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2017 今度はドライブで紅葉探し 前半 早くも日光は冬の景色に<br />https://4travel.jp/travelogue/11309969<br />続きの 日帰り紅葉探しドライブ後半です。<br /><br />今度は、中禅寺湖を眺めながら走る道を進み、半月山へ。<br />回復したお天気の中、山からの景色を楽しみました。<br />紅葉見物の後は、初めて訪れる 英国大使館別荘と<br />行きたかった 日光真光教会の建物内部も見る事ができました。<br />

2017 今度はドライブで紅葉探し 後半 半月山からの景色とおまけのレトロ建築鑑賞

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2017/10/31 - 2017/10/31

1056位(同エリア3281件中)

旅行記グループ 建物見物栃木県1

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44

まりも母

まりも母さん

2017 今度はドライブで紅葉探し 前半 早くも日光は冬の景色に
https://4travel.jp/travelogue/11309969
続きの 日帰り紅葉探しドライブ後半です。

今度は、中禅寺湖を眺めながら走る道を進み、半月山へ。
回復したお天気の中、山からの景色を楽しみました。
紅葉見物の後は、初めて訪れる 英国大使館別荘と
行きたかった 日光真光教会の建物内部も見る事ができました。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車

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  • 山王林道から戦場ヶ原脇を通り、中禅寺湖畔まで戻って来ました。<br />二荒山神社中宮祠を通過し、立木観音もスルーして 「中善寺スカイライン」に進みます。<br /><br />道は段々に標高があがり<br />「中禅寺湖展望台」で一旦景色を見る為に駐車。<br />展望台からは、回復した青空の下 雪を被った山々が見えました。<br />日光白根山の方でしょう。<br />雲は低く、あの山の頂あたりは まだ雪が降っているのかもしれません。<br />

    山王林道から戦場ヶ原脇を通り、中禅寺湖畔まで戻って来ました。
    二荒山神社中宮祠を通過し、立木観音もスルーして 「中善寺スカイライン」に進みます。

    道は段々に標高があがり
    「中禅寺湖展望台」で一旦景色を見る為に駐車。
    展望台からは、回復した青空の下 雪を被った山々が見えました。
    日光白根山の方でしょう。
    雲は低く、あの山の頂あたりは まだ雪が降っているのかもしれません。

  • 午前中は薄っすら雪化粧だった男体山も 日当たりの良い南側は ほとんど溶けてしまったようですね。<br />高い山は すでに落葉した、冬の景色になっています。<br />手前の低い山はきれいな紅葉。<br />

    午前中は薄っすら雪化粧だった男体山も 日当たりの良い南側は ほとんど溶けてしまったようですね。
    高い山は すでに落葉した、冬の景色になっています。
    手前の低い山はきれいな紅葉。

  • 中禅寺湖に突き出した 「八丁出島」の紅葉も終わっていますね。<br /><br />テレビや新聞で 八丁出島の紅葉景色を見る事は多いのですが、<br />自分でその 紅葉真盛りの景色は見たことがありません。<br />なかなかタイミングが難しいよ。<br />

    中禅寺湖に突き出した 「八丁出島」の紅葉も終わっていますね。

    テレビや新聞で 八丁出島の紅葉景色を見る事は多いのですが、
    自分でその 紅葉真盛りの景色は見たことがありません。
    なかなかタイミングが難しいよ。

  • たしか、この展望台に NHKのライブカメラが設置されているのです。<br />朝のニュースで放送される「では、中禅寺湖の景色です」って ライブ映像は ここから見える中禅寺湖って事です。<br /><br />たくさんの人が、ここからの景色を見ていました。<br />景色を眺め、車に戻って、半月山の山頂まで進みます。<br />

    たしか、この展望台に NHKのライブカメラが設置されているのです。
    朝のニュースで放送される「では、中禅寺湖の景色です」って ライブ映像は ここから見える中禅寺湖って事です。

    たくさんの人が、ここからの景色を見ていました。
    景色を眺め、車に戻って、半月山の山頂まで進みます。

  • 半月山への道は 広い駐車場で行き止まり。車で進める終点です。<br />駐車場廻りの歩道から 足尾の山々を見ます。<br /><br />こちらは、針葉樹が多い山々で、紅葉景色はさほど見られません。<br />山塊が連なる景色がずっと続くのです。<br /><br />前に霧降高原で出会ったおばあさんは、しょっちゅう山に登っているようでしたが、<br />「足尾の山は熊が出るから、1人では行かない」って言っていました。<br />なるほど、ここから見える山の景色は、人間より、動物たちのエリアって感じです。<br />

    半月山への道は 広い駐車場で行き止まり。車で進める終点です。
    駐車場廻りの歩道から 足尾の山々を見ます。

    こちらは、針葉樹が多い山々で、紅葉景色はさほど見られません。
    山塊が連なる景色がずっと続くのです。

    前に霧降高原で出会ったおばあさんは、しょっちゅう山に登っているようでしたが、
    「足尾の山は熊が出るから、1人では行かない」って言っていました。
    なるほど、ここから見える山の景色は、人間より、動物たちのエリアって感じです。

  • 南東の方向に薄っすらみえるのは筑波山でしょう。<br />カメラだと良く写りませんでしたが、<br />今日はあのあたりからやって来たのだなぁ、と思います。<br />

    南東の方向に薄っすらみえるのは筑波山でしょう。
    カメラだと良く写りませんでしたが、
    今日はあのあたりからやって来たのだなぁ、と思います。

  • 東側を見ると、紅葉の残るカラマツなどが見られました。<br />半月山の上からの紅葉景色は お終いだったので、来た道を戻ります。<br />(ちなみに、半月山の駐車場にはトイレはありません)<br />

    東側を見ると、紅葉の残るカラマツなどが見られました。
    半月山の上からの紅葉景色は お終いだったので、来た道を戻ります。
    (ちなみに、半月山の駐車場にはトイレはありません)

  • 中禅寺湖畔まで下りて来ました。まだ時間もありますし、<br />「英国大使館別荘記念公園」へ寄ってみる事にします。<br /><br />「イタリア大使館別荘記念公園」の方は、2度ほど訪問していますが、<br />こちらは、公園として整備され公開されたのが昨年なので、まだ 行った事がありません。<br />歌が浜駐車場に車を停めて、約10分歩くのが普通のアクセスです。<br />が、入り口手前にさほど大きくないものの もう一箇所駐車場があり、<br />丁度 車が出た所に 交代で停める事ができました。<br /><br />紅葉は、中禅寺湖畔あたりに色づいた物が多く、こんなきれいな黄色の葉っぱも。<br />

    中禅寺湖畔まで下りて来ました。まだ時間もありますし、
    「英国大使館別荘記念公園」へ寄ってみる事にします。

    「イタリア大使館別荘記念公園」の方は、2度ほど訪問していますが、
    こちらは、公園として整備され公開されたのが昨年なので、まだ 行った事がありません。
    歌が浜駐車場に車を停めて、約10分歩くのが普通のアクセスです。
    が、入り口手前にさほど大きくないものの もう一箇所駐車場があり、
    丁度 車が出た所に 交代で停める事ができました。

    紅葉は、中禅寺湖畔あたりに色づいた物が多く、こんなきれいな黄色の葉っぱも。

  • 早くも傾き始めた日が当たり、輝く紅葉の向こうに中禅寺湖の湖面。<br />皆、ここで立ち止まって、紅葉越しの湖を眺め 写真を撮っていましたよ。<br />

    早くも傾き始めた日が当たり、輝く紅葉の向こうに中禅寺湖の湖面。
    皆、ここで立ち止まって、紅葉越しの湖を眺め 写真を撮っていましたよ。

  • 小さな門を入ると黒っぽい建物が見えました。<br /><br />旧英国大使館別荘<br />日本をこよなく愛した イギリス人外交官 アーネスト・サトウによって明治29年(1896)に建築。<br />その後、英国大使館別荘として平成20年(2008)まで使われ、平成22年(2010)栃木県に寄贈。<br />平成28年(2016)の公開へ向けて、サトウが創建した明治時代の姿に復元・改修されました。<br />

    小さな門を入ると黒っぽい建物が見えました。

    旧英国大使館別荘
    日本をこよなく愛した イギリス人外交官 アーネスト・サトウによって明治29年(1896)に建築。
    その後、英国大使館別荘として平成20年(2008)まで使われ、平成22年(2010)栃木県に寄贈。
    平成28年(2016)の公開へ向けて、サトウが創建した明治時代の姿に復元・改修されました。

  • 紅葉の木立に囲まれ、外観は総二階の木造の日本建築がありました。

    紅葉の木立に囲まれ、外観は総二階の木造の日本建築がありました。

  • 建物内は有料で見学できます。<br /><br />大人200円4月~11月(冬季閉館)<br />付属棟の中央から入ります。<br /><br />付属棟部分は、元、メイドやコック、運転手の部屋とサニタリースペースだった場所です。<br />

    建物内は有料で見学できます。

    大人200円4月~11月(冬季閉館)
    付属棟の中央から入ります。

    付属棟部分は、元、メイドやコック、運転手の部屋とサニタリースペースだった場所です。

  • 建物内に入ると、まず見えたのは 写真のフレームとスポードのプレート<br />古代ローマの風景が描かれた ブルーイタリアンは、縁に伊万里焼調の柄が入れられた<br />和と洋の混ざるデザインのもの。<br />この建物の和洋折衷、イギリスと日本の融合をイメージさせるような品です。<br />

    建物内に入ると、まず見えたのは 写真のフレームとスポードのプレート
    古代ローマの風景が描かれた ブルーイタリアンは、縁に伊万里焼調の柄が入れられた
    和と洋の混ざるデザインのもの。
    この建物の和洋折衷、イギリスと日本の融合をイメージさせるような品です。

  • 靴を脱いで、スリッパに履き替え、中に進むと・・・<br /><br />表からも見えた、ガラス引き戸の並んだ 広いサンルーム風のバルコニー。<br />中禅寺湖と対岸の絶景 圧倒的な贅沢空間が広がっていました。<br /><br />ソファーが窓の方を向いて並び、来園客が沢山座って、景色を楽しんでいました。<br />この「広縁」と言えそうなスタイルは イタリア大使館別荘と同じですね。<br />

    靴を脱いで、スリッパに履き替え、中に進むと・・・

    表からも見えた、ガラス引き戸の並んだ 広いサンルーム風のバルコニー。
    中禅寺湖と対岸の絶景 圧倒的な贅沢空間が広がっていました。

    ソファーが窓の方を向いて並び、来園客が沢山座って、景色を楽しんでいました。
    この「広縁」と言えそうなスタイルは イタリア大使館別荘と同じですね。

  • 内部は、とてもきれいに復元・改修がなされています。<br />古さはほとんど感じません。<br /><br />暖炉のあるこの部屋は、元食堂。<br />廊下を挟んで反対側(今はトイレに改修さえている)あたりにキッチンがありました。<br />

    内部は、とてもきれいに復元・改修がなされています。
    古さはほとんど感じません。

    暖炉のあるこの部屋は、元食堂。
    廊下を挟んで反対側(今はトイレに改修さえている)あたりにキッチンがありました。

  • 1階の元食堂、客間、書斎などは 展示室になっています。<br />アーネスト・サトウに関する資料や写真の展示などです。<br />

    1階の元食堂、客間、書斎などは 展示室になっています。
    アーネスト・サトウに関する資料や写真の展示などです。

  • こんな写真が飾られていました。<br />サトウと富士登山したパークスのふたりの娘たち<br />明治15年(1882)8月の事だそう。<br /><br />ハリー・パークスは 慶応元年(1865)に駐日公使となり、明治維新前後の日本の激動期を<br />サトウと共に過ごした人物です。<br /><br />娘たち 足袋にわらじ履きです。そして、ひょうたんの水筒。<br />写真は、写真館で 撮影したっぽい感じもしますが、<br />当時の山ガールの登山スタイルは、こうであったという事ですね。<br /><br />サトウ自身も 北アルプス 信州~立山を歩いたりもしているそうです。<br />日本人の妻との間に生まれた次男 武田久吉は高名な植物学者となり、日本山岳会の発起人の一人で、<br />尾瀬の自然保護にも尽力したと言う、<br />親子で日本の山岳リゾートに関わりのあった事も伺えます。<br />

    こんな写真が飾られていました。
    サトウと富士登山したパークスのふたりの娘たち
    明治15年(1882)8月の事だそう。

    ハリー・パークスは 慶応元年(1865)に駐日公使となり、明治維新前後の日本の激動期を
    サトウと共に過ごした人物です。

    娘たち 足袋にわらじ履きです。そして、ひょうたんの水筒。
    写真は、写真館で 撮影したっぽい感じもしますが、
    当時の山ガールの登山スタイルは、こうであったという事ですね。

    サトウ自身も 北アルプス 信州~立山を歩いたりもしているそうです。
    日本人の妻との間に生まれた次男 武田久吉は高名な植物学者となり、日本山岳会の発起人の一人で、
    尾瀬の自然保護にも尽力したと言う、
    親子で日本の山岳リゾートに関わりのあった事も伺えます。

  • 日本に妻と子供を残し イギリスへ単身 戻ったサトウが、<br />イギリス留学中の次男 武田氏に贈った机がありました。<br /><br />武田氏が 帰国の際、持ち帰り、大切にされてきたものです。<br />英国大使館別荘公園の整備にあたり ご家族から寄贈されたそうです。<br />

    日本に妻と子供を残し イギリスへ単身 戻ったサトウが、
    イギリス留学中の次男 武田氏に贈った机がありました。

    武田氏が 帰国の際、持ち帰り、大切にされてきたものです。
    英国大使館別荘公園の整備にあたり ご家族から寄贈されたそうです。

  • 窓から見える 美しい紅葉と早くも雪を頂いた奥日光の山々。<br />手吹きガラス越しの ちょっと歪んだ景色は、秋と初冬が同時に見られ<br />今日の「紅葉探し」をひとまとめにするような眺めでした。<br /><br />この別荘、設計者が誰なのかははっきり判りませんが、地元の大工によって建てられたとされています。<br />が、建築の際、親交のあったジョサイヤ・コンドルにサトウが相談をしていたと言う事もあり、<br />設計に コンドルも関わったのであろう、と推測されるのだそうです。<br />

    窓から見える 美しい紅葉と早くも雪を頂いた奥日光の山々。
    手吹きガラス越しの ちょっと歪んだ景色は、秋と初冬が同時に見られ
    今日の「紅葉探し」をひとまとめにするような眺めでした。

    この別荘、設計者が誰なのかははっきり判りませんが、地元の大工によって建てられたとされています。
    が、建築の際、親交のあったジョサイヤ・コンドルにサトウが相談をしていたと言う事もあり、
    設計に コンドルも関わったのであろう、と推測されるのだそうです。

  • 2階へ上がってみます。<br />2階には現在2部屋が。<br />元大使の部屋と居室は2間あわせて、「英国文化交流室」に改修され、<br />スコーンと紅茶のセットなどが楽しめる、ティールームになっていました。<br />

    2階へ上がってみます。
    2階には現在2部屋が。
    元大使の部屋と居室は2間あわせて、「英国文化交流室」に改修され、
    スコーンと紅茶のセットなどが楽しめる、ティールームになっていました。

  • そのお部屋の前は、1階同様、テラスのような広縁。<br />日光の冬の寒さと 標高が高く、避暑地でもあったこの場所を考えると、やはり、オープンなテラスよりは、ガラス戸の閉まる広縁形式がベストだったのでしょう。<br />

    そのお部屋の前は、1階同様、テラスのような広縁。
    日光の冬の寒さと 標高が高く、避暑地でもあったこの場所を考えると、やはり、オープンなテラスよりは、ガラス戸の閉まる広縁形式がベストだったのでしょう。

  • 2階のもう一部屋、元居室は 家具の置かれた展示室。<br />サトウが活躍した時代のデザイン運動「アーツアンドクラフツ」にちなんで、<br />ウィリアム・モリスの壁紙が使われていました。<br /><br />まぁ、サトウがここに住んだ当時は、こんな輸入の壁紙なんて手に入るはずも無く、<br />和紙を何枚も重ねて貼ったとかだったそうですが。<br />

    2階のもう一部屋、元居室は 家具の置かれた展示室。
    サトウが活躍した時代のデザイン運動「アーツアンドクラフツ」にちなんで、
    ウィリアム・モリスの壁紙が使われていました。

    まぁ、サトウがここに住んだ当時は、こんな輸入の壁紙なんて手に入るはずも無く、
    和紙を何枚も重ねて貼ったとかだったそうですが。

  • コーナーに置かれた飾りもそんな、英国スタイルのもの。<br />古い建物・展示品と合わせて、英国文化を感じられるようになっているのでした。<br />

    コーナーに置かれた飾りもそんな、英国スタイルのもの。
    古い建物・展示品と合わせて、英国文化を感じられるようになっているのでした。

  • 建物内を見学し終え、外に出ます。<br />外から見る外観は、日本建築そのものです。<br />並んだガラス戸は左右の戸袋に引き込めば、広い開口部となる造りのようです。<br />夏は湖からの涼しい風が入ってくるのでしょう。<br />

    建物内を見学し終え、外に出ます。
    外から見る外観は、日本建築そのものです。
    並んだガラス戸は左右の戸袋に引き込めば、広い開口部となる造りのようです。
    夏は湖からの涼しい風が入ってくるのでしょう。

  • 「三段テラス」と呼ばれる、中禅寺湖側の石積擁壁(ようへき)を<br />上から見た所です。<br />この土留めの擁壁設置に関して、サトウは、ジョサイヤ・コンドルを現地に伴って赴いたとの記述が日記にあるそうです。<br />こういう、基礎や地盤に関わる部分は、専門家の意見を伺いたかったと言う事でしょうね。<br />

    「三段テラス」と呼ばれる、中禅寺湖側の石積擁壁(ようへき)を
    上から見た所です。
    この土留めの擁壁設置に関して、サトウは、ジョサイヤ・コンドルを現地に伴って赴いたとの記述が日記にあるそうです。
    こういう、基礎や地盤に関わる部分は、専門家の意見を伺いたかったと言う事でしょうね。

  • 最後に三段テラスを帰り道から眺めます。<br />公園整備時に改修・再現が行われています。<br />ちょっと、きれいに直しすぎ?な感じもしましたが、前から興味のあった、英国大使館別荘、<br />こうして、公開されるようになり、うれしいです。<br />そして、古い建物と合わせて、日光の外国人とリゾート文化の歴史を 益々興味深く感じました。<br />

    最後に三段テラスを帰り道から眺めます。
    公園整備時に改修・再現が行われています。
    ちょっと、きれいに直しすぎ?な感じもしましたが、前から興味のあった、英国大使館別荘、
    こうして、公開されるようになり、うれしいです。
    そして、古い建物と合わせて、日光の外国人とリゾート文化の歴史を 益々興味深く感じました。

  • そろそろ、帰途へ向かうかな・・・と、まだ少し時間があります。<br />帰り道、寄ってみたい場所が3つ。<br />ひとつは、今市のたまり漬らっきょうの「上澤梅太郎商店」それに、日光駅近くのアンティークショップ。<br /><br />あとひとつは、外観だけしか眺めたことの無い石造りの教会です。<br />たしか、内部も使っていない時は見られると聞いたので、寄ってみます。<br /><br />日光真光教会礼拝堂 大正3年(1914)J・M・ガーディナー設計 県指定有形文化財<br />

    そろそろ、帰途へ向かうかな・・・と、まだ少し時間があります。
    帰り道、寄ってみたい場所が3つ。
    ひとつは、今市のたまり漬らっきょうの「上澤梅太郎商店」それに、日光駅近くのアンティークショップ。

    あとひとつは、外観だけしか眺めたことの無い石造りの教会です。
    たしか、内部も使っていない時は見られると聞いたので、寄ってみます。

    日光真光教会礼拝堂 大正3年(1914)J・M・ガーディナー設計 県指定有形文化財

  • 靴を脱いで中に入ります。<br />着帽での入堂、中での飲食、礼拝道具に触らない事、と言った注意書きと<br />お気持ちのある方は献金を。と書かれていました。<br />中には誰もいませんでした。<br />

    靴を脱いで中に入ります。
    着帽での入堂、中での飲食、礼拝道具に触らない事、と言った注意書きと
    お気持ちのある方は献金を。と書かれていました。
    中には誰もいませんでした。

  • 外壁は荒削りな石積みですが、内部は、表面が平らな鹿沼石が張られています。

    外壁は荒削りな石積みですが、内部は、表面が平らな鹿沼石が張られています。

  • 美しいステンドグラス。<br /><br />帰宅後ネットで調べてみると、このステンドグラスのデザインは、日本人ステンドグラス製作者の<br />「木内真太郎」という人物の物であるという事が判りました。<br />近代建築の装飾に無くてはならなかったステンドグラス。<br />この部分にだけ注目しても、日本の近代建築のおもしろさが色々見つかりそうです。<br />

    美しいステンドグラス。

    帰宅後ネットで調べてみると、このステンドグラスのデザインは、日本人ステンドグラス製作者の
    「木内真太郎」という人物の物であるという事が判りました。
    近代建築の装飾に無くてはならなかったステンドグラス。
    この部分にだけ注目しても、日本の近代建築のおもしろさが色々見つかりそうです。

  • 小屋組みはシザートラスという構造で、天井高のある空間が造られています。<br />天井には白く塗られた板が張られ、トラス構造の柱の濃い色が引き立ちます。<br />

    小屋組みはシザートラスという構造で、天井高のある空間が造られています。
    天井には白く塗られた板が張られ、トラス構造の柱の濃い色が引き立ちます。

  • 祭壇前には、ゴシックスタイルの美しい木製の仕切り。

    祭壇前には、ゴシックスタイルの美しい木製の仕切り。

  • 祭壇上のステンドグラス<br />入り口近くの大きなステンドグラスとは、雰囲気が全く異なるものでした。<br />さすがに、祭壇の方へは入ってはいけないだろうなぁ、と仕切りのあたりまで進んで そこからの撮影です。<br />

    祭壇上のステンドグラス
    入り口近くの大きなステンドグラスとは、雰囲気が全く異なるものでした。
    さすがに、祭壇の方へは入ってはいけないだろうなぁ、と仕切りのあたりまで進んで そこからの撮影です。

  • 祭壇や十字架の乗った台は、石に彫刻を施したもののようです。

    祭壇や十字架の乗った台は、石に彫刻を施したもののようです。

  • 鷹の彫刻の木製の これは、聖書など本を置く台でしょうか?

    鷹の彫刻の木製の これは、聖書など本を置く台でしょうか?

  • 古い足踏みオルガンも彫刻と透かしの美しいものでした。<br />彫刻のある木製の物がいくつもあり、クラシックな雰囲気がすばらしい教会内部でした。<br />

    古い足踏みオルガンも彫刻と透かしの美しいものでした。
    彫刻のある木製の物がいくつもあり、クラシックな雰囲気がすばらしい教会内部でした。

  • 脇の窓にもステンドグラス。<br />緑と赤がとてもきれいです。<br />アーチ型のデザイン部分より外側に色ガラスがはめられ、中心部分は柄になっていません。<br />外の木の葉の色が写るような所が、日本の障子窓のような感じがします。<br />

    脇の窓にもステンドグラス。
    緑と赤がとてもきれいです。
    アーチ型のデザイン部分より外側に色ガラスがはめられ、中心部分は柄になっていません。
    外の木の葉の色が写るような所が、日本の障子窓のような感じがします。

  • 設計者のガーディナーは、ハーバード大学で建築を学んだ後、立教大学の校長として来日したそうです。<br />宣教師でもあった事、アーネスト・サトウ同様に 日光を愛し、何度も避暑で日光を訪れた事から<br />夫妻によって、教会の礎が築かれたと、言う事です。<br />この礼拝堂の中に、ガーディナー夫妻は埋葬されています。<br />

    設計者のガーディナーは、ハーバード大学で建築を学んだ後、立教大学の校長として来日したそうです。
    宣教師でもあった事、アーネスト・サトウ同様に 日光を愛し、何度も避暑で日光を訪れた事から
    夫妻によって、教会の礎が築かれたと、言う事です。
    この礼拝堂の中に、ガーディナー夫妻は埋葬されています。

  • この教会は、日本聖公会北関東教区に属する教会です。<br />日本聖公会の教会建築は、歴史と見どころのある建物が多く、今までもいくつも見せて頂いています。<br />こちらの教会も、ずっと前から、中を見たいと思っていました。<br />今日は、やっとその希望が叶い、また、予想以上のすばらしさに感激です。<br />

    この教会は、日本聖公会北関東教区に属する教会です。
    日本聖公会の教会建築は、歴史と見どころのある建物が多く、今までもいくつも見せて頂いています。
    こちらの教会も、ずっと前から、中を見たいと思っていました。
    今日は、やっとその希望が叶い、また、予想以上のすばらしさに感激です。

  • 赤く塗られた扉。<br />デザインはクラシックですが、とてもきれいです。<br />手入れも良く、この礼拝堂は 結婚式や音楽会などにも使われているそうです。<br />

    赤く塗られた扉。
    デザインはクラシックですが、とてもきれいです。
    手入れも良く、この礼拝堂は 結婚式や音楽会などにも使われているそうです。

  • 外から建物を見ます。<br />鐘楼のような塔屋があります。<br />が、この中には鐘は無いとか。<br />

    外から建物を見ます。
    鐘楼のような塔屋があります。
    が、この中には鐘は無いとか。

  • デコボコした表面の石積みの外観が重厚です。<br />大谷川で取れる安山岩で出来ています。<br />

    デコボコした表面の石積みの外観が重厚です。
    大谷川で取れる安山岩で出来ています。

  • 道路の反対側、庭の方には、出っ張った小部屋部分の他にバットレスもありました。

    道路の反対側、庭の方には、出っ張った小部屋部分の他にバットレスもありました。

  • 通りから見えるこの建物も 日光の外国人リゾート文化に深く関わりのある建物のひとつだったのですね。<br />今日も、そんな華やかだった 日光の明治からの一面を知る事ができて、おもしろかったです。<br />来る度に見つかる、そんな日光の歴史の一面はこれからも 追及していきたいです。<br /><br />日光真光教会を見終えて、そのあと、何度か訪れたものの、お店が休みだった、アンティークショップで久々に買物もでき、最後は日光みそのたまり漬らっきょうも買えて、<br />見るも買うも大満足な一日でした。<br />

    通りから見えるこの建物も 日光の外国人リゾート文化に深く関わりのある建物のひとつだったのですね。
    今日も、そんな華やかだった 日光の明治からの一面を知る事ができて、おもしろかったです。
    来る度に見つかる、そんな日光の歴史の一面はこれからも 追及していきたいです。

    日光真光教会を見終えて、そのあと、何度か訪れたものの、お店が休みだった、アンティークショップで久々に買物もでき、最後は日光みそのたまり漬らっきょうも買えて、
    見るも買うも大満足な一日でした。

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建物見物栃木県1

この旅行記へのコメント (3)

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  • フルリーナさん 2021/06/03 01:39:05
    はじめまして
    はじめまして。
    こちらの教会で、第5日曜日の礼拝とと結婚式などの時にオルガンを弾いている者です。宇都宮在住ですが私も日光大好きで(^^)。日光真光教会お楽しみいただけて良かったです。

    ガーディナーさんはこの教会をとても愛されて、遺言でこちらの聖堂に奥様と共に眠っていらっしゃいます。この教会ができる前に、たしか1899年?だったかに建てられたこの教会の前身の教会もガーディナー氏設計のもので、古い写真のコピーでしか見たことがありませんが、とても美しい教会でした。
    昨年、(おそらく今年も?)はコロナ感染防止で行われませんでしたが、例年、夏に東京芸大のカンタータクラブが無料のコンサートをしてくださっていて、演奏も音響も素晴らしいので、コロナ感染が終わりましたら、ぜひいらしてください。
    クリスマスシーズンの12月23日の6時から行っている、クリスマスkらロるを歌い継いでいくキャンドルサービスも美しいです。

    まりも母

    まりも母さん からの返信 2021/06/03 14:16:01
    Re: はじめまして
    フルリーナさん こんにちわ。

    コメントをありがとうございます。
    この美しい教会で あの素敵なオルガンを弾いていらっしゃる方なんですね!
    そのオルガンの音色も 聞いてみたいものです。


    日光真光協会の建物、手入れもお掃除も行き届き
    とても大切に維持されている事がよく判りました。

    夏の演奏会 12月のクリスマスキャロル どちらも行ってみたい気持ちになりました。
    日光には年に何度かはでかけますので、
    コロナが収束した後 また伺わせて頂きたいです。

    フルリーナ

    フルリーナさん からの返信 2021/06/03 14:25:20
    ありがとうございます(^^)。
    ありがとうございます(^^)。すごいお恥ずかしい誤変換してしまっててすみませんでした。また、旅行記楽しみに拝見します!

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