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小さな秋発見!9月初めの沼ッ原湿原と乙女の滝<br />http://4travel.jp/travelogue/11053954<br />の続きです。<br />乙女の滝を後にして、<br />ちょうど 帰る道方向だった、道の駅黒磯へ向かいました。<br />敷地内にある 旧青木家那須別邸 の建物を見るためです。<br />大きな洋館のお屋敷で、有料施設ですが、内部も見学する事ができました。<br />久しぶりのレトロ洋館見物。<br />明治期の日本人建築家設計の国指定重要文化財。<br />建物は見ごたえありましたし、那須野ヶ原の開拓の歴史も知る事ができました。<br />

明治の森・黒磯 道の駅でレトロお屋敷見物

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2015/09/05 - 2015/09/05

24位(同エリア48件中)

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小さな秋発見!9月初めの沼ッ原湿原と乙女の滝
http://4travel.jp/travelogue/11053954
の続きです。
乙女の滝を後にして、
ちょうど 帰る道方向だった、道の駅黒磯へ向かいました。
敷地内にある 旧青木家那須別邸 の建物を見るためです。
大きな洋館のお屋敷で、有料施設ですが、内部も見学する事ができました。
久しぶりのレトロ洋館見物。
明治期の日本人建築家設計の国指定重要文化財。
建物は見ごたえありましたし、那須野ヶ原の開拓の歴史も知る事ができました。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車
旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ショッピング
3.5

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  • 古い建物、特に洋館を見るのが好きなので、黒磯の道の駅で洋館見学が出来る事は知っていたのですが、なかなか黒磯に行く機会がなく、すっかり忘れていたのです。<br />思い出してよかった〜。<br />ナビに道の駅の場所を入れて向かってみたら・・・あれ?行きに通って来たあたり・・・なんで、来る時 気がつかなかったのだろう?<br />道の駅なので、当然 食事や買い物に寄っている人の方が多いようです。<br />

    古い建物、特に洋館を見るのが好きなので、黒磯の道の駅で洋館見学が出来る事は知っていたのですが、なかなか黒磯に行く機会がなく、すっかり忘れていたのです。
    思い出してよかった〜。
    ナビに道の駅の場所を入れて向かってみたら・・・あれ?行きに通って来たあたり・・・なんで、来る時 気がつかなかったのだろう?
    道の駅なので、当然 食事や買い物に寄っている人の方が多いようです。

  • 目的が青木家別邸の私たちは、車を停めて、すぐにそちらへ向かいます。<br />木立の中のアプローチを進むと、白い建物が見えて来ました。<br />

    目的が青木家別邸の私たちは、車を停めて、すぐにそちらへ向かいます。
    木立の中のアプローチを進むと、白い建物が見えて来ました。

  • 正面ではなく、建物の左脇が入口でした。<br />旧青木家那須別邸<br />明治21年(1888)建築 松ヶ崎萬長(まつがさきつむなが)設計<br />明治24年(1909)大規模増築 平成8?10年解体・復原工事<br />(復原とは 時代を経るうちに改造や修復が行われた建物を元の姿に戻す事です。<br />一度失われたものを作りなおすのは 復元といいます)<br />

    正面ではなく、建物の左脇が入口でした。
    旧青木家那須別邸
    明治21年(1888)建築 松ヶ崎萬長(まつがさきつむなが)設計
    明治24年(1909)大規模増築 平成8?10年解体・復原工事
    (復原とは 時代を経るうちに改造や修復が行われた建物を元の姿に戻す事です。
    一度失われたものを作りなおすのは 復元といいます)

  • 壁面が白いうろこ壁になっているのが目を引きます。<br />この形のうろこ壁は初めて見たなぁ〜。<br />

    壁面が白いうろこ壁になっているのが目を引きます。
    この形のうろこ壁は初めて見たなぁ〜。

  • 建物正面には広いテラスも。<br />靴を脱いで、スリッパに履き替え、ドアを入った所で、大人200円の観覧料を払います。<br />観覧券は建物の図が描かれたもので、後でしおりに使えるように好きな色のリボンももらえます。<br />

    建物正面には広いテラスも。
    靴を脱いで、スリッパに履き替え、ドアを入った所で、大人200円の観覧料を払います。
    観覧券は建物の図が描かれたもので、後でしおりに使えるように好きな色のリボンももらえます。

  • 一応 順路がありますので、それに従って見学します。<br />大谷石の暖炉がありました。やはり、栃木だけあって、大谷石が使われていますね。<br />ただ、この大谷石の暖炉はかなり痛んでいたそうで、解体・復原工事の際に新規材に交換され、内部は閉じてしまったそうです。<br />

    一応 順路がありますので、それに従って見学します。
    大谷石の暖炉がありました。やはり、栃木だけあって、大谷石が使われていますね。
    ただ、この大谷石の暖炉はかなり痛んでいたそうで、解体・復原工事の際に新規材に交換され、内部は閉じてしまったそうです。

  • 内部も白くペイントされた窓枠や壁。<br />建物全体が白になっています。<br />

    内部も白くペイントされた窓枠や壁。
    建物全体が白になっています。

  • 廊下部分です。<br />天井がちょっと変っています。<br />梁が見えていて、普通 梁の下に梁を隠すように 平らに張られている天井板がありません。<br />天井部分は2階の床板のレベルと同じようです。<br />ただ、梁には装飾部分があって、仕上げはきれいです。<br />設計者の松ヶ崎萬長も留学生としてドイツに渡り、ベルリン工科大学などで建築技術を学んだ方だそうです。ドイツ風なのでしょうかね?<br />

    廊下部分です。
    天井がちょっと変っています。
    梁が見えていて、普通 梁の下に梁を隠すように 平らに張られている天井板がありません。
    天井部分は2階の床板のレベルと同じようです。
    ただ、梁には装飾部分があって、仕上げはきれいです。
    設計者の松ヶ崎萬長も留学生としてドイツに渡り、ベルリン工科大学などで建築技術を学んだ方だそうです。ドイツ風なのでしょうかね?

  • 浴室です。<br />この建物は、昭和40年代まで青木家で別荘として使われて、復原の際に明治42年と概ね同じ状態に戻す方針であった事から、古いままではないと思われます。<br />が、明治42年当時でこんな給湯設備のあるバスルームがあった事がすごいです。<br />

    浴室です。
    この建物は、昭和40年代まで青木家で別荘として使われて、復原の際に明治42年と概ね同じ状態に戻す方針であった事から、古いままではないと思われます。
    が、明治42年当時でこんな給湯設備のあるバスルームがあった事がすごいです。

  • 入口(現在の見学用の)脇の部屋は夫人室で、その出窓部分には古いドレッサーが置かれていました。<br />アーチ部分の飾り柱が素敵です。<br />

    入口(現在の見学用の)脇の部屋は夫人室で、その出窓部分には古いドレッサーが置かれていました。
    アーチ部分の飾り柱が素敵です。

  • ちょっと判りにくいですが、ガラスは昔の手吹きの板ガラスです。<br />下から二段目の左側、白い手すりの上板がかなり波うって見えます。<br />

    ちょっと判りにくいですが、ガラスは昔の手吹きの板ガラスです。
    下から二段目の左側、白い手すりの上板がかなり波うって見えます。

  • 建物中心部にある階段は正面玄関のすぐ脇です。<br />印象深い折れ階段 手すりが素敵です。<br />階段下には馬車が展示されていました。<br />

    建物中心部にある階段は正面玄関のすぐ脇です。
    印象深い折れ階段 手すりが素敵です。
    階段下には馬車が展示されていました。

  • 1階から2階方向へ階段をのぞきます。<br />2階の天井も1階同様の造りです。<br />

    1階から2階方向へ階段をのぞきます。
    2階の天井も1階同様の造りです。

  • 現在は閉じられていますが、これが正面玄関の扉です。

    現在は閉じられていますが、これが正面玄関の扉です。

  • 1階の主人室と書かれた部屋の中です。<br />上に戸棚のついた変った椅子。<br />こんな椅子は初めて見ましたよ。<br />

    1階の主人室と書かれた部屋の中です。
    上に戸棚のついた変った椅子。
    こんな椅子は初めて見ましたよ。

  • このお部屋などは 室内には入れず、入口から中を覗くだけです。<br />生活観のある家具配置、というよりは、いくつか残っている古い家具類が展示されている・・・と言った感じの置かれ方でした。<br />

    このお部屋などは 室内には入れず、入口から中を覗くだけです。
    生活観のある家具配置、というよりは、いくつか残っている古い家具類が展示されている・・・と言った感じの置かれ方でした。

  • 大食堂 ダイニングテーブルと椅子。椅子の座面は藤の籠目編みのようですが、やけにきれいなので、これもお直ししてあるのでしょう。

    大食堂 ダイニングテーブルと椅子。椅子の座面は藤の籠目編みのようですが、やけにきれいなので、これもお直ししてあるのでしょう。

  • 壁面にガラス張りで中の構造が見えるようになっている場所がありました。<br />こういう展示ってあまり見た事ないなぁ。<br />設計者の松ヶ崎萬長は、ドイツ留学経験があり この建物にもドイツ式の工法が多用されているという事です。<br />

    壁面にガラス張りで中の構造が見えるようになっている場所がありました。
    こういう展示ってあまり見た事ないなぁ。
    設計者の松ヶ崎萬長は、ドイツ留学経験があり この建物にもドイツ式の工法が多用されているという事です。

  • 建物右端にも別の階段がありました。<br />正面玄関隣の階段は上がる事ができませんが、<br />こちらの階段を登って2階も見学できます。<br />この階段の方が玄関隣の階段より狭いです。<br />やはり、正面玄関隣の階段がメインで、この端っこの階段は家族や使用人の使う、普段用階段って事でしょうね。<br />

    建物右端にも別の階段がありました。
    正面玄関隣の階段は上がる事ができませんが、
    こちらの階段を登って2階も見学できます。
    この階段の方が玄関隣の階段より狭いです。
    やはり、正面玄関隣の階段がメインで、この端っこの階段は家族や使用人の使う、普段用階段って事でしょうね。

  • 2階へ上がります。<br />あれ〜?畳が敷いてある。<br />一部屋だけ和室になっていました。<br />和室、と言っても、壁や窓は洋室と同じで、床が畳ってだけですけど・・・。<br />真ん中の天井が凹んだ部分は、大きなドーマーウンドウの所だと思います。(部屋には入れないので下から見る事が出来ないのです)<br />

    2階へ上がります。
    あれ〜?畳が敷いてある。
    一部屋だけ和室になっていました。
    和室、と言っても、壁や窓は洋室と同じで、床が畳ってだけですけど・・・。
    真ん中の天井が凹んだ部分は、大きなドーマーウンドウの所だと思います。(部屋には入れないので下から見る事が出来ないのです)

  • 2階には他に寝室が2つあるようですが、ひとつには、家具類がまとめて置かれています。<br />チェストやソファー、木製とブリキ製の大きな衣装箱のようなものもありました。<br />この建物の持ち主、青木周蔵氏は明治時代 外交官としてドイツに赴任。<br />ドイツで貴族令嬢のエリザベートと知り合い、結婚を決意するも、実は日本に奥さんを残していたのだそうです。<br />結局、離婚が成立し、その後 妊娠中だったドイツ人の奥さんを伴って 帰国したのだそう。<br />この別邸でも奥さんや子供たちと過ごした、と写真が展示してありました。<br />

    2階には他に寝室が2つあるようですが、ひとつには、家具類がまとめて置かれています。
    チェストやソファー、木製とブリキ製の大きな衣装箱のようなものもありました。
    この建物の持ち主、青木周蔵氏は明治時代 外交官としてドイツに赴任。
    ドイツで貴族令嬢のエリザベートと知り合い、結婚を決意するも、実は日本に奥さんを残していたのだそうです。
    結局、離婚が成立し、その後 妊娠中だったドイツ人の奥さんを伴って 帰国したのだそう。
    この別邸でも奥さんや子供たちと過ごした、と写真が展示してありました。

  • フレームのみが置いてあるベッドルーム

    フレームのみが置いてあるベッドルーム

  • これは、暖炉の無い部屋で使われたストーブでしょうか?

    これは、暖炉の無い部屋で使われたストーブでしょうか?

  • 2階のホールには更に上の階に上がれる階段があります。<br />屋根裏部屋があるのだそうで、そこへ通じています。<br />ただ、こちらは見学する事ができません。<br />頂いたパンフによると、3階の屋根裏部屋では、ドイツ式の小屋組みが見られるそうです<br />

    2階のホールには更に上の階に上がれる階段があります。
    屋根裏部屋があるのだそうで、そこへ通じています。
    ただ、こちらは見学する事ができません。
    頂いたパンフによると、3階の屋根裏部屋では、ドイツ式の小屋組みが見られるそうです

  • 1階のホールへつながる階段を2階から見ます。<br />踊り場が2つある雰囲気のある階段です。<br />

    1階のホールへつながる階段を2階から見ます。
    踊り場が2つある雰囲気のある階段です。

  • 階段のあるホールにはソファーも。<br />これらの家具は、輸入品だったのでしょうね。<br />なぜ。ここにこんな洋館が建てられたかと言うと、明治時代、国の殖産興業政策によって、那須野ヶ原の未開拓地も地元有力者や旧藩主などによって、大規模農場が次々と開墾されたからなのです。<br />青木周蔵は、明治14年(1881)農場を開設し、別荘は明治21年に建てられます。<br />長くドイツに滞在し、貴族の娘と結婚した青木周蔵は、ドイツの貴族地主の生活に憧れていたそうです。<br />建物はドイツ留学経験者に設計をさせ、ドイツ人の奥さんも居て 「ドイツ翁」と呼ばれ、ここで、そんな憧れの生活を実践していたのですね。<br />

    階段のあるホールにはソファーも。
    これらの家具は、輸入品だったのでしょうね。
    なぜ。ここにこんな洋館が建てられたかと言うと、明治時代、国の殖産興業政策によって、那須野ヶ原の未開拓地も地元有力者や旧藩主などによって、大規模農場が次々と開墾されたからなのです。
    青木周蔵は、明治14年(1881)農場を開設し、別荘は明治21年に建てられます。
    長くドイツに滞在し、貴族の娘と結婚した青木周蔵は、ドイツの貴族地主の生活に憧れていたそうです。
    建物はドイツ留学経験者に設計をさせ、ドイツ人の奥さんも居て 「ドイツ翁」と呼ばれ、ここで、そんな憧れの生活を実践していたのですね。

  • 建物の平面図。大きなお屋敷です。

    建物の平面図。大きなお屋敷です。

  • 表に出て、正面から見てみます。建物の周りには広い芝生の広場や並木道が残り、農場時代の面影を感じます。

    表に出て、正面から見てみます。建物の周りには広い芝生の広場や並木道が残り、農場時代の面影を感じます。

  • 私が一番印象的だったのはこの外壁です。<br />人造スレートのうろこ壁。<br />半分はこの蔦型です。<br />

    私が一番印象的だったのはこの外壁です。
    人造スレートのうろこ壁。
    半分はこの蔦型です。

  • 半分は、まるい魚の鱗のような形。(神戸のうろこ壁の家のような)<br />増築の際、形を変えたのではないか?と思われますが、それが、なぜなのかは。判りません。<br />

    半分は、まるい魚の鱗のような形。(神戸のうろこ壁の家のような)
    増築の際、形を変えたのではないか?と思われますが、それが、なぜなのかは。判りません。

  • 窓廻りの意匠も素敵です。<br />現代の建物ではこのような装飾はしませんねぇ。<br />昔の建物は、色々美しい部分が多かった。<br />

    窓廻りの意匠も素敵です。
    現代の建物ではこのような装飾はしませんねぇ。
    昔の建物は、色々美しい部分が多かった。

  • 建物の下の方は石積みの基礎です。<br />これもドイツ風なのかどうかわかりませんが、私はこのタイプは初めて見たように思います。<br />農場の建物といった雰囲気は感じますね。<br />

    建物の下の方は石積みの基礎です。
    これもドイツ風なのかどうかわかりませんが、私はこのタイプは初めて見たように思います。
    農場の建物といった雰囲気は感じますね。

  • これは、正面玄関の後ろ側。つまり裏なのですが、テラスがあって、見た目も良いですが、広い農場の景色が表からも裏からも美しく見えたのでしょうね。<br />ドイツの農場風景に似ていたのでしょうか??<br />

    これは、正面玄関の後ろ側。つまり裏なのですが、テラスがあって、見た目も良いですが、広い農場の景色が表からも裏からも美しく見えたのでしょうね。
    ドイツの農場風景に似ていたのでしょうか??

  • 最後に道の駅のファームマーケットの野菜をチェックします。<br />もう、午後なので、あんまりお野菜は残っていないみたいでしたが、<br />少し買い物もできました。<br />ゆっくりお屋敷を見学しても なにせ朝早かったので、まだまだ時間がある〜。<br />この後、高速道路インターそばにある、那須ガーデンアウトレットにも寄って買い物もできちゃいました。<br />山歩きはちょっとだった・・・その分 他にも色々楽しめた充実の一日でありました。<br />

    最後に道の駅のファームマーケットの野菜をチェックします。
    もう、午後なので、あんまりお野菜は残っていないみたいでしたが、
    少し買い物もできました。
    ゆっくりお屋敷を見学しても なにせ朝早かったので、まだまだ時間がある〜。
    この後、高速道路インターそばにある、那須ガーデンアウトレットにも寄って買い物もできちゃいました。
    山歩きはちょっとだった・・・その分 他にも色々楽しめた充実の一日でありました。

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