しばしの憩い、エメラルドグリーンの川を眺めて☆夏瀬温泉 都わすれ＜後編＞（2021）

2021/05/11 - 2021/05/13

【交通手段】ANA＆JAL
【宿泊先】夏瀬温泉 都わすれ／草笛（2泊）

【行程】
5月11日（火）伊丹空港→秋田空港→夏瀬温泉 都わすれ
5月12日（水）夏瀬温泉 都わすれ
5月13日（木）夏瀬温泉 都わすれ→秋田空港→伊丹空港

5月は、OTTOの誕生月。
昨年は、お祝いを兼ねて、海外に行く予定でしたが、急速なコロナの拡大に伴い、やむなく断念。
今年も、同様に厳しい環境下ではありますが、２年続けて、、、というのも、少々淋しいので、以前からOTTOが訪れたいと言っていた夏瀬温泉へ、行ってきました。

いつもの如く、自然を満喫し、温泉での～んびり過ごしてきました。

後編は、お宿周辺のおさんぽからスタートです。

エリア 田沢湖・乳頭温泉郷(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ ANAグループ 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【5月12日（水）2日目】
お宿の周辺を散策してみます。

夏瀬温泉　都わすれ 宿・ホテル

源泉があり、そこで、温泉たまごを作ってました(o^^o)。

広いお庭を歩けるようになっています。
何があるのかなぁ。

こちらは、バラ園みたい。
これからの季節、素敵でしょうね～。

横からみたお宿。

観音さまにご挨拶。

観音さまのお堂の隣にあった石碑。
「温泉復興記念碑　皇紀二千六百四年十一月」
と記されていました。

「皇紀」という言葉がわからなくて、調べてみると、
明治政府が定めた日本独自の紀元法で、初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年とした暦とのこと。
ちなみに、皇紀二千六百四年とは、昭和19年にあたるそうです。

お庭のコブシの花が満開。

そして、桜と桃も、まだ咲いてくれていました。

近くに、橋があると聞き、そちらへ行ってみます。

「新奥の細道」なのですね！

と、くまモンが(+_+)。
熊が出るとの注意書き。
鈴はないので、OTTOと話しながら歩くことにしました。

細い道を進みます。

夏瀬橋の手前にあった看板。

若干不安を覚えながら（^^;）、一歩ずつ、慎重に歩みを進め、

この美しい眺めに、

すっかり怖さも忘れてしまいました(^^♪。

夏瀬橋の中央部まで来てみると、玉川の水面がキラキラと輝いて、

何とも言えない川の色。

下流を見ると、まさにエメラルドグリーン！

真下を覗くと、川底まで見えちゃう！
玉川は、強酸性なので、魚がいないのだそうです。

高所恐怖症のOTTOは、橋を揺らすだけ揺らして、そそくさと退散。
揺れる橋に残されて、怖すぎる～～(≧∀≦)。

揺れが治まるのを待って、まず上流。

そして、下流を撮影。

夏瀬橋の先には、どんな眺めが待っているのか、知りたい気持ちはあったのですが、「老朽」の看板が脳裏をよぎり（^^;）、断念しました。

最後に、もう一度、この美しい景色を眺めて、ゆっくり戻ることにします。

「都わすれ」の駐車場まで、戻ってきました。
この後は、スタッフの方に教えていただいた「トンネル」に行ってみます。

昨日、送迎車で通ってきた道。
森の中のおさんぽなんて、久しぶり～(^○^)。

杉の木立が高くて、空が遠く感じます。

お宿の看板のある三叉路。
昨日は、左の道から来ましたが、

今日は、右の道を進みます。

お目当てのトンネルが見えてきました！

覆道のトンネルでした。
コンクリートの間から見える景色も、また美しいこと！

途中から、金属の柱になりました。

こんな木々の楽しみ方は、初めてです(^^♪。
ひとつひとつ、間隔が違っていて、まるで緑の美術館にいるみたい。

トンネルを抜けると、玉川のせせらぎが聴こえてきます。

川幅も広くなり、川の流れも早～い！
ダムが近くなってきたようです。

この先は、夏瀬発電所。
昭和28年から運用されています。

「都わすれ」も、この発電所で出力した電気を使っているのかと思うと、この電線にも親近感が湧きます(^^♪。

少し川沿いに降りてみると、とっても綺麗な水面。

もっと近づきたいけど、流れが早くて、これが限界（^^）。

お宿への帰り道、山の向こうに、飛行機雲？

まるで、打ち上げ花火みたい。

どうやら、飛行機ではなく、自衛隊機みたいでした。
青い空に、キレイ～～。

色とりどりの緑で、彩られた山々。
紅葉の山もステキですが、新緑の山も美しいです。

1時間半ほどのおさんぽでしたが、その間、誰ともすれ違うことなく（^^）。

夏瀬温泉　都わすれ 宿・ホテル

お宿の入口に、「みやこわすれ」がたくさん育てられていて、ちょうどお花が咲いていました。
お花の咲く時期に訪問できて、よかった(^^♪。

お部屋に戻ると、玉川がエメラルドグリーンに。
この時間帯の川の色が、とても綺麗でした。

湯浴みをしたり、

中庭を散策したり、貸切風呂を楽しんで、

あっという間に夕食(*^^*)。

生ビールのグラスにも、「みやこわすれ」が描かれています。

毎晩、蒸籠に蒸し野菜をいただきました。
【上段】稲庭うどん、お造り、岩魚の南蛮漬け、若竹煮
【下段】いぶりがっこサラダ、比内地鶏のつみれ鍋
サラダは、チーズを好きなだけ、目の前でおろしてもらえました。
初めてのたんぽ、自分で焼くので、楽しくて、美味しかった♪

旬のわらびが入荷したのでと、特別に出していただいた一品。
とっても柔らかくて、美味しかったです！

OTTOの誕生祝のスペシャルデザート。
今年も、健康で過ごせますように☆

夕食後、ブランコに乗りに、中庭へ。
ブランコに乗りながら、綺麗な星を見上げて、最高(^o^)V！

正面に見えるのは、レストラン。
「草笛」「瀬音」だけ個室で、他のお部屋は、レストランの窓際のテーブル席で、中庭を眺められます。

露天風呂から見たお部屋。

このランプが、とても気に入りました。
夜は、虫が集まるかと心配しましたが、全く問題なく、夜も何度も露天風呂を楽しみました。

【5月13日（木）3日目】
最終日の朝。
目覚めの一杯ならぬ、目覚めの朝風呂。

お隣のお部屋の八重桜も、すっかり散ってしまいました。

朝ごはん。
この日は、暖かかったので、ストーブをつけなくても、大丈夫。

湯豆腐に、七輪で好きなお魚を焼きます。
十分すぎるボリューム！

コーヒーは、もちろんテラスでいただきます！
パラソルのテーブルが満席だったので、日陰のテーブル席へ。

テーブルに緑が映り込んで、綺麗(^^♪！

朝から、なんとも贅沢なティータイム(*^^*)。

お部屋に戻る前に、トイレをチェック。
うわさ通り、圧巻でした（^^）。

最後に、デッキからのこの眺めを見納めして、チェックアウトしました。

角館駅まで、送迎車で送っていただき、秋田駅へ移動。
秋田駅の改札口を出たら、大きな大きな秋田犬がお出迎え(^^♪。

秋田駅 駅

秋田県立美術館に行きたかったのですが、あいにく休館。
それならば、佐竹藩のお城、久保田城跡に整備された千秋公園に行ってみよう！ということになりました。

千秋公園 公園・植物園

階段を昇って、

久保田城表門。
どこを見ても、新緑が眩しい。

門をくぐって、空を見上げると、

ものすごい数の松ぼっくりが、目に入りました(*_*)。

八幡秋田神社にお詣り。
佐竹藩歴代藩主が祀られている神社とのことで、夏瀬温泉のお礼もお伝えしました。

八幡秋田神社 寺・神社・教会

そして、その横にも、小さな神社がありました。
与次郎稲荷神社。
たくさんある鳥居の両側に、狛犬や、様々なお狐さまが鎮座されていました。

街並みが一望できる眺めの良い場所。

ツツジが咲いているので、

裏門坂を降りていくことにしました。

濃厚なピンクに、淡いピンク、

可憐なヤマツツジ。

一面のツツジ。
敷地内には、なんと2600株ものツツジがあるそうです。

たくさんの蕾がついていて、これから咲き始める白いツツジ。
満開になったら、すごいだろうなぁ。

目に止まった松の木。

これはもしかして、松ぼっくりの赤ちゃん？

胡月池には、フジ棚。

青みがかったフジの花でした。

白いツツジに、

真っ赤なツツジ。
こちらには、虫たちがたくさんお食事に来ています。

汗ばむほどの陽気で、さくら＆バニラのソフトを食べながら、

このツツジを眺めました～(^o^)！

この後、秋田駅へ戻り、バスで秋田空港へ向かいます。

そして、空港には、こんな可愛らしい秋田犬が(^^♪。
みんなを笑顔にしてくれるワンちゃんです。

秋田空港 空港

秋田空港から、定刻どおり、出発！

愛知県上空で、見た景色。
夕焼けと、お月さま、そして一番星が見えて、下を見ると街の夜景。

旅の最後に、素敵な景色を見ることができました。

☆☆☆☆☆
「夏瀬温泉 都わすれ」は、山の中にある一軒宿。
全10室のお宿で、滞在した両日とも、ほぼ満室のようでしたが、廊下で他の宿泊客とすれ違うこともなく、本当に静かな隠れ宿でした。
貸切風呂は、いつも10～15分程度で出てしまうのですが、こちらの貸切風呂は、50分が短く感じるほど、十分に楽しめます。
食事も秋田の郷土料理が美味しく、スタッフの方々のおもてなしも行き届いており、また再訪したいお宿です。

【温泉情報】（温泉分析書より）
●都わすれ2号井
◆泉質　　硫酸塩泉　ナトリウム・カルシウム一硫酸塩温泉
◆泉温　　59度
◆Pｈ　　 8.4

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。