横浜港＆相模湾を一望する秋旅★［2］ATAMI 海峯楼 in 熱海（2021）

2021/10/17 - 2021/10/19

【交通手段】ANA
【宿泊先】ホテルニューグランド／タワー高層階ツインルーム
　　　　　ATAMI 海峯楼／尚山（洋室）

【行程】
10月17日（日）伊丹空港→羽田空港→横浜→ホテルニューグランド
10月18日（月）ホテルニューグランド→横浜→熱海→海峯楼
10月19日（火）海峯楼→熱海→横浜→羽田空港→伊丹空港

数年前から、何度か計画したものの、天候や昨今の環境で、なかなか実現することが出来なかった「ATAMI 海峯楼」。
今回、数年越しの念願が叶い、ようやく訪れることができました。

エリア 熱海(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【10月18日（月）2日目】
横浜から、踊り子15号に乗って、熱海へ向かいます。

横浜駅 駅

左の車窓から、相模湾が見えてきました。

熱海駅からは、送迎車で、お宿に到着。
5分ほどですが、急勾配の坂道なので、乗せていただいてよかったです(*^^*)。

ATAMI 海峯楼 宿・ホテル

「ATAMI 海峯楼」は、全4室のラグジュアリーなお宿。

人ひとりが通れるようなエントランス。
一歩、足を踏み入れると、空気が一変しました。
どこからか、水の流れる音が、聴こえてきます。

ガラスの扉を開けると、バトラーデスク（フロント）。

フロントには、千住博氏の「ウォーターフォール」が飾られていました。

その奥に、ラウンジ＆ダイニング。

このソファで、チェックインの手続きをして、

お茶をいただいて、ほっこり。
テーブルの上には、隈研吾氏の本が並んでいます。
言わずもがな、、、ですよね（^^）。

このラウンジは、ダイニングを兼ねていて、滞在中、こちらでお食事をいただきました。

このラウンジにも、千住氏の作品が飾られていました。
先ほどの作品もそうでしたが、壁の色とマッチしていて、お部屋に溶け込んでいます。

お土産コーナーも、ありました。

そして、バトラーの方に、お部屋へ案内していただきます。
私たちのお部屋は、向かって右側の

「尚山」です。

重厚感のある扉を開けると、右手にも、正面にも、扉。
こちらは、のちほど見ることにします。

この両開きの扉は、クローゼット。

お部屋へ進むと、まぁ、なんという眺めでしょう(^o^)。

ベッド。

枕元にあるパネルで、全てコントロールできます。
このパネルの両サイドに、コンセントもあり、とても便利でした。

ベッド側から眺めたところ。

テーブルには、ウェルカムスイーツや、マスクケース等。
ウェルカムスイーツは、見た目からマカロンだと思いましたが、最中（もなか）でした♪

ミニコンポに、BOSEのスピーカーも。
お部屋に入った時には、ステキなジャズが流れていて、心地よかったです。

ドリンクコーナー。
珈琲のカプセルには、デカフェもありました。
冷蔵庫の中は、全てサービス。
左側に入っているポットのお宿自家製のフルーツティーが美味しくて、OTTOと取り合い(≧∀≦)。

では、入ってきた廊下へ戻り、

まず、クローゼット。
浴衣に、ワンピースタイプのナイトウェア。
驚いたのは、足袋が靴下タイプではなく、ストレッチ足袋でした(+_+)。

正面はトイレ。

ゆったりとしたトイレ。
手洗いもついていて、安心です。
こちらの音姫は、なんとクラッシック！が流れるので、とても優雅な気分になります(^^♪。

最後に、バスルーム。

大きなバスタブと、

シャワールームがあり、バスローブも用意されています。

この可愛らしい巾着袋の中には、アメニティが入っていました。
女性には、シスレーのセットも用意されていました♪

ルームキーは、ふたつ。

お部屋のレイアウト。
（※自作ですので、あくまでもイメージ図としてご覧ください。）

お天気の良い間に、館内を見学します。

フロントや私たちのお部屋「尚文」があるフロアは、2階にあたります。
このガラスの階段を昇って、3階へ。

うわぁ、こんな入口なんですね！
この先には、

ウォーターバルコニー！
何度も、HPで見ていましたが、実際に目の当たりにすると、格別です(^o^)！

ウォーターバルコニーからの眺めを、パノラマで撮影してみました。

この日は、初島、大島もはっきりと見え、

なんと、房総半島まで肉眼で確認できました(^^♪。

陽が射すと、神殿のような美しさ。

風がそよぐと、水面が揺らぎ、一瞬一瞬が芸術品のようです。
このウォーターバルコニーは、12-17時の間、自由に見学できるのですが、ライトアップされたダイニングでは、きっとまた違う美しさがあるのでしょうね～。

※ウォーターバルコニーは、ラグジュアリースイートルームの専用ダイニング。

今度は、大広間「楽精」と大浴場（貸切風呂）のある1階へ降ります。

こちらも、自由に見学させていただけるとのことで、お邪魔しました。

うわぁ～、見事な金襖。
正面の松が描かれた上に、窓越しにお庭の木々が(+_+)。
計算し尽されていて、見事です。

1995年に、ある企業の迎賓館として、建てられているので、主に接待の席に使われていたのでしょう。

大浴場（貸切風呂）の予約時間になったので、バトラーの方に案内していただきます。
ガラスの扉を開けて、

吹き抜けのエリアに出ます。
見上げると、エントランスから歩いた通路が見えました。
そして左の壁面に、水が流れ落ちていて、

先ほど、聞こえた水の音は、これだったんだ！と納得。

壁と一体化した大浴場（貸切風呂）の入口。
こちらのお風呂は、１組１時間（貸切風呂50分、スタッフの清掃10分）。
1日目の午後、2日目の朝と、2回入浴できます。

入ったすぐのところに、フリードリンク（ミニビール・コーヒー牛乳・お水）が用意されています。

広い脱衣所。
リネンもたっぷり。

アメニティも全て揃っています。

うわぁ、ひろ～～い(+_+)！
広いお風呂とは聞いていましたが、本当に大きい！
ふつ～に、大浴場（^^;）。

洗い場は４つ。

大きなお風呂の他に、水風呂＆ドライサウナも(*^^*)。
こちらの温泉は、強塩化物温泉で、少ししょっぱいです。
湯温は適温。
浴槽のほとんどの場所に段差があり、どこでも好きな場所で半身浴でき、逆上せることもなく、湯浴みを楽しめます。

湯上りに、お庭側から、眺めてみました。
鍵をフロントへ返却し、

夕食までは、お部屋で寛ぎます。

窓の外を見ると、お月さま。

うわぁ、月の模様まで、はっきり見えます（^^）。

18時から、夕食。
すっかり日が暮れて、ラウンジの雰囲気も一変し、先ほどの空間とは思えません。

OTTOは、地元静岡の利き酒セットにご満悦(^^♪。

秋らしい前菜。
手前に並んでいるのは、
（左から）金時人参カステラ、富士鱒みの揚げ、銀杏翡翠揚げ、鬼皮栗バター焼き。
鬼皮栗バター焼きは、デザートのように美味しくて、お替りが欲しかった！
そして、木の葉の下には、

こんな小鉢たちが隠れていました（^^）。
右側は、イクラかちん蒸し。中に柚子と小さな焼餅と入っていて、最高に美味しかったです♪

【左上】平貝・胡麻豆腐のお澄まし
【左下】秋刀魚釜炊きご飯
【右上】戻り鰹叩き、金目鯛・煽り烏賊のお刺身
【右中】朴葉焼き
【右下】御殿場産コシヒカリ、赤出汁

どの品も、「視覚」と「嗅覚」、それぞれに楽しませてくれます。やっぱり、秋は和食が美味しいですね。

最後は、金木犀のジュレ＆檸檬シャリシャリ（左）と、南京プリン（右）。
南京プリンは、きな粉味の和テイストなプリンでした。

食後に、バトラーの方から、
「大浴場に空きがありますが、いかがですか？」
とお声をかけていただいたので、22時に、もう一度予約を入れました。

夜の「アートワーク」エリアも素敵です。

夕方、OTTO（自称モデル）のお風呂での姿を、撮り忘れたので（^^;）。
大浴場は、「8人入れる」と宿泊サイトの説明文にありましたが、実際はもっと入れる大きさだと思います。

湯上がりのコーヒー牛乳は、本当に最高！

温泉で温まり、ぐっすり眠ることができました。

【10月19日（火）3日目】
この日は、ゆっくり朝寝坊。
夜半からの雨で、この朝、見えたのは真鶴半島だけでした。

朝9時から、3回目の大浴場で湯浴みをし、

10時に、遅めの朝ごはん。

前夜は、左手のテーブル席で夕食をいただきました。

このダイニングを利用するのは、「尚文」「爽和」の2組。
予約時間が重ならないように、バトラーの方が配慮してくれます。

いつもは洋食派ですが、和食の料理長と伺ったので、今回は和食にしました。
（洋食にも対応していただけます。）
フレッシュオレンジジュースと、餡かけ茶碗蒸し。

そして、お膳と炊き立てのご飯が運ばれてきました。
OTTOは、ご飯が美味しくて、お替り。

前夜の夕食もそうでしたが、一品一品どれも美味しく、季節感を感じられ、満足のいくお食事でした。

食後に、フルーツとハーブティー。

ラウンジ＆ダイニングを、ふたりだけで貸切。
なんと贅沢な時間♪

お部屋の左下に、民家が見えます。
チェックインした時から、ずっと気になっていたので、調べてみました。
こちらは、「旧日向邸別邸」。
この別邸は、ブルーノ・タウトが建築したことで有名らしいのですが、なんとこの上屋を設計したのが、ホテルニューグランドを設計した「渡辺仁」。
思いがけず、「渡辺仁」繋がりの旅となりました（^^）。

現在は休館中なので、いつの日か、見学してみたいと思います。

レイトチェックアウトの12時まで、まったり。
雨も止んできた頃に、お部屋でチェックアウト。

復路も、熱海駅まで、送っていただきました。
熱海の駅前に、足湯があります。
以前訪れた時に、何度も通っていたはずなのに、全く気がつきませんでした。

熱海駅 駅

ふと見ると、鳩が水たまりに入っています。
水浴びかなぁ～と思ったのですが、

えっ？もしかして、鳩も足湯してるんじゃない(+_+)？？？

OTTOが触ってみると、温かいとのこと。
どうやら、足湯から流れてきているみたいです。

私がベンチに座っていると、撮影していたOTTOが見知らぬ人からなにやら話しかけられ、鳩の足湯を詳しく説明しています(＠_＠;)。

その後、OTTOに
「鳩の周辺だけ温かいから、触っておいで。」
と言われ、私も鳩の足湯を見に行くと、また背後からOTTOの声がしてきました。
驚いて振り返ると、今度は知らない老夫婦に、また何かを聞かれているようです、、、(≧∀≦)

OTTOがよく話しかけられるのは、『我が家あるある』なのですが、旅先で、それも数分の間に立て続けに２度も！
私は大笑いです(^o^)。

熱海駅から、新横浜駅まで新幹線で移動し、

久しぶりの羽田空港のターミナル。
TVなどで見るよりは、少し活気が戻ってきているように思います。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

ラウンジで少し休憩。
ANAのラウンジは、窓が多くて、明るいですね～。

羽田空港国内線 ANA スイートラウンジ 空港ラウンジ

☆☆☆☆☆
「ATAMI 海峯楼」は、建築家 隈研吾氏が初期の頃に手掛けたお宿。
滞在中は、晴天・曇天・雨と、移り変わる天気の中で、刻一刻と変化する「水」と「ガラス」の色彩を、愛でることができました。
そして、他の宿泊客と、ほとんど会うこともなく、おこもりステイするには、ピッタリのお宿でした。

また、こちらのお料理は、季節感を感じる食材を使い、見目麗しく、質・量ともに、満足のいく食事です。
広々とした大浴場の温泉で癒されることで、医食同源の時間満喫する事ができました。
次回は、熱海の風物詩である花火大会の時期に合わせて、訪れてみたいと思います。

【温泉情報】（温泉分析書より）
●源泉名　混合泉（東山温泉：伊豆山26号、朝日畑温泉：伊豆山7号）
◆泉質　　ナトリウム・カルシウム・塩化物泉（高張性弱アルカリ性高温泉）
◆泉温　　48.2度
◆Pｈ　　 7.6
◆その他　循環ろ過・加水

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。