ナオさんのクチコミ(35ページ)全862件

　大雪の白川郷を散策しました。
　荻町合掌造り集落の一角にある明善寺です。明善寺庫裡は県指定重要文化財になっていますが、徳川時代末期の建立で築２００年になるそうです。明善寺庫裡は、建物面積１００坪、高さ１５ｍの５階建てで、この辺りの合掌造り建築では最も大きな建物です。

　前から来たいと思っていた「福知山温泉・養老の湯」に行って来ました。
　福知山温泉は舞鶴自動車道の福知山ＩＣから５分の所にあります。
　福知山温泉には、大浴場、ジェット風呂、サウナ、打たせ湯、露天風呂、檜風呂、石川五之門風呂、壷風呂などがあり、露天風呂の部分がとても広く、ゆったりと温泉を楽しめます。 壷風呂、よかったです。

　智恩寺本堂(文殊堂)の本尊は、騎獅文殊菩薩で、日本三文殊などと言われ、知恵の仏様として、古くから多くの信仰を集めてきました。
　智恩寺の多宝塔も重要文化財に指定されています。現在手水鉢として使われているこの鉄盤は、元々は湯船として作られ、使用されていた鎌倉時代の物だそうで、これも国指定重要文化財になっています。　
　私は、智恩寺手水鉢の横の松にかかるものが気になって近付くと、それは小さな扇で、御神籤になっていました。本堂の文殊堂の前で売られていた御神籤なので、私も早速買って見ました。３００円でした。私のは吉でした。

　天橋立は、松島、宮島と並び、日本三景と称されています。
　天橋立は丹後半島から宮津湾へと延びる砂州（砂嘴）で、その長さは３・６ｋｍにもおよんでおり、今も延びているのだそうです。そして、そこには約５０００本の松林が広がり、美しい光景を作り出しています。
　また、松林の中をまっすぐに延びる道は、「日本の道１００選」にも選ばれています。私は以前、この道を歩いたことがありますが、バスでぐるっと回って来た友より早く、対岸に着けました。
　天橋立公園は、夏には海水浴客で賑わうところでもあります。私達が訪れたのは１０月なので、釣を楽しむ人や散策している人がいました。

　天橋立ビューランドへは、モノレールで８分、リフトだと６分で登ります。　天橋立ビューランドは遊園地になっており、展望レストランの他に、観覧車やサイクルカー、マッド・マウス、ＳＬ弁慶号などの遊具があります。
　また、天橋立ビューランドには、飛龍観展望の「天橋立股のぞき展望公園」があります。
　天橋立は丹後半島から宮津湾へと延びる砂州（砂嘴）で、その長さは３・６ｋｍにもおよんでおり、そこには約５０００本の松林が広がり、美しい光景を作り出しています。
　股のぞき台のところからの天橋立の眺めは素晴らしいです。

　湯河原の伊藤旅館の別館、光風荘です。
　ここでは、昭和11年、2・26事件のおり、静養中の元内大臣牧野伸顕伯爵を青年将校の一人河野大尉の率いる別動体7名が襲うという事件が起こっています。湯河原の２・２６事件です。

　湯河原温泉の「不動滝」は、湯河原五滝の一つで、滝壷のほとりに不動明王が祀られていることから、この名が付いたのだそうです。不動滝の高さは１５ｍです。
　滝壷の周りの岩盤の中から採れた石は湯河原沸石といわれ、町指定天然記念物になっています。
　滝の入口には不動滝茶屋があり、源泉足湯があります。滝を見て食事をしながら、足湯も楽しむことができます。

　「箱根駅伝ミュージアム」は、芦ノ湖の海賊船乗り場の向かいにあります。
　「箱根駅伝ミュージアム」の入口には、中央学院大学、東京農業大学、明治大学、東洋大学などの、各大学の旗が閃いていました。ここでは、箱根駅伝の記念品も売られており、各大学の駅伝関係者やフアンにとってはたまらないところです。
　私は箱根駅伝はテレビでしか見たことがありませんが、以前12月31日に箱根に来た時、この辺りは、歓迎の看板など箱根駅伝の用意がすべて整っていたことを、思い出しました。

富士山の展望台として有名な乙女峠は、古くから若い男女の恋の待ち合わせ場所だったのだそうです。
　ここには、幸せを呼ぶという乙女の鐘や金太郎と熊の像などがあります。また、乙女峠には「ふじみ茶屋」があり、食事も出来ますし、お土産を買うことも出来ます。店の前では、地元の野菜なども売られています　私達はここでおでんを食べました。甘い味噌がいっぱいかかった、味噌田楽のようなおでんです。
　乙女峠のふじみ茶屋前には、箱根の伏流水を地下３８０ｍからくみ上げた美味しい水の出る水場があります。

　金時山は猪鼻嶽とも呼ばれ、箱根の外輪山の中では最も高く、展望の優れた山で、富士山の展望台としても有名です。
　また、名前からもわかるように、金太郎伝説の山で、金太郎はこの山で、山姥に育てられたという話が伝えられており、麓には金時（公時）神社があり、頂上には公時（金時）神社奥の院が祀られており、金時茶屋には金時娘がいます。
　金時山の頂上には大きな頂上の標柱が建っており、静岡県小山町となっています。
　金時山は神奈川県の山と思っていたので、ちょっと驚きでしたが、県境が入り組んでいるようで、南足柄市、小山市、箱根町の境がここにあるようです。
　金時娘の茶屋「元祖　金時茶屋」の小見山妙子さんは気さくな方で、記念写真をお願いすると、大きなマサカリを持って出てきてくださいました。金時山の頂上で、金時娘の小見山さんとの写真、いい思い出になりました。
　頂上で、登山者名簿に記帳し、金時娘の小見山さんのお話を聞きながら、のんびりと甘酒をいただきました。小屋には登山者の名前が書かれた札が掛かっていますが、中には1000回を越えた人のもありました。
　

　猪苗代湖は、かつての磐梯山の火山活動により、河川が堰き止められて出来た湖です。日本の湖としては、琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖に次いで４番目（淡水湖では３番目）の大きな湖です。猪苗代湖は５００ｍを越える地点にある高所の湖でもあります。
　猪苗代湖は、青く澄んだ湖面により、天鏡とたたえられ、別名を天鏡湖ともいいます。
湖畔の白い砂浜、青い松は美しい日本の原風景を作り出しています。また、白鳥の飛来地としても知られています。

　会津若松の奥座敷、東山温泉にやって来ました。
　東山温泉は今から約１２００年前、三本足のカラスに導かれた行基菩薩によって見つけられたと伝えられています。
　奥東山渓谷（湯の入湖）から流れ出した湯川には、小さな滝がいくつもかかっています。雨降り滝、原滝、向滝、伏見ヶ滝などです。
　これらの滝に由来したのか東山温泉の旅館には滝の名前が付く宿が多く、「原滝」、「くつろぎ宿　新滝」、「くつろぎ宿　不動滝」、「くつろぎ宿　千代滝」、「向滝」、「庄助の宿　滝の湯」などの宿があります。　
　ぶらぶらと歩いて「黒川の小径」や「からり妓の小径」を散策します。与謝野晶子や竹下夢二も愛した東山温泉には、二人の歌碑もあります。

　洗心橋近くにある竹久夢二の「宵待ち草」の歌碑を尋ねました。
　夢二は明治42年、大正10年、昭和5年と3度会津を訪れ、2度目と3度目に訪れた時は、東山温泉の新滝旅館に逗留しています。
　この碑は夢二が「宵待草」の詩想を得たという大川の川岸に建てられていたそうですが、土地問題で雨降り滝前に移転、その後ケーブルカーの駅前に移転、ケーブルカーの廃止で、現在地に移されたのだそうです。
　夢二の碑までが放浪したのだそうです。

　葦名、伊達、蒲生、上杉、蒲生、加藤、保品、松平と藩主の変わった鶴ヶ城。
　鶴ヶ城とも呼ばれる会津若松城は、私達が訪れた時は、ちょうどＮＨＫの大河ドラマ「天地人」の舞台として、大いに賑わっていました。　
　豊臣秀吉の命により、上杉景勝が会津１２０万石の城主として会津入りしたのは、１５９８年（慶長３年）のこと。秀吉の死後、１６０１年には上杉景勝は徳川家康によって米沢に移封された、その後、１３８４年より葦名直盛が会津を治めます。
　東黒川館を作って以来、黒川城と呼ばれていた会津若松の城を、鶴ヶ城と命名し、１５９３年（文禄２年）七層の天守閣を築いたのは、蒲生氏郷です。
　その後、加藤、保品、松平と藩主の変わった鶴ヶ城ですが、戌辰戦争での白虎隊の話はあまりに有名です。
　戌辰戦争で荒れ果ててしまった鶴ヶ城は、１８７４年取り壊されましたが、１９６５年、市民の願いが叶い、天守閣が復元されています。
　復元された城とはいえ、鶴ヶ城は実に堂々としており、美しいです。　会津の歴史にふれたければ、まずは若松城（鶴ヶ城）跡をめぐることですね。

「動く歩道」で、飯盛山に登って来ました。
　飯盛山には、「白虎隊殉難士各霊塔」や「白虎隊士自刃の地」の碑などがあります。
　威辰戦争のおり幕府軍側の会津藩は、新政府軍に攻めこまれました。この時、会津藩が１４歳から１７歳の武家の男子で組織した少年隊が「白虎隊」です。白虎隊士は苦戦を強いられ、戦死者も出る中、負傷者を抱えて飯盛山まで落ち延びた２０名が、鶴ヶ城を仰ぎ見て、市中の火災を城が落城したと見誤って、ここで自害したのだそうです。
　もっとも実際に死んだのは１９人で、蘇生してしまったたった一人の歴史の証人によって、白虎隊の最期の様子を知ることができたのだそうです。今は、その飯沼氏の墓碑と顕彰碑も飯盛山に建てられています。
　私達も飯盛山の「白虎隊士自刃の地」から若松城（鶴ヶ城）を望みました。小さな鶴ヶ城が見えました。

　地元の人に聞いて、「わっぱ飯」を食べさせてくれる店「料理旅館　田事」に行きました。「藤室街道　休み石」と記され、「せいろ　めっぱ飯」の提灯が下げられていました。「めっぱ飯」も、「わっぱ飯」と同じものだとすぐにわかりました。
　昼時とあって、店の中はお客で一杯でした。それも、若い人が多く、みんな「旅の雑誌」のようなものを持っていました。田事は、観光ガイドに載っている有名な店なのです。最近では岡田茉莉子が旅番組でこられ、雅子様も召し上がられたことがあるのだそうです。
　私達「せいろめっぱ飯」のセットを注文しました。料理旅館「田事」の昼の「せいろめっぱ飯」定食セットは、三種類のせいろわっぱ飯の中から選ぶことが出来ました。

　私達は天然温泉の宿・三春の馬場の湯・若松屋旅館に、ラジウム泉堪能スタンダードプランで泊まりました。
　三春の若松屋旅館のラジウム温泉は人気が高く、大浴室と、小浴室がありますが、大浴場は何度行っても、多くの人が入浴していました。
　若松屋旅館の夕食の料理は、どれもきれいで美味しかったです。料理自慢の宿と聞いていたのですが、なるほどと思いました。若松屋の食事、大満足です。朝食後のコーヒーのサービスも、嬉しかったです。

　国指定天然記念物の入水鍾乳洞のうたい文句は、「冒険心をくすぐる地底空間」！です。
　コースがAコース（１５０ｍ）大人￥５５０子供￥４５０、Bコース（４５０ｍ）大人\７００子供￥５００、Cコース（３００ｍ）となっており、Cコースは案内人なしでは入洞できません。Aコースは一般コースですが、Bコースからはザブザブと水の中に入らなければならないコースで、それなりの格好が必要です。何も知らずに来た私達の服装（山から下りたままの格好）では、Aコースしか選択の余地はありませんでした。
　入水鍾乳洞は、あぶくま洞と共に「新観光福島三十景」にも指定されています。
　変わっているのは、「うつくしまの音三十景」に指定されていることです。鍾乳洞の音が選ばれるのは面白いですね。　
　自然が作り出した不思議な光景は、入水鍾乳洞のあちこちに見られます。Aコースを行くだけでもそれがわかります。入水鍾乳洞の中にはいくつもの滝が落ちていました。
　入口から１５分かかって、Aコースの終点まで着ました。ここはBコースの入口ですが、いきなり水溜まりです。Bコースに入るためには、足元はわらじかビーチサンダル、沢靴など、服装はずぶ濡れになってもいい格好か雨具、それにヘッドランプなどの明かりが必要なのです。私達はＢコースをちらっと覗いただけで、ここから引き返したのでした。

　今、この辺りはどうなっているのでしょうか。昨年の地震や津波につぐ、原発の放射能漏れ、福島の人々のことを思うと、心が痛みます。今だからこそ、福島の記録と記憶を少しでも残しておこう、そして何時かまた同じところに行きたいものだと思いながら、これを書いています。
　小野ICで、高速道から下りた私達は、あぶくま洞の標識を見て、あぶくま洞めざして車で山道を登って行きました。仙台平は、あぶくま洞より上にあります。
　国民保養地に指定された仙台平は「ふくしま緑の百景」に選定されており、展望台、キャンプ場、バンガロー、駐車場などがあります。連休とあって、キャンプ場には多くの人がやってきていました。
　私達は、広い仙台平を散策しましたが、カルスト台地の広がるさわやかなところでした。

　霊山城跡は、岩崎元郎氏の新百名山で、福島県立自然公園の霊山８２５ｍの最高点ピークから３２０ｍの所にあります。霊山城跡のすぐ下には国司館跡もあります。
　霊山は８５９年（貞観元年）、比叡山延暦寺の慈覚大師によって開山され、南岳山山王院霊山寺と称したそうです。その後、南北朝の時代になり、都より逃れてきた後醍醐天皇の皇子義良親王を奉じた陸奥守北畠顕家は、南朝再興を願って霊山に国府を開き、この時、寺院城郭として霊山城を築城しています。北畠顕家は、北朝方に破れ、霊山はことごとく焼き尽くされてしまったのだそうです。
　そのような訳で、霊山には多くの遺跡群が残されているのです。
　南北朝の時代にタイムスリップして、山上で静かに時代の移り変わりに思いを馳せるのも、なかなか味なものです。