2017/05/14 - 2017/05/14
1713位(同エリア3449件中)
まりも母さん
「五月晴れ」が少ないように思う今年の5月。
天気予報では、雨は降らないとの事だったので、ヤマツツジを見に、日光霧降の滝へ行ってみました。
着いてみると、花は盛りに咲いているのに、霧が降っていて、散策には不向き。
急遽 予定を変更して、日光市内 街道沿いに歩いて、レトロな建物見物をする事にしました。
JR日光駅から神橋までをゆっくり歩いて、レトロ探し。
その後、成り行きで、金谷ホテルでランチ&ホテル内・外見学をしてきました。
旅行記は前後半に分け 前半は、霧降の滝あたり~神橋までを記載します。
後半は、日光金谷ホテルのランチとホテル敷地内をじっくり見学の分です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
今週末の土日はどっちも天気がいまいちで、遠出は出来ないなぁ、と 思っていたら、
ダンナが、土曜日の晩になってから、「明日 雨は降らないそうだから、霧降高原にツツジを見に行こう」と言い出しました。
土曜日も天気悪くて、つまらなかったので、それじゃ~とあわてて仕度をし、
6時に家を出てやって来ました。
霧降の滝入り口の“つつじヶ丘”オオヤマツツジが真っ赤に咲いています! -
どの木も今が盛りと花を咲かせて、見事な様子です。
が!今日は、降水確率かなり低かったはずなのに・・・小雨降ってるじゃん!
正直、小雨と言うよりは、霧が降ってる感じです。
大した雨ではないのですが、細かくて びみょ~~に濡れます。 -
しばらく、車の中で待つと、霧は、ほぼ止みました。
「大山ハイキングコース」と看板もあるので、そちらへ歩いてみる事に。
今日は、こんなツツジを眺めながら、ハイキングでも、と 山歩きの格好で来たのですが~
雨は降らないと聞いていたので、レインの上は持っているけど、レインパンツまでは持ってきてない~。 -
ツツジは、見事に咲きまくっております。
でも、この曇天だと鮮やかさに欠けるよね・・・。 -
花びらには、水滴がたっぷり。
これも、みずみずしくて、良い感じではありますが、ちょっと触れるとびしょびしょになるわ~。 -
こんな、泥の小道を少し進んだのですが、すぐに 再び霧が降ってきた~。
さすが「霧降高原」名前に偽り無しだなぁ、と感心しつつ これじゃダメじゃん。
カメラも濡れそうだし、レインウェアのジャケットだけでは、リュックも下半身も濡れちゃうと、散策はあきらめる事に・・・。 -
画像では判り難いですが、このヤマツツジは高さが2~3mほどあり 枝も大きく横に伸ばしていて、なかなかの見ごたえなのです。
5分ほど進んで、戻り、再度、ハイキングマップを確認したら、
大山へのルート この先は、廃道部分があって、スムーズには行けないようでした。(手入れが全くされていないそうで)
さて、困った。予定がすっかり狂いました。
霧が晴れ 天気が回復しないかと、車内で30分以上待ちましたが、全然状況は変わらない・・・。
とりあえず、霧降高原レストハウスまで車で行ってみる事に。 -
「つつじヶ丘」バス停前あたりにも見事なヤマツツジの花が見られました。
標高的には、この辺りが一番の見頃だったようです。 -
もしかしたら、ガスを抜けて、上に出られるかも?と来てみたのですが・・・全然ダメじゃん。モロにガスの中だよ・・・。
この後、ちょっぴり霧が薄くなり、キスゲ平の長い階段の下の方が薄っすら見えましたが、登る意味は全く無い、と判断いたしました・・・。
今日は、天気予報の通り、上空に 雨雲は無いのですが、北東の風が入ると、山筋に霧が発生し、それが降ってしまうのは、この場所ならではの天気だそうです。
長年、霧降高原に通っているというおじさんが話していましたよ。
じゃ~どうする~~?お昼のおにぎりも買ってきちゃったよなぁ~。
だからと言って帰宅はしません。
前から、日光市内の街歩きをしたいと思っていたまりも母、ここで、予定変更!
駅あたりから、とりあえず神橋辺りまで、歩いてレトロな建物を探す事にします。 -
前に、ちょっとだけ調べた事もあり、また、日光には何度も来ているので、街道沿いに古い建物が多くあるのは記憶していました。
が、詳しく調べて来た訳ではないので、車をどこに停めたら良いのか??
とりあえず、スタートはJR日光駅として、そのあたりへ行ってみると・・・。
JRと東武の日光駅の間に「日光市日光駅前駐車場」
ここは、駅送迎利用者の為でもあるのか30分は無料。それを超える場合も2時間100円とかなり安いお値段でした。
ただし、台数は35台と少ないので、すぐに満車になりそう。(東照宮へも遠いですしね)
たまたま、見つけたここは、私たちにはぴったりでしたが。
日光市営駐車場案内(空き状況も判ります)
http://www.kousha.or.jp/parking.php
ここに停めて、徒歩で街歩きを始めます。神橋までは、約2キロの距離です。
JR日光駅端にある「駅長室」の建物。 -
JR日光駅 大正元年(1912) 鉄道院技手 明石虎雄設計
-
開業120年事業として、平成21年(2009)駅舎をレトロ調に改装。
今月から運用される高級旅客車「TRAIN SUITE 四季島」の停車駅になるのにあわせて更に改修されたそうです。 -
みどりの窓口も券売機の上あたりも、レトロな雰囲気に改修されているのは、好感が持てます。
反対側には、コインロッカーのある待合室と、外国人観光客向けのインフォメーションセンターもありました。 -
まりも母の目的は、2階です。階段があり、好きに上がる事ができます。
-
2階は、「ホワイトルーム」
かつての一等旅客専用待合室だそうです。
ここが、貴賓室なのかと思ったら、大正天皇が日光へ来られた際に使われた、「貴賓室」は1階にあり 昔のままに残っていますが、現在は公開していないそうです。
(特定の公開日のみ見る事ができます) -
中央に 大きなシャンデリア。ピカピカです。
新しいのかと思ったら、当時のものをきれいに修復したそうです。
ちょっときれいに直され過ぎちゃった感があるのは、LED電球のせいもあるのか? -
廻り縁は、白く塗られた幅広の飾りですが、これ、ちょっと普通と違っています。
よーくみると、継ぎ目があって、意外と短いパターンの繰り返し。
漆喰とかではなく、鋳物っぽいのです。 -
中央のシャンデリアの上の天井飾り、メダリオンも鋳物じゃないかと。
こういうの、見た事あったかなぁ?珍しいように思います。
建物は見ましたので、先へ進みます。 -
東武日光駅 昭和4年(1929)
山小屋をイメージしたデザイン。
こちらの駅の方がJRより断然利用客が多いです。
当然、駅前のにぎわいも東武日光駅の方があります。 -
東武日光駅から国道119号に戻り、歩きます。
「古美術内海」の店先に美しい鳥かごに入ったセキセイインコ。
野鳥を見るのは大好きだけど、鳥をかごで、飼ってみたいとは全く思わないまりも母。
でも、こんなアンティークな鳥かごに入っていると、素敵に見えますね。 -
少し進むと、道路脇に噴水のある一角が。
これは、市営の観光客向けの憩いの場的なものではなく、隣の建築会社が作ったものなのかしら? -
歩き出してすぐ、以前とはずいぶん変わった感じがしました。
レトロな佇まいや古い町並みに合わせた造りではありますが、新しいお店も多いです。
このカフェ・ギャラリーもいい感じですが、古い建物ではありません。 -
そうです!ここまで来る道、歩道が広くなり、電柱が地下に埋設された分、建物はセットバックして 壊されたり、作り直されているのです!
だから、古めかしい建物の並びが・・・無い・・・。
世界遺産に登録されて、観光客もぐっと増えた日光ですが、
駐車場が増え、こうして整備がすすめられて失われたものもやはり、多いのですね・・・。
「龍蔵寺」の前あたりまでは、歩道が広くなっていて、電柱もありません。 -
その先 神橋方面は、まだ未整備です。
でも、空き地になっていたり、すでに、少し下がって新しく建て直されている家がある事からも この先の道も順次、整備されていくのでしょうね。 -
道の脇にお茶室の「待合」のような場所がありました。
これは、観光客向けの休憩所でしょうかね?
屋根付きで、腰掛待合風なのが、粋な感じです。 -
「岸野美術漆工業株式会社」と看板のある2階建ての建物。
レトロな意匠の建物です。
昭和30~40年代あたりのモダンな建物とお見受けします。 -
その並びには、もう営業はされていませんが、出桁造りの商家らしい建物。
タバコの販売コーナーがあり、左側のウインドーらしい箇所もいい感じです。 -
で、1階の梁が ものすごいりっぱです!
端は、銅製の金物で飾られています。良い、造りではありませんか。
が、ここは歩道が狭い!歩道を広くするには、壊さなければならないのだろうか??
ここまで歩いて来て、記憶している古い建物の数より、ずっと少ないと思うので、今後が更に心配になります。 -
お隣には、「アンティークRONDO」かつては、「西巻陶器」というお店だったよう。
2011年にオープンしたアンティークショップのようです。
国内外のプロカントって感じの品が比較的安く売られていて、楽しいお店です。
外国人の方も覗いていましたね。
もっと、ゆっくり見たかったけど、ダンナが一緒だとゆっくり見ていられない・・・。 -
NHK日光の建物の先へ進んだ所で、店脇駐車場の向こうに、教会が見えたので、戻って、脇道に入ってみました。
カトリック日光教会(聖アントニオ教会 )
聖アントニオ幼稚園が併設されています。宇都宮にある、大谷石の“松ヶ峰教会”の幼稚園と同じ経営だそう。
教会の建物に関しては、詳細不明です・・・。 -
国道から一本中に入りましたが、間もなく、次の目的地があると思うので、そのまま裏通りを進んでみました。
すると、車の入れない路地の先に階段があり、
目指す、旧日光市庁舎本館に出られました。 -
旧大名ホテル(日光市役所日光総合支所)現日光行政センター
大正8年(1919)設計者不明 国指定登録有形文化財
文化財としての名称は、“日光市庁舎本館” -
古美術骨董商として財をなした小林庄一郎が 日光を訪れる外国人観光客向けの「大名ホテル」として建てたもの。
しかし、ホテルとして営業された記録が無いそうです。
古河電工の職員アパートを経て、昭和29年(1954)から日光市役所の支社として使われるようになったそうです。 -
玄関。今日は日曜日で中に入ることができないのが残念です。
平日なら内部も見学できるようです。 -
高台にあるので、国道からも良く見え、目立つ建物です。
石垣の上に建っていますので、城郭のようです。
もう、何十年も前ですが、最初、この建物を見て、すっかりホテルだと思いました。
役所の建物だと聞いて、すごい、りっぱなものを造ったのだと、感心しましたが、
やはり、役所として建てられたものではなかったのですね。 -
千鳥破風の所には、それぞれ、異なる彫刻があります。
これは、龍と波。
とても細かい彫刻です。 -
こちらは、やはり波の上に魚っぽいのが。
どちらも火避けの意味がありそうなモチーフです。
彫刻が細かくすばらしいあたりも、日光ならでは。
東照宮の彫刻だらけの建物を作るのに、沢山集まった職人の末裔が鹿沼あたりに住み着いたから、鹿沼の祭り屋台の彫刻が、超絶ものすごい、と聞いていますが、
やはり、日光の彫刻はアベレージが高いのかも。 -
千鳥破風の並ぶ景色は、見ごたえがあります。
ここが、外国人向けのホテルで建設されたという事は、
金谷ホテルがすでにあったのに・・・。
日光は 明治、大正時代 いかに外国人に愛された場所であったという事なのでしょう。
これは、日光市内に限った事ではなく、中禅寺湖近辺も含めて考えると
大使館の別荘も多く、軽井沢以上のセレブ 外国人リゾート地だったのかもしれませんね。 -
道路の脇に古い消火栓。
最近すっかり見る事も減りました。
歩道が広げられる時には、こうした地上型ではなく、四角い蓋の中にある、地下型に変えられてしまうのでしょうねぇ。 -
日光には洋館もありますが、羊羹屋さんも多いです。
ここも羊羹専門店の「鬼平」(きびら)
ここの水羊羹が大好きです。
建物はもう、かなり前に建てかえられています。
水羊羹 帰りに買って帰ろうと思います。 -
ここも羊羹屋「吉田屋」
こちらは、一口練羊羹が売りですが、水羊羹も棒状の羊羹もあります。
いつ建てられた店舗なのかは不明です。
1階の脇部分が、石積みなのが、珍しいです。
世界遺産登録前は、こういった感じの商店が沢山あったと思います。 -
また、イケてる羊羹屋さん発見!
「三ツ山羊羹本舗」
左の和館と2つの建物が並んでいます。
左の方は 今日は、閉まっていました。
どちらも昭和初期の建物だそうです。
3階建てで、モルタル壁の看板建築が建てられた頃は、超モダンだったでしょう。
こちらも、水羊羹から本練羊羹、塩羊羹と羊羹一筋。
そして、日光の羊羹屋さんは、日光の店舗のみでしか売らない、というお店も多いのです。 -
もう少し進むと、「S.KOBAYASHI ART TRADING」の看板
外国人観光客向けのお土産的アンティークや工芸品のお店だったのでしょう。
「Curios」ってのが いいですね。素敵なものがありそうな感じ。
金谷ホテルのお客さん向けのお店だったのだろうなぁ、と思います。
雰囲気のある看板はそのままですが、現在は、ビーガンカフェ(ベジタリアンの中でも卵、バターなど 動物性の食材は一切使わない厳格なベジタリアンメニュー)
「野菜café 廻 meguri」がここで営業しているそうです。 -
その先には、「日光彫」とある、りっぱな建物。
消えかかっていますが、「麻屋亀田本店」とあります(日光彫りと書いてある上に)
丸柱があるのが変わっていますね。 -
2階の部分が豪華です。
手すりは高欄。軒下には、蛙股の装飾。寺社建築のような建物です。
建築年代など詳細は不明 -
「ギャラリーなかむら」というお店の隣にはびっくりした!
こけしや骨董品のような品々が並んでいるお店のようなスペースの奥に岩が!
扉とか壁とか無くて抜けているんだもん~。
だんなと、ガレージとかだったのかな??内装を外した状態でお店にしているのか??
通気性の良すぎるお店にびっくりでした。
そして・・・なぜかこけしが沢山ありました。 -
酒屋さん奥には、懐かしいホーロー看板が色々。
額に入ったポスターも良い感じです。
お土産に地ビールや地酒(地サイダーもあった)でも買って、見せてもらえばよかったです。 -
緩い坂道を進みます。
「バーバー杉江」
建物自体は、店舗兼住宅と言った感じの2階建てで、特別、どうって事はありませんが、
ドアの中に見えた、クラシカルな理髪椅子が、良かったですねぇ。
丁度、バイクが通りかかって、ドアに写っちゃって、中が全然見えないのが残念ですが・・・。
ちょっと見せて下さい~、とか言いたい位でしたよ。
入ってすぐの棚には、いつの号だか判らない、サンデーとマガジンが色あせて並んでいたのは、演出と言う事で。 -
そして・・・あれ?ここも有名羊羹店ですが・・・。
「ひしや」明治元年(1868)創業の日光羊羹の元祖的お店。
建物も創業時建てられたものらしいです。
ここは、頑なに、練羊羹1種のみしか作らないこだわりのお店です。
昔ながらのごっつい甘いシンプルな羊羹。
本日分が売り切れると昼前だろうが、店を閉めてしまう。
その「ひしや」が、なんと、「しばらく休業します」との張り紙・・・。どうしたのだろう??
この「ひしや」 かつては、お客ひとりに1本の羊羹しか売ってくれませんでした。
先代の居た頃は、宮内庁が買いに来ても「おひとり1本のみです」と売らなかったと、金谷ホテルの方に聞いた事があります。
それを聞いた直後に 金谷ホテルの名入りの車で「ひしや」の前に停めて、買いに入ったら、
友人母が、全く聞いてなかったのか「2本頂戴」って~~。
え~~聞いてないの~?と思ったら、
お店の方が、「金谷さんのお客さんじゃ、仕方ないですね、いいですよ」と2本売ってくれましたー!(先代のオヤジさんは、もう亡くなられておりました)
今でも思い出す笑い話。そして、金谷ホテルのお客は、VIPだな、と思いましたよ。
建物も雰囲気の良いプライドを感じます。
松皮菱の中に眠り猫の居る看板は日光ならではのかっこよさです。
東照宮から特別に賜ったマークだそう。
私は、練羊羹なら「ひしや」、水羊羹なら「鬼平」が好きなのです。 -
「ひしや」の隣には、「奈良屋商店」
ファンシーグッズストア、ともあります。
看板建築の建物です。 -
神橋が近くなるこのあたりは、まだ昔の日光街道の雰囲気がまだ残っていてうれしくなります。
営業していない元店舗らしき建物もありますし、
リノベされて、飲食店などが使っている建物ありますが、それでも、まだ残っている状況がうれしいです。
電柱は邪魔ではありますが、
昭和な雰囲気の町並みには、あっても悪くないじゃないかとも思えます。
それに、さっきから、電線にキセキレイが止って、良い声でさえずっているのです。
すぐ近くに大谷川、二社一寺のある緑豊かな場所なので、野鳥も多いのでした。
そんな、野鳥もちょいちょい見られる電線と電柱は、そんな「悪者」でもないのですけどねぇ。 -
さて、もう、神橋も目の前です。ここに、じっくり見たい建物
日光物産商会 明治38年(1905) 設計者不明 国指定登録有形文化財 -
高欄や蛙股も見えます。
二社一寺の日光と調和させた意匠なのでしょう。建物も大きく存在感もあります。
明治の建物が現役で お土産物や飲食店に使われているのがうれしいです。中も見る事が出来ますからね。
このあたりは、車も常に渋滞している感じで、切れ間に写真を撮るのも容易ではありません。それがなぁ~。 -
ここには、何度か来た事がありますし、2階で食事だか、お茶もした事があります。
中も結構見どころがありましたので、久しぶりに楽しみです。 -
入り口向かって右にはそば処と金谷ベーカリーがあります。
その他1階の大部分はお土産物店です。
ただ、半分ほどは、商品ではなさそうな展示品っぽい物に占められています。
柱の上部が面白いですね。彫りのある十字型の上には漆喰飾りもあります。天井は白く塗られた板が張ってあるので、柱の上がどうなっているのか判りませんが、
天井端の部分は折り上げになっていますし、花モチーフの釘隠しみたいな飾りもあり凝った造りがあちこちに見られます。
が、案外店内にはお客さんも少なく、写真バチバチ撮り難い雰囲気が・・・。 -
店内から2階の「カフェレストラン匠」 へ行かれる階段。
擬宝珠のついた手すりも寺社建築の要素が取り入れられています。
で、このマネキンは何なんでしょうか???
他にも、良く判らない品々が置いてあったりして、カオス化したものも感じます。
怪しい雰囲気でもあるのだなぁ。 -
こんなものも。
「当店同系ホテル・旅館」
日光観光ホテル 中禅寺湖畔 和洋ホテル
日光金谷ホテル 神橋高台 洋式ホテル
鬼怒川温泉ホテル 鬼怒川渓谷 温泉旅館
中禅寺湖畔の日光観光ホテルと言うのは、もう無い、と思ったら、
今の中善寺金谷ホテルの事でした。
昭和40年(1965)に名前が変わっています。
(最初の建物は昭和25年(1950)米軍接収時に全焼し 二代目の建物も平成2年(1992)に現在の建物に建替えられています)
鬼怒川温泉ホテルは、今も営業中です。
金谷ホテルの創業者 金谷善一郎の3人の子どもの長女 金谷多満と夫の正生が初代館主となった温泉旅館です。
日光物産商会は 明治時代後期に、日光金谷ホテルの土産物店として創業し、
日光の伝統工芸品の製造・販売・輸出を手がけていました。
それで、「同系ホテル・旅館」と書かれているのでしょう。
その後、金谷ホテルからは独立して、日光物産商会は お土産販売と飲食専業となります。 -
店内ディスプレイウインドウの中には、日光彫りなどの品々。
-
お店の前には、電話ボックスに使われている ロープウェイのゴンドラ
このゴンドラは、どこで使われたものなのかは不明ですが、
かつて、東武日光軌道線(通称 日光電車)という路面電車が日光駅~第一いろは坂の馬返まで運行し
馬返からはケーブルカーが明智平まで運行していたそうです。
これは、ダンナが何かで知って教えてくれ、
日光にもかつては箱根のように 駅から路面電車、ケーブルカー、ロープウェイなど色々な乗り物を乗りついで、周遊できるようなコースが出来かけていたのかもしれないね、と話したのです。
箱根は、今も、フリー切符でいろんな種類の乗り物で観光するのが人気ですが、
日光では、なぜ、それが出来なかったのだろう??
なかなか興味深い、そんな視点からの観光地日光に掘り下げ方も面白いかも、と思ったり。 -
日光物産商会を妻の方から見ると、2階に花頭窓が2つ並んでいました。
この2階のレストラン内部もなかなかのものだった記憶が。
建物内部を見たければ、中で食事などするしか無いのですが・・・。 -
神橋の見える場所に着きました。
有料で渡る事が出来ますが、いっぺんも渡った事が無い。
渡ってみたいとも思った事も無い・・・。
ここから見るだけで充分でございます。 -
後ろを振り返ると、「板垣退助像」
何故ここに板垣像??
実は、日光の歴史に深いか関わりがあるのです。
明治元年の戊辰戦争で 日光山に立てこもった幕府軍と官軍で、あわや日光の社寺が戦火にさらされる・・・という危機に際し 戦わずに下山させた板垣を称えて、官軍姿の銅像を作ったのだそうです。
さて、一応目的の神橋までは歩きました。
さて、ここから先、どうしようか?
と、ここは、日光レトロ建物探索としては、押さえておきたい「金谷ホテル」の入り口です。
板垣像の脇には、ホテルランチの広告看板も。
ダンナが「金谷でランチする?」
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