播州・室津の港　古の室津千軒は遊女発祥の地をぶらぶら歩き旅

2018/09/15 - 2018/09/15

以前から何度も素通りばかりして、冬の牡蠣シーズンしか来なかった播州・室津港～、今回はシーズン以外の静かな季節にお邪魔することにしました。
旧御津町だったんですが、今は合併されてたつの市なんですね。

では、少し「室津の港」の紹介です～、
古来、奈良時代から１３００年の歴史を持つ天然の良港として栄えた港町は、歴史的に景勝地でもあったところ。
瀬戸内には数多くの”風待ち湊・潮待ち湊”として役目があり、そこには人や物資が集約され経済が潤うことに成り、特に江戸時代には西国の諸大名の参勤交代の宿場町として繁栄し、当時日本最大級の宿場町として本陣が６軒もあったそうですね（普通は１～２軒）。
すなわち海と陸の接点という要所から「室津千軒」と呼ばれるほど、想像を超える繁栄ぶりだったのですね～。

そして、湊と言えば色町があり、郭という遊郭が存在するわけですね。
その「遊女発祥の地」がこの室津の湊としても有名なんです。

室津はとても小さな町なので１時間も有れば、ぐるっと周れます。
観光客にも全く会わず、静かにゆっくりとぶらぶら歩けるのが良いです。
港に係留している漁船や、停泊している漁船の数が多いのも、今もこの地が天然の良港である証拠です。

但し、真剣に町歩きをすれば有に一日は掛かると思いますよ？。

瀬戸内の至る所に在る「風待ち港・潮待ち港」はとても穏やかで旅心を誘うところばかりです～。

エリア たつの・揖保川・御津(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5

• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: るるぶトラベル

９/１５（土）　以前から一度は来てみたかった「御座候本社工場」。
今回は近くまで来たので寄ってみました～、

姫路駅からも近く、そして、「あずきミュージアム」、駐車場はこの向かいなので利用しましょう。

あずきミュージアム 美術館・博物館

駐車場からの道路を渡って正面出入口～、

入って直ぐ右側にはお体の不自由な方の専用駐車場になってます。
奥に見えるのが本社工場です。

随分と立派な敷地内ですね！～。

木立の中にガラス張りの開放的な「工場ショップ」が在ります。

出来立ての御座候を頂くか？、それともあずきソフトクリームにするか？、
ちょっと迷ってしまうなぁ？～。

＊詳細はクチコミでお願いします

店内にはテーブルと椅子もあるので休憩にはいいですよ！。

このウッドテラスもお洒落で雰囲気が好い！、テーブルと椅子がほしいなぁ～、

街の喧騒が嘘のように静かです。

さて、お昼は車で近くの、回転寿司「おばけ寿司姫路店」に行きました。

週末の昼時なのに駐車場はガラガラ・…、何か嫌な予感がします？…、
そう！、以前も姫路で、回転寿司で、同様の事が有りましたからね！。

おばけ寿司 姫路店 グルメ・レストラン

でも、何か雰囲気が随分と変わりましたね？…、

以前と違って回転寿司スタイルでは無くなり、普通のすし屋に成りました。
そして、おばけ寿司の名物”デカネタ”は消えました…、うらめしや？…。

＊詳細はクチコミでお願いします

今回の目的は、たつの市の「室津の港」にやって来ました～。

国道から友君橋を降りると橋下駐車場に停めさせて頂きました。
牡蠣のシーズン以外はひっそりとしているので駐車は問題有りません。

では、カメラ片手にぶらぶら歩きします。

直ぐ横が港なので、漁港と潮風の香りがプンプンします！。

港から道路へ出る物置場と、トロ箱を積んだ荷車、
それらがちゃんと片付けて用意されてました。
”ザ・港町”ですね！～。

ここが港の中心～、漁協の在る「魚市場」です。

しかし、シーズン外なので一般小売の直営店は閉まってます。
牡蠣のシーズン中は活気があって、買い物客で凄い賑わいですよ！。

漁協の前から港を眺めたところ～、

早朝に来れば”競りの市場”が見学出来るのでしょうね！。

播磨灘の活きの好い魚が上がりますからね！！。

ここから眺めると～、湾曲に入り組んだ港の全景、

すなわち天然の良港がよく解りますね！。

波が全く無い、静かな海そのものです。

町並みを眺めると～、港に沿って町筋が出来ていることが解ります。

港と共に歩んできたことを物語ってってますね！。

そして、ただただ静かで物音一つさえ聞こえません？…。

では、家並みの路地へ入ってみます～。

なんと子供達の元気な遊び声が聞こえて来ました。
今では珍しいノスタルジックな風景です～。

この辺りは西嶋屋町～、

港町独特の犇き合う家々と狭い路地が風情を誘いますね！。

子供達が元気に走り去って行きましたよ～。

大正末から昭和にかけての家屋でしょうか？、

低い二階に手摺りが付いた感じは”色町”、遊郭の在るところにみられる
置屋のような感じがしますね？～。
また、”遊女発祥の地”としても有名です。

ここはなかなかの重厚な屋敷ですね！～、

室津の長い歴史を感じさせる家屋で、元豪商でしょうか？…。

ここは「室津海の駅館」と在りました。

江戸時代の面影を残す資料館に成っているようで、
元は廻船問屋”嶋屋”の家屋で、江戸後期に建てられ当時の繁栄振りが伺えますね～。

＊プチ情報　入館料は￥２００ですが、室津民族館と共通なら￥３００です。

室津海駅館 美術館・博物館

四つ角に出て来ました～、

その四つ角に面した珍しい家屋は「柏山商店」と有りましたが、何屋さんでしょうか？…。
やはり２階が低いのが特徴のようです。

この路地を上がって行くと尾之町とありました。

その上には”室山城跡”という山城の跡が在るそうです。
今はわずかな石垣と、石碑のみしかないようです。

こうして見ると三面で、面取りした家屋って珍しい？～、

このように昔の風情がそのまま残っているのが実に良いですね！、
敢えて観光用に造られていないのがこの落ち着きなんでしょうか？。

更に路地を進んで行きます～、
曲がりくねった感じが風情を誘います！、

そして、右手に解らないような小さな暖簾が掛かった”お好み焼き屋”が在りました？…。
地元では美味しいと人気のお店とか？…。

小嶋 グルメ・レストラン

この趣ある町筋を眺めていると～、文豪ロマン香る地として、

井原西鶴や竹下夢二、谷崎潤一郎に司馬遼太郎と平岩弓枝など
文豪にも愛されてきた町なんですね～。

ここは「室津民族館」、

元は海産物問屋”魚屋”の家屋で、江戸後期に脇本陣として建てられ、部屋数も２３と広大な屋敷で当時の繁栄振りが伺えそうです。

また、豊野家は家柄も格式が高かったそうですよ

室津民俗館 美術館・博物館

この辺りから南尾之町に成ります～、

また、路地がゆるく曲がっています。

聞こえてくる音や人の声に、生活感が普通にあるところが室津の魅力です！。

ちょっと目立った格子戸の家屋は「町立室津診療所」と有りました？…、
診療所と言う～、カフェか土産物屋かなぁ～と思いましたが、

ちゃんとした紛れも無い”診療所”でした！、素敵です！。

その斜め先に在ったのが「町民センター・みなと茶屋」。

室津の休憩スポットですね～、喫茶と軽食が頂けるそうです。

”市立室津センター”といって市の出張所なんですね。

みなと茶屋 グルメ・レストラン

これはお寺さんの参道ですね～、

「徳乗寺」とありましたが、山門の脇道が上り坂で好い感じです！。
で、上がろうと思いましたが？…、暑いので止めました。

この辺りは中町で、左手に曲がる道沿いは「明神道」と石碑？、

賀茂神社への参道なんですね！、
室津で最も古い神社とありましたが、”平清盛ゆかりの神社”とのこと。

どん突きまで来ると駐車場に成ってました、端之町と言うそうですが？。
ここの駐車場は無料のはずなんですが、何故か使用者指定になってましたね？。

港には小さな漁船がいっぱい係留されてます、
日に焼けた漁師のお爺さんに挨拶されました、ちょっと恥ずかしいなぁ～。

港で海を眺めていると～、三方を山に囲まれて～、

この地形から古来ここが”風待ち港・潮待ち港”であることが判りますね！。

古に育まれた海の要所だったんですね。

リヤカーに魚のトロ箱がきちんと積んでるのは好いですね！。

このような光景も随分と少なく成りました～、
私の田舎なんかではもう見ないですね！…、貴重な光景かも？。

この路地もきちんと整理整頓がされて気持ち良いですね！。

室津の漁師さんや皆さんは、性格がきっちりとされているんですね！。

では、赤穂に向けて移動します～。

今夜の宿は忠臣蔵の町・赤穂温泉「赤穂パークホテル」。

ビジネスホテルのように見えますが、立派な”温泉と美味の宿”です。
以前は出張の際によく利用させて頂いてました～、１５年ぶりです。

＊詳細はクチコミでお願いします

赤穂温泉　赤穂パークホテル 宿・ホテル

チェックインは１５：００からで、丁度１５；００頃です。

７階建てのコンパクトな部屋数に、玄関やロビーもコンパクトで丁度好い塩梅です。

ここの玄関は雨に濡れないのが良いんです！。

部屋はリクエスト通りに最上階のオーシャンビュー！、
しかもツインルームにアップグレードして頂けました。

昨年７月に、全室リニューアルされたそうで、落ち着いた部屋になってました。

トイレ＆バスルームは以前のままです～、

維持管理はしっかりしているので問題はないですよ！。

但し、ウォシュレットは初期の物なのでちょっと今では使いづらいかも？。

窓からの眺望は開放的なオーシャンビュー！～、

観覧車は海浜公園、向こうに見えるは播磨灘や家島諸島が望めます。
但し、手前は普通の住宅地、以前は大半が空き地だったんですがね？～。

では、赤穂温泉でほっこり！して来ます～。

夕食は歩いて近くのカフェレストラン「キーウエストクラブ」。

いつも和食の店かファミレスなので、たまにカフェレスも新鮮です！。
外見も店内もとても好い雰囲気ですよ！。

＊詳細はクチコミでお願いします

キーウェストクラブ グルメ・レストラン

禁煙のコーナーにしました～、

なるほど店内もお洒落な造りで良いですね！、
夜のメニューは限られてますが、「ランチＡ」にしました。

店を出るとすっかり日が暮れてました。

ホテルまで歩いて１０分程度～、
途中、しまむらやスーパーにＣＶＳにドラッグと買い物には困りません。

また、温泉に入って寝ます～。

赤穂温泉　赤穂パークホテル 宿・ホテル

９/１６（日）　今日は朝から好い天気で真夏日になりそうです！。

久々に美味しい朝食を頂いて心も体も満足！。

車の窓を全開にして、風を切って走りましょう！～、では、出発！。

折角なので、姫路バイパス中地ＩＣを降りて寄って行きましょう！。

毎回、お邪魔する１００円パンの「ヤキタテイ姫路中地店」、
ちょっとアイテムが減りましたね？…、で客も少なくなりましたでしょうか？…。

では、大阪に向けて帰ります！。

yakitatei 姫路中地店 グルメ・レストラン