初めての北欧フィンランドの旅①出発～到着1日目inヘルシンキ

2025/04/25 - 2025/05/03

2025年のGW、どこか海外に行きたいなと思って半ば勢いで諸々予約したフィンランド。

期間:4/25夜発～5/3昼着の6泊9日（NRT→HEL、HEL→HND）
観光先:ヘルシンキ・ロヴァニエミ・タンペレ・タリン
宿泊地:ヘルシンキ（HOTEL F6）

宿泊地は全てヘルシンキ。理由は移動が疲れるからのただ一点のみ。

4/26,27,28:ヘルシンキ市内、サウナ、スオメンリンナ島
4/29:ロヴァニエミ
4/30:タンペレ
5/1:タリン
5/2,3:帰国日

エリア フィンランド

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

GWになる前までの約半年間、仕事で体調を崩し2025年のGWはどこもいけないんじゃないかという多少鬱った気分になり、調子の良いときに予約したフィンランド旅行。
直前の4月も激務再開&こんな調子で海外なんて大丈夫なんか自分…なんて思った今回の旅行。
そんな不安もよそに、いざ空港へ！となるとなんもかんも忘れるものですね。

行きは成田からだったのですが、会社の役員の方もなんと同日ほぼ同時刻同じターミナルからヨーロッパへ発つ、とのことで空港内で合流。
なかなか珍しいこともあるもんだと二人でかけつけ1杯。

その後時間になったので、それぞれの搭乗口へ。

このご時世、ロシア上空は未だに通過できない為、北極圏を通るルートでヘルシンキへ。
久々の国際線のエコノミークラス。
きっつ！でもなんか旅感あるよな！！と思いつつ就寝。

そして悲劇は起こる。
私は目が悪い。
それは相当に悪い。（コンタクトの度数が-10を超える）
搭乗前にコンタクトを外しメガネにしてるけれども、見え方がやはり良くないので、いつも大体到着の3時間くらい前には席でコンタクトを再装着していた。
私は慢心していた。
いつも暗闇でも付けられるし外せるし、今回も大丈夫（そもそも大丈夫なんて言葉も浮かばないほど）だろうと。
機内の乾燥もあったのでしょう、付けたと思ったコンタクトは目に入っておらず、どこかに飛んでいった。
血の気が引いた。
コンタクトじゃないと、見えないのよ…
メガネでもいいけど、見え方良くないのよ…
ただ機内はまだ暗闇。
無闇に明るくして他のお客様に迷惑を掛けてはいけない。
それを念頭に置きつつ探しまくる。しかしあまり大きな動きをしてさらにどっかに吹き飛ばされてしまっては元も子もないのでしーずかに探す。
ない。
いくら探してもないものはないので、腹を括って今回の旅はメガネかぁ…としょぼくれてしまった。

が、なんの因果か、ヘルシンキに到着し、出入り口があく直前で足元になにか光るものが見えた。
ゴミかと思ったそれはまさかのコンタクトだった。
このときほど神様に感謝した瞬間は、これまでなかったかもしれないが、このとき以上に神に感謝する日がそう遠くないことをまだ知る由もなかった…


到着時刻は4/26の朝5:55。
あ～晴れてんなぁからの空気の冷たさ。
冬用ダウン持ってきて正解。

とりあえず機内は動きやすい格好&比較的薄着だったので、トイレで着替えることに。
トイレについたらドアが全部閉まっている。待つかぁなんて思ってたら可愛いFinnsが話しかけてきた、多分空いてるよ、と。
しょっぱなから親切に遭遇。フィンランドの好感度勝手に爆上がり。（ただ自分が確認してないだけなのに）

トイレで着替え、コンタクトをし、歯を磨いてさぁ入管へ。
フィンランドの入管は色々聞かれる、と聞いてたので一応準備はして来た。
海外には比較的行ってる方だけど、これまであまり聞かれたことがなかったからドキドキしてたけど、ここまで聞かれるとは思わなかった。

・何日間いるのか→6日間
・どこに泊まるのか→6日間ずっとヘルシンキ
・それでどこ行くのか→最初の3日間はヘルシンキ市内
・それで？次は？→ロ、ロヴァニエミ日帰り
・で、次は？→タ、タンペレ日帰り
・で、次は？→タリン日帰り…
・で、次は？→5/2に日本に帰ります…

ここでようやくスタンプを押してくれた…
逆に宿泊地の住所とか聞かれなかったことを感謝したほうが良かったのか…？？

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

無事フィンランドに入国でき、荷物を受け取りさぁ市内へ！
の前に、日本でヘルシンキカードを購入していたので、空港で受け取り。
空港出て右側にアレパ（日本語で表示される）を見ながらまーっすぐ進むと電車、というところの左側に、でかでかと「BAG STORAGE」と書いてあるお店がある。ここで受取。
何かの口コミでここで受け取れなかった、と見たけど、バウチャー渡したらすんなりだった。
「72時間に設定したから、使い始めてから72時間使えるから」と教えられる。
お姉さん、朝っぱらからありがとう。

ちなみに私が買った72時間のヘルシンキカードは空港⇔ヘルシンキ中央駅は使えない。
このカードで乗れるのはAB区間だけで、空港まで来るとABCになってしまうから。
中央駅までは日本で事前にダウンロードしておいたHSLのアプリから購入。フィンランド入ってからだと設定できないって情報も見たし、日本にいるときに購入ギリギリまでシミュレーションしておいたからすんなり買えた。

来た電車に乗り込む。
朝早すぎて旅行者もあんまりいない、というか、着替えとかヘルシンキカード受け取りで、私がもたもたしたからか…
中央駅は終点なので、なんかお気楽に乗れた。
ただ、スーツケースで席を占領してしまった…

朝のヘルシンキ中央駅。
すっごい晴れてる。
気温は確か5℃とかくらいだったはず。

ここからホテルまでスーツケースを引きながら15分ほど。
ヨーロッパは石畳だからスーツケース辛いんよ…
おまけにわたしのスーツケースはハズレのようで、4本タイヤでなぜかまっすぐ動かない。から2本タイヤで斜めにして引っ張る感じ。これが地味に次の日腕に来る。

ヘルシンキ中央駅 駅

泊まったホテルはHOTEL F6。
口コミがとても良かったのでここにしてみた。
中央駅から徒歩15分くらいだし、その間に見るところたくさんあるし、オールドマーケットも近いしで、意外と立地は良かった。

ちなみにこのホテル、宿泊日が近づくと、オンラインチェックインができる仕組み。北欧のホテルはこんななん？ホテルでオンラインチェックインは初めてだったけど、しておいたおかげなのか、フロントではすんなりだった。
最初、荷物だけ預かって貰おうと思っていたのだけど、デラックスなら部屋にすぐ入れるけど、どうする？アップグレードすることになるけど…という提案が。
私の思考能力は落ちていた。
13時間に及ぶフライト、コンタクトを無くしたと思った疲弊感、入管での質問攻め、これらを総合して、あと化粧直しもしたいというどうでも良さそうな理由が決め手で、値段も聞かずアップグレードしてしまった。
その部屋がこれ。
広いね、おしゃれだね。アップグレードしてよかった！！笑
値段？知らんがな、あとで後悔するだけだから！！
と考えを放棄した…
（ちなみにもともとの予約はスタンダード…）

ホテル エフシックス ホテル

気を取り直してご飯食べに行こう！とまず最初の観光地、オールドマーケットへ。
朝8:30から開いてるみたいだし、早いなぁと思ってたけど、中入ったらそんなに開いてる店なかった…
開いてないなりにやってる店を物色。
決めた店が、cafe storyさん。

フィンランド来て初めてのサーモンスープ。
初めて補正もはいってるのかもしれないけど、めっちゃ美味しかった…塩気も丁度いいんだけど、サーモンが…柔らかすぎて…いい方の衝撃…
これはくせになる。
ちなみに頼んだのはスモールサイズ。日本人は多分これで充分かな。

お水とカトラリーは棚においてあるからそこから取ってね、と店員さん。
テーブル席の横のカウンターらしきところの裏に、水とカトラリー、ナプキンが置いてあるので自分で取りに行く。（フィンランドはこういうところ多い）
ちなみにコーヒーも水と並んで置いてあるスタイルが多い。水はただだけどコーヒーは違う。

あと地味に気になってたのが、食べたあとの食器。
セルフが多いから自分で戻すのかどうなのか店員さんに聞いてみたら、こっちで片すから大丈夫だよ、と。
カタコトの英語でも丁寧に相手してくれて助かる。
フィンランド人優しい（2度目）

腹ごしらえもしたので外に出た。（マーケット全然開かないし）

オールドマーケットホール その他の店舗

近くには市場もあって、色んなもの売ってたり食べれたり。
売ってるのはスーベニアショップにあるようなものが大半だったりしたので、ここではスルー。

まずは買い物より観光よ、ということで、やってきたのはウスペンスキー大聖堂。
ロシアにも近いし、正教会の教会だからロシア味があるね。
中も豪華でした。
ちなみに入り口は写真正面ではない。
丁度左手前側が影になっているところに扉がある。
最初はもっと裏側かな？と思ったんだけど、この左のところから人が出てきてた。

思うんだけど、ヨーロッパ諸国はお店の入り口とか、教会・美術館の入り口とか、扉が重厚すぎて入っていいのかわからんのよね。
入っていいところかと思ったらだめだったり、またその逆だったり。これは慣れるしかないのか…？
あと押す引くもわからなかったりするけど、フィンランドはpushとpullの表記が結構あって助かった。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

次に行ったのは元老院広場からのヘルシンキ大聖堂。
残念ながら修復中。
ある意味今しか修復中の大聖堂を見れるのはないかな…と思ってみたけどやっぱり残念。
登って左側から中に入る。
中は豪華というよりシンプル。
派手さはウスペンスキーのほうが上。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

その後フラフラしてたら小腹も空いてきたので、FAZEL CAFE　 Kluuvikatu店 へ。
入ると右側がショップ、左側とその奥がカフェスペース。
フィンランドに来たからにはシナモンロールを頂かなければと思い注文。
FAZEL CAFEはレジで先に注文するスタイル。席もそこそこ空いてた時間帯で入りやすかった。
ってかデカ！
想像より大きくてびっくり。かなり食べごたえあり。
そして手がかなり汚れる…
ちなみにこのカフェの地下には無料トイレあり。

小腹も満たしたしさて次はどこ行こう？と向かいつつ街中をパシャリ。
どこ見ても絵になるんよ…

向かったのはアテネウム美術館。
写真、撮っていいんかなどうかな…と思ってスタッフさんに聞いてみたら勿論勿論！と笑顔で教えてくれた。
このあたりのブースは有名人の作品があった。
ちなみにこれはロダンの作品。
このブースの右側にはゴッホの作品もあり。

アテネウム美術館 博物館・美術館・ギャラリー

この絵。
遠目から見ると陽の光がとても柔らかくてきれいで凄いと思った。
これは近くで見る絵ではなく、ちょっと遠目から見たほうが良さがすごくわかると思う。
語弊があるかもだけど、近くで見ると結構雑っぽく描かれてるのに結果作品として素晴らしくなるのはなんでなんだろうね…

撮った写真はかなりあるのだけど、本当に素敵なものが多かった。
この絵についてはかなり細かいところまで描かれていて凄いなと思った作品。
感想がチープなのは許してね…絵を見るのは好きなんだけど、勉強したことないから主観的な感想しか出てこないんです。

いい気分になりつつ向かった先はSinebrychoff Art Museumへ。ここで初めてトラムに乗る。
カードリーダーにヘルシンキカードをピッとして、空いた席に座る。
ちなみに降りるとき降りるボタンを押すみたいだった。
初めてトラム乗るとドキドキだね！！

ここ、お部屋も豪華だし、ここの部屋は壁紙ピンクでかわいいし、このピンクを目当てに来てみた感もある。
肖像画がこんなに飾ってあるところも珍しいけどね…
調度品も素敵。

シネブリュコフ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

美術館での鑑賞が終わったあとはSTOCKMANに行ってRUMENEで買い物。
店員さん、私の拙い英語にもすごく丁寧に接客してくれた。
ちなみに日本と違って店舗での会計ではなく、スーパー形式？で変な感じがした。

帰り、エスプラナーディ公園を通ってると、頭にカモメ止まってた。
ヘルシンキ滞在中、ここ何度も通ったけど、カモメが止まってないのを見たのは一度だけだった…
糞で真っ白になってるし、ちょっとかわいそうだね、笑っちゃったけど。

さて、初日の夜ご飯は18:00に予約してたRestaurant Kuu。
お店は小洒落た感じで地元の人が結構いる感じ。
少人数での利用よりグループ（4人以上）での利用が多い感じに見受けられた。

料理はアラカルトでも頼めるけど、コースもある。
コースは3つ、ヘルシンキメニュー、Kuuメニュー、ベジタリアンメニュー。
私はヘルシンキメニューを選択+オリジナルカクテル？みたいなものを注文。

ラヴィントラ クウ 地元の料理

サラダ的な？
左上のサーモンが美味しいし、ソースも美味しかった。

これがメイン。
白身魚料理。
美味しかったんだけど、この白いソースが酸っぱい…
最初はいい感じの酸味だなぁなんて思ってたけど、後半くどくなってきた。

デザートの前の口直しになるのかな？
下がチーズで、上がごまのパリパリしたおせんべいのようなもの。、
皿が黒くて見えないんだけど、チーズの下にベリーのソースが敷いてある。
ジャムとチーズってめっちゃ合う、っていうのを今回の旅で学びました。チーズとはちみつは知ってたんだけど。

最後デザート、メインはソルベ。これもベリー系で美味しかった。両端の黒いのはジャムかと思ったらチョコレートだった。笑

このコース、飲み物含めて日本円で10,000円ほど。
海外での外食は高い、ってのを改めて実感した。
店員さんは特に邪険にするでもなく、とても丁寧で、料理の説明もきちんとしてくれる。

ちなみにコートは入り口の近くにかけるところがあり、脱いで店内へ。お店おしゃれだったけど、ドレスコードとかは特にないような感じだった。
トイレはお店入って正面にある。

ご飯を食べて帰路につくけど…
この明るさで20時前。
陽が長いけど、なんやかんやいって大分長い1日だった…
機内でフィンランド時間の午前2,3時くらいから起きてるもんね。
この日爆睡したのはいうまでもない。