm程度までをカバーするものがあります。
タムロンが出した、AF28mm~300mm F3.5~F6.3が先駆的なレンズでしたが今は純正広角望遠ズームレンズを各社販売しています。
ただかなり高額なのが厳しいです。
とても幅広い画角に使えるため便利でさまざまな撮影シーンに対応できますが、
画質や描写力は、単焦点レンズや高級専門ズームレンズには劣ります。
展覧会やコンテストに出すような繊細なプリント写真には不向きかも。
でも私のようにPCやWeb用なら十分です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
カメラは高価なものが良いに決まっていますが
けして、高額=素晴らしい写真とは限らないと思います。
いくら高価なカメラでも撮影に最適なシチュエーションを得たり、
撮る人のセンスがないと宝の持ち腐れ。
ま、これを世間では犬の遠吠えとか負け惜しみとなど言います(^^;)。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
私の写真は自然中心ですが
撮りたい被写体によってレンズを変えています。
滝や渓流の撮影には広角標準ズーム、
山野草の撮影は望遠ズーム、
風景なら広角望遠ズームか広角標準ズーム
マクロならマクロ専用にしているカメラ、
水中は水中カメラなど、
でも全部持ち歩くわけにはいかないので
その日の目的によって決め持ちします。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
涌井の清水の場合は風景と花の写真なので
広角標準ズームと望遠ズームを使い分ければいいのですが
レンズ交換が面倒なのでつい便利な広角望遠ズームを使ってしまいますが
本来なら面倒くさがらないでレンズを交換した方がいいと思います。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
さて、14時頃に訪れ気が付けば既に15時過ぎ、
陽が次第に傾きはじめ良い具合の透過光になってきました。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
日が傾くと陽が当たっている所と当たっていない所の明暗がはっきりし
リュウキンカの背後が黒くなってきます。
これがさらにリュウキンカを浮かび上がることになります。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
この黒バック(黒背景)は逆光撮影が基本です。
でも広角で逆光撮影するとハレーションや白飛びを起こしやすいので
なるべく撮りたい被写体をズームアップします。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
逆光撮影による黒背景、
透過光効果による透明感
望遠撮影による背景ボケ
これらのスキルを応用しながら撮ると
こんな写真を撮ることができます。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
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☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
でも上記3条件を揃えて撮影するには
撮影場所のシチュエーションや天気も考慮しなくてはなりません。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
そうなると、やはり地の利が生きてきます。
一見さんがそれらの条件を揃えるのは厳しいかも知れませんね。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
-
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
毎年、毎年、似たような写真ばかりではありますが
地元だからこその写真だと自負しています(^^ゞ。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
ミズバショウは終盤ですがまだわずかに白い苞が残っていました。
でも近年、以前はいなかったイノシシが出没し
ミズバショウの新芽を食い荒らし迷惑しています。
涌井の清水周辺の奥山ではニホンジカも現れるようになったそうです。
自然が回復しているのか、自然のバランスが崩れ始めているのか
難しい問題です。 -
☆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカ
これで◆黄金色の春~涌井の清水のリュウキンカはお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
この涌井の清水のリュウキンカの撮影は4/10,
それから既に1か月以上間が空いてしまいました(--〆)。
その間に撮影した写真は売るほどあります。
う~ん、もっと力を入れて頑張らないと
タイムラグが広がるばかり・・・・
今年の梅雨入りは早くなりそうだとか、
そうなればお出かけも諦めがつき写真整理に勤しめるかも??
そう思えば梅雨もそう悪くはないかもね。
ではまた。 j-ryu
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