2019/07/01 - 2019/07/08
23位(同エリア168件中)
ポポポさん
旅行4日目、今日の観光はゴルナーグラート鉄道に乗車し、クリムホテルの裏にあるゴルナーグラード展望台から360度の山岳風景を楽しむ予定です。
天気予報は曇りのち雨、所により時々晴れだそうです。雷雨の予想はありませんが、早朝のマッターホルンは雲に覆われて部分的にしか見れませんでした。
山の天気は変わりやすいもの、朝の天気から想像するに晴天は望めそうにありません。どうぞゴルナーグラート展望台では雨が降らないようにどうか周囲の全山が見えますようにと祈るばかりです。
そんな期待と不安が交差した思いを胸にゴルナーグラート鉄道に乗り込みました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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朝焼けのマッターホルンを見学してホテルに戻ると朝7時から朝食でした。
レストランはホテルの2階。今日は7時35分にホテルを出発するためレストラン内の写真を撮る時間はありません。
写したのは朝食の写真のみ。食事の量も少なくしました。今朝の飲み物はジュースのみです。
今朝左肘の湿布を貼り替えました。肘は幸いなことに腫れてはいません。痛みもほとんどありませんでした。肘の曲げ伸ばしも違和感ありません。軽い打ち身で済んだようで、まさに不幸中の幸いでした。
予定通り旅行が続けられそうなのでその旨朝一番に添乗員に報告すると、添乗員は安堵の表情を見せました。
もし症状が重く私が医者にかかることになれば、添乗員は付き添って医者に行かなければなりません。
今回は地元のツアーガイドがいないため、今日乗るゴルナーグラート鉄道の乗車案内や誘導、下山途中のハイキングや昼食の案内などを誰かに頼まなければなりません。そういう不安が無くなったのですからお互いラッキーでした。
ただ、まだ大事をとって左肘に負担がかからないように一眼レフカメラは右手で取り扱い、左手は添える程度にしました。
こんな時のために軽量のミラーレスカメラがいいですね。但しカメラの価格は高いですが。私もいつかはミラーレスカメラ・・・かな。ホテル モンテ ローザ ホテル
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ツェルマットのメインストリート、バーンホフ通りを通ってツェルマット駅前にやってきました。
私の一件があったからか、バーンホフ通りでは添乗員が口うるさく歩道を歩くよう注意していました。
歩行者が少ないためか、電気自動車はスピードを上げてブンブン走って行きます。歩行者がいてもスピードを落としませんしクラクションも鳴らしません。
運転技術を誇る様に歩いている歩行者の横をスレスレで走り去っていきます。電気自動車はエンジンを噴かすとき以外はエンジン音が大変静かです。
歩行者が車に気づかずもし突然体の向きを変えて歩けば追突事故を起こしてしまいます。ツェルマットの電気自動車はいつ事故が起きてもおかしくないほど運転が乱暴なので、十分車には注意してください。
同じように電気自動車が使われているサースフェーでは、このような乱暴な運転はされていません。ですからサースフェーでは安心して歩行できます。
写真はツェルマット駅と駅前広場です。乗車するゴルナーグラート登山鉄道駅はツェルマット駅の向かい側にあります。サン モリッツ駅 駅
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こちらがゴルナーグラート登山鉄道駅です。
時計右が駅舎の入り口です。ゴルナーグラート鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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ゴルナーグラート登山鉄道の駅舎内です。入り口を入ると改札前の広い部屋があります。ここで一旦整列し、2人の日本人ガイドが紹介されました。いづれも20代前半の若い男女、年齢からして本格的な山岳ガイドではなくハイキングやトレッキング専門のガイドのようでした。
ここでは人数確認とゴルナーグラート駅を降りてからの行動について説明がありました。列車は全て自由席、最終駅がゴルナーグラート駅なので慌てずゆっくり降りるよう指示がありました。
改札を通った所がこの通路。ここを真っ直ぐ進み、左に折れたところが登山列車のホームです。
写真左に写っているのが登山列車。ゴルナーグラート駅まで1400mの高低差を僅か30分で上って行くアプト式の登山列車です。 -
マッターホルンが見えるのは右側の座席。窓は手動式で開けることができます。窓ガラス越しだとガラスに映る景色が写真に映り込んでしまうので窓ガラスを引き下ろし、窓枠と窓ガラスの間から写真を写しました。
座席に座ったままではクリアな写真は写せません。登山列車に揺られながら両足を踏ん張って写したのがこの景色。ツェルマットの駅を出発してすぐに見えて来るのがこの景色です。
朝眺めた時よりもよく見えましたが、山頂付近から雲が沸き上がっているため完全形のマッターホルンではありませんでした。マッターホルン 山・渓谷
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マッターホルンとのツェルマットの町。もっと町の景色を入れれば幅のある写真になったかも。
マッターホルン 山・渓谷
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左車窓では滝が見えました。
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右車窓の景色。
ツェルマットの町を右下に見ながら木立を抜けて傾斜のある坂道を登っていきながら大きく右にカーブして行きます。
するとツェルマットの北の山が見えてきました。 -
町の北側に連なる4000m級の山々です。
ここにはヴァイスホルン(4506m)、シャリホルン(3974m)、エッシュホルン(3669m)、ツィナールロートホルン(4221m)、オーバーガーデンホルン(4063m)などの高峰がありますが、どれがどの山なのかはわかりません。
ホルンと名付けられているように山頂が尖った山がいくつも見えました。
なお、ホルン(horn)とは角、角笛のことで一般に山頂を表しています。 -
北側の山々。
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カメラの視点を北から西に移していきましょう。
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北の峰々から視点を左(西)に移すと見えてきたのがダン・デュラン(4171m)です。
その左に見える山の斜面はマッターホルンです。カメラを左に振ります。 -
再びマッターホルンが見えました。マッターホルンの右の尾根(北壁)側に見える山はダン・デュランなので、この2つの山は憶えやすいです。
マッターホルン(4478m)はスイスアルプスの独立峰。その屹立する姿は雄々しく数多の登山家の征服欲を掻き立ててきました。マッターホルン 山・渓谷
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山頂が雲に隠れて見えないのが残念ですが、こうして見てみると一番美しいのはやはりマッターホルンですね。
マッターホルン 山・渓谷
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登山列車は落石や雪崩を防ぐ木製の防護トンネルの中をを上っていきますよ。
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トンネルを抜けるとさらにマッターホルンに近づきました。
今までは東壁と北壁の両壁が見えていましたが、この辺りから東壁が主に見えるようになります。マッターホルン 山・渓谷
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ズームを戻すと見え方はこんな感じです。
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リッフェルベルク駅が見えてきました。本日展望台の後に予定されているハイキングはローテンボーデンからリッフェンベルクまでで、この駅まで降りてくるコースで行われます。
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ローテンボーデン駅まで来るとマッターホルンが近くなったように見えます。
但しこの写真はズームで写したもの。 -
標準に戻すとこんな感じですが、近くなったように感じました。
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視界に飛び込んできたのはブライトホルン(4164m)です。その右に三角形の黒い山がちょこんと顔を覗けていますが、これがクライン・マッターホルン(3817m)です。
マッターホルンに似ているのでこのような名前が付けられました。またの名はマッターホルン・グレッシャーパラダイスです。 -
そして終点ゴルナーグラート駅に到着しました。
ここは標高3060mです。展望台はこの駅から坂道を上った所にあります。 -
右手にブライトホルンとクラインマッターホルンの雄姿といくつもの氷河を眺めながら登っていきますよ。
標高は3060m以上あるので高山病にならないよう、よっくり進んでいきました。
高山病の予防のためには低地にいる時に深呼吸を何度も行って胸に十分空気を吸い込む練習をしておくといいですよ。
そして3000mを越えたら走らない、急な動作や動きをしない、ゆっくり歩く。
雨を舐めながら歩くのも高山病予防になるそうです。
我々のツアーは高齢者の団体です。私が一番若いくらいでしたから、高山病に掛からないようにガイドさんや添乗員は何度も深呼吸しましょうと声をかけていました。
お陰様で高山病になった人は一人もいません。ユングフラウ三山でも大丈夫でした。
氷河は右からテオドール氷河、ウンタラー・テオドール氷河、ブライトホルン氷河、シュヴァルツ氷河です。
今年は5月が大変寒かったので例年よりは雪も氷も多いそうです。それでも年々氷河が後退していて、ゴルナー氷河などは年々氷が少なくなっているそうです。 -
ブライトホルンの次に見えてきたのがボリュックス(4092m)とカストール(4223m)と一番左に見えるリスカム(4527m)です。
氷河は右からブライトホルン氷河、シュバルツ氷河、ツヴェリングス氷河です。
ボリュックスとカストールは山の頂上が雪に覆われているのでこの写真では見にくいですが、このあと天候の回復とともに見えるようになったので後程見ることにしましょう。
ブライトホルンから続く一連の山々は西から南側の山で、北や東の山に比べると割と良く見えました。 -
クラインマッターホルンにブライトホルン。右の山はテスタ・グリージャ(3479m)、これらの山の向こう側はイタリアです。
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またまたリスカムとカストール、ポリュックスの写真。これらの山やブライトホルンは一番よく見えたので、これらの山の写真が一番多いです。
リスカムの左の氷河はグレンツ氷河。 -
またまたブライトホルンです。
氷河の様子をアップでお届けします。右がウンタラー・テオドール氷河、中央がブライトホルン氷河です。
これらの氷河の下にはゴルナー氷河が流れています。以前これらの氷河はゴルナー氷河に流れ込み一体になっていたそうですが、今は温暖化の影響で氷河が後退してしまい写真のように途中で消滅しています。
これ以上氷河が後退しないことを祈るばかりです。 -
クルムホテル・ゴルナーグラートです。写真はホテルの入り口。
中に入ると土産物の売店や無料トイレがあります。
売店にはリンツの化粧缶入りのチョコレートがありました。リンツらしいパッケージでしたが買い急ぎをしないように。
ユングフラウヨッホの地下にリンツの店がありそこでも売っています。しかもそこが一番安かったのです。チェルマットの町でもリンツのチョコレートは売っていますが最も安いのはユングフラウの店です。
確か値段は日本円で1500円前後だったと思います。安いといって2缶、3缶買う人もいました。
スイスのチョコレートはミルクチョコレートのため夏は溶けやすく注意が必要です。
私はその都度ホテルの冷蔵庫に入れて冷やしておきました。3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル
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ゴルナーグラート展望台はクルムホテルの裏の高台に在ります。そこまでは坂道を歩いて行きますが、道路沿いからはスイスアルプスの山や氷河が次々に見えてきます。
写真中央は先ほどのリスカム。リスカムの右には今しがた雲に隠れていたポリュックスとカストールの頂上が顔を覗けてくれました。
リスカムの右に見える氷河がツヴェリングス氷河、左がグレンつ氷河です。
この時期にしては雪が多いので雪山が楽しめました。
白い雪がある方が美しいですのね。 -
さらにカメラを左に向けるとそこにはスイス国内で最高峰のモンテローザが。
昨年行った北イタリアのエルブロンネル展望台からはマッターホルンは見れましたがモンテローザは雲に掛かって見れませんでした。
モンテローザは頂上付近と雲の境が判別しにくい状態でした。天候は回復気味なので時間がたてばもっとよく見えるでしょう。 -
ゴルナーグラート展望台に到着しました。なのに展望台の全景写真が無い。
う、う、う。山の景色ばかりに目が行ってそこまで気が付きませんでした。
でも展望台は人だらけだったな。写しても多分人しか写らなかったと思います。でもどの位の広さなのかは分かったかも。
せめて展望台の敷地と観光客の足だけでも写しておけば良かったな。
さて、展望台に全員が集合するとトレッキングガイドから周囲の山に付いて説明がありました。
貰ったゴルナーグラート展望台の小パンフには北と東の山のイラストがありません。
またパノラマ写真はあるけれど山の名前が無い。かりにあっても山の頂上が雲に隠れているためパンフの写真と違うためどの山か分からない。
ガイドさんの指し示す方を見て納得したつもり。やはり快晴の下でこの展望台に立ちたかったな。
一通り説明が終わると20分の写真タイムとなりました。この間にクリムホテルで手洗いを終えてゴルナーグラート駅前に集合しないといけません。急いで行動しないと間に合わないかもしれない。
解散と同時に始まったのが記念写真。一組ずつ展望台の端に立って写してもらいます。36名のツアーなので記念撮影には時間がかかります。順番が早ければ影響はありませんが後ろの方であれば待っている時間がもったいない。
私は記念写真をパスしてこの時間に山の写真を撮りまくりました。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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モンテローザです。頂上には猫耳のような2つの頂があり右の頂はデュフールシュピッツエ(4634m)、左はノルトエンドシュピッツ(4609m)です。
2つの頂は雪が積もった山頂部分の左右に見える黒い岩山の尖った頂なのですが、最高峰の頂(右の頂)が少し雲に隠れているようです。
モンテローザは間違いなくスイス国内の最高峰ですが、見る限りそんなに高い山にはみえません。マッターホルンの方が高く見えます。
それはマッターホルンが独立峰だからです。視覚作用でどうしても独立峰の方が高く見えてしまうのだそうです。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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右はリスカム、左は最高峰モンテローザ、中央の氷河はゲレン氷河、この氷河は下った先でゴルナー氷河に合流しています。
この氷河は間近で見ると迫力ありますよ。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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ブライトホルンの左端、黒く見えている山がロッチャ・ネーラ(4075m)。
先程雲に隠れていたポリュックスとカストールが今ははっきり見えます。ブライトホルン氷河も迫力がありますね。
それでは2つの頂をアップにしましょう。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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ポリュックスとカストール。
2つの山の稜線も今ははっきり見えています。残雪の量が多いので美しいですね。 -
ブライトホルンと右にブライトホルン氷河、左がシュヴァルツ氷河。
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クラインマッターホルン(小さなマッターホルンという意味)、マッターホルン・グレッシャーパラダイスとも呼ばれています。
ツェルマットからここまでロープウェイで上ることができます。クライン・マッターホルンの右に見える鉄塔がロープウェイの支柱です。
クラインマッターホルンの上に設けられている展望台(3817m)は欧州最高地点の展望台です。
クラインマッターホルンとブライトホルンの間を流れ落ちる氷河はウンタラー・テオドール氷河です。マッターホルン グレーシャー パラダイス 山・渓谷
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クラインマッターホルンの右にあるテオドール氷河の上の岩場になにやら構築物が見えます。
アップにしてみましょう。 -
支柱のようなものがありますのでマッターホルン・グレッシャーパラダイスの次のロープウェイ乗り継ぎ駅、トロッケナー・シュテークではないでしょうか。
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次はカメラを北に向けます。ここは北側の山。中央右の低い山がヴェレンクッペ(3903m)でその左の山がオーバーカベルホルン(4073m)です。さらにその左の低い山はグランコルニエ(3969m)です。さらにヴェレンクッペの右隣りにある小さな三角形の山はトリフトホルン(3728m)です。
東から北側にかけては暑い雲の覆われていましたが、この2つの山ははっきり見えました。 -
上の山の左(西側)にあるのがダン・ブラッシュ(4097m)、頂上は何とか見えましたがこの後すぐ雲間に消えました。
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左隅のトリフトホルンの右、写真では中央に見える山がツィナールロートホルン(4221m)ですが、生憎雲に隠れて頂上は見えませんでした。
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先程見えていたオーバーガベルホルン(4073m)は僅かの時間の間頂上が雲に隠れてしまいました。その左に見えているグランコルニエ(3969m)は先ほどよりもはっきり見えました。
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左の山はヴァイスホルン(4506m)ですが中腹から頂上にかけては雲で見えませんでした。ヴァイスホルンの手前に黒く見える山はメッテルホルン(3406メートル)です。
さらにヴァイスホルンの右に見える山がシャリンホルン(3974m)です。
ヴァイスホルンは三角形のとても美しい山なので見えないのがとても残念です。 -
次は東側。中央左に山の斜面が見える山がドーム(4545m)、ミシャベルアルプスの最高峰ですが惜しいかなこの山も雲に隠れて見えません。ドームの向こう側にあるのがサースフェーなんですよ。
我々はドームの向こう側からとこちら側からと2方向からドームを見ようとしたんですが生憎の天候不良でどちらも見れなかくて本当に残念でした。
ドームの右がテーシュホルン(4491m)、さらに右に見えている山はアルプヒューベル(4206m)、これらはいずれもミシャベルアルプスと呼ばれる山々です。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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アップにしてみました。雲が低すぎて頂上が見えない。
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上の山の右に続く山々。右はアラリンホルン(4027m)、中央の山はリンプフィッシュホルン(4199m)ですがこの山の頂上は雲で隠れていました。右端の山はホーエリ(3275m)です。
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左にあるホーエリの右に見える山はシュトラーホルン(4190m)です。この山も頂上は雲の中、さらに曇っていて分かりづらいのですがシュトラーホルンにすぐ手前に別の山が重なっているんです。その山はアドラーホルン(3967m)、シュトラーホルンの右斜面に見える部分がアドラーホルンです。
アドラーホルンの左斜面には雪が積もっていて、その雪の先が頂上です。 -
モンテローザの2つの頂がはっきり見えるようになりました。右がデュフールシュピッツエでスイス国内の最高峰、左がノルトエンドシュピッツです。
モンテローザの左にある雪が積もった広い場所はヴァイスグラートとよばfれています。
ヴァイスグラートとは氷河が噴き出す場所という意味で、ここから流れ落ちる氷河がゴルナーグラート最大の氷河「ゴルナー氷河」です。
以前はここから流れる氷河がゴルナー氷河に合流し大氷河を形成していましたが、年々氷河が後退し、今ではゴルナー氷河に合流する前に氷河の先は消滅していました。
ここ数年氷河が加速度的に後退しており、ゴルナーグラートでも依然の景観が見れなくなったそうです。
そのため本来の景色を見るなら晩秋か冬に訪れるべきだとのことでした。 -
しかし冬は寒いだろうし足元が滑って危ないだろうと思います。
そんななか年明けに地元TVの女性アナウンサーが冬にスイスを訪れた番組が放映されました。
首都ベルン、スイスグリュイエールチーズの故郷「グリュイエール」とツェルマット、ゴルナーグラートでした。
冬にもかかわらず快晴続きで、朝焼けのマッターホルンは東壁のみに朝日が当たり、燃え上がるような赤色の素晴らしいモルゲンロートでした。
私が見た7月では朝焼けは東壁と北壁の両方に当たっていましたが、冬には東壁のみにあたっつていました。そのため赤かったようですが、素晴らしい光景でした。
グルナーグラート展望台からの景色も素晴らしい。雲一つない晴天の下、雪と氷に覆われた名峰の姿はとても美しい。
もう一度グルナーグラートに来てみたいと思いました。 -
リスカム他の名峰と氷河。氷河は左からグレンツ氷河とその下のゴルナー氷河、ツヴェリンクス氷河、中央のシュヴァルツ氷河、右端のブライトホルン氷河。
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各氷河の下を流れるゴルナー氷河。
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ゴルナー氷河は右下に流れて行きクラインマッターホルンの右に流れるウンタラー・テオドール氷河と合流します。
マッターホルン グレーシャー パラダイス 山・渓谷
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ゴルナー氷河。
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右からリスカム、グレンツ氷河とその下のゴルナー氷河、モンテローザ、ヴァイスグラート。
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ゴルナー氷河、この曲線がなんともいえないほどに魅力的。
これぞ自然の造形美。 -
ゴルナー氷河の流れゆく先はどこかな。
右端に押しかけている人がいますが、そこがゴルナーグラート展望台です。 -
雲が切れているかもしれないので再び東側を見てみましょう。
ホーエリの向こう側にはドームがあるのですが、頂上は見えません。こちら側は天候の回復が遅いようです。 -
アルプフーベル(4206m)は見えますがドーム(4545m)とティッシュホルン(4490m)の山頂はまだ雲に隠れています。
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次に北側。こちらもまだヴァイスホルンが見えません。。
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右上に三角形のヴァイスホルンが見えるはずですが、生憎雲に隠れ天候回復の兆しは全くありませんでした。
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雲が厚く覆っているところにヴァイスホルンがあるのですが、これでは諦めるしかありませんね。
展望台の北側には池がいくつかあって写真の池はその中の一つ。名前は調べても分かりませんでした。
なお、写真右端がスネガ方面です。 -
クリムホテルの後ろに見える山がマッターホルン。ゴルナーグラートから見えるのは東壁で北壁はその姿を大部分隠しています。
その右に見えているのがダン・ブラッシュやツィナールロートホルンなど北側の名峰ですが、高い山は山頂が雲に隠れています。
こちらの方は先ほどよりも雲が下がっているような・・・。でも上空には雲の切れ間があるので午後には回復しそうです。ゴルナーグラート展望台 自然・景勝地
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クリムホテルとマッターホルン。
マッターホルンは中腹から上の方が厚い雲に覆われているため山の姿が分かりません。
見えなくて非常に残念でした。この景色は写真などでよく目にする景色なのでマッターホルンの全景を見たかったな。
多分この日は我々を含めて日頃の行いが悪い人が多かったのかもしれない。我々のツアーにもそれに該当する2人連れの中年女性がいました。
だから山の神様に嫌われてマッターホルンやヴァイスホルンを見せてもらえなかったのかも。3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル
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再びヴァイスホルンの方向にカメラを向けてみましたがうっすらとも見えません。せめて山の中腹あたりでもいいから見えて欲しかった。
スネガ展望台がある方向にカメラを向けています。写真が非常に見にくいのですが右端から斜めに下がる斜面の下あたりに建物が見えます。多分ここがスネガ展望台ではないでしょうか。 -
カメラを右に移動しました。写真中央の低い方の山はロートホルン(3104m)。ここにはロートホルン展望台があります。
我々が観光した時期はスネガ展望台からロートホルン展望台に上るロープウェイは運休していました。 -
左端の山の上に小さな構築物が見えますがここがロートホルン展望台(3104m)で、
右端の頂上にロープウエイ駅のような建物がある山がホーエリ(3275m)です。
最初はホーエリがロートホルン展望台かと思っていました。ゴルナーグラート 山・渓谷
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東側の景色。見えているのはミシャべルアルプスの山々。その先にあるのはサースフェーの町。
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しつこいように東側の山にカメラを振ってみましたがドームは見えません。
結局サースフェーでもここでもドームには振られてしまいました。 -
ホーリエとその背後の山々。
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クルムホテルと北の山々。
3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル
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同じくホテルと北の山々。
ゴルナーグラート 山・渓谷
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ホーテルの山裾越しに薄っすら見える独立峰はピーチュホルン(3833m)。
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ブライトホルン、クラインマッターホルンと西の山。。
ゴルナーグラート 山・渓谷
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クラインマッターホルン(マッターホルン・グレッシャーパラダイス)(3817m)。
きょうの午後自由行動でこの山の展望台に上がる予定です。マッターホルン グレーシャー パラダイス 山・渓谷
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残り時間が少なくなったので展望台から写真を撮りまくって降りることにしました。
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クルムホテルとアルプスの山岳風景。晴れていれば絶景が見れたはず。
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ホテルと北側の山々。
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マッターホルンがある北西の空はどんよりしていました。
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オーバーカベルホルンとヴェレンクッペは来た時によりもはっきり見えていました。この調子ならあと1時間もすれば北の峰は見ることができたかもしれないが、如何せんツアーのためこの後の観光をスルーする訳にもいかなかった。
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スネガ方面をもう一度。
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マンテローザのアップ。二つの猫耳のような頂は見えるようになりましたが、中央の雪の部分は雲と一体化されて山との境が分かりませんでした。
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モンブランとヴァイスグラート。
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リスカムとその両脇の氷河。アップにすると2つの氷河がはっきり分かります。
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ヴァイスグラートとゴルナー氷河の境目。ヴァイスグラートから流れ落ちゴルナー氷河と繋がっていた氷河は、ゴルナー氷河の直前で消滅していました。
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ゴルナー氷河。
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豪快なゴルナー氷河。
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ゴルナー運河はゴルナーグラートをかすめてリッフェルベルクの方へ。
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またまたヴァイスホルンの方へ。ヴァイスホルンが見えないので手前の山を写しました。
これらも3000m級の山々です。 -
クラインマッターホルンももう一度。
同じ写真ばかりで申し訳ありません。マッターホルン グレーシャー パラダイス 山・渓谷
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ブライトホルン。この方面は青空が見えて山の稜線がはっきり見えるようになりました。
これで一通り写真撮影は終わり。クリムホテルによって駅へ戻りましょう。 -
展望台からグルナーグラート駅まで続く道を下って行きました。
ゴルナーグラート展望台はスイスで一番景色が良い展望台なので日本人観光客では人気が高い観光地です。
そのためか各ツアーや個人の観光客で展望台は一杯でした。でもそれ以上に多かったのが中国人観光客でした。また韓国人のツアー客もいました。韓国人のツアー客は若者が多いのが特徴ですね。特に欧州では若い人の観光客が多いです。
そのため展望台は東アジア人に占拠されたかのような異様な様相を呈していました。当日は欧米人をほとんど見かけませんでしたよ。
欧米人のツアーは長期が多く、チェルマットも3,4泊するのがざらだそうです。 当然今朝の天気を見ればゴルナーグラート展望台の天候は不順であろう予想できたはず。そのため欧米人の観光客は少なかったのではないかと勝手に想像していました。
それにしても、スイスの山岳の景色を東アジア人がほぼ独占するなんて数十年前までは想像もできなかったでしょうね。
それだけ東アジアの経済的地位が向上したという証拠でしょう。
日本でも3~40年前にはヨーロッパに旅行する人なんて、ほんの一握りでしたから。 -
登山列車に乗る前にクリムホテルでトイレを借用します。この後ローテンボーデンからリッフェルベルクまでハイキングの予定ですが、この間はトイレがありません。
添乗員からは集合時間までに必ずここで用足ししておくように指示されました。
1階の入り口を入ると右に折れて奥がトイレ、左に進むと売店を兼ねた土産物店があります。
ここではリンツの化粧缶や箱入りのチョコレートの他に、一粒づつデコレートしたチョコレートをバラ売りで販売していました。
チョコレートのデコレーションが可愛いのでツアーのおば様達に人気でしたね。いくらだったかな?
私は買わなかったので値段が分からない。ここだけの土産物としてトレッキングガイドが進めていたのがゴルナーグラート展望台から写した360度の山の写真。
コンパクトサイズのつづれ織りになった絵葉書様の写真ですが、確か6~7枚つづりで1000円近くしました。
スイスは物価高とは聞いていたがこれは高い。これを買うくらいならチョコレートの方がいいと、皆さんそっちに流れちゃいました。3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル
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クリムホテルからゴルナーグラート駅を見た様子。ホテルからは駅の名板が見れました。
なお、駅とホテルの段差はかなりありました。ゴルナーグラート鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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駅からクリムホテルを見上げたところです。
クリムホテルは標高3100mに建つ絶景ホテルとして有名で、客室からはマッターホルンかモンテローザが眺められるそうです。晴れた日の朝焼けの景色は勿論美しいそうですが、それにもまして夜空の星が綺麗なんだとか。
一度は宿泊してみたいですね。3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル
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ゴルナーグラート駅。標高は3089mです。
生涯一度は訪れたいとかねがね思っていた所です。元気だ元気だと思っていたのに膝が悪くなる年齢になり、やっと来れて感無量です。できれば晴天の日に来たかったのですが天候は思うようになりません。でもモンテローザが見れたので良かったです。
この後の予定は登山鉄道でローテンボーデンの駅まで戻り、リッフェルベルクまでハイキングです。
午後になると天候が回復し晴天の下でのハイキングとなりました。次回は高山植物が咲くトレールのハイキングです。
引き続きお立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。
訪問いただきありがとうございました。ゴルナーグラート鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 11 ゴルナーグラート展望台から望むスイスアルプスの絶景
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 12 ローテンボーデンからリッフェルベルク間のハイキング
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 13 ツェルマットからクラインマッターホルンへ その①
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 14 ツェルマットからクラインマッターホルンへ(トロッケナーシュテークからク...
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 15 マッターホルン・グレッシャーパラダイスで氷河宮殿を観光する
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 16 ついにマッターホルンの全景が見えた
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 17 ツェルマットの町歩き
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 18 朝焼けのマッターホルンが見れました
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 19 モンブランの麓の町シャモニー
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 20 エギーユ・デュ・ミディ展望台に上ろう
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 21 3度目の正直となったかモンブラン観光
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 22 レマン湖の畔 世界遺産ラヴォー地区のブドウ畑へ
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 23 グリンデルワルト地方のヴェンゲンへ
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 24 旅行の神様がやっとほほ笑んだ 快晴のユングフラウ①
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 25 旅行の神様が微笑んだ ユングフラウ② 快晴のユングフラウヨッホ
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 26 山の神様の恵は素晴らしかった プラトー(雪原)からの景色
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 27 山の神様の恵は素晴らしかった 素晴らしきアイガーウォーク
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 28 山の神様の恵は素晴らしかった クライネ・シャイデック
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アルプス5大名峰と絶景列車の旅 29 ラウターブルンネンからルツェルン、チューリッヒを経て帰国の途に
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