ナオさんのクチコミ(17ページ)全862件

　弥山本堂前の霊火堂には、弘法大師が護摩を焚いた時から約１２００年燃え続けている「消えずの火」があります。
　ここでは消えずの火で沸かした大きな茶釜の霊水を飲ませてくれます。
　今やこんな霊火堂は、「恋人の聖地」として認定されています。

　私たちは宮島弥山に登るために紅葉谷公園へと向かいました。
　紅葉谷公園には紅葉谷駅があり、ここから獅子岩駅までロープウェイがかかっており、弥山に登る人々に一番よく利用されています。
　私たちは紅葉谷公園から歩いて弥山に登るため、紅葉谷登山コースの登山口として紅葉谷公園を通過しましたが、１月だということもあり、日本一の紅葉の名所もとても静かでした。

　弥山本堂は、宮島の弥山５３５ｍの頂上近くにあります。そういうわけで、弥山本堂参拝はどのコースを選んでも、ちょっとした登山になります。
　私達は紅葉谷コースを選んで登りましたが、ロープウェイからの道との合流地点から２０分ほどで本堂が見えてきました。
　こんな山の上によく建てられたと思うほど立派な本堂です。
　宮島弥山には平安時代から三鬼大権現が祭られており山岳信仰の霊山としてあがめられていたそうですが、８０６年弘法大師によって開基され、真言密教の修行道場となったのだそうです。
　今は島全体が世界遺産に登録された宮島、弥山本堂にも大勢の人がお詣りしていました。

　宮島弥山５３５ｍは、霊山です。
　弥山には三鬼大権現が祀られ、弘法大師によって開基され、真言密教の修行道場となって以来、山岳信仰の霊山としてあがめられてきたのです。今でも頂上一帯には、多くの堂宇があります。
　霊山である宮島弥山は、岩崎元郎氏によって新日本百名山にも選定されており、手軽に登れる新日本百名山として登山者にも人気が高い山です。　
　私は以前に、友と二人で弥山の頂上まで登ったことがありますが、夫は厳島神社までは何度も行っているのに、まだ弥山に登ったことがありませんでした。
　そこで私たちは、２０１４年の山始めに宮島弥山に出かけたのでした。

　宮島にある厳島神社は海の中に建つ朱塗りの大鳥居が遠くからでも望め、まことに絵になる風景で、その風景は日本三景にも選ばれていますが、社殿も海に浮かんで見え、素晴らしいです。
　厳島神社は平安時代末期に平清盛によって整えられた神殿造りの社殿を持ち、平家一族の信仰を集めましたが、平家滅亡後も豊臣秀吉や毛利元就など時々の権力者に崇敬され、保護されて栄えてきたようです。
　歴史ある厳島神社には、多くの国宝や重要文化財が残されています。

　手軽に登れる新日本百名山として人気が高い宮島弥山は、私たちの山始めにちょうどいいではないかと、初詣を兼ね登りに行きました。
　宮島は風光明媚で、歴史と伝統にも恵まれ、日本三景に選ばれ、世界文化遺産に登録されており、日本国内ばかりでなく海外からも注目されている観光地です。
　

　岡山県南の風光明媚な地を走るブルーハイウェイの道の駅黒井山グリーンパークに立ち寄りました。
　道の駅黒井山グリーンパークには、ＪＡ岡山ふるさと市、産地市場・ゆうゆう交流館などがあり朝どり野菜のリヤカー市も出ており、野菜やミカンがたくさん売られていました。
　特に私のお目当ては、地元に上がる海の幸です。殻つきの牡蠣など手軽な値段で手にはいります。

初詣に岡山県備前市吉永町福満というところにある牛神様として知られる田倉牛神社に参拝しました。
田倉牛神社は大きな神社ではありませんが、牛の置物を奉納するというところが、いかにも農耕をつかさどる素朴な神様という感じで気に入っており、今回が３度目の参拝です。仕事をやめてから野菜作りを始めた私には、五穀豊穣祈願にぴったりの神社です。
　最も、今は牛神様も家内安全、結婚、就職、入試、交通安全、商売繁盛などなど何にでも対応してくれるようですが。
　 田倉牛神社には拝殿はありません。柵の中、石の牛の御神体が置かれ、御神体の前はかわいい備前焼の牛の山ができています。参拝者がみんな柵の間から備前焼きの牛の置物を投げ入れるので、積あげられた牛の数は３０万体ともいわれ、ちょっとした見ものです。その中には、時に牛でなく備前焼の馬の置物も混ざっています。

　毎年１月５日には田倉牛神社の初大祭です。
　健康や農耕の神とされる牛頭天王が祀られている田倉牛神社は、江戸時代の初めごろに岡山県の東部、備前市吉永町福満というところに勧請されたようです。普段は静かな農村地にある神社ですが、この日ばかりは岡山県内から多くの参拝者が訪れ、参道にはたい焼き、フライドポテト、ベビーカステラなどを売る店、植木、刃物、農具を売る店、色んな店が出て賑わいます。
　この神社のお詣りの仕方は少し変わっており、備前焼の牛の置物を備え家内安全や無病息災を祈り、代わりに備えてある牛の置物を１体借りて帰ります。そして願いが叶ったら、今度は持ち帰った牛の置物と、新たに購入した牛の置物の２体を奉納する倍返しをするのです。
　御神体の前はかわいい備前焼の牛の山ができており、積あげられた牛の数は３０万体ともいわれ、ちょっとした見ものです。

　福沢諭吉旧宅のある福沢公園の所から歩いて寺町に向かう途中で見つけた素敵なお店です。
　「美味創匠　朱華」の前では、「大河ドラマ『軍師　官兵衛』　黒田官兵衛孝高」の旗が閃いていたので、思わず立ち止まったのでした。
　中津ははもとから揚げが有名ですが、「美味創匠　朱華」でははも料理も食べられるようです。手造りの創作和菓子も素晴らしいようです。
　２１００円からお昼のランチもあるようですが、私たちはすでに食事は済んでいるので、メニューを横目で見ただけで通り過ぎます。
　この次に中津を訪れたら、ここで美味しいランチが食べたい～！

　臨済派妙心寺末寺の萬年山　松厳寺は寺町にある１２寺院の中では最も遅く享保２年に建てられた寺です。
　松厳寺は元々は奥平昌明によって実父の位牌を納めるため、元禄の頃に宇都宮に建てられたお寺でしたが、奥平氏の転封に伴い、中津に移転されたものだそうです。

　福沢旧居レストハウス「福沢茶屋」は福沢公園内の福沢記念館の隣にあります。
　食事もできますが、食事時間以外にコーヒー（２５０円）で休憩するのにもいいところです。ここのおすすめ料理は「諭吉のふるさと膳」（１０００円）だそうです。
　お土産も手に入ります。私たちもお土産を見に立ち寄り、コーヒーを飲みました。

　中津城内には中津大神宮と奥平神社が祀られていました。
　中津大神社の御祭神は天照大御神、豊受大神他２神です。明治１４年伊勢神宮の御分霊を迎えし、お祀りした神社で、豊前の「お伊勢様」として人々の信仰を集めています。
　私たちがお詣りしたのは１１月１４日だったので七五三のお参りの準備が出来ていました。

　閻魔様のお寺として知られる浄土宗の岡谷山　圓龍寺は、寛永年間に小笠原長次が播州龍野から中津藩主となって入国した時、専誉上人によって開山されています。
　御本尊は阿弥陀如来ですが、子安観世音菩薩、閻魔様、葬頭、河婆（奪衣婆）も祀られており、民俗信仰が伝承されているお寺として親しまれ、お詣りされています。

　浄土宗西山派の赤壁　合元寺は珍しい赤壁の寺です。
　この寺は天正１５年（１５８７年）黒田官兵衛に従って姫路から中津にやってきた空誉上人によって開山されています。
　前領主だった地元豪族の宇都宮鎮房が中津城内で謀殺された後、その従臣たちがこの寺に立てこもり奮戦、すさまじい最後を遂げたそうです。その時の血が白壁を赤く染め、幾度塗り替えても血の痕が消えないので、ついに赤い壁に塗られるようになったのだと言われています。
　激しい戦いの舞台となった合元寺の庫裏の柱には、今でも刀傷が残されています。
　合元寺の延命地蔵菩薩堂には黒田官兵衛を相手に戦った宇都宮家の家臣が祀られています。
　赤壁の珍しさと、官兵衛ゆかりの寺ということもあり、訪れる人も多いてらです。

　中津城内には中津大神宮とともに奥平神社が祀られています。
　奥平神社には、戦功をあげて徳川氏に忠誠を尽くした奥平家中興の祖である奥平貞能、信昌、家昌の三人が御祭神として祀られており、武運と戦勝の神社としてお詣りされています。

　「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の「学問のすゝめ」などで知られる福沢諭吉が幼少の時からおよそ１５年間暮らした福沢諭吉旧宅は、今国指定文化財となっており、諭吉の思い出深い土蔵なども残っています。

「福沢記念館」は、福沢諭吉旧宅などのある福沢公園の一角にあります。福沢記念館の入館料は大人４００円です。尚、中津城との共通入館券があり、それは６００円とお得です。
　ここには写真や書籍など福沢諭吉の生涯や人柄、功績がわかる資料が揃っています。
　また興味深いのは、諭吉の印刷された１万円札の１番の番号の物が展示保管されていることです。

　黒田官兵衛が大名に取り立てられて初めて城を築いたのが中津城です。秀吉の天下統一を支え天才軍師と言われた黒田官兵衛は、秀吉の九州平定後、豊前国６郡を拝領し、１２万石の大名となって、高瀬川（現・中津川）の河口に川や海を自然の要塞として「中津城」を築きましたが、西に流れる川、北に広がる海を要塞にしたこの「中津城」は、日本３大水城の一つに数えられています。今でも石垣の一部には黒田時代の物が残っているそうです。
　現在の中津城本丸は、後に藩主となった奥平家により、昭和３９年に再建されたものだそうで、中は「奥平家歴史資料館」となっています。中津城では公式マスコットキャラクターの「おっくん」のポスターが出迎えてくれました。「おっくん」は家康公のひ孫の奥平忠昌公がモデルだそうです。
　私たちが訪れた時、中津城は２０１４年オープンの「黒田官兵衛資料館」の工事が行われていました。
　

　別府ロープウェイは鶴見岳にかかるロープウェイで、１０分ほどで展望の良い鶴見岳山頂まで運び上げてくれます。料金は大人往復１６００円です。
　私達夫婦は、随分昔、新婚旅行でもこのロープウェイで鶴見岳に登りましたが、それ以来何度か利用しています。
　が、今回の目的はロープウェイに乗ることではなく、ロープウェイ乗り場の大駐車場に隣接する「九州焼酎館」でお土産を探すことでした。ここには九州各地の焼酎が揃っており、見るだけでも楽しいです。「九州焼酎館」には焼酎の他にも大分の民芸品である日田のげたや別府の柘植細工なども展示販売されています。