2014/07/12 - 2014/07/12
108位(同エリア367件中)
naoさん
兵庫県東部の山間を東西に流れる、籾井川南岸に位置する篠山市福住(ふくすみ)は、京都丹波口から亀岡を経て篠山城下へ至る西京街道(但馬国へ至る丹波街道と同じ街道の別称)沿いの、亀山藩との国境近くにあったことから、篠山藩や柏原藩の参勤交代時の宿場町として整備され、格式の高い本陣や脇本陣が置かれていました。
明治維新とともに宿駅制度が廃止され、鉄道や道路網の整備が進行する中、明治32年に京都〜福知山を結ぶ鉄道が開通したことにより、宿場町としての福住の重要性は薄れ、徐々に旅籠や商店が廃業していきます。
その後は農業を中心とした農村集落としての性格を強めていきますが、昭和47年に篠山口と福住を結んでいた国鉄篠山線が廃線となったことから、益々福住の発展が阻害されることになってしまいます。
こんな時代背景が幸いしたことや、近年、国道372号線が町並みの北側にバイパスとして整備された結果、宿場町の風情を湛える、魅力的な町並が残されています。
町並みを構成する町家は、切り妻屋根の中2階建ての妻面に重厚な軒庇を付け、一見入り母屋造りに見えるこの地方独特のたたずまいが大きな特徴となっています。
では、町並みの中にある篠山市役所多紀支所の駐車場に車を停めさせてもらって、西の方から町歩きを始めます。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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福住宿の脇本陣跡に建設された篠山市営福住本陣団地です。
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公営住宅によく見られる、いわゆる鉄筋コンクリートの箱型の建物ではなく、和瓦葺2階建ての切妻屋根のデザインが採用されています。
福住宿の景観に配慮した篠山市の姿勢に好感が持てます。 -
切り妻屋根の中2階建ての妻面に重厚な軒庇を付けた、この町並みの標準形ともいえる町家です。
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確かに、一見すると入り母屋造りに見えます。
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妻面の軒庇をそのまま延長して平入りの切妻屋根とした建物です。
この屋根の納まりから推測するに、恐らく切妻屋根の建物が直交してこういう姿を生んだんだと思われます。 -
こちらは古い町家を利用したイタリアンレストラン。
切妻屋根の平入りにも関わらず、妻面に軒庇が付けられています。 -
レストランの入口が引き戸になっているので、古い町家の雰囲気を壊さなくて良いですね。
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この町家の窓には、細めの千本格子と・・・
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頑丈な格子を使い分けています。
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道路から見えない裏側は、やっぱり切妻屋根のままですね。
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敷地を築地塀で囲った、大きな町家です。
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主屋は、建物の平面形状に合わせて、屋根の棟を段違いになっています。
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直交する道路の、町家と町家の隙間から見た姿もいいですね。
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お庭に入るための冠木門が築地塀についています。
お庭に茶室か何かがあって、ここから客を招き入れるんでしょうか・・・。
冠木門と接するあたりの主屋は、後から増築されたようで、屋根の取り合いに苦心されています。 -
冠木門の鬼瓦の上で鯱鉾がおどっています。
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じっくり観察すると、この町家はあちこち増築されて最終的にこの姿になったって感じです。
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「篠山暮らしお試し住宅 福住 わだ家」です。
この建物は、都市部の方々に田舎暮らしを体験してもらい、篠山への移住を促すことを目的に、旧郵便局だった建物を活用した体験住宅だそうです。 -
篠山への移住や定住に興味のある方を対象に、1ヶ月単位で貸し出しています。
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路地の奥に見えるガードレールのある辺りが、町並みの北側にバイパスとして整備された国道372号線です。
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均整のとれた外観の切妻屋根の平入りの町家です。
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「さんば屋ひぐち」は、「産婆さん」が駐在していた江戸時代後期の樋口邸を改修した交流拠点です。
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子供たちを遊ばせる空間も用意されているので、子育て中のお母さんもゆっくりできるスペースになっているそうです。
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この町家は、目隠しのため道路際にルーバーが付けられています。
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篠山市の汚水枡の蓋です。
篠山城址のお堀の石垣に、市の木であるマツと、市の花であるササユリが添えられています。 -
この辺りの町並みは、宿場町の風情を今に伝える町家が連なっています。
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道路に面して土蔵も軒を連ねています。
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その土蔵には、こんな窓が口をあけています。
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ねっ、「口をあける」と云う表現がピッタリだとお思いになりませんか?
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この町家は造り酒屋さんです。
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この町家も、妻側に窓がポッカリと口をあけています。
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先ほどの造り酒屋さんを反対側から見たところです。
大屋根の上には、煙出しの越し屋根が付いています。 -
1階の下屋が、瓦一枚分長さが違うんですが、これは何を意図しているんでしょうか・・・。
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街道が曲線を描いて続いています。
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2階には、漆喰塗り籠めの幅の広い虫籠窓が採られています。
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主屋に続いて冠木門が設けてあります。
庭に農機具を入れるんでしょうか・・・。 -
冠木門に続いて、ポッカリと開いた窓のある土蔵があります。
このお宅には、もう一度被写体になっていただくことになります。 -
木材にベンガラが塗られた町家です。
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福住宿は、篠山城大手門からの距離が三里目にあたるので、一里塚が置かれていました。
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一里塚のあることが遠くからでも判るように、一里松も植えられています。
では、この辺りで駐車場へ引き返します。 -
ベンガラが塗られた町家の、反対側の姿です。
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先ほどの冠木門から中を拝見すると、作業場であろう土間と、ナマコ壁のあるもう1棟の土蔵がありました。
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