琉球熱さんのクチコミ(87ページ)全3,995件

言わずと知れた立山の主峰であり、立山三山の中の「現在」です。
標高2,992m
雄山、大汝山、富士の折立の三峰を「立山」と称します。

一の越と呼ばれる鞍部から、道は急峻かつザレた岩場の連続となりますので、しっかりした登山靴を履いた方が良いでしょう。
もっとも、スニーカーのような靴で登って行く若者もいますので、そこは自身の体力と脚力と相談して。

一の越からはおおむね1時間で山頂に到着です。
山頂周辺は切り立った崖になっていて壮観です。

しかし、渋滞が起こるほど人が多いので、早出を心掛けた方が良いと思います。

かつて「相鉄ムービル」と呼ばれていた映画館です。
今は109シネマズのグループに入っています。
経営が変わったことで何か変化はあっただろうか？と十数年ぶりに訪れてみました。
しかし特に変わった点はないように感じます。劇場の大きさは以前のまま、最近のシネコンの常識からすると「大規模劇場」になるでしょう。
なので、最後列でなくても首が痛くなることもありません。

今回もまた、シネコンでは絶対に上映しないであろう作品『沖縄スパイ戦史』を観てきました。
この映画館は社会問題を取り上げた作品、問題作と言われる作品など、総じて上映機会になかなか恵まれない作品を積極的に上映してくれます。
沖縄の戦中・戦後、基地問題などをモチーフにした作品は、都市部のシネコンでは絶対に見られないものが多いのですが、このような映画館が比較的近くにあることに感謝です。

今回は予想外に観客が多く、私がここで見た作品の中では初めて、入場整理が行われ、満席となっていました。

富山～立山、立山～宇奈月などの区間で利用しましたが、特急も普通も車両がレトロ。
京阪や東急でかつて使用されていた車両が、ここでは現役です。
車両内部も向かい合わせのベンチシートだったり、「栓抜き」が残っていたりと、古い電車が好きな人にはたまらないのではないかと思います。
また、路線バスのように「整理券」を取る仕組みになっているのも面白いです。
民家の軒先・庭先を走るかと思えば、雄大な山々を眺めつつといった場所もあり、車窓の移り変わりも楽しみです。

「室堂」とは修験者が宿泊したり祈祷を行ったりする堂のことです。
山岳信仰がある山に建立されることが多かったようです。

立山の室堂は、室堂ターミナルから徒歩10分ほどのところにある室堂山荘の旧館を指し、江戸時代に建設された宗教登山者の基地で、建材として美女平の立山杉が使われており、「日本最古の山小屋」として国の重要文化財に指定されています。
あまり人が訪れることはないようですが、どこかしら風格を感じさせる外観は、修験の場であった時代の名残りかもしれません。現在の建物は復元・改修されたものだそうです。

室堂平最大の池、みくりが池の傍に立つ宿です。
旅館と思って泊まるとがっかりするかもしれません。山小屋と思って泊まると感激します。
地獄谷の噴煙を間近に見られる場所で、目を転じれば雄大な立山連峰を一望。ロケーションは最高です。
部屋は相部屋が基本で、和室ではなくベッド(蚕棚のような)です。
何より、かなり熱めの温泉に入れるのが嬉しい。
入浴は宿泊者以外でも利用できます。また、宿泊者用の食堂とは別に喫茶室もあるので、室堂平散策の途中に寄るのに便利です。

立山の室堂平には、いまだに噴煙を上げ続ける「地獄谷」と呼ばれる一帯があります。
景観は火山特有の荒々しく殺伐としたもの。背景の立山連峰や奥大日との対比が素晴らしいです。
ただその活動は非常に活発で、風向きによっては立山三山の稜線にまで臭いが届くほど。時に危険なこともあり、室堂平の遊歩道には計測器と警報機が設置されています。
天狗平から雷鳥沢への最短ルートは、この地獄谷の際を通っており、現在は危険なため閉鎖されています。

立山室堂では「みくりが池」に押され気味？
みくりが池に比べると人が少ないような気がします。
室堂駅を起点にぐるりと室堂を周回するルート上、みくりが池温泉の先にある比較的小さな池です。
それでも、湖面に映る立山の姿は美しく、みくりが池よりも近い距離で見られるので、また違った魅力があります。
みくりが池に比べ、面積も小さく水深も浅いものの、透明度は非常に高いです。池の周辺には高山植物や湿生植物が多く見られ、小さいながら魅力たっぷりの場所です。

標高2,405mに位置する立山火山の火山湖。室堂を代表する風景でもあります。
7月でも湖面には若干雪が残っていましたが、紺碧の水面に立山の主峰雄山が映されて、それはそれは見事な景観です。
面積約30,000平方メートル、深さ15m、周囲631mで、室堂では最大・最深の池です。

周辺はハイマツ帯となっており、運が良ければライチョウにも出会えます。
私が訪れた時は、行きも帰りも親子連れに遭遇することができました。静かに見守ってあげたいものです。

立山黒部アルペンルートの頂点。
カール地形の底部からぐるりと眺め渡す山々の景観は「見事」の一語です。
浄土山・室堂山から雄山、大汝山、富士の折立、真砂山、別山と立山連峰が一望できるうえ、剱岳や大日岳も見ることができます。
依然として活発に噴煙を上げる地獄谷、立山連峰の影を映すみくりヶ池など見所はいっぱい。
ここまではアクセスが整備されているので、観光客も非常に多く、この点だけはややげんなりですが、運が良ければライチョウとの遭遇も期待できます。

ここからの立山連峰の雄々しい姿に魅せられて、縦走することを決めました。

富山から立山のアプローチで、たまたま乗り合わせました。
予備知識がなく、指定席料金をケチってしまって、ホームで２階建車両を見て後悔。
3両編成の特急は真ん中の車両だけが2階建てになっており、これが「指定席」でした。
車両側面には富山に？？？の絵が描かれていますが、これは京都の時代祭り行列の絵とのこと。
それもそのはず、普通車両も二階建て車両も京阪電鉄からの払下げだそうです。
全体的にノスタルジックな感じがとても良いです。

人気のアルペンルートで混雑は仕方ないのですが･･･
都心のラッシュ並にぎゅう詰めにする係員の無神経さには腹が立ちます。
そのため、車窓からの眺めどころではありません。
場所柄登山客も多いのですが（私も然り）、ザックを背負ったまま乗り込む不心得者が多く、係員もそれを見て注意をする者とそうでない者。この辺の徹底も甘いです。
営業努力しなくても客は来るからでしょう。
わずか7分程度の我慢なので誰も何も言わないのかもしれませんが、アルペンルートの中で最も乗りたくない乗り物です。

天狗平から室堂まで歩き、宿に入る前に昼食を取るつもりで立寄りました。
ここは一昨年宿泊した宿の喫茶室。木を基調とした明るく落ち着いた雰囲気。
ピザとコーヒーを注文、ピザの小ささにちょっと驚きましたが、3種類のオリジナルソース（すべて辛口）を試しながら食べました。
まぁ、美味しいです(笑)　コーヒーは正直それほどでもありません。天狗平山荘の方が味は優っていると感じます。
裏手には地獄谷、前庭からその勇壮な景観を楽しむことができます。
室堂平周遊の途中にあるので、登山でなくても気軽に立ち寄れます。

黒部アルペンルートの富山側、バスで室堂から一つ目。バス停の真ん前にあります。
美女平からのバスをここで降り、ちょっと一服で立寄りました。
玄関先のテーブルでコーヒーを飲みながら、雄大な立山連峰を眺めるのは大変贅沢な時間です。
スタッフ＆おやじさん・おかみさんも非常にフレンドリー。
コーヒーは一杯ずつドリップしてくれます。
土産類も大変凝っていて、洒落た動物のバッジは京都の作家に頼んでいる完全オリジナルとか。思わず時間を食ってしまいました。
食堂も広くキレイで、窓からの景色も良好です。
ここから室堂まで、残雪や花を眺めながら一時間です。人はほとんど歩いていません。

立山室堂平の一番奥（雄山側）にある山小屋？です。
名前は「山荘」ですが、個室対応に風呂、大きな食堂にかなりしっかりした食事で、タオルや浴衣まで用意されています。もはや「山小屋」ではありません。

何と言っても客室からの眺望が素晴らしいです。圧倒されるような立山連峰が目の前。
山荘前のウッドデッキからの眺め（室堂ターミナル方面）も爽快です。
立山縦走の前泊・後泊に最適な宿です。

前日夕方までに頼めば昼食用の弁当も作ってくれます。

大正池から河童橋方面に5～10分ほど遊歩道を歩くと、原生林が突然切れて視界が開ける場所があります。
真正面に雄大な穂高連峰を望む絶景スポット、それが田代湿原です。

梓川や河童橋をいれた穂高も良いのですが、上高地にあって梓川も河童橋もない穂高の風景も素敵です。

湿原特有の高山植物群も目を楽しませてくれます。

田代湿原にある小さな池です。
開けた湿原の脇にあり、非常に澄んだ水が傍らを流れていて、見るからに涼しげ。
六百山や霞沢岳からの伏流水が湧き出ているからか、標高1500m付近にあるにもかかわらず、冬でも凍らない不思議な池です。
水深は「池」と言うより「水田」ですが、とても美しい風景を作っています。

言わずと知れた上高地のメジャーな観光スポットです。
その名の通り大正4年に焼岳の噴火によって梓川が堰き止められてできたもの。

透明度が高く、非常に美しい青の水を湛え、湖面に映る穂高や立ち枯れの木、早朝の朝靄などは、上高地を代表するの風景の一つです。

湖畔からは焼岳や穂高連峰を望むことができるほか、池の縁に沿って整備された遊歩道を歩けば、河童橋まで行くこともできます。

特に、大正池に流れ込む小さな清流がことのほか美しいです。

言わずと知れた上高地の玄関口。
ここは一般車両シャットアウトなので、駐車場は当然大型バスのみ、かなりの広さです。
ターミナルとなる建物も、食堂・土産売り場・チケット売り場と大きく、インフォメーションセンターや郵便局も敷地内にあり、屋内も屋外も広いのですが、流石の観光地で人もいっぱいです。
見ているとかなりの頻度で大型バスが行き来しており、低公害車とは言え、これだけのバスが毎日往来するとなると、「環境保全のため一般車立入禁止」の施策も果たしてどこまで有効なのか、少々疑問ではあります。

高山から上高地へ向かう際、ここでバスを乗り換えました。
山あいにこれだけ大規模なターミナルがあるとは驚きでした。
広い駐車場とバスターミナル、付帯施設も大きく、土産売り場のほかに日帰り入浴施設まであります。
周囲の景観も高い山々が連なり、なかなかの見応えです。
観光案内所や宿泊施設紹介所もあり、ここ平湯を拠点にする人たちもいるようです。