すぶたさんのクチコミ(52ページ)全3,773件

小石川後楽園にある大泉水は琵琶湖をイメージして作られています。
毘沙門堂がある蓬莱島はもちろん見所ですが、
南岸のほとりにある竹生島も忘れずに見たいものです。
島というより、岩という感じです。
しかし、こういう小さいところまで趣をもって造園するのが日本らしいと思いました。
中国趣味の後楽園ですが、やはり日本情緒にあふれています。

白糸の滝というと、静岡県富士宮市上井出にある滝が有名です。
武家屋敷や庭園には、日本の名所にちなんだ名前がついている場所が多いです。

私が訪問した2016年6月上旬の段階では、白糸の滝は工事中になっていました。
だから、工事の資材が置いてあったり、
カバーがひかれており趣がありませんでした。
また綺麗になった白糸の滝を見たいので再訪したいと思いました。

小石川後楽園は大きく２つの場所に分かれていました。
内庭と呼ばれた水戸藩の書院の庭と、大泉水のある「後園」です。
かつて、この辺りには「唐門」という、
唐様の極彩色の彫刻を施した門があったそうです。
ある意味、中国趣味の庭園の象徴でした。
しかし、残念ながら戦災で焼失してしまい、
現在は看板が残るのみとなっています。
周囲は木々が生い茂り鬱蒼としていました。
ぜひ、再現してほしいと思いました。

枝垂れ桜は華やかでソメイヨシノとはまた違った魅力があります。
こちらの枝垂れ桜はもともと樹齢百年を超えた大木がありましたが、
現在はそのＤＮＡを引継いでいます。
（桜は樹齢百年を超えると成長が止まり、弱くなるそうです）
訪問した６月上旬は残念ながら葉っぱのみでした。
しかし、また４月上旬に訪問して、
この桜が咲いている時期の後楽園を散策したいと思いました。

小石川後楽園の延段を昇っていくと、八角形の石組みがあります。
もともと、ここには八卦堂がありました。
徳川光圀が七歳の時に、三代将軍の家光に謁見し、
文昌星像を頂戴したそうです。
文昌星とは、もんしょうせいとよみ、六吉星の一つです。
多学多能、物事の判断が的確と診断されています。

その後、光圀は文学を好むようになり文昌星を思い起こし、
ここに八卦堂を作り、文昌星像を安置しました。
残念ながら、関東大震災で八卦堂は崩壊してしまい、
現在は石組みが残っているだけです。

礎石の近くに月が削られた石があって、当時を思い浮かべました。
また、ぜひ再建してほしいと思いました。

小石川後楽園にある松原です。
水戸光圀公（徳川光圀）がこの後楽園を完成させた頃は、
鬱蒼と松が生い茂っていたそうです。
現在は明るく整備され、ベンチなどもありました。
三作に疲れたら休憩するとよいと思います。
飯田橋はオフィス街ですし、東京都内はマンションが増えています。
洋風の建物が増えている中、松原は貴重となりつつあります。

中国風の簡素な敷石の階段です。
切り石や丸石を組み合わせています。
場所によって石の組み合わせや、大きさが違います。
階段の幅も違って変化が楽しめました。
手すりもなく、地面が濡れているときは滑りやすいので気を付けましょう。
車椅子やベビーカーでは昇るのは難しいです。
この延段を昇って高い所から後楽園の景色を見るのも良いと思いました。

小石川後楽園を完成させた黄門様で有名な徳川光圀が、
あつくもてなした明の儒学者朱舜水が設計したといわれる石橋です。
「円月橋」の名前の由来は、
水面に映る様子と合わせると、満月のように見えるところからつけられました。
残念ながら現在は渡るのは禁止されています。

中国人が設計したといわれると、
小石川後楽園の他の橋やほかの日本庭園の橋とは違った雰囲気です。
この辺りにも唐の時代の様式が使われているのですね。

江戸時代の風流な酒亭を現しています。
名前の由来は、「酒を飲むなら昼は九分、夜は八分とすべし」と、
酒飲みだけでなく万事を控えめとすべしとの教えからです。
現代では昼酒を控えるべきで、夜にたくさん飲んでしまいます。
昔は早寝早起きだったからでしょうか。

簡素な造りの丸屋とは違って、壁もあれば下は模様が彫られた石畳になっています。
思わず、持ってきたお茶を飲みながら休憩しました。

もちろん、現代の小石川後楽園は飲酒は禁止されています。
しかし、ここでのんびりと景色を楽しみながら、
お酒を昼も夜も飲んでみたいなと思いました。

小石川後楽園にある簡素な造りの茶屋です。
茅葺でまるで、キノコのように積み重なっています。
壁はなく四方に柱があるだけですが、周囲の雰囲気と相まって美しい茶屋です。
昔の田舎の茶屋のようなたたずまいを現しているそうです。

訪問した６月上旬は、日差しはきつくなかったのですが、
後楽園を散策して疲れたので、座って休憩しました。
里山のような雰囲気で、秋にまた訪問したいと思いました。

日本庭園によくある形式で、大きな池の中央にはだいたい蓬莱島があります。
７つの岩を組み合わせて、弁財天が祀ってあるのも特徴です。
江戸時代は水戸藩の武士が舟遊びをしたので、
この島に上陸したのでしょう。
なお、現在はもちろん上陸はできないので、大泉水の岸から見るだけです。
角度を変えてあちこちから見てみると面白いと思います。
灯籠の足の部分のみ新しくしたようで、ちょっとミスマッチでした。

小石川後楽園でも奥まったところにあります。
水戸藩の書院の庭としてあった所で、江戸時代は「うちの御庭」と呼ばれていました。
昔は唐門をへだてて、大泉水のある「後園」と分かれていたそうです。
池を中心にした純日本式の庭園で、昔の姿をそのままとどめているといわれています。

私が訪問した６月上旬は白いハスの花が咲いており、
清楚できれいな印象でした。
また、奥まった場所にあるので静かに過ごせました。
のんびりと過ごせてよかったです。

小石川後楽園にある大きな池です。
大泉水は琵琶湖に見立てられており、蓬莱島や竹生島と名前がついた島があります。
そのうち、竹生島は島というより岩ですが…。
ゆったりと広い大泉水の周辺を散策できるようになっています。
春は桜が美しく、秋は紅葉が美しい庭園ですので、
池とのマッチも素敵だと思います。
私が訪問した６月上旬は花菖蒲やアジサイが綺麗でした。
東京ドームからも歩いて行けますので、
野球観戦の前に訪問してみてはいかがでしょうか。

小石川後楽園の中でもはっとするほど美しい一本松です。
添え木がされていますが、幹の曲がり具合といい、
枝ぶりといい、綺麗な形をしておりまるで盆栽のようです。
これだけ綺麗な形を保つために、庭師の方々の苦労を想像してしまいました。
この松を見た時、福井県の永平寺の傘松閣の天井絵を思い出しました。
http://4travel.jp/travelogue/10978653

ぜひ、この松の前で写真を撮ってください。
小石川後楽園では無料で黄門様の衣装や、法被を貸し出しています。

水戸黄門で有名な徳川光圀が完成させた庭園です。
中国趣味な庭園で、あちこちに残る石碑には中国的な書体の文字が使われていたり、
関東大震災や戦災で焼失した庭園内の建物も唐門をはじめ、
極彩色で彩られていたそうです。
季節の花として見物なのは、偕楽園ともつながりの多い梅をはじめ、
桜、藤、花菖蒲、紅葉です。
面白いと思ったは円月橋、一つ松などです。
都会の真ん中でこれだけの庭園が残っているのは素晴らしいと思いました。

東京メトロや都営地下鉄の１日乗車券を見せると、
大人300円の入園料が240円になります。
飯田橋駅と水道橋駅から徒歩５分ほどなので、
東京ドームに行く時や週末に気軽に訪問できます。

小石川後楽園を訪問した時に、外壁が少し気になりました。
近寄ってみると看板があったので読んでみました。
もともとは江戸城の外堀の石垣だったものを利用した石積とありました。
よく見ると、刻印があるものも多いです。
〇に山が多いのは、備中藩（岡山県）山崎家の刻印なんだそうです。

石を切り出すのは大変だったので、再利用するのも納得がいきました。
江戸時代は再利用が進んだエコロジーな社会だったのを目にできてよかったです。

ＡＮＡのネット限定ツアーで２泊３日の東京１人旅で、
銀座キャピタルホテル新館に宿泊しました。
朝食付きのプランで、こちらの１階のレストランアイリスを会場として
朝食バイキングが２泊ともついていました。
私は同じホテルに２泊する場合は、１日目は和食メニュー、
２泊目は洋食メニューと変化を持たせるようにしています。

和食の方は湯豆腐があったのは良かったですが、
焼き魚と卵焼き程度しかおかずはありませんでした。
ご飯に載せて食べる明太子やちりめんじゃこ、漬物くらいでした。
また、ご飯が少し臭ったのも気になりました。
また、洋食の方もパンの種類もあまりなく、生のフルーツは全くありませんでした。
ジュースも薄くて美味しくなかったです。
なお、コーヒーが美味しかったのと、ベーコンがあったくらいでした。

昨年の東京１人旅で宿泊したホテルが料金が、
あまり変わらないのにかなり充実していたので不満が残りました。

他のクチコミを見て期待していたのでがっくりしました。
朝食バイキングは前売り券が1050円、当日が1512円だそうです。
これなら、自分で外のカフェで朝食を食べたほうが満足できそうです。

浜離宮恩賜庭園にあった延遼館は日本初の西洋風石造建築物でした。
幕末に幕府の海軍所施設として建造された建物が基礎となっていました。
明治2年に浜離宮内の迎賓館として整備され多くの国賓を迎えました。
内部の障壁画は、狩野雅信、狩野永悳、狩野董川らの筆によるもので豪華でした。
残念ながら、1892年（明治25年）、老朽化のため解体されました。
2020年に東京オリンピックが開催されることが決まり、
舛添都知事が延遼館を再築するという話もありました。
舛添都知事が辞任したことにより、立ち消えになったのでしょうか。
今では説明書きの看板のみが当時をしのんでいます。
訪問した時は、美しい花菖蒲が出迎えてくれてよい気分になれました。

浜離宮恩賜庭園には稲生神社がありました。
また、観音堂と鐘楼もあったので、神仏ともにあったわけです。
残念ながら、関東大震災で崩れてしまいました。
現在は小高い丘になっており、石段のみが残っています。
江戸時代は、将軍家の出城、明治時代から終戦までは皇室の御殿だったのですが、
戦後は東京都のものになりました。
政治と宗教は分離なので、現在はどちらも復旧されていません。

説明下記のみが歴史を伝えていて残念に思います。

浜離宮恩賜庭園でも奥まった馬場跡や新銭座鴨場の辺りは、
木々が鬱蒼としており庭園の他のところとは違った雰囲気です。
そんなところに三間橋があります。
この橋の周囲も鬱蒼と木が生い茂り、あまり人が行き来していません。
三間橋の三間（5.46メートル）の名前の通り短い橋です。
しかし、ほかの方の写真を見たら、桜の季節は周囲に桜が咲いて綺麗そうです。
私が訪問した６月上旬は残念ながら周囲に花は咲いていませんでした。
また、４月上旬に訪問したいと思いました。