初夏の東北南部・湯めぐりの旅☆【３】露天風呂の宿　静楓亭（2021）

2021/06/02 - 2021/06/06

【交通手段】JAL＆東北新幹線
【宿泊先】四季の宿 みちのく庵／「曙庵」
　　　　　土湯別邸　里の湯／「花村」
　　　　　露天風呂の宿　静楓亭

【行程】
6月2日（水）伊丹空港→仙台空港→白石蔵王→四季の宿 みちのく庵
6月3日（木）四季の宿 みちのく庵→白石蔵王→福島→土湯別邸　里の湯
6月4日（金）土湯別邸　里の湯→福島→猪苗代→露天風呂の宿　静楓亭
6月5日（土）露天風呂の宿　静楓亭
6月6日（日）露天風呂の宿　静楓亭→仙台空港→伊丹空港

今年の年初に、OTTOが、「福島にさぁ、プール並みのお風呂があるけど、行ってみない？」と。
調べてみると、なんとお風呂で浮き輪が使える！！とわかり、断然乗り気になり、新緑の季節に訪れることにしました。
せっかくなので、昨秋に訪れた鎌先温泉、そして私が以前から気になっていた土湯温泉と併せて、旅することにしました。

いよいよ、今回の旅の一番の目的地の温泉宿、どのようなお風呂か、楽しみです♪

エリア 猪苗代(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【6月4日（金）3日目】
東北新幹線で、福島→郡山へ移動。
新幹線改札口で出逢った「がくとくん」！
かわい～い(^○^)。

郡山駅 駅

エスカレーターでも、またまた可愛らしい「がくとくん」＆「おんぷちゃん」を発見！
公式HPを見ると、「おんぷちゃん」は、「がくとくん」の妹らしい。
２人とも可愛すぎる～～～(o^^o)！

郡山駅から、在来線で猪苗代駅へ向かいます。

JR磐越西線 乗り物

猪苗代と言えば、この方ですよね！

駅からは、お宿と提携しているタクシーで移動。

猪苗代駅 駅

静楓亭到着。
玄関先で、お出迎えをしていただき、

※お部屋までの写真は、翌日に撮影したものです。

露天風呂の宿　静楓亭 宿・ホテル

広々とした玄関。

フロント。

静楓亭は、平屋全11室に、源泉かけ流しの大きなお風呂がある人気のお宿。

ロビーで、チェックイン手続きを済ませ、

浮き輪を持ったスタッフさんに、お部屋へ案内していただきます。

館内にある、唯一の階段。

階段の横には、車いす用の昇降機が設置されています。

廊下の右側は、お部屋が並んでいて、全て同じ間取りです。

こちらが、お世話になるお部屋。

広い玄関。

次の間に入ると、

３つの扉。
手前から順に見ていきます。

右手は、トイレ。

正面は、寝室。
布団とベッドの2タイプあり、今回は、ベッドのお部屋タイプでお願いしました。
枕元に、就寝用の浴衣。

最後の左手の扉を開けると、

とっても広～いお部屋。
お部屋の説明＆お茶を出していただいた後に撮影したので、お茶＆お着き菓子が写っています（^^）。

全室お部屋食なので、こちらのテーブルでお食事をいただきました。

押入の中に、リネンとアメニティ袋に、浴衣。

押入の隣には、こんなスペースも。

では、奥へ。

廊下かと思いましたが、十分な広さがあります！

ミニキッチンには、お茶セットに、氷水。
このお水が、美味しかった！
磐梯山の湧水で、名水百選に選ばれているそうです（^^）。

冷蔵庫には、ドリンクがぎっしり！
有料ですが、お手頃価格です。

そして、こちらの棚は、無料でいただける飲み物。
ドリップコーヒーにコーヒー豆が2種。
コーヒー豆は、どちらも私好みの味で、それぞれの味でいただいたり、ブレンドしたりと、コーヒー好きには嬉しいサービス(^^♪。
緑茶と玄米茶の茶葉もあり、お食事の際に、自分で好きなお茶を入れることができて、便利でした。

ミニキッチンから見たお部屋。

正面奥に、洗面所があります。

マッサージチェアもありま～す。

スタッフの方が貸してくださったお風呂で使う浮き輪と枕(*^^*)。

右手に、ダブルシンクの洗面所。

そして、左手に、脱衣所とお風呂。

脱衣所も、ゆったりと作られています。

洗い場と内湯。
内湯も温泉が出てくるのですが、一度も使いませんでした。

何故かというと、露天風呂が大きくて、何度入っても飽きなかったから～(^○^)。

源泉の湯口は一か所ですが、かけ流しの温泉が注がれていて、とってもよい湯加減でした。
露天風呂の中に、仕切りがあり、左側（お部屋側）が熱めのお湯、右側（お庭側）がぬるめのお湯です。

「露天風呂の宿　清楓亭」は、25年前、旅好きだった先代のオーナーが、「誰でも気軽に温泉を楽しめるお宿を！」との想いから、この地に作られたお宿。
館内やお部屋も、バリアフリーになっていますが、この露天風呂も、段差に座ったり、背中をもたれたりと、入りやすく設計されています。
このお宿を25年前に作った先代のオーナーは、素晴らしいと思います。

お風呂の向こうには、池もあり、植木も手入れされていました。
その向こうには、手つかずの森林が広がっていて、鳥のさえずりが心地よい静かなお宿です。

お部屋の撮影が終わったので、

お着き菓子をいただくことにします（^^）。

お部屋のレイアウト。
（※今回も自作ですので、あくまでもイメージ図としてご覧ください。）

一服したところで、早速露天風呂へ～。

OTTOは、小さな浮き輪にお酒を浮かべて、いい気分(^^♪。

私は、大きな浮き輪でゆ～らゆらと、いい気分(^_-)-☆。

夕食は、スタッフの方にセッティングしていただきます。
温かいものは、食べる直前に自分たちで火を入れるので、好きなペースでいただけました。
ちなみに、この日は、軽めのお食事プラン。

食事が終わったタイミングで、電話で連絡すると、デザートが運ばれてきます。
何もかも、上げ膳据え膳で、本当に嬉しい(^^♪。

夕食後、ライトアップされたお庭を見ながら、露天風呂での～んびり。
今日も一日満足です、おやすみなさい☆

【6月5日（土）4日目】
快晴になりそうなお天気。
早速、朝風呂！

露天風呂からの眺め。

お庭には、カキツバタが咲いていました。

朝ごはん。
私たちには、ちょうどよいボリュームです。

食後には、コーヒーミルで、ブレンドした豆を挽いて。
滞在中、数えきれないほど、このコーヒーミルを挽きました（^^）。

朝食時に、スタッフの方から、「お孫さん連れの宿泊客も多いんですよ。」と伺いました。
確かに、お風呂で遊ぶお孫さんを、お部屋から安心して見守れますものね。

とは言うものの、プライベートも重要！
この板を引くと、

目隠しになります（^^）。

お昼前に、OTTOが「散歩に行こう！」と言うので、しぶしぶ出かけました。

昨日、通った時には、気がつかなかった障子の飾り窓。
ステキ！

廊下には、猪苗代周辺の写真が飾られていて、ゆっくり鑑賞したくなります。

ロビー。
ゆっくり見ていなかったので、見学。

猪苗代周辺の大きな地図や、お土産の品々が並び、

お庭の池には、たくさんの鯉！

青空の下、緑の木々がとても美しい。

「お散歩なら、その下駄を履いてくださいね～」
とのお言葉に甘えて、お借りしました。

正面玄関。

歩いていくと、遠くに猪苗代湖が見えてきました。
「近所に川があるから。。。」というOTTOの言葉につられ、散歩に出てきたのですが、急な上り坂が続きます（^^;）。

こんな坂道の散歩だと知っていたら、スニーカーで来たのに。。。(T_T)
そんな私におかまいなく、どんどん先を歩いていくOTTO。

まさか、この大きな敷地内を歩こうなんて、考えてないよね（^^;）。
なんだかこの地図、どこか気になる・・・。

う～ん、何だろう、見たことがあるような。。。

やっぱり！私ここに来たことがある！！！
なんと、高校の修学旅行で来たことのある宿舎でした(＠_＠;)。

たぶんこの建物は、当時のものではないでしょうが、この眺めに記憶がありました。宿舎が、「国立磐梯青少年交流の家」だったんだ～と、今頃知りました（^^;）。

当時は、友達と騒いでいたので、この景色は全く記憶になく、

改めて見るこの美しい景色に、

「いい場所だったんだ～！」と今さら実感（^^;）。

猪苗代湖 自然・景勝地

さらに歩いていくと、ブランコを発見！
これは、以前はなかったと思う。
誰もいないし、乗っちゃおう！

わ～い(^○^)！！

この地図を見て、

そういえば、晩ごはんは、自分たちで飯ごう炊飯をした！と思い出しました（^^;）。

修学旅行の想い出と言えば、オリエンテーリングの「磐梯山登山」。

猪苗代に来てるのに、野口英世記念館にも立ち寄った記憶もなく、どうして、「磐梯山登山」だったのか、ずっと不思議に思っていたのですが、その答えは、宿舎の敷地内から登山道があったから、、、ということが判明(-_-;)。

登山した晩秋の朝は、小雨が降り、磐梯山の頂上も雲に覆われて見えないのに、先生たちは「雨天決行だ！」と(*_*)。
こんな悪天候の中、「登りたくない～！」と、みんなで泣く泣く登った磐梯山。
最初は小雨だったのに、大雨に変わり、そして霧で何も見えなくなり、5～6合目の地点では、ついに2センチほどのヒョウが降ってくる始末。。。（>_<）
「これ以上は危険だから、下山！！！！」とガイドさんが大声で叫ぶ中、凍えながら下山したことが、あまりにも強烈な印象として残っています。
すっかり忘れていたけれど、食事も自分たちで作ってたなんて、、、。今から思うと、なんと過酷な修学旅行だったんでしょうか。でもこれが、私の修学旅行の想い出です。。。(≧∀≦)

つい最近までは、普通に海外へ修学旅行に出かけていた高校生とは大違い。また昨今は、その修学旅行ですら、行けない児童や学生もいて、心が痛みます。早く、楽しい思い出を作れる環境になりますように☆

数十年ぶりに、再びこの地を訪れることになるなんて、驚きました(*^^*)。
OTTOが散歩に誘ってくれなかったら、きっと気づかずに帰宅していたと思います。

磐梯山さ～ん、ずいぶんご無沙汰していましたが、再び眺めることができて、嬉しかったよ～（^^）。

磐梯山 自然・景勝地

ステキな偶然に、ほっこりしながら、お宿に帰ります。
ちなみに、このお散歩で、二人とも、鼻緒ずれができたので、スニーカーでの散策をおすすめします（^^;）。

３時のおやつ～。
このチョコレートケーキがとっても美味しかった！
OTTOは、「お代わりが欲しい！」と(-_-;)。

夕食まで、露天風呂を満喫！
風もそよいで、本当に気持ちい～い。

こうしていると、まるでプール(^_-)-☆。
・・・と、はしゃいで遊んでいたら、少し湯あたり気味に。。。（>_<）。

夕食。
今日は、通常メニューで、蟹にお肉と好物ばかり(^○^)。
しっかりお散歩したので、二人とも完食しました～。

デザートは、アイスにフルーツ！
大満足のお食事でした。

夕食後、日中の湯あたりで懲りたので、長湯はせず、回数を入ることにしました(*^^*)。

【6月6日（日）5日目】
曇天。
露天風呂には、これくらいの曇天の方がよさそう。

朝ごはん。
こちらのお宿は、胃に優しいお食事が多く、連泊しても胃がもたれることはなさそうです。

露天風呂に入っていると、目の前にトンボちゃん。
湯けむりが気持ちいいのか、ず～っとここで寛いでました(^^♪。

チェックアウトを済ませ、送迎のタクシーで猪苗代駅まで送っていただきました。

最後に、磐梯山を見納め～。

磐梯山 自然・景勝地

立派なスキー場があるんですね！

猪苗代駅から、在来線で郡山駅へ。
そして、郡山駅からやまびこで仙台駅へ移動しました。

猪苗代湖 自然・景勝地

仙台駅前で、アフタヌーンティーをしよう！と計画していたのですが、そこまでお腹も減っていなかったので、軽いカフェに。

THE MOST COFFEE グルメ・レストラン

久しぶりのパンケーキ。
美味しかった～～～！

仙台空港から、定刻どおりに出発！
夕陽が見えたので、もしかして、上空でも～と期待（^^）。

仙台空港 空港

期待どおり、キレイな茜色！

空の上から見る夕陽は、地上のものとは同じとは思えないほど、神秘的。
旅の最後に、素敵な景色を見せてもらいました！

☆☆☆☆☆
「露天風呂の宿　静楓亭」は、誰もが楽しめる大きな露天風呂のあるお宿。
こちらのお宿の湯量は、普通の温泉旅館の7～8軒分もあるそうで、とても豊富です。露天風呂の温度は、その湯量で十分に調節可能とのこと。まさに、文句なしの源泉かけ流しと言えるでしょう。
開業して、25年も経っているとは思えないほど、館内・お部屋ともに、しっかりと手入れされており、とっても快適に過ごせました。
「連泊の宿泊客が、チェックインからチェックアウトまで一度も部屋から出ない」とか、「8～9割がリピーター」というお話も、納得できます。
環境が落ち着けば、両親を連れて行きたいと思う温泉宿です。

【温泉情報】（温泉分析書より）
●磐梯山麓温泉
◆泉質　　ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩温泉　低張性中性高温泉
◆泉温　　51.1度
◆Pｈ　　 6.7
◆その他　源泉かけ流し（加水・加温なし）

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• 暴れナメクジさん 2021/06/27 11:32:30

  決死の修学旅行

  arc-en-cielさま、こんにちは。
  
  ♪♪♪修学旅行で磐梯山登山♪♪♪
  
  一体誰がこんな企画したのでしょう！？
  自分は社会人1年目の時に会社の登山部にいましたが
  とてもピクニック感覚で出来るものではありません。
  
  単に雨天決死隊の先生が登山したくて猪苗代を修学旅行
  先に選んだんじゃないの？と思ってしまいます。
  でも天の恵みが降ってきたおかげで中止になってほんと
  良かったですねー！
  
  いつの間にか強行ムードになってきたオリンピックも
  同じように中止になって欲しいと願うばかりです。
  
  暴れナメクジ

  arc-en-cielさん からの返信 2021/06/27 13:33:06

  Re: 決死の修学旅行

  暴れナメクジさま
  
  こんにちは！
  
  〉♪♪♪修学旅行で磐梯山登山♪♪♪
  〉一体誰がこんな企画したのでしょう！？
  
  ですよね～（>_<）。
  同じ市内に住む同年代の従兄たちは、東京や九州に行っていたし、おかしいなぁとは思っていたのですよね（^^;）。
  
  〉自分は社会人1年目の時に会社の登山部にいましたがとてもピクニック感覚で出来るものではありません。
  
  暴れナメクジさまが、登山家だったとは、存じませんでした。高山でも、珍しいいきものを観察されていたのでしょうか(^^)。
  いただいたメッセージを拝見し、改めて調べて見たら、日本百名山に入ってるんですね！！
  
  京都の高校生にしてみれば、磐梯山の名前は知っていても、どれくらいの山なのか、誰もわからず、まぁ大丈夫なんだろうと、当時は思っていましたが、なんとも無茶な修学旅行だったと、思い知らされました(-_-;)。
  今の時代なら、SNSで、大炎上しているかもしれませんね(^_-)。
  
  〉単に雨天決死隊の先生が登山したくて猪苗代を修学旅行先に選んだんじゃないの？と思ってしまいます。
  
  激しく同意です(≧∀≦)。
  何事もなく、全員無事に下山できて、本当によかったです。
  
  今の感染状況だと、オリンピックの開催は、厳しいでしょうね～。
  一方で、オリンピックの代表に選ばれた選手の表情を見ていると、複雑な気持ちにもなります。
  すべての人々が、納得のいく解決策って、果たしてないものでしょうか（^^;）。
  
  arc-en-ciel