北白川宮能久親王の銅像は、北の丸公園の近衛師団司令部跡の横に建てられています。
- 3.5
- 旅行時期:2018/03(約8年前)
-
-
by さいたまさん(男性)
市ヶ谷 クチコミ:71件
北白川宮能久親王は、伏見宮邦家親王の第8王子として生まれ、仁孝天皇の猶子になったため、孝明天皇の義弟、明治天皇の義理の叔父に当たる立場でした。
親王家の子として生まれながらも、幼くして都を遠く離れた江戸の地で、寛永寺貫主・日光輪王寺門跡を継承し、僧侶として過ごしました。
戊辰戦争に際し、一時は「朝敵」の盟主となって奥州の地を転々とし、後には陸軍軍人として従軍し、台湾平定の英雄とされるも、異国の地で不運の死をとげたことで、日本武尊にたとえられていました。
台湾平定時は、近衛師団長として従軍しましたが、台湾全土平定直前に台南にて逝去し、秘匿されたまま遺体は日本に運ばれ、陸軍大将に昇進が発表された後に、国葬に付されました。
皇族としては、初めての外地における殉職者となったため、豊島岡墓地に葬られた経緯があります。
近衛師団長であったことから、近衛師団司令部跡の横に、銅像が建てられたものと思われます。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2018/03/17
いいね!:2票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する