RON3さんのクチコミ(31ページ)全4,326件

高松港からフェリーで20分の所にある女木島にある、瀬戸内国際芸術祭（Setouchi Triennale）の作品です。No. mg02
帆船かと思ったら、反対から見ると船ではなく、ピアノでした。
制作者の禿鷹墳上さんは、中国の上海出身で、愛知県の仏教寺で芸術家と僧侶の修行を行っているそうです。

瀬戸内海に浮かぶ小さな女木島港の防波堤にカモメが整然と並んでいます。
風見鶏のように、一斉に風上を向くのが面白いです。
瀬戸内国際芸術祭/Setouchi Triennaleの作品です。mg01 by 木村崇人
その防波堤の先端には「おにの灯台」があって、鬼の金棒の先端が灯台の灯りになっています。

遠浅の綺麗な砂浜で、環境省の「快水浴場百選」にも選ばれているほど。
波はほとんどなく、穏やかです。
この遠浅の海岸ならば、干潮の時の水たまりで「ウユニ塩湖」風の写真が撮れそうな気がしました。やってはいないですけど。
弓ヶ浜の端に、上から見ると鬼の角のような形をした石の突堤広場があります。「恋人岬」というそうです。

瀬戸内海の小島女木島の冬は「オトシ」と呼ぶ北西の季節風が女木島山頂にあたって吹きおろしてくるそうです。海沿いの家は波しぶきや霧状になった海水が舞って、家の中まで入ってくるんだそうです。
そのため、家が隠れるくらいの高さ3～4m、長さ15～20ｍの石垣を築いているそうです。
その暴風壁のことを「オオテ」というそうです。

香川県の女木島港の防波堤先端で、おにの灯台が出迎えてくれます。鬼の金棒の先端が灯台の灯りになっています。
身長約２m、体重約9トン、白の御影石でできています。
女木島は鬼の伝説が伝わることから島内いたるところに「おに」だらけです。でも灯台の「おに」も含めて、その表情がかわいらしくて、メチャメチャ遊び心があって、楽しいです。

高松港を含めて再開発・整備された「サンポート高松」は、非常に機能的、有機的に整理されているので、高松駅、長距離バス発着所、ホテル、高松港間の移動が非常に良いです。

一方、駐車場に制限が多く、どこのフェリーに乗るか事前に良く調べて、場所も理解していないと、勝手に止めることもできずにぐるぐる回ることになってしまいます。
前日に車でチケットを買いに行っても発券エリアに入れませんでした。

高松港から、女木島経由男木島行きのフェリーを往復運航しています。
2時間に1本ずつ、1日6便、往復で12便運航しているので、非常に便利です。
高松発が朝8時から偶数時に出航、復路は男木島を朝7時から奇数時に出航します。
高松-女木島-男木島それぞれの所要時間は20分と、これまた覚えやすいので、航路時刻表は必要ないくらいです。
しかも、高松から女木島まで370円、男木島まで510円と非常に安いです。

サンポート高松を散策中に、歩道に錆びた大きな船の錨がありました。「宇高連絡船讃岐丸錨」のプレートが付いていました。
宇高連絡船といえば、岡山県玉野市の宇野駅と香川県高松市の高松駅との間で運航されていた国鉄の鉄道連絡船。1988年（昭和63年）の瀬戸大橋の開通によって連絡船の運航は終了したんですね。
なるほど！　国鉄の所有だったから、JRホテルクレメントの横の歩道にあるんですね。

昭和初期の倉庫街を改装して、2001年に「北浜アリー」としてオープン。雑貨店、カフェ、レストランなどが並んでいます。
『北浜の小さな香川ギャラリー』ということで、ここも瀬戸芸2019。
お洒落な空間で、瀬戸内フレンチをいただけるお店「Aura」とか、瀬戸内の建築家とインテリアデザイナーが作った現代長屋タイプの宿泊施設「鷗宿」などがあったり、昭和の空気が流れるお店もあったり、1階車庫の空間に「鉄の作品」があったり、レトロとモダンが気持ちよく錯綜する不思議な空間です。

食べログ百名店でもあり、人気店ですが、午後1時半に訪れたら駐車場も店内も空いていました。
「うどんとだしの組み合わせ」一覧表があって、それぞれ熱いか冷たいか、濃いか薄いかの組み合わせ、さらに、ぶっかけ、しょうゆうどんなどもあります。
香川県内にこの注文方法が広がった、「ひやひや」「ひやあつ」の呼び方を最初に始めたのが、ここの先代のお店らしい。
『ひやひや』（300円）にしました。それに『ちくわ天』（100円）、合計400円。PayPay可。冷たいうどんと冷たいだしで、「冷たいかけうどん」のことです。
「うどんのコシも、甘味も、だしの味もしっかりしている」の説明通りの味を楽しめました。

高松港湾地区の再開発後の「サンポート高松」は、高松駅、ホテル、多目的広場、高松港、プロムナードなどが整備されています。
中でも、地上30階で高さ151.3mの高松シンボルタワーは、まさにサンポートのシンボルになっています。
特に29階の無料展望エリアがおすすめで、高松市内や防波堤の先端の「せとしるべ」、瀬戸内の島々などを見晴らせます。

4Travelの旅行記でもおなじみの、高松港のふ頭に立つシンボルモニュメント『Liminal Air -core-』は、「瀬戸内トリエンナーレ2010」での大巻伸嗣さんの作品です。
港にそびえ立つ縞々に塗られた2本の柱は、東北のろくろで作るこけし人形の模様を彷彿とさせます。よく見ると、一部がミラーになっていて、周囲を映し出しているため、時々刻々表情が変化していきます。

四国旅客鉄道（JR四国）の予讃線と高徳線の終着駅。
高松港湾地区の再開発後の「サンポート高松」によって、高松駅と長距離バスの発着所、ホテル、多目的広場、高松港、プロムナードなどが整備されて、有機的に接続が良くなっています。
駅舎の窓全面いっぱいのニコちゃんマークが可愛いです。右下に「SHIKOKU SMILE STATION」のロゴもあります。
高松駅のイメージキャラクター「たかまつえきちゃん」を実写化したものらしい。

「サンポート高松」は、再開発後の高松港湾地区の愛称で、高松市の町名の一つにもなっています。高松港、ホテル、多目的広場、プロムナードなどが整備されています。
中でも、地上30階で高さ151.3mの高松シンボルタワーは、まさにサンポートのシンボルになっています。29階の無料展望エリアから高松市内や瀬戸内の島々などを見晴らせます。
このエリアの移動は、レンタサイクルが便利でした。特に防波堤の先端の「せとしるべ」に行くのに便利でした。

高松駅から離れているので、公共交通機関の利用者にとっては不便かもしれません。
でも、無料レンタサイクルがあって、評判の良い朝食バイキングがあって、リーズナブルな料金なので、大満足でした。特に私のように車の利用者にとって、駅周辺はかえって不便なので、このくらいの距離がちょうど良かったです。

藩主の観賞用に作られた落差約8ｍの滝ですが、水を流すために、西湖の水を紫雲山中に作った桶まで人力で汲み上げたのが名前の由来だそうです。現在はもちろんポンプで汲み上げているそうです。
大名のためにこんな自然な滝まで作ってしまったんですね。

讃岐民芸館といっても、新民芸館、惜々亭、瓦館、古民芸館があって、中庭もあります。
工芸品や民具などが展示されていて、休憩所もあります。

古民芸館では「秋めく民芸展～菊の図案を中心に～」を開催中で、「菊」模様の型染めの型紙、焼印、菓子木型、かすりの生地などが展示されていました。

瓦館ではしゃちほこも展示されていました。

これだけ大規模な庭園を人工的に作ったとは思えないほど、見どころ満載で、広大かつ繊細な大名庭園です。
いくつもの池や、いくつもの峰が作られて、それぞれのエリアで景色が異なっています。その気持ちを『一歩一景』と表現しています。まさにその通りで、北庭、南庭、それぞれ１時間、合計２時間はかかります。

高松城跡のある玉藻公園の中に披雲閣とその庭園があります。そこを訪れた時、たまたま高松市菊花展競技会 (玉藻公園菊花展)が開催されていて、見事な菊の花が展示されていました。菊花展というと、通常は大輪の菊の花を思い浮かべますが、この菊花展競技会では、小菊を玉垣のように仕立てたものが中心でした。とても丁寧に栽培して丸く仕立て上がったのが印象的でした。

披雲閣の建築にあわせて1917年（大正6年）頃に築造されたそうです。名勝に指定されています。
昭和天皇・皇后両陛下が披雲閣に宿泊されたことがあって、お手植えの松もあります。　
巨大な石灯篭や石橋もあります。
特に松の木が多いのは、高松は日本全国の黒松、五葉松、錦松の大半を生産しているということもあるようです。