2019/07/01 - 2019/07/08
38位(同エリア508件中)
ポポポさん
アンデルマットを出発した我々はウルスレンの谷沿いを進み、いよいよフルカ峠の上り口に差し掛かりました。
フルカ峠へ上る道はいわばスイス版のいろは坂、バスは狭いヘアピンカーブを縫うように進んで行きました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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7月3日、旅行3日目アンデルマットの続きです。
ウルスレンの谷を進んで行くと道の両側に雪を頂いた山々が迫ってきました。 -
ウルスレンの谷沿いの町レアプルを過ぎるといよいよフルカ峠の登り口にさしかかりました。
車窓から見上げれば、石垣造りの階段状の道路が何段にも渡って見えました。
これが噂のスイス版いろは坂でしょうか? -
上り坂の車窓から見下ろしたレアルプの町とウルスレンの谷。
谷を通る道路の先にある町がアンデルマット、遠くはオーバーアルプ峠の山並みです。 -
オーバーアルプ峠方面の残雪の山々。
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同じくオーバーアルプ峠方面の山の景色。
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眼下に見えるのは箱庭状態のレアルプの町。
この辺りはまだ右車窓の方の景色がいいのですが、この後徐々に左車窓の景色がよくなります。 -
イチオシ
ウルスレンの谷の景色は美しいですよ。
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残雪の山々をアップで・・・。
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イチオシ
ウルスレンの谷の景色。
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ウルスレンの谷の景色。
アンデルマットからウルスレンの谷、そしてフルカ峠に至る箇所はガイドブックには詳しく紹介されていません。そのため写真も掲載されていません。
でも私はとても美しいところだと思います。主だった観光地はありませんが非常に景色が美しい所でした。
風景写真が主の旅行記となりますが景色をお楽しみください。 -
ウルスレン谷の景色。
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ウルスレン谷の景色。
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ウルスレン谷の景色。
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ウルスレン谷の景色。谷に造られた道路がはっきりと見渡せます。
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雄大な景色に感激。
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山の景色をアップで。
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左側の山の景色。
スイス版いろは坂はケアピンカーブの連続。狭い道もあり離合は至難の技。すれすれで車が離合します。見ているこちらははらはらドキドキ。
神業に近い運転技術に全員拍手。 -
谷を囲む山々の景色。
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右車窓の景色。
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バスがスイスのいろは坂を上がるにつれて左車窓の景色が良くなりました。
右車窓の景色は写真のような景色とウルスレンの谷の景色ですが、左車窓の景色は雪を頂いたスケール感のある山々の絶景でした。
左車窓越しに写真を撮ろうと何度も試みましたが、ヘアピンカーブを回るバスの振動でカメラを固定できずピントが定まりません。また左座席に座っている人の姿が邪魔になり思うような構図の写真が撮れません。
中には素晴らしい絶景を目の前にしながらカーテンを閉じて寝入る人までいました。
そこで寝るくらいなら座席を変わってよ、と叫びたいくらいでした(泣)。
そんなこんなで左車窓でしか見られない絶景はほとんど写真に撮れませんでした。 -
アンデルマットからバスまたは車でフルカ峠に上る場合は絶対に左側の座席に座るべし!
右側座席の景色と比べると迫力が違うし、絶景絶景のオンパレードでした。
私は指を咥えて左車窓を眺めつつ、ときおり右車窓の景色を写真に収めていました。 -
右車窓の景色。
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右車窓の景色。
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右車窓の景色。レアルプの景色があんなに小さくなったよ。
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右曲がりのヘアピンカーブ。峠に近くなるとカーブを回るときに左車窓の景色が瞬間見えるようになってきた。
でもカメラがそれに追いつかない。 -
フルカ峠に着きました。峠には展望台があるのではないかと思いましたが、バスは意にも介さずどんどん道なりに進んで行きます。
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峠付近のカーブでは左車窓の景色が見えるようになりました。左車窓ではこれ以降素晴らしい景色が連続して続きます。
この景色はゴルナーグラート展望台から見るアルプスのパノラマにも劣らない素晴らしい景色だと思います。
景色の質が違うので単純に比較はできませんが、これはこれで素晴らしい景観美を誇る場所だと思います。 -
右車窓側の残雪の斜面。
フルカ峠は欧州の分水嶺、峠の西側に降った雨や雪はローヌ渓谷からレマン湖に流れ込んでその後地中海へ、一方東側の雨や雪はロイス川からルツェルン湖を経由してライン川に合流して北海に注ぎ込みます。
いまそのような場所を通過中です。 -
左側の山の斜面。ローヌ谷の左側の山は残雪の峰々がいくつも重なり合うように延々と続いていました。
峠の道路は右側の山の斜面に設けられているため、右車窓からは山の斜面や法面以外の景色は見れません。そのため以後の写真は左車窓側から写した写真です。 -
左側の景色。山の下はローヌ渓谷です。標準で写すと座席や人が写り込むためズームで写しています。
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左車窓の山岳風景。
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左車窓の景色。
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左車窓の景色。近くの山も遠くの山も、見える範囲の山は雪を被っていてとても美しい。
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左車窓の景色。
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これは右車窓の景色。近すぎてピントが合っていない。
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再び左車窓の景色。
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遠くには雪を被った峰々が果てしなく続いていた。このスケール感は残念ながら写真では表現できない。
写真よりは肉眼で見る景色の方が遥かに美しかった。その色は写真では表現できません。
もうムチャクチャ綺麗。 -
左車窓の景色。眼下はローヌ渓谷。渓谷を蛇行して流れているのはローヌ氷河の雪解け水です。
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右にカーブする瞬間に写した景色。
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右側は写真で分かるように法面ばっかりでした。左座席に座っていたなら素晴らしい景色の写真が撮れただろうなと思うと残念でなりません。
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再びローヌ渓谷の景観。
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左の山をアップしてみました。
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バスはホテル「ベルベデーレ」前の駐車場に駐車。ここでトイレ休憩です。
この駐車場からはローヌ渓谷やローヌ氷河の跡などを見ることができますが、氷河を見るなら右にある売店の展望台のほうがいいです。
なおこの駐車場、付近の雪解け水が流れ込み水浸しになっていました。 -
駐車場から眺めたローヌ渓谷の景色。
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駐車場から眺めたローヌ渓谷の景色。
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駐車場から眺めたローヌ渓谷と付近の山々。
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駐車場からの遠望。
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写真の建物が売店です。この店でトイレ休憩です。有料トイレで料金は1スイスフランだったと思います。
なお、売店の左には展望台があり、その先には氷河見学のルートがありました。
また売店の右には氷河博物館があります。巨大なローヌ氷河がローヌ渓谷まで流れていた時期には多くの観光客で賑わっていたそうですが、今は閑古鳥が鳴いていました。
売店の方も店内の照明が落とされ寒々としていました。商品は沢山あるのですが商品の一部にビニールの覆いがかけられていたり、店内が薄暗いので商品を手にする観光客はいませんでした。
ローヌ氷河とともに繁華を極めた時期もあるのでしょうが、氷河の後退とともに
凋落ぶりは目を覆うばかりでした。 -
ローヌ氷河です。著しく後退している氷河であと数年の間に消滅するのではないかと危惧されています。
写真右下の道は氷河を近くで見るための道ですが、毎年消滅するため現在氷河はさらに後ろに後退しています。 -
ローヌ氷河の先端です。先端と言ってもローヌ氷河はたったこれだけ、あと数年のうちに消滅するのではないかと言われています。
氷河というにはあまりにも小さな氷の塊でした。氷河の流れ落ちる先では氷の下の岩盤が透けて見えます。本当にすぐにでも溶けて消滅してしまいそうです。
氷河特急の氷河とはローヌ氷河のことで、フルカ峠を越える時に眺めることができたため車名に命名されたそうです。
現在は氷河特急から見ることはできません。 -
氷河でできた小さな氷河池?数年前はここまで氷河の先端があったそうです。
ローヌ氷河の寿命は秒読み段階に入ったかな。次に来た時は氷河は無くなっているかもしれない。 -
氷河が後退した跡。
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展望台から写した景色。ローヌ渓谷と氷河の雪解け水。
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小さな氷河池(後退した氷河の跡)。
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流れ落ちる氷河の雪解け水。
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小さな氷河池から流れ落ちる雪解け水。
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氷河は雪解け水となって流れ落ち、やがては大河に呑み込まれて海に注ぐ。
トイレ休憩のため氷河の近くに歩いて行く時間もなく、慌ただしくツアーバスに戻った。
全員の乗車が確認できるとツアーバスは出発。 -
下りのスイス版いろは坂をバスは下る、下る。
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下りはスイスイ走る。
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こんなヘアピンカーブの連続です。
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振り返ればローヌ氷河の跡がはっきり見える。
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ローヌ氷河の跡をアップで・・・。
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氷河の跡からは雪解け水が流れるだけ。
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流れ落ちるローヌ氷河の雪解け水。ここからローヌ氷河は見えません。
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グリムゼム峠へと続く道が山腹に見えます。
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ローヌ渓谷を流れる氷河の雪解け水。氷河の解けた水は白濁しています。
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ローヌ渓谷を流れる氷河の雪解け水。
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ローヌ氷河の跡遠望。今は氷河の跡が見えるのみ。
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ローヌ氷河の跡遠望。
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ローヌ氷河の跡遠望。
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見上げればスイス版いろは坂。
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いつの間にか鉄道線路と並行に走る自動車道路。
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いろは坂をアップにしてみた。ヘアピンカーブの部分は大きく外側に膨れていることが分かる。
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遠くから見てもはっきり分かるローヌ氷河の跡。
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さらに遠くから眺めても、まだまだはっきり分かるローヌ氷河の跡。
フルカ峠からオーバーワルトを抜け、サースフェーへ。
次回は4000m級の山々が連なるミシャベルアルプスの観光地サースフェーの旅行記です。
訪問いただきありがとうございました。
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