小川町発の四川料理店「四川一貫」～辛口グルメ評論家・友里征耶氏がかつて一番高く評価していた中華料理店～

2021/12/14 - 2021/12/14

世間一般では高く評価されているお店に容赦なくめった斬りにするため、飲食業界で恐れられていた友里征耶氏を覚えている人はいるかもしれません。中華料理店についても有名店に色々と厳しい評価をしていましたが、そんな同氏が高く評価していたのが神田小川町にある「四川一貫」でした。同氏の著書では、昼の定食は夜とは別物と書かれていましたが、サイト等で検索すると同店の名物は、春チャー（春雨炒飯）や麻婆豆腐のようだったのでお昼にも利用してみました。

町中華のような外観の同店ですが、味の方は堅実でたしかにおいしいです。最近流行りの四川料理ではなく、また、町中華でも味わえない味はユニークであり、京風中華の懐かしさに共通する昭和の味を楽しめます。友里氏が批評していた高級店よりも持ち上げる対象となるか否かについては議論の余地があると感じましたが、中華好きにはぜひ利用をお勧めしたいお店です。

エリア 神田・神保町(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

地下鉄神保町駅です。

神保町の路地を歩きます。

少し変わった形の建物がありました。

よく見ると神保町によしもと漫才劇場があるのを発見しました。これは知りませんでした。

初回の利用では少し迷いましたが、何とかお店を見つけました。

外観です。

こちらでは、お店の看板料理を画像で見せています。

ランチの定食メニューです。

ランチメニューです。

お茶です。

この日ランチで食べたのは、麻婆豆腐定食です。

ライスです。日本米です。

ザーサイです。

中華スープです。町中華で味わうスープと変わらないです。

ランチの定食で提供している麻婆豆腐です。
四川風のピリ辛味ではなく、優しい味の麻婆豆腐です。これは食べやすいですね。

夜はこちらのタイプ以外に、四川風の辛い麻婆豆腐を食べることが出来ます。

お店が面している通りです。

靖国通りの交差点です。

同店の名物と言えば、こちらです。食べログで同店の料理の写真を見ると、７割位は春チャーの写真です。

店内です。

この日は春チャーが目的でした。

夜は単品で1510円の春チャーは、ランチで食べると870円です。

春チャーは、春雨と挽肉のうま煮と炒飯の組み合わせです。

炒飯を単品で食べると少し物足りないのを春雨炒めが補っているような感じでした。

お昼はこの三品が定食の定番のようです。

夜の神保町です。

外観です。

夜のメニューを確認します。

基本、四川料理の一品類を揃えています。

唐揚げや肉団子等、日式中華の定番も提供しています。

この日食べたのは、醤爆鶏丁 (鶏とピーマンの味噌炒め)の定食です。

ライスです。

鶏とピーマンの味噌炒めです。

ランチで近くの人が食べているのがおいしそうに見え、是非食べなければと思っていた一品です。素朴な一品ですが、美味しいですね。

こちらは、追加で注文した焼売です。日本で好まれているオールドタイプの焼売でした。

中華スープです。

クリスマスの時期でした。

ドラえもんやアンパンマン等です。

靖国通りの交差点です。

地下鉄小川町駅です。駅から歩いて数分の場所にお店は位置しています。

外観です。

この日食べたのは、こちらになります。回鍋肉定食に加え、単品で陳麻婆豆腐を注文しました。

こちらは、夜のみ提供している陳麻婆豆腐です。

昼との違いは、山椒とラー油を効かせている点ですが、最近流行りの痺れを感じるような辛さではなく、オールドタイプの麻婆豆腐のように思いました。

昼の麻婆豆腐と同様に食べやすい味です。

回鍋肉です。キャベツと豚肉を味噌ベースの味で炒めた、日本でもなじみのあるタイプの回鍋肉です。

店内の額には「樺慶川菜餐廰」の荘賢三の記載がありました。荘賢三氏は、日本で調理師講師の経験があり、台湾で四川料理店を経営している方です。このような重鎮とも縁があり、あの味を提供していることがわかると感慨深いものがありますね。