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【思い出の旅】第29弾は、秋の北海道を巡る旅。<br />1989年の秋、北海道の秋を旅した。前年、大学の友人と共に、初めて北海道を巡った。そして、その素晴らしい景色に魅了され、再び北の大地を訪れることにしたのだ。二度目の北海道訪問は、紅葉に染まる秋の道東を、一人で巡る気ままな旅とした。<br /><br />(2026.10.13投稿)

【思い出の旅】北海道の秋を巡る旅

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1989/10/06 - 1989/10/12

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旅猫

旅猫さん

【思い出の旅】第29弾は、秋の北海道を巡る旅。
1989年の秋、北海道の秋を旅した。前年、大学の友人と共に、初めて北海道を巡った。そして、その素晴らしい景色に魅了され、再び北の大地を訪れることにしたのだ。二度目の北海道訪問は、紅葉に染まる秋の道東を、一人で巡る気ままな旅とした。

(2026.10.13投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 旅の始めは、上野駅を21時38分に出る急行『八甲田』。廃止になるまでの数年間、北海道、東北への旅では何度も利用した列車である。夜のみちのくを走り抜け、終着の青森駅には、翌朝9時8分に到着した。そして、9時35分発の臨時快速『海峡81号』に乗り換え、青函トンネルを潜って函館駅へと向かった。そして、懐かしい渡島当別駅を過ぎると、車窓には函館山が見えて来る。その景色を観ると、北海道へ来たことを実感する。<br />※急行『八甲田』、快速『海峡』は、廃止されています。

    旅の始めは、上野駅を21時38分に出る急行『八甲田』。廃止になるまでの数年間、北海道、東北への旅では何度も利用した列車である。夜のみちのくを走り抜け、終着の青森駅には、翌朝9時8分に到着した。そして、9時35分発の臨時快速『海峡81号』に乗り換え、青函トンネルを潜って函館駅へと向かった。そして、懐かしい渡島当別駅を過ぎると、車窓には函館山が見えて来る。その景色を観ると、北海道へ来たことを実感する。
    ※急行『八甲田』、快速『海峡』は、廃止されています。

  • 函館駅に着いたのは、12時24分。列車の待ち合わせの間に昼食を摂り、函館本線の普通列車で、最初の目的地、大沼公園へと向かった。大沼公園は、駅周辺が賑やかだが、一歩遊歩道へと足を踏み込めば、観光客の姿も少なく、静かに散策を楽しめた。

    函館駅に着いたのは、12時24分。列車の待ち合わせの間に昼食を摂り、函館本線の普通列車で、最初の目的地、大沼公園へと向かった。大沼公園は、駅周辺が賑やかだが、一歩遊歩道へと足を踏み込めば、観光客の姿も少なく、静かに散策を楽しめた。

  • 紅葉は、やや盛りを過ぎていたものの、場所によってはとても綺麗であった。この時歩いたのは一番長い『島巡りの路』で、一時間足らずで一周できる。島と島とは橋で結ばれていて、変化に富んだ景色が次々と現れ飽きさせない。今回初めて訪れたのだが、大小様々な島と、奥に聳える秀麗な駒ヶ岳が素晴らしい景観を見せてくれた。

    紅葉は、やや盛りを過ぎていたものの、場所によってはとても綺麗であった。この時歩いたのは一番長い『島巡りの路』で、一時間足らずで一周できる。島と島とは橋で結ばれていて、変化に富んだ景色が次々と現れ飽きさせない。今回初めて訪れたのだが、大小様々な島と、奥に聳える秀麗な駒ヶ岳が素晴らしい景観を見せてくれた。

  • 大沼公園から函館へ戻り、宿に荷物を預けて街へと出た。港沿いに歩いていけば、有名な金森倉庫群が見えてくる。その手前に、煉瓦造りの倉庫を利用した『BAYはこだて』がある。『BAYはこだて』は、一年前、友人とシャンパーニュで乾杯した思い出の場所である。夏は賑わうこの界隈も、秋は静けさが漂っていた。

    大沼公園から函館へ戻り、宿に荷物を預けて街へと出た。港沿いに歩いていけば、有名な金森倉庫群が見えてくる。その手前に、煉瓦造りの倉庫を利用した『BAYはこだて』がある。『BAYはこだて』は、一年前、友人とシャンパーニュで乾杯した思い出の場所である。夏は賑わうこの界隈も、秋は静けさが漂っていた。

    BAYはこだて お土産屋・直売所・特産品

  • 金森倉庫群からさらに歩くと末広町に出る。この界隈には、一階が和風、二階が洋風の擬洋態と呼ばれる和洋折衷の建物が多く見られ、路面電車と相まって独特な風情がある。そんな街並みを歩くのも、函館の魅力の一つである。

    金森倉庫群からさらに歩くと末広町に出る。この界隈には、一階が和風、二階が洋風の擬洋態と呼ばれる和洋折衷の建物が多く見られ、路面電車と相まって独特な風情がある。そんな街並みを歩くのも、函館の魅力の一つである。

  • 元町界隈まで来ると、『ガーデンハウス Cha Cha』と言う喫茶があったので、ここでひと休みする。窓際の席からは、ハリストス正教会が見えていた。しばらくすると、陽が傾いて来たので、函館山へ夜景を観に行くことにする。<br />※現在、宿泊施設となった後、休業となっています。

    元町界隈まで来ると、『ガーデンハウス Cha Cha』と言う喫茶があったので、ここでひと休みする。窓際の席からは、ハリストス正教会が見えていた。しばらくすると、陽が傾いて来たので、函館山へ夜景を観に行くことにする。
    ※現在、宿泊施設となった後、休業となっています。

  • 前回はバスで登ったが、今回は山麓からロープウェイで一気に山頂へと向かう。そして、再び出会えた函館の夜景。期待通りの美しさで出迎えてくれ、まるで旧友にあったような懐かしさがこみ上げて来た。

    前回はバスで登ったが、今回は山麓からロープウェイで一気に山頂へと向かう。そして、再び出会えた函館の夜景。期待通りの美しさで出迎えてくれ、まるで旧友にあったような懐かしさがこみ上げて来た。

  • 夜景を堪能した後、ロープウェイで降り、宿まで夜景を楽しみながら戻ることにする。麓に広がる元町では、照明に浮かび上がる洋館や教会がいくつもあった。旧函館区公会堂は、その中でもひときわ目立っていた。

    夜景を堪能した後、ロープウェイで降り、宿まで夜景を楽しみながら戻ることにする。麓に広がる元町では、照明に浮かび上がる洋館や教会がいくつもあった。旧函館区公会堂は、その中でもひときわ目立っていた。

  • 先ほど訪れた『BAYはこだて』にも立ち寄ってみる。すると、昼間とはまた違った魅力を見せてくれた。今宵の宿は、朝市近くのビジネスホテルである。3,500円と格安だったのだが、何と窓が無かった。まあ、学生の身分では贅沢は言えない。

    先ほど訪れた『BAYはこだて』にも立ち寄ってみる。すると、昼間とはまた違った魅力を見せてくれた。今宵の宿は、朝市近くのビジネスホテルである。3,500円と格安だったのだが、何と窓が無かった。まあ、学生の身分では贅沢は言えない。

  • 二日目は、7時34分発の特急『北斗1号』に乗り、札幌駅へと向かう。この日の夜行で道東へと向かうのだが、それまで時間があるので、札幌と小樽などを散策することにする。列車は、室蘭駅辺りまでは噴火湾沿いに走り、車窓には駒ヶ岳などが綺麗に見えた。

    二日目は、7時34分発の特急『北斗1号』に乗り、札幌駅へと向かう。この日の夜行で道東へと向かうのだが、それまで時間があるので、札幌と小樽などを散策することにする。列車は、室蘭駅辺りまでは噴火湾沿いに走り、車窓には駒ヶ岳などが綺麗に見えた。

  • 終着の札幌駅には、11時3分に到着。まずは、北海道道庁旧本庁舎を観に行く。昨年訪れた時は前を通っただけだったので、今回は敷地内に入って見学。赤煉瓦庁舎として親しまれている旧道庁は、明治21年(1888)の竣工である。現在も、会議室などとして使われているそうだ。池に映り込む姿が、なかなか美しかった。

    終着の札幌駅には、11時3分に到着。まずは、北海道道庁旧本庁舎を観に行く。昨年訪れた時は前を通っただけだったので、今回は敷地内に入って見学。赤煉瓦庁舎として親しまれている旧道庁は、明治21年(1888)の竣工である。現在も、会議室などとして使われているそうだ。池に映り込む姿が、なかなか美しかった。

  • あまり興味が無かった札幌市時計台にも、せっかくなので行ってみた。ビルの谷間に閉じ込められているようで、少し肩身が狭い感じである。外観の白さが、緑の葉と青い空に映えていた。

    あまり興味が無かった札幌市時計台にも、せっかくなので行ってみた。ビルの谷間に閉じ込められているようで、少し肩身が狭い感じである。外観の白さが、緑の葉と青い空に映えていた。

  • 駅へ戻り、12時31分発の倶知安行快速『マリンライナー』で札幌駅を後にする。ニセコが気になっていたので、終点の倶知安駅まで行ってみたのだが、あまり天候が思わしくなく、ニセコ散策は諦めることにした。雲を被った羊蹄山やニセコの山並みを眺め、駅前の清水で喉を潤してから、そのまま14時59分発の折り返し列車で小樽駅へと向かった。<br />※現在、快速『マリンライナー』は運転されていません。

    駅へ戻り、12時31分発の倶知安行快速『マリンライナー』で札幌駅を後にする。ニセコが気になっていたので、終点の倶知安駅まで行ってみたのだが、あまり天候が思わしくなく、ニセコ散策は諦めることにした。雲を被った羊蹄山やニセコの山並みを眺め、駅前の清水で喉を潤してから、そのまま14時59分発の折り返し列車で小樽駅へと向かった。
    ※現在、快速『マリンライナー』は運転されていません。

    倶知安駅 駅

  • 小樽駅には、16時16分に到着。着く直前、ついに雨が降って来た。傘を差し、小雨降る小樽の町を散策。雨に濡れてしっとりとした風情の小樽運河には、人影も無かった。

    小樽駅には、16時16分に到着。着く直前、ついに雨が降って来た。傘を差し、小雨降る小樽の町を散策。雨に濡れてしっとりとした風情の小樽運河には、人影も無かった。

  • 運河から、港のほうへ足を運んでみる。鉛色の雲と、その雲が溶け込んだような海の色。まるで、絵画のような光景が広がっている。とても印象的な風景で、しばらく港に佇み、その景色を眺めていた。

    運河から、港のほうへ足を運んでみる。鉛色の雲と、その雲が溶け込んだような海の色。まるで、絵画のような光景が広がっている。とても印象的な風景で、しばらく港に佇み、その景色を眺めていた。

    小樽港 名所・史跡

  • 運河へ戻ると、街灯りが点り始めていた。夏場は記念撮影をする人で混み合うこの場所も、人影は疎らである。秋は、大雪や道東へ行く人が多いので、ある意味、この季節の小樽は穴場なのかもしれない。小樽から札幌へ戻る頃には真っ暗となり、札幌駅近くで夕食を食べながら時間を潰した。そして、22時55分発の網走行急行『大雪』に乗り、いよいよ道東へと向かう。

    運河へ戻ると、街灯りが点り始めていた。夏場は記念撮影をする人で混み合うこの場所も、人影は疎らである。秋は、大雪や道東へ行く人が多いので、ある意味、この季節の小樽は穴場なのかもしれない。小樽から札幌へ戻る頃には真っ暗となり、札幌駅近くで夕食を食べながら時間を潰した。そして、22時55分発の網走行急行『大雪』に乗り、いよいよ道東へと向かう。

  • 札幌駅から乗った急行『大雪』は、まだ夜が明け切らぬ早朝の網走駅に到着。ホームに降り立つとさすがに肌寒く、列車を待つ時間は辛かった。網走駅まで来たのは時間調整のためで、6時53分発の普通列車で石北本線を戻り、美幌駅へと向かった。<br />※現在、急行『大雪』は運転されていません。

    札幌駅から乗った急行『大雪』は、まだ夜が明け切らぬ早朝の網走駅に到着。ホームに降り立つとさすがに肌寒く、列車を待つ時間は辛かった。網走駅まで来たのは時間調整のためで、6時53分発の普通列車で石北本線を戻り、美幌駅へと向かった。
    ※現在、急行『大雪』は運転されていません。

  • 駅前から、8時45分発の周遊路線バス『くろゆり号』に乗車。このバスは、阿寒パノラマコースの路線バスでありながら、阿寒国立公園内の景勝地を7時間余り掛けて巡り、それぞれの景勝地で休憩時間を取りながら走っていく。バスガイドも乗車し、さながら定期観光バスの様である。美幌駅を出たバスが最初に休憩するのが美幌峠。10分ほど停車するが、展望台まではかなりの距離と勾配があり、往復するだけで時間が無くなってしまう。景色をゆっくり楽しむことはできなかったが、それでも、紅葉に彩られた屈斜路湖の素晴らしい景色が観られた。<br />※周遊路線バス『くろゆり号』は廃止されています。

    駅前から、8時45分発の周遊路線バス『くろゆり号』に乗車。このバスは、阿寒パノラマコースの路線バスでありながら、阿寒国立公園内の景勝地を7時間余り掛けて巡り、それぞれの景勝地で休憩時間を取りながら走っていく。バスガイドも乗車し、さながら定期観光バスの様である。美幌駅を出たバスが最初に休憩するのが美幌峠。10分ほど停車するが、展望台まではかなりの距離と勾配があり、往復するだけで時間が無くなってしまう。景色をゆっくり楽しむことはできなかったが、それでも、紅葉に彩られた屈斜路湖の素晴らしい景色が観られた。
    ※周遊路線バス『くろゆり号』は廃止されています。

    美幌峠 自然・景勝地

  • バスは美幌峠から屈斜路湖畔へと下り、和琴半島で小休止した後、次の砂湯で昼食のために1時間ほど停車した。砂湯は、その名のとおり、水際の砂を掘ると温泉が湧いてくる。深く掘れば入れるようだが、さすがに入っている人はいなかった。

    バスは美幌峠から屈斜路湖畔へと下り、和琴半島で小休止した後、次の砂湯で昼食のために1時間ほど停車した。砂湯は、その名のとおり、水際の砂を掘ると温泉が湧いてくる。深く掘れば入れるようだが、さすがに入っている人はいなかった。

  • 屈斜路湖からは、川湯温泉を抜けて、硫黄山へと向かう。駐車場からしばらく歩くと、ほとんど木の生えていない荒涼とした風景の中、爆裂火口が白い噴気を上げていた。硫黄山は、阿寒カルデラのほぼ中央に出来た火口丘の一つだそうだ。近寄ると、もの凄い熱気と鼻を衝く硫黄の臭いに圧倒される。だが、噴気孔の周りに付いている硫黄の黄色い結晶がとても綺麗であった。

    屈斜路湖からは、川湯温泉を抜けて、硫黄山へと向かう。駐車場からしばらく歩くと、ほとんど木の生えていない荒涼とした風景の中、爆裂火口が白い噴気を上げていた。硫黄山は、阿寒カルデラのほぼ中央に出来た火口丘の一つだそうだ。近寄ると、もの凄い熱気と鼻を衝く硫黄の臭いに圧倒される。だが、噴気孔の周りに付いている硫黄の黄色い結晶がとても綺麗であった。

  • 次に向かったのは、摩周湖第一展望台。夏場を中心に、霧に包まれて見えないことで有名だが、秋はそうでもないようだ。初めて訪れたが、その美しい姿をしっかりと見せてくれた。展望台からは、紅葉した木々と摩周湖に迫り出すような摩周岳を見ることができる。ここからの眺めは、素晴らしかった。

    次に向かったのは、摩周湖第一展望台。夏場を中心に、霧に包まれて見えないことで有名だが、秋はそうでもないようだ。初めて訪れたが、その美しい姿をしっかりと見せてくれた。展望台からは、紅葉した木々と摩周湖に迫り出すような摩周岳を見ることができる。ここからの眺めは、素晴らしかった。

  • 摩周湖を後にしたバスは、最後の景勝地、阿寒湖を目指して走っていく。途中、パンケトー、ペンケトーという二つの湖を見ることができる双湖台というところに停まった。手前のペンケトーははっきりと見えるのだが、奥にあるパンケトーは、目を凝らさないと見えなかった。

    摩周湖を後にしたバスは、最後の景勝地、阿寒湖を目指して走っていく。途中、パンケトー、ペンケトーという二つの湖を見ることができる双湖台というところに停まった。手前のペンケトーははっきりと見えるのだが、奥にあるパンケトーは、目を凝らさないと見えなかった。

    双湖台 名所・史跡

  • 美幌駅から4時間半ほどで、阿寒湖に到着。ここで、1時間45分停車するので、遊覧船に乗ってみることにした。船は、秋色の阿寒湖をのんびりと進んでいく。船上からは、雄阿寒岳の勇姿も望むことが出来た。

    美幌駅から4時間半ほどで、阿寒湖に到着。ここで、1時間45分停車するので、遊覧船に乗ってみることにした。船は、秋色の阿寒湖をのんびりと進んでいく。船上からは、雄阿寒岳の勇姿も望むことが出来た。

  • この時に乗ったのは、マリモ展示観察センターのあるチュウルイ島には立ち寄らない航路であったが、その代わりに、阿寒湖の景勝地『滝口』の近くまで遊覧。その紅葉は見事であった。秋の日は短く、遊覧船が桟橋に戻る頃には、かなり陽が傾いていた。影絵のような山と、輝く湖面が美しかった。阿寒湖から、バスは美幌駅へと戻り、16時に駅に着いた。そして、16時18分発の列車に乗り換え、宿のある網走駅へと向かった。

    この時に乗ったのは、マリモ展示観察センターのあるチュウルイ島には立ち寄らない航路であったが、その代わりに、阿寒湖の景勝地『滝口』の近くまで遊覧。その紅葉は見事であった。秋の日は短く、遊覧船が桟橋に戻る頃には、かなり陽が傾いていた。影絵のような山と、輝く湖面が美しかった。阿寒湖から、バスは美幌駅へと戻り、16時に駅に着いた。そして、16時18分発の列車に乗り換え、宿のある網走駅へと向かった。

  • 四日目の朝は、網走で迎えた。朝一番の列車で斜里駅(現・知床斜里駅)へと向かう。オホーツク海沿いに走る釧網本線は、初めての旅で乗って気に入った路線だ。列車は、夏には多くの花が迎えてくれる原生花園駅に停車。まっすぐに伸びる線路と広い空が旅情を感じさせてくれる。

    四日目の朝は、網走で迎えた。朝一番の列車で斜里駅(現・知床斜里駅)へと向かう。オホーツク海沿いに走る釧網本線は、初めての旅で乗って気に入った路線だ。列車は、夏には多くの花が迎えてくれる原生花園駅に停車。まっすぐに伸びる線路と広い空が旅情を感じさせてくれる。

    原生花園駅 駅

  • 斜里駅前から羅臼行のバスに乗り、まず向かったのは知床峠である。その途中、バスの運転手さんの粋な計らいで、オシンコシンの滝の上でバスを停めてくれた。おかげで、森から湧き出るような白い滝を車窓に眺めることが出来た。

    斜里駅前から羅臼行のバスに乗り、まず向かったのは知床峠である。その途中、バスの運転手さんの粋な計らいで、オシンコシンの滝の上でバスを停めてくれた。おかげで、森から湧き出るような白い滝を車窓に眺めることが出来た。

  • 降り立った知床峠は、羅臼への途中で越える知床半島の景勝地である。目の前には羅臼岳が聳えていた。薄っすらと雪化粧をした羅臼岳の、緑と紅葉を纏って立つ姿は美しかった。知床峠の滞在時間は僅か10分であったが、素晴らしい景色に出会えて満足である。

    降り立った知床峠は、羅臼への途中で越える知床半島の景勝地である。目の前には羅臼岳が聳えていた。薄っすらと雪化粧をした羅臼岳の、緑と紅葉を纏って立つ姿は美しかった。知床峠の滞在時間は僅か10分であったが、素晴らしい景色に出会えて満足である。

    知床峠 自然・景勝地

  • 冷たい風が吹き抜ける知床峠から、バスでウトロ側にある知床自然センターへ戻る。知床五湖へのバスは、ここで接続するのだが、まだかなり時間があるので、近くのフレペの滝を見に行くことにした。遊歩道を海の方へと歩いて行くと、そこは断崖絶壁だであった。切立った崖と、その先に広がるオホーツクの海。海から吹き付ける風に、自然の力を感じる。

    冷たい風が吹き抜ける知床峠から、バスでウトロ側にある知床自然センターへ戻る。知床五湖へのバスは、ここで接続するのだが、まだかなり時間があるので、近くのフレペの滝を見に行くことにした。遊歩道を海の方へと歩いて行くと、そこは断崖絶壁だであった。切立った崖と、その先に広がるオホーツクの海。海から吹き付ける風に、自然の力を感じる。

  • その崖と崖の隙間にあったのがフレペの滝。岩のすき間から染み出した地下水が、滝となって落ちているそうだ。その優しげな姿から、別名『乙女の涙』とも呼ばれている。近くには、水量の多い『男の涙』という滝もあるそうだが、ヒグマに遭遇する確立が高く、一般向けではないとのこと。遊覧船に乗れば、海から見ることが出来るらしい。

    その崖と崖の隙間にあったのがフレペの滝。岩のすき間から染み出した地下水が、滝となって落ちているそうだ。その優しげな姿から、別名『乙女の涙』とも呼ばれている。近くには、水量の多い『男の涙』という滝もあるそうだが、ヒグマに遭遇する確立が高く、一般向けではないとのこと。遊覧船に乗れば、海から見ることが出来るらしい。

    フレペの滝(乙女の涙) 自然・景勝地

  • フレペの滝からの帰り道。薄の揺れる草原の向こうに、知床連山がくっきりと見ええいた。空の広さに心が洗われるようだ。知床自然センターへ戻り、バスで知床五湖へと向かう。当時は、世界遺産に指定される16年前。未舗装の悪路を、路線バスがのんびりと走っていた。

    フレペの滝からの帰り道。薄の揺れる草原の向こうに、知床連山がくっきりと見ええいた。空の広さに心が洗われるようだ。知床自然センターへ戻り、バスで知床五湖へと向かう。当時は、世界遺産に指定される16年前。未舗装の悪路を、路線バスがのんびりと走っていた。

  • そして、この旅で一番楽しみにしていた知床五湖に到着。知床随一の景勝地で、第一湖から第五湖までを一時間ほど巡ることが出来る。ただ、バスの時間があるので、少し速足で歩いて行く。第一湖の辺りでは、絵のような風景に出会った。<br />※現在、個人で五湖を巡ることは出来ません。

    そして、この旅で一番楽しみにしていた知床五湖に到着。知床随一の景勝地で、第一湖から第五湖までを一時間ほど巡ることが出来る。ただ、バスの時間があるので、少し速足で歩いて行く。第一湖の辺りでは、絵のような風景に出会った。
    ※現在、個人で五湖を巡ることは出来ません。

    知床五湖 自然・景勝地

  • ただ、知床五湖はヒグマの生息地であるため、目撃情報によっては遊歩道が通行禁止になってしまう。訪れた時は、運良くすべての湖を回ることが出来たが、当時は観光客も疎らで、かなりビクビクしながら森の中を歩いたことが思い出される。わざと咳払いをしたり、口笛を吹いたりしながら歩いていた。

    ただ、知床五湖はヒグマの生息地であるため、目撃情報によっては遊歩道が通行禁止になってしまう。訪れた時は、運良くすべての湖を回ることが出来たが、当時は観光客も疎らで、かなりビクビクしながら森の中を歩いたことが思い出される。わざと咳払いをしたり、口笛を吹いたりしながら歩いていた。

  • 五つの湖の中で、最も美しかったのは第二湖である。湖畔からは知床連山が望め、水面にはその山並みが映り込んでる。一番右端で薄っすらと雪を頂いているのが主峰の羅臼岳だ。水面に映る知床連山と紅葉の美しさは素晴らしかった。

    五つの湖の中で、最も美しかったのは第二湖である。湖畔からは知床連山が望め、水面にはその山並みが映り込んでる。一番右端で薄っすらと雪を頂いているのが主峰の羅臼岳だ。水面に映る知床連山と紅葉の美しさは素晴らしかった。

  • 知床五湖からバスでウトロへと戻る。この日の宿はウトロである。宿に荷物を置き、のんびりと町を散策。夕暮れ時、町外れから見た夕日は素晴らしかったが、フィルムを撮り切ってしまい撮影できなかった。デジカメの無い時代の苦い思い出だ。この時携えていたNikon NewFM2は、今でも現役で活躍している。翌朝、知床を離れ、釧路から札幌へと抜け、札幌で一泊。最終日は、札幌駅から四本の列車を乗り継ぎ帰京した。

    知床五湖からバスでウトロへと戻る。この日の宿はウトロである。宿に荷物を置き、のんびりと町を散策。夕暮れ時、町外れから見た夕日は素晴らしかったが、フィルムを撮り切ってしまい撮影できなかった。デジカメの無い時代の苦い思い出だ。この時携えていたNikon NewFM2は、今でも現役で活躍している。翌朝、知床を離れ、釧路から札幌へと抜け、札幌で一泊。最終日は、札幌駅から四本の列車を乗り継ぎ帰京した。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • 三昧さん 2026/10/29 10:43:52
    色調が最高ですね
    こんにちは!
    やはり、この時代の銀塩写真ってデジタル写真と違って、ぬくもり感あふれる色調が最高ですね。今の時代と違って誰もが一枚一枚を丁寧に集中してシャッター押してる姿が窺えますね。私も北海道はオートバイと車で計4回訪れてますが、銀塩写真の頃に訪れたかったです。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2026/10/29 20:29:18
    RE: 色調が最高ですね
    三昧さん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます!
    デジカメだと、びしっとした感じで写りますが、銀塩だと温かみがありますね。
    あの頃は、旅に持って行けるフィルムの本数にも限りがあったので、撮影する時は、何度も考えて、一枚一枚丁寧に写していました。
    今では、同じ場所で何枚も。。。
    と言うか、誰もがスマホを持っているので、それこそ誰もが大量の写真を撮っていますね。
    凄い時代が来たものです。
    フィルムが安ければ、また銀塩もやってみたいのですが。

    旅猫
  • ねもさん 2026/10/19 09:34:46
    北海道大周遊
    旅猫さん
    いやぁまさに秋色北海道\(-o-)/ 素晴らしい! 雄阿寒岳や羅臼岳、半世紀近く前に登りましたよ。私は夏だったので、色づいた山肌が新鮮です。きれいな画像ありがとうございます。

    また2夜連続夜行列車列車って(*_*) 未経験の世界ですが、若き旅猫さんはへっちゃらでした!? 寝台を取ったんですか?
    急行八甲田、私もよく乗りました。当時の北海道ワイド周遊券が急行にしか乗れず(特急は特急料金必要) 東京周辺から北見に帰省するのに、八甲田→宗谷→大雪を愛用していました(大雪の画像もありがとうございます。札幌から北海道内あちこちに夜行列車なんて、今なら信じられない人が多いでしょう)
    青函連絡船が廃止された後もしばらく走っていたんですね。知りませんでした。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2026/10/19 12:27:08
    RE: 北海道大周遊
    ねもさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    この時の旅は、今でもよく覚えています。
    天気も良く、素晴らしい秋景色が観られました。
    当時は、道内にもまだ夜行列車が多く残っていて、よく宿に使いました(笑)。
    学生だったので、もちろん寝台ではなく、座席車です(笑)
    それでも、まったく苦では無かったです。

    急行八甲田は、重宝しましたね。
    青函連絡船が廃止された後も、かなりの期間の残っていました。
    周遊券で乗れたので、東北北海道への旅では毎回利用していました。

    今では信じられない旅ですね。
    旅猫
  • nimameさん 2026/10/17 12:54:17
    道東の旅・まさしく今の季節ですね!(^^)!
    旅猫さんこんにちは(^^)

    今年は朝晩の冷え込みが激しく・こんな年は紅葉が綺麗と聞きます。
    そして友だちから写真も送られて来ますが・我が家はまるで出かける気配なし!
    残念だな~と思いながら日々過ごしています(苦笑)

    旅猫さんの若かりし頃の写真・まさに季節は今ですね・・
    美幌峠に行くバスは周遊路線バスでがガイドさんも乗っていたなんて・なんて良い時代だったのでしょう(*'▽')
    今は仮にバスが走っていても本数がぐ~んと減っていますよね!
    旅猫さんにとっては動きにくい時代ですね!!

    それでも旅猫さんの旅を読んでいると・ニセコではお天気が悪くて散策を止めて直ぐ
    折り返しの列車で小樽へ向かうとありますが・・
    頭の中で時間を無駄にしないように行動しているのだな~と感心します。

    そして紅葉もこんな感じだわ~と懐かしく拝見しました。
    最後はフイルムが無くなり映像が終わってしまいましたね。
    今はスマホの時代ですが・スマホも油断していると充電切れになります!
    注意して写真撮らなければ・・・
    nimame

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2026/10/17 19:00:15
    RE: 道東の旅・まさしく今の季節ですね!(^^)!
    nimameさん、こんばんは。

    書き込みありがとうございます。
    北海道は、もう紅葉の季節ですね。
    今年の紅葉はどうなのでしょうかね。
    天候が不安定で、樹々も大変でしょうし。

    37年も前の旅行記ですが、当時は今より紅葉が早かったようです。
    美幌峠越えの路線バスは廃止され、寂しくなりました。
    美幌峠へは、観光バスだけしか行かなくなったので、かなり不便です。

    雨が降っている時などは、旅先で急遽予定を変えることは良くありますね。
    それでも、何とかなってしまうのが、自分でも凄いと思います(笑)

    この頃は、フィルムしかないので、途中で無くなってしまうことがよくありました。
    学生時代は、買うお金もなかったし(^^;
    周遊券を使って、宿は道内を走っていた夜行列車でした。
    貧乏旅行でしたが、とても楽しかったし、思い出深くもありますね。
    今は旅も味気なくなりました。。。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2026/10/15 18:58:08
    貴重なお写真
    旅猫さん こんばんは

    北海道の紅葉を一度 観に行きたいと思いながら、
    気付いた頃にはタイミングを逃しています(^-^;
    9月の後半から色づき始めているのですね。
    大沼公園の紅葉が綺麗です。

    今、この旅行と同じように巡っても、
    全く同じ風景は見られないですね。
    同じ場所で撮ると、大きく景色が変わっているのでしょうね。

    小樽も今の様な賑やかさとは違い、まだ漁師町の風情が残っていますね。
    私が昭和56年頃に行った川湯温泉は、お写真の様な荒涼とした景色でしたが
    最近 旅行記で拝見すると、変わったなと感じます。
    当時は不便だったり 鄙びている所もありましたが
    北海道を巡っている感じがしました。

    この時代には戻りませんが、お写真が残っているのは貴重です(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2026/10/15 19:48:57
    RE: 貴重なお写真
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    北海道の紅葉は、とても綺麗です。
    ただ、日本の中でもかなり早めに色付くので、なかなか難しいですね。
    それでも、平地は10月中旬くらいなので、割合見やすいです。
    美しさでは、やはり大雪山ですかね。
    おすすめです。

    北海道も、開発が進み、かつての荒涼とした北の大地と言うのは、減ってきましたね。
    稚内や利尻礼文、知床なども、かなり綺麗になりましたので。

    秋の小樽運河にまったく人がいないなんて、今では考えられないことです。
    今では、いつ訪れても人だらけですからね。

    私が最初に訪れたのは、昭和63年でしたが、当時は函館ですら鄙びていました。
    青函連絡船が廃止された年です。
    まだ、北海道の玄関口の風情が色濃く残っていました。

    正直、今の方が不便になった気がします。
    鉄道もバスも廃止路線が増え、夜行列車も姿を消し。。。
    もう昔には戻れませんが、写真や記憶は貴重ですね。

    旅猫

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