RON3さんのクチコミ(135ページ)全4,333件

大谷公園の市営駐車場から大谷平和観音へ向かう途中、右手に見えます。看板があるのですぐにわかります。
丘の上に大きな岩が乗っているのですが、非常に不安定で、「地震でよく落ちないなあ！」と感嘆しました。
近くまで行ってみたいと思いましたが道はなく、上には行けませんでした。

旧旅館やまびこのオーナーが代わって、リニューアルをして、2016年4月から万蔵旅館としてオープンした宿です。
館内も部屋も清潔感があります。
掛け流しの硫黄泉の大浴場は、なるべく薄まらないようにするために熱めですが、「どうぞ水で温度を下げてお入りください」と書いてあって、自分に合った温度で入れました。24時間好きな時間に入れました。
ゆこゆこの「生ビール特典付★牛＆豚しゃぶ御膳」プランで宿泊しました。土曜日なのに、1泊2食付き1人6800円という格安料金なのに、とてもサービスが良かったです。
夕食の生ビール1杯付きですが、グラスワインに変更してくれました。
料理もしゃぶしゃぶ鍋やニジマスの塩焼き、生湯葉の刺身、湯葉と筍の煮浸し、前菜の三種盛りなど、地元の豊富な食材と料理で、美味しくいただいて満腹になりました。牛肉と豚肉のしゃぶしゃぶの肉は「お代わりも出来ますから」と言ってくださって、２皿も追加してしまいました。
さらに、食べきれなかったごはんで、夜食のためのおにぎりを作りたいと言ったら、ラップとお塩を貸してくれました。おひつのご飯でおにぎりを作って後で部屋でいただきました。
１０畳の部屋にはトイレも付いているし、窓からは温泉寺の参道や、山々が広がっていて、とても雰囲気が良かったです。

飯坂温泉駅広場で、ハワイアンフェスと称して、フラダンスショーが行われていたり、ハワイアンショップが建ち並んで賑やかでした。テントに椅子も出ていました。
飯坂温泉駅や観光協会が一緒になって街を盛り立てて、こんな賑やかな飯坂温泉駅を初めて見ました。

共同浴場鯖湖湯が「飯坂温泉発祥の地」ということで、その周辺の町並みがお薦めの場所です。飯坂温泉らしさと、昔の雰囲気を楽しめるところです。

鯖湖湯は、明治22年に日本最古の木造建築共同浴場として建てられて、平成5年に当時の建築を忠実に再現されています。木目を強調した壁と、むくみ屋根と突き出た湯けむりを出す小屋根の湯屋が、とても雰囲気があります。

はるか1689年に、奥の細道の途中に松尾芭蕉もこの湯に浸かったという「芭蕉と曽良　入浴の地」の石碑もあったり、足湯「あ～しあわせの湯」跡、鯖湖神社、お湯かけ薬師如来、源泉施設の巨大タンクなどが並んでいます。

鯖湖湯の先に「旧堀切邸」があります。江戸時代から続いた豪農・豪商の旧家で、この地の歴を垣間見ることが出来ます。

それぞれに由来記があって、眺めながらの散策は充実できました。

「飯坂温泉発祥の地」ということで、やって来ました。
1689年に、奥の細道の途中に松尾芭蕉もこの湯に浸かったと知ったら、余計楽しみでした。そんな由緒ある温泉にたった200円で入れるのだから、ありがたいです。
源泉掛け流しの湯温はなんと47℃と、非常に熱くて、何度も入れませんでした。
日本最古の木造建築共同浴場として、明治22年に建てられ、平成5年に忠実に再現された建物は、とても雰囲気があります。

ダムが完成してからまだ10年位の新しいダムです。水力発電、治水対策、上水道、農業用水など多目的のダムです。
実用性だけでなく、自然と景観に配慮したデザインで建設されています。堤防のロックフィルは、コンクリート製ではなくて、岩を人の手で積み上げて、少しでも自然と景観を大切にしたということでした。湖水が最高水位になるとあふれる水のための誘導路はカーブを描いていて、とても優美で、感動しました。ダムの「優美さ」なんて初めて感じました。

『茂庭っ湖』の愛称で親しまれている人工湖から「摺上川ダム」から豊富な水が流れてくる摺上川は、とても澄み切っています。
むき出しの岩を削ってできた滑滝周辺は、独特な景観で、荒々しいです。
下流へと流れる摺上川沿いには穴原温泉と、飯坂温泉の温泉街があります。渓流に面した宿が、露天風呂から摺上峡を堪能できて素晴らしいです。是非お薦めしたい雰囲気です。

福島県を代表する温泉地のひとつ飯坂温泉の上流にある、少し小さな温泉地です。
賑やかな飯坂温泉に対して、穴原温泉は宿の数も少ないし、共同浴場もひとつ位しかありません。
摺上川に沿って点在する宿は、お客をもてなす気持が豊富なのか、とても親切で、料理も良いし、サービスも良いし、リーズナブルな温泉宿に恵まれています。
温泉街も見当たりませんが、個人的にはその静けさが気に入っています。

白石城跡全体が益岡公園です。白石城はかつて「益(桝)岡城」と呼ばれていて、その名が公園名に残されていたんですね。
公園内には、修復された白石城天守閣（三階櫓）や大手一ノ御門がそびえていて、白壁と銀色の屋根瓦が美しいです。
静かに散策できて良かったです。ただしたくさんの桜の木があるので、春は花見客で賑わいます。

白石城から少し離れたところに集まっている武家屋敷群の一軒です。白石城主の片倉家中の武家屋敷が、澄んだ流れの川に沿って並んでいます。それぞれの家の前に、独自に橋が架かっていて、独特な風景で、遙か昔の時代に自分がいるような気持になりました。
家の前の透明な水の中で、とても珍しい水中花『梅花藻(も)』が咲いていて、ゆらゆらする姿をじっと眺めていたい気分になりました。夜はライトアップされるということでした。

山形駅からビル群が並ぶ市街地中心にあるので、そこだけ空気感が違っていました。
荘厳な雰囲気の参道に、水野元宣の銅像が建っていました。誰かと思ったら、戊辰戦争犠牲者で山形を兵火から救った家老の水野元宣で、祭神とされている人物でした。
奥羽線の線路を挟んだ向こうにある霞城公園（山形城跡）と密接に関係のある水野家の祖水野忠元らを祀ってある神社で、朝廷より豊烈霊神の称号を賜ったという、由緒神社だったんで、納得しました。由来を知って、再び神社の境内を回りたくなりました。

入口の門は、まるで鉄筋コンクリートで出来ているのかと思えるほどしっかりした建物で、驚きました。その中に手水場があります。こういう作りは初めて見ました。
中に入って、境内の植木もよく手入れがされていて、本殿はあまりにも造作が立派でした。
その理由は、この神社が最初は、山形城主斯波兼頼が山形城内に守り神として建立したものでとわかって、納得しました。後の城主鳥居忠正が人心一新のために、現在地に移されたそうです。
城内にあった頃、歌を詠まない者は渡らせない橋が付近にあったことが「歌懸」の名の由来でした。

復元された美しい天守閣にはこんな物語がありました。

1591年、豊臣秀吉が伊達氏の支配下にあったこの地を没収した。そして秀吉からこの地を与えられた蒲生氏郷が、白石城を築城して城主となりました。
その後1698年に上杉領となり、1600年、関ヶ原合戦の直前に伊達政宗が白石城を攻略して、この地方が再び伊達領に戻りました。
伊達氏家臣の片倉小十郎によって、大改修がなされました。その後は明治維新まで260年以上の間、片倉氏の居城になりました。

明治維新には、奥羽越三十一列藩同盟がこの城で結ばれるなど、日本の歴史の中でも重要な役割を果たしたお城だったことがわかりました。
現在は、復元された天守閣などが美しい益岡公園になっています。

蔵王のお釜を、五色岳（1674ｍ）、熊野岳（1840.5ｍ）、刈田岳（1758ｍ）が囲んでいます。太陽の光のあたり方で様々に色を変えるため『五色湖』とも呼ばれているお釜は、そばにそびえる五色岳とは、密接なつながりがあったんですね。
1182年の噴火によって、五色岳の西側中腹に直径約400mの爆裂火口ができて、それが「お釜」の誕生だったんですね。1820年以降に水が溜まり始めて、火口湖になったとのこと。
五色岳がその生みの親だったとは、思いもしませんでした。

蔵王のお釜が宮城県に入っているのに対して、お釜を見下ろす熊野岳（1840.5ｍ）は、山形県になっています。
蔵王エコーラインとハイラインで蔵王山頂レストハウスの駐車場まで行って、そこからお釜を右に眺めながら馬の背をゆっくりと歩いて熊野岳に登るコースがあります。往復してもそれほど大変ではないのですが、天候次第で安全とは言えなくなります。曇りでも強風がきつかったり、ガスって先が見えなくなったりします。
くれぐれも天候のチェックと、一通りの服装、靴、装備を心がけた方が良いです。

昨年訪れた時は紅葉の時期で、とても鮮やかな紅葉が見られました。
今回は、初夏の時期でした。蔵王エコーラインやハイラインから見られる、青々とした樹木の生命力を感じられました。お釜周辺は、夏だからもう少し温かいと思いきや、風は強いし、長袖のパーカーを着ていても、長い時間は外にいられず、蔵王山頂レストハウスに入ってしまいました。
それでも、レストハウスの裏の展望台から見晴らせるお釜や熊野岳、五色岳、刈田岳に囲まれたお釜のエメラルドグリーンの湖水は、とても神秘的で、何度訪れても、少しずつ変化していて、楽しめます。
次は春に訪れたいです。

蔵王のお釜を右にして、刈田岳から熊野岳、そして五色岳へ向かう馬の背は、とても平坦で、見晴らしが良いことから、素敵な散策コースです。特にお釜の水の色が変化する様子は素晴らしいです。
今回初夏に訪れましたが、あいにく「馬の背　通行禁止」の札が立っていました。また、霧に見え隠れしていて、天候の変化にも恵まれないと、いけませんね。

標高1700ｍ以上もある高さで、周囲が開けていて、常に強風が吹いていることが多い場所に建っています。真夏でもＴシャツの上にフリースを着ても寒い位なので、あまり長い時間、お釜観光をしていられません。
そういう環境にあるので、大きなガラス窓に囲まれたレストハウスは、大変ありがたい施設です。
1階の休憩スペースや売店、2階のレストランも思ったよりは安いです。

山形市内のホテルに宿泊しても、必ず上湯共同浴場に入るために蔵王温泉へ行きます。これだけのために蔵王に行くだけの価値がある温泉です。狭い高湯通りを上っていくと、下湯共同浴場もありますが、突き当たりまで行って、上湯共同浴場に入ります。共同浴場の前に数台分の無料の駐車スペースがあるので、朝一番に着くようにしています。
硫黄の香り漂う乳白色の温泉は、最初は透明ですが、空気に触れて次第に白濁していきます。源泉は高温のため、最低限の加水はしていますが、強酸性であることがわかるほど、温泉の濃さが肌に伝わってきます。

1910年（明治43年）に、イギリス人宣教師のＷ.スマートが建設した教会で、アメリカ人建築家のジェームズ・ガーディナーの設計によるものです。
外部・内部ともに中世ヨーロッパのゴシック風教会で、明るいペンキの色が映えます。英国国教会の流れも礼拝堂に現れているそうですが、遅い時間だったので、中へ入れませんでした。
2001年（平成13年）12月に文化庁の登録文化財として指定を受けましたが、現在も毎週礼拝が行われています。