ゆらのとさんの行ってきます一覧
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日本から贈られた1800本の桜
出発:2012年04月日~(3日間)| 航空会社: エリア: タシケント
2012/03/07 投稿
この春に訪問する国の中でビザを必要とする国にウズベキスタン協和国がある。東京のウズベキスタン大使館から遠方の人は郵送でも受け付けるが、かなり記入も厳格だし、厳しいチェックを受けなければならない。
申請して2週間以上経ってもビザが送られて来ないので心配した。近年、ウズベキスタンと友好国でない国に訪問していたからである。それに、「パスポートが紛失しても責任を負いません」と但し書きが記入されていたのである。
数日前、ようやくビザが宅配メール便で届いた。受け取った時、嬉しくてパスポートがひん曲がるほど握りしめた。
何故、タシケント(ウズベキスタン首都)の桜を訪ねるのか。悲しい戦後の歴史があるからである。 終戦後、旧、満州にいた日本男性はソ連(現、ロシア)に250万以上が抑留(連行)された。
その内、30万近くがウズベキスタン地域(当時ロシアが占領)で重労働をさせられた。(冬はマイナス30度以上の厳寒で衣食住は微々)
25,000人の同胞がウズベキスタンの地で犠牲になったのだ。遠い故国の家族や春の桜を偲びつつ、望郷の念にかられて昇天した。
今、タシケントとその近郊に1800本の日本の染井吉野が植えられている。これは。中山恭子女史がウズベキスタン大使の時、尽力されたのだそうだ。
立派な日本公園や日本人墓地も出来、ウズベキスタン政府によって手厚く管理されているという。(中央アジア諸国でウズベキスタンが一番親日的だと思う)
桜の咲く頃に日本人墓地をお参りさせていただき、思い切り泣いて、心より冥福を祈って来たい。(新潟のお酒をお供えするのも忘れない)