神楽坂発の湖南料理店「紅龍」～毛沢東が愛した湖南省の郷土料理が食べられる中国人にも人気がある本格的な味を提供するお店～

2021/03/29 - 2021/03/29

中国八大料理の一つとして知られている湖南料理は、激辛の料理として有名な四川料理よりもさらに辛いとされていますが、日本での認知度はまだまだ低く、ネットで検索しても東京には数軒ある程度です。その中でも中国人が東京で本場にもっとも近いとネット知ったのが、神楽坂にある「紅龍」です。

湖南省出身の毛沢東は、紅焼肉と呼ばれる豚の角煮と唐辛子を使った料理を好んでいたと語り継がれていますが、湖南料理は四川料理と同様にたくさんの唐辛子を使います。唐辛子やクミン等の少し癖のあるスパイスを使った料理は、人によって好き嫌いがはっきりしそうですが、同店で一番人気のよだれ鶏は評判どおりで他店を凌駕する味と感じました。

エリア 神楽坂・飯田橋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

夜の神楽坂通りです。

神楽坂仲通りで右折しました。

このビルの2階がお店です。

写真に出ているのは、どれも本格的です。

階段を昇る途中の壁にも湖南料理の名物の写真が説明付きでありました。

店内です。中国にありそうな食堂のようです。

メニューです。赤は中国で好まれる色ですが、湖南料理とも関連性があります。

お店で一番人気は、よだれ鶏です。

角煮は、毛沢東の好物として有名です。

ビリ辛い料理は、四川料理のイメージが強いですが、中華で一番辛い料理は湖南料理です。

メニューの半分位が湖南料理で、残りは日本でよく知られている中華でした。

辛そうです。

お冷です。

店内です。

まずはよだれ鶏です。

刻んだピーナッツがかかっています。辛すぎず、食べやすかったです。これはたしかに美味しいです。

火入れはちょうどいい感じで、鶏のおいしさを引き出していました。

ご飯は日本米でした。

もう一品は豚の角煮です。

現地で「毛氏紅焼肉」と呼ばれている毛沢東が学生時代から好物だったとされる豚の角煮です。

中国人が一押しするだけあり、なかなか美味しかったです。

神楽坂通りです。

他の一品も食べたくなり、再訪しました。

まずは、鶏のから揚げです。

「辣子鶏」と呼ばれる鶏のから揚げと唐辛子を炒めた一品です。四川料理では定番です。唐辛子の中に潜む唐揚げを探して、食べました。

次は、豚肉の燻製とニンニクの芽の炒め物です。ボリュームは少なめでした。

こちらはあっさり目の味付けでした。

余力があったので、スペアリプのクミン風味唐揚げも注文しました。

香辛料のペーストはもう少し抑えた方がよかったように思いましたが、肉の火入れはちょうどよい感じでした。

中華は豚肉と鶏肉の料理がおいしいですね。

店内です。

自分が食事をした際も周りから中国語が聞えてきたので、やはり本格的な味なのはたしかだと思います。

地下鉄飯田橋駅から電車を利用し、帰宅しました。