丹波・篠山　城下町を支えた商家が連なる町並みをぶらぶら歩き旅

2014/10/26 - 2014/10/26

丹波地方の中心地で在った丹波篠山のご城下を、秋の実りと共にぶらぶら歩きしてみます。

大阪からは敢えて中国・舞鶴道を使わずに、旧丹州街道の国道１７３号線から福住３７２号線を走って篠山へ向かいます。

篠山の入口は「河原町」交差点手前の共同駐車場に止めます。
その向かいには観光協会が在るので、情報や地図を仕入れておくと便利ですよ。

今日は晴天の秋晴れ…、カメラ片手にぶらぶらするには好いお日和です！
城の堀端を時計宝庫へ向かって旧武家屋敷から、町の中心二階町へ向かい、
二階町通りから青山通りに真直ぐぶらぶらして、立町通りをゆくと収穫の実り真っ盛りの丹波黒枝豆が賑わってます。
そして、城下町を経済的に支えてきた豪商が今も建ち並ぶ旧河原町妻入り商家群をぶらぶら歩きします。

エリア 丹波篠山(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 交通手段: 自家用車 徒歩

城の南外堀をぐるっと周りながら歩きましたが、思ってよりは武家屋敷や古い家並みは残ってませんでした。

ここは西外堀の西新町「お徒士町武家屋敷群」、保存地区らしく武家屋敷などが余りにも綺麗に整備され過ぎてますね？…。

今でも残る武家屋敷「安間家」の茅葺きに秋の実りが生っています～。

日本の秋、風物ですね?。

堀端のお徒士町もここまで、何か整備の仕方がマッチしていませんよね?…、

道路をもう少し何とか出来ないですかね？…、

観光客が少なくて、ここの辺りまでは来ないようですね？…。

篠山観光の中心地「大正ロマン館」まで来ました、旧篠山町役場で大正１１年の庁舎を保存利用されてます。

正面にある火の見櫓はまさに大正モダニズムの象徴的で良い～。

丹波篠山 大正ロマン館 名所・史跡

館内の庭です、広くて綺麗に手入されてます。

ちょっとした休憩が出来るように椅子とテーブルも用意されてました。

篠山の買い物の中心地「ニ階町」、メイン通りに来ました～、

ここまで来ると秋の実り「枝付き黒豆」を求めて観光客が大勢押し掛けて来るといった感じです！。

ここは昔ながら風の駄菓子屋、若いカップルやファミリーがあれこれと品定めですね?…。

私もつい！足を止めて中まで入ってしまいました？…、結構懐かしい物が今でも有るんですね？、だから自分買い。

ツキノワ熊のお出迎えとは?…、

名物の猪肉を扱う肉屋さんですが、本当なら猪がお出迎えなのでは？…。

二階町通りには当時からの商家が建ち並ぶ商店街です！～、

うだつが上がる家、千本格子の軒下、白い土塀や黒瓦など、城下町ならでは。

昔、歌謡曲で、青春城下町♪なんて歌や映画が有りましたが?…。

この何気無いスナップシーン?…、風情あると思いませんか？…、

虫籠窓の有る漆喰壁に千本格子の商家、前に並べられた鬼瓦に丹波焼の壷…、

灯り取りが木瓜型なので江戸時代に建てられたものなんでしょうね?。

城下町には必ず根付いている地酒蔵元の「鳳鳴酒造」、銘酒・鳳鳴とシンプル。

代々受け継がれている昔ながら本醸造酒、見学や試飲も出来て歴史的な勉強にも成りますね～、もちろん辛口一升瓶購入しました。

＊詳細はクチコミでお願いします

鳳鳴酒造 専門店

更に青山通りを行くと路地を発見しました～、

ずっと続く路地は暮らしの為の延長線、だから両側には溝が掘られてます。
昔は皆のこの様に生活の知恵が詰まっていましたね。

篠山川の支流に架かる赤い橋を渡って立町通りへ。

城下町に相応しい縦と横の通りがずっと伸びています。

では、ここを右に折れて川原町へ向かってぶらぶら歩きます。

立町通りにも古い町並みが残されています～、

外見からして唸ってしまう！～、料理旅館「池冨」とありました。
玄関からして格式が伺えるようで、老舗なんでしょう！。

この時期になると丹波地方一帯は”丹波黒枝豆”を販売しています～、
夏に出回る枝豆と違って、ブランド化された高級品黒豆なんです。

ここは老舗の「小田垣商店」、地元篠山産に拘った取り扱いをされてます。

小田垣商店 専門店

秋の実りを知らせる丹波黒枝豆のデイスプレイがお見事です！。

店頭には秋を知らせる小菊の鉢がいっぱい飾られて、収穫にまさに花を添えてますね。

では、篠山城下を支えてきた豪商の名残りある町並みが「河原町妻入り商家群」、

妻入り商家が連なる国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されてます。

ここからしてもう圧倒的な景観を醸し出しているでしょう！～。

河原町妻入商家群 名所・史跡

どの家屋も長い軒下を持っています、

強い日差しを遮ってくれる～、急に雨が降っても中に入り込まない～、雨宿りが出来る一時を与える～、など暮らしの中で考えられた知恵が生きているんですね。

今日は定休日なのでしょうか？…、白いカーテンが閉まっています。

出窓から察して、骨董屋でしょうか？…、
城下町には付き物ですからね～。

ここの商家も白い漆喰の土塀に小さなうだつが上がってます、

玄関のディスプレイからして趣味の店でしょうか？…。

各店の創意工夫が素敵です！。

この周辺で唯一のべんがら色を配した壁が圧巻！、家屋も威風堂々とした立派な商家屋敷の様で、際立つとはこのことです。

でも、元は何屋なのでしょうか？…。

秋の実りの稲が吊してありました…、日本の旅情的な町並みです。

向かいの角は民芸品などを扱う土産物屋でした。

昔ながらの一軒の写真店のガラスケース…、

忘れ去られたフイルムカメラがポツンと展示されてました？…、
なんか、侘しさを感じて成らないです…。

普通のお宅ですが千本格子が好いです！、

玄関の水瓶に生けられた秋の花々が素敵です！。また、軒下に吊らされて灯り取も実に好いですね！！。

地元で創業１００年余りの「八上屋城垣醤油店」。

のぼりにある「山菜漬け」とは地元で収穫される野菜や山椒などを醤油漬けしたものす。
特に山椒漬けが香りも好くて旨いすね！。

ここで旧街道は終わりです、この先は県道に出ます。

これだけの距離が続く商家の町並みも他には見ないです～、
これからも保存・維持も含めて後世に残してほしいですね。

では、駐車場へもどります。