コトルさんのクチコミ(225ページ)全4,752件

ミシュラン星付き最高級フランス料理「La Chevre d'Or」。
シャトーエザよりも最高級のレストラン。
エズ村内にあるが、シャトーエザの反対側に位置し、エズ村の城門に近い。
シャトーエザより徒歩5分。
旧市街内を歩いてラ・シェーブル・ドールに着く。
名前を告げると、ロビーとは反対側のレセプションルームへ案内される。
アペリティフはロゼシャンパンを頂く。
眼下に絶景を眺めながら。
でも、眺めはシャトーエザには及ばない。
そして、レストランへ案内される。
広い店内は周囲が大きな窓となっていて明るい。
窓際のテーブルに案内される。
スタッフは優雅な動きで良い雰囲気。
コースをオーダー。
コース「Saveurs d'une fin d'hiver」
＠アミューズ：ズッキーニの花にサーモン？のタルタル風・プチズッキーニにパンチェッタ・クリームチーズを挟んだ揚げ茄子風
＠アミューズ：ホワイトアスパラガスのクリーミースープとグリーンアスパラガス
＠Le foie gras de canard des Landes. Jeux et textures d'une carotte.
＠Oemeau et caviar de France, Un tartar d'algue.
＠Gnocchis de pommes de terre aux truffes noires, Emulsion d'un cresson de fontaine.
＠Le tourteau servi dans sa coque, Une mousseline de fenouil, petits legumes du marche.
＠Noisette de boeuf de Wagyu, Artichaut poivrade aux blettes.
＠Le plateau de fromages.
＠La note sudree.
＠Chariot de douceurs et mignardises.
という内容。
だけど、アミューズが続けて2品も出るとは驚き。
本当に美味しく素晴らしい。
キャビア・トリュフなどふんだんに使われている。
最後のチーズワゴンやデザートワゴンは本当に驚く。
絶景を眺めながら美味しいミシュランのフランス料理。
最高のディナーを楽しめた。

シェフオススメコースがシェフの独創的な料理を味わえるのでオススメします。
ただし、全体的に量が多くなるために、
ムリに全て完食しなくもいいです。
次の皿のために少しずつ味わってください。

ドレスコード（ディナー）ですが、
男性はジャケット着用です。
ただし、バカンスシーズン（６～８月）の場合はジャケット着用としなくとも
カジュアルスマートでもOKです。
（Tシャツ・半ズボン・サンダルは不可です）。

ワインは素晴らしい品揃えで、
ハーフボトルが充実しています。
また、コースを注文した場合は
ソムリエに1皿ずつそれに合った少量のグラスワインをお願いすることもでき、
ソムリエ自慢のマリアージュを楽しむことができます。
（それなりの高額になることを頭に入れて）

エズ村の山頂はサボテン植物園「Jardin Exotique」。
シャトーエザから入り口へ徒歩5分です。
9時にオープン。
オープン同時に入場しました。
朝一番のため、誰もいなく、清々しいです。
植物園はサボテンが中心で、種類豊富。
サボテンの美しい形状が素晴らしく、
周囲の風景に溶け込んでいる。
頂上は原形をとどめない古城の跡が残っていますが、
展望台となっています。
山側は大聖堂や村の入り口などを見下ろせ、美しい景色です。
海側は青い地中海が広がり、絶景です。
特にシャトーエザと屋上からはためくフランス国旗が有名な風景で感動ものです。

絶景をたっぷりと静かに楽しむならば朝一番がオススメ。
昼近くから午後は大混雑になります。
全ての歩道は急傾斜や急な階段ですので歩きやすい靴で。

カフェなどはありませんが、
オススメの休憩所があります。
ゲートとは反対の岩山を下ったところに
寝そべって絶景を楽しめるサンデッキチェアが5台くらい並べられています。
本でも持って優雅に読書しながら絶景を楽しめます♪

エズ村の教会「Church Notre-Dame-de l'Assomption」。
18世紀に建てられたそう。
外観は優しい黄色みがかったベージュ色で、美しいです。
内部は明るいアイボリーで優雅な雰囲気があります。
しかも、豪華なシャンデリアや素晴らしい絵があります。

入場はフリーです。
内部は撮影OKで、フラッシュもOKです。

なお、教会前に広場がありますが、
眺望は主に山側となるために、絶景ではありません。

隠れたオススメのヴュースポットがあります。
教会ファサードを背にして広場の右側は断崖、左側がエズ山頂のある岩山。
左側の岩山に沿って歩道があり、前方へ進めると小さな墓地があります。
墓地は自由に出入りOKです。
墓地は美しいです。
それを過ぎると絶景のパノラマ。
墓地を背に前方が青い地中海が広がり、遠くにポーリューシュルメールの岬、
左側がエズの岩山とシャトーエザ。
エズ植物園に入場しなくともフリーでパノラマを楽しめる隠れたスポットです。

エズ村は本当に小さいです。
細い道が張り巡らされ、迷路のようで趣きがあります。
美しい石畳みに趣きのあるアーチ。
中世の街並みにセンスのいいアトリエショップが散りばめられています。
全ての道は傾斜があり、かなりきついです。
歩きやすい靴がいいかと思います。

有名観光地なのでショップはお土産屋さんだけかと思ったら、大間違い。
アトリエ兼ショップも点在し、
それが凝ったものや素晴らしいデザインで楽しい。
お土産にオリジナルの1点ものアクセサリーやブレスレット、
可愛い帽子の小物などを購入しました。
多くは1点ものですので、
気に入ったらお土産に購入してはどうでしょうか。

ショッピングを楽しんだら、
サボテン植物園の入り口に近いカフェテラスでカフェタイムするのがオススメ。
チョコレートパフェをオーダーしました。
ボリュームたっぷりで驚きますが、味は美味しかったでした。

なお、エズ村の眺望のいいカフェやレストランは、
村内では全くありません。
シャトーエザかシェーブルドールのホテルしかないです。
しかも、ランチでも予約満席になっていることが多いため、
カフェを利用することをオススメします。

ロカ岬。
リスボンの近郊ではシントラと並ぶ有名観光地。
ユーラシア大陸西端としてあまりにも有名。

シントラから専用車でロカ岬へ向かいました。
シントラのホテルからカスカイスを経てギンショの浜に沿って走り、
約40分。
美しいギンショの浜は海水浴客で賑わい、遠くにロカ岬が見えます。
ロカ岬の駐車場はちょっと離れています。
そこから2分ほどで岬へ歩きます。
周囲には草原となっていて、
岬周囲は絶壁断崖。
そして青い大西洋を見渡せます。
ちょっと離れたところに灯台があり、
この光景が素晴らしいです。
真夏でもかなり冷たい強風ですので十分に注意してください。
駐車場の近くにインフォーメーションがあり、
有名な大陸西端証明書を発行してくれます。
申し込むと約5分くらいはかかります。
なお、インフォーメーション内は撮影禁止となっていますので、
ご注意ください。
トイレは無料です。

帰りはロカ岬からシントラへ山側を通り、50分くらいかかりました。

シントラのホテル「パラシオ・デ・セテアイス」は
シントラ中心街から徒歩15分にある。
広大な公園と宮殿風の建物が素晴らしい。
もとは宮殿をホテルにしたもので、ある意味、ポザーダに近い。

12時前にホテルに着いたのに、すぐにお部屋へ入れた。
部屋はデラックスルームでやや小さいながらも優雅な雰囲気がある。
バスルームは広く、バスタブも大きく問題ない。
窓からは世界遺産のペーナ宮殿とムーア城壁を見渡せる。
特に、夜になるとライトアップされ、幻想的。
ルームにポートワインとシントラ名物の焼き菓子がサービス。
シントラ焼き菓子は二種で「ケイジャーダ」と「トラヴセイロ」の各2個という贅沢。

1階の庭園に面した部屋は歴史遺産のようで豪華な雰囲気。
いわゆるゲストがゆったりとくつろぐ部屋と思われる。

庭園は広大で、フランス式や迷路のような植え込み、
自然に近いロックガーデンなどいろいろある。
テニスやプールまである。
庭園の向こうは断崖でリスボンとは反対の北の平原を見渡せ、絶景。
あじさいやバラが咲き乱れ、貴族の館の雰囲気が流れる。
優雅な雰囲気の中、ゆったりと歩ける。

メインダイニングは0階にあり、庭園に面した豪華なルーム。
シャンデリアなどが優雅な雰囲気を醸し出している。
ディナーは21時から。
メニューを眺めるとポルトガル料理というよりも南欧料理と考えてよい。
全般にやや値段は高いが、日本のホテルよりは安い。
味は全く問題ない。
オーダーしたのは
カボチャのクリームスープ：濃厚な美味しさで日本では味わえない独特な風味。
シーフードのリゾット：魚介の旨味が濃厚で素晴らしい。米はアルデンテで問題なし。
ワインはポルトガル国内から集めた質のいい品揃え。
特にヴィーニョヴェルデは忘れられない味。

朝食も同じメインダイニング。
たくさんの料理がズラリと並べられ、
また、メインダイニングの豪華な雰囲気と相まってゴージャス。
シャンパンもあり、優雅な雰囲気を楽しみながら、ゆったりと朝食を頂ける。

アルファマ地区にあるカテドラル（リスボン大聖堂）。
カテドラルはリスボン大地震でも免れた建物です。
重厚な造りと頑丈からもうなずけます。
天井が非常に高く、優美な柱とアーチが織りなしています。
また、美しいステンドグラスがあり、見ごたえがあります。
人は少なく、厳かな雰囲気が流れています。

入場はフリーです。
撮影はOKで、フラッシュも可です。

コメルシオ広場からタクシーでシェラトンホテルへ利用しました。
コメルシオ広場のタクシー乗り場に待機していたのはこの1台のみ。
私が乗る前に、
白人女性グループが大きな荷物を持って乗り込もうとしていましたが、
拒否してすぐに降りていました。
空いたので乗ったが、すぐに理由が分かりました。
タクシーの運転手はメーターを付けずに値段交渉切り出したのです。
シェラトンホテルと告げると10ユーロでと言われました。
当時のレートから1100円ですが、
自分の金銭感覚からすると安いと思い、
そのままOKとしてホテルへ向かいました。
すると運転手さんは、私があっさりとOKサインだったので
もうちょっと値段を高くすれば良かった悔んでいるような表情がありありでした。
後日、ロシオ広場から乗ったタクシーの場合はメーターで6ユーロであったと考えると
勘当な値段かなと思いますが、
このような強引な運転手がいたことに驚きました。
（ロシオ広場のタクシー乗り場はタクシーが長蛇の列になっていた）
コメルシオ広場のほかに、
午前中や夜間などの台数が少ない時間帯、
あるいは、
タクシー乗り場でタクシーが１台か２台しかないときは
メーターをせずに強引に値段交渉する可能性が高いと考えられます。
タクシー乗り場の状況を十分に注意してください。
もし、出くわした場合は自分の価値観と合わない高額だったら、
速やかに拒否してください。

シャトーエザは標高400メートルの山頂にある鷲の巣村の外れにあります。
エズは車両乗り入れ禁止です。
（というか車が通れないため）
エズ村の入り口でホテル「Chateau Eza」のレセプションデスクがあります。
そこで宿泊することを伝えると、
スーツケースをホテルまでに運んでくれます。
このデスクの隣が有名なエズのロバがいます。

ホテルは数棟からなるもので
小さなカウンターで簡単にチェックイン。
宿泊者専用のラウンジルームのテラスへ案内され、
ウェルカムシャンパンやフィンガーフードでもてなされます。

宿泊したのはスイートルーム「La Suite Royale」で3泊。
スイートルームはとても広いです。
入ると細長い奥行きのある部屋で、
手前がリビングでソファやテーブル、奥がキングベッド。
全体にブルーを基調としたもので、
ロイヤルらしい雰囲気があふれています。
右手にはバスルーム、左手にはテラスがあります。
テラスからの眺めは素晴らしい絶景です。
テラス側に独立したシャワールームがあり、
絶景を楽しめながら浴びることができます。

朝食は宿泊者専用ラウンジルームのテラスで頂けます。
もちろん、ルームサービスも可能ですが、小さなものになるということです。
朝食はものすごいボリュームで驚きます。
まずは多種類のパン。
そして前菜の盛合せとも言うべき、たくさんの料理が美しく盛りつけ。
極めつけはチーズたっぷりのとろ～りのふわふわのオムレス。
さらに多種類のヨーグルトとフルーツデザート。
と食べきれないほどです。
美しい絶景を愛でながら、美味しい朝食をゆったりと味わえます。

ランチはスイートルームのテラスで絶景を楽しめながら頂けます。
ルームサービスでミシュラン星付きのレストランから運ばれます。
なお、エズ村のレストランは「La Chevre d'Or」を除く全て村内にあり、絶景を眺めることができません。
なのでテラス付きのお部屋に宿泊の場合は、テラスでランチをオススメします。

エステを申し込むことができます。
お部屋にあるホテルパンフレットによるとマッサージとありますが、
これはエステを指すもの。
2時間たっぷりのボディリラクゼーションの場合は180ユーロです。
エステはお部屋で行われます。
予約時間になると女性エステシャンとホテルスタッフが大きな荷物を抱えてやってきます。
スイートルームでてきぱきと即席のエステ台に組み立てられます。
出来上がるとエステスタート。
ハーブオイルで全身を気持ちよくエステ。
スイートルームで至福の深いリラクゼーションです。

以上がスイートルームでの内容です。
その他のお部屋を拝見することができましたので報告します。

シャトーエザは古城ですが、一つの建物ではなく、
三つの建物から成っています。
このためにお部屋からレストランへ行くのに一旦外に出なくではならない。
また、一つの建物に２～５部屋となっており、
一部の部屋は離れのコテージのような感覚もあります。
それが私の泊まっているスイートルームです。

カフェテラスのある建物には
小さなお部屋で美しいグリーン系にまとめられています。
グリーンの部屋と名づけます。
このグリーン部屋はバスタブはなく、シャワーのみとなっています。
テラスはついていますが、眺めは主に山側が中心となります。
このために素晴らしい絶景は眺めることができません。

次に私が泊まっているスイートルームの向かい側の部屋。
重厚なアンティークに囲まれた部屋で、アンティークの部屋と名付けます。
古城らしい雰囲気があふれており、ロマンチックな雰囲気に浸れそうです。
このアンティークの部屋もバスタブはなく、シャワーのみとなっていますが、
シャワールームには窓が付いていて絶景を見ることができます。
テラスが付いていて、眺めは私のスイートルームからの眺めとほぼ同じで絶景を望めます。

この二つのタイプがスイートルームを除くお部屋の標準だそうです。
私のスイートルームよりもさらに上のグランスイートルームがありますが、
残念なことに改修中のため、公開されず。
このグランスイートルームは、名の通りに広いお部屋と広いテラスがあり、
テラスには大きなジャグジーが備わっているということです。

どの部屋を宿泊するかは眺めにかかっていると思います。
眺望の素晴らしい部屋は予約困難と聞いていますので、
早めに予約することをオススメします。

ヴァンスはこの地方にしては大きな町です。
旧市街の周りには新市街が広がっています。
旧市街は城壁に囲まれています。
新市街の広場から歩くと城壁が見えてきます。
城門を抜けるとそこは中世の世界。
でも、魚屋・肉屋・野菜屋などがあり、
グルドン、トゥーレット・シュル・ルーよりはかなり日常的な生活が垣間見れます。
また、センスのいいショップもたくさんあり、ショッピングを楽しめます。
帽子屋で素敵な帽子を買いました♪
ゆったりと中世の雰囲気を触れながら歩けます♪

ヴァンスの旧市街の中心部にある大聖堂。
大聖堂は起源は7世紀にさかのぼります。
現在は18世紀に建てられたものです。
大聖堂には有名なマルク・シャガールのモザイクがあります。
入って奥へ進み、左手に礼拝堂があり、
そこにシャガールのモザイクがあります。
ステンドグラスから差し込む光にあたった美しいモザイク絵。
お題は「モーゼの発見」だそう。
柔らかな色合いが素晴らしい。
じっくりとモザイク絵を鑑賞できます♪

なお、入場は自由で無料です。
撮影はOKです。ただし、フラッシュ禁止です。

サン・ポールの一番高台にある教会。
Sain-Clement教会で17世紀に建てられたそうです。
内部は簡素的ながらも、優雅な雰囲気があります。
特に美しいステンドグラスがたくさんあり、見飽きさせません。

なお、入場は自由です。
内部の撮影はOKです。

サン・ポールの一番はずれにある墓地。
この地を愛したマルク・シャガールの墓があります。
墓地は中世の村と同じ高台にあるため、眺めが素晴らしい。
マルク・シャガールの墓は墓地に入ってすぐ左手にあります。
標識もなく、また、目立たないので、
見逃しやすいです。
実際、墓地の中を探し回って30分、やっと見つけたほど。
シャガールの墓は華美な装飾などはなく、いたってシンプルです。
石棺には生前の最後に描かれた天使。
周囲には美しい野生の花が咲いています。

なお、石棺の上に小石が置いていますが、
ファンが置いていったもの。
なので、それをどかしても全く問題がありません。

サン･ポール･ド･ヴァンスのホテル「LE SAINT PAUL」で3泊しました♪
サン・ポールは本当に小さな可愛い中世の村です。
テーマパークとは言わないけど、そこまでに匹敵する美しすぎる村でした。
3月はこれから観光シーズンを迎える前の静けさの貴重な雰囲気でした。
石畳のメインストリートは太陽をモチーフにした美しいモザイク。
中世の繁栄に極めた当時の面影を探しながら歩けます♪

サン･ポール･ド･ヴァンス旧市街のショッピングは楽しいです。
アート関連の店が多く、覗くのも楽しいです。
お土産の店も多く、かなりセンスがいいです。
ドライバーがオススメだというオリーブオイルの店。
ここで、エキストラバージンオリーブオイル・レモンオリーブオイル・バジルオリーブオイルを購入しました♪
続いて、ハーブの店。
種類豊富な店内は楽しい。
プロヴァンスの調味料ハーブを3種、アペリティフに使えるハーブといろいろと購入♪
その他、ウェアやアクセサリーの店も多いです。

その他、旧市街周囲には城壁となっていて、すべて展望台となっています。
遠くのアルプスや地中海、どこかの鷲の巣村、と素晴らしい景色を楽しめます。
城壁の上を歩けますが、柵がないため恐怖感があります（苦笑）。

夜は観光客がいなくなり、本来の静けさが戻ります。
街灯に照らされた通りは幻想的です。
なお、治安は全く問題がありませんが、最低限の注意を持ってください。

ニースのホテル「LE GRIMALDI」からの北方にある「サン･ニコラ大聖堂」へ徒歩15分。
ニースの美しいロシア正教会です。
エキゾチックな教会で壮麗です。
モスクワの壮麗なロシア正教会はテレビで何度も見たことがあるけど、
本当にそのまんまの教会です♪
丸味の帯びたグリーンの尖塔に黄金が散りばめられて。
まるでおとぎのような世界です。
サン･ニコラ大聖堂の周りをゆったりと歩いて、
じっくりと鑑賞してください♪

なお、開館は9時からとなっていますが、
管理人さんの気まぐれで遅れることが多いようです。
当日は30分以上も遅れていました。

サン・ジャン・カップ・フェラは豪華な別荘が並んでいます。
その中で宮殿のような豪華な別荘が「Villa Ephrussi de Rothschild」（ヴィラ・エフルシ・ロスチルド）。
外観は美しいピンク色です。
エントランスから入るとアラブ様式のようなパテオ空間が広がり、
エレガントなアーチに美しいモザイクのタイルで、
まるで宮殿のようです。
パテオを囲むように大小の部屋が配置され、
それぞれの部屋は豪華です。
それぞれのテーマでデザインされ、素晴らしい調度品で飾られています。
膨大なアンティークコレクションも素晴らしく、アンティーク好きにはたまらないです。
どれこれも非常に珍しいものばかり、日本でもお目にかかれないもの。
多くはプレート、カップソーサー、蝋燭立など。
さらにシャンデリアも素晴らしく、これでもかと怒涛の凝った装飾。
特にびっくりなのは、鳥かごのシャンデリア。
100年前の華やかなベルエポックが直に感じられます。

窓からは広大な美しい庭園を見渡せ、
右手はヴィルフランシュ･シュル･メール、
左手はボーリュー・シュル・メール
の美しい湾を望めます。

広大な庭園は本当に素晴らしいです。
いくつかのゾーンに分けられていてそれぞれのゾーンはテーマがあります。
スペイン・フレンチ・プロヴァンス・エキゾチック・ジャパンなど。
SEVRES GARDENはヴィルフランシュ・シュル・メールを見渡せる庭園で、
美しい春の花が咲き乱れています。
SPANISH GARDENはスペインのグラナダ・ヘネラリフェをお手本として作られています。
水と植物の調和が素晴らしく、正面はちょっと鍾乳洞のような雰囲気です。
FLORENTINE GARDENはヴィルフランシュ・シュル・メールの素晴らしい眺めを楽しめます。
JAPANESE GARDENは竹林がメインで、日本風。
EXOTIC GARDENはサボテンなどいろいろ。
FRENCH GARDENはフランス式庭園で美しいです。

別荘と庭園をじっくりと見ると２～３時間は必要と思われます。

レストランは「La Mare Germaine」。
ヴィルフランシュ・シュル・メールでは老舗のレストランで、
ブイヤベースが有名です。
でも、ブイヤベースは大変なヴォリュームであることが知られており、
しかも、この後も観光を続けるため、
軽くランチをすることにしました。
オーダーしたのは、
＠SALADE RIVIERA：いわゆるニース風サラダに近いものでチーズやオリーブがたっぷりのサラダ。
＠CANON DE DAURADE ST JACQUE：白身魚のミンチにして棒状の揚物のようなものとホタテのグリルなど、シーフードたっぷり。
＠CARAMARS PLANCHA：イカを小さくグリルし、ペペロンチーノ風に仕上げたもの。
どれも美味しく、さっぱりとした口当たりがいいです。
特に、オリーブオイルが素晴らしいです。
聞くと非常に珍しいニース産地だとか。
ヴィルフランシュ･シュル･メールの旧港を眺めながら、
美味しい魚介と白ワインを頂けます♪

なお、高級店のため、全般にお値段は高いです。
ドレスコードは特にないですが、
ディナーの場合はそれなりの格好がいいかと思います。

ヴィルフランシュ・シュル・メールは本当に小さな港とビーチを持った可愛い港町です。
観光名所は「サンピエール礼拝堂」。
コクトーの集大成とも言われる美しい礼拝堂です。
港町のありふれた風景にちょこんとあります。
そこがたまらないです。
美しいアイボリーの色合いで目玉。
内部は美しい絵が繰り広げられ、ため息ものです。

なお、内部は撮影禁止です。

ニースのホテル「LE GRIMARDI」から専属ガイド兼ドライバーでペイヨンへ行きました。
ペイヨンはニースから30分で
エズ村以外では最も近い鷲の巣村。
ニースから近いのに、本当に山奥の村です。
ドライバーさえも道が間違えるほどの田舎です。
九十九折りの細い道を走ると標高が高くなり、
眼下に美しい世界が広がります。
イタリアアルプス方面へ行く鉄道や小さな村々でおとぎのような世界。
ある程度高くなると、ペイヨンが現れます。
それは朝日に浴びた幻想的な世界でした。
急峻な岩山の上にお城のように築いた村。
まるで山上のモンサンミッシェルのようでした。

ペイヨンは中世時代から変わらない村で完全に時が止まっています。
誰もいない道を歩くとニースがすぐそばにあることが信じられないくらいです。
店はなく、全く観光地化されていません。
村の一番の山頂は教会です。
教会は美しいアイボリーとホワイトを基調となった配色で、
周囲の岩山とのコントラストが素晴らしいです。
鳥のさえずりが聞こえる以外は癒される静けさです。
村の通りには100年以上前に撮像された写真が掲げられていて、
現在と全く変わっていないことがよくわかります。

ペイヨンは小さい村ですが、
山頂の教会から下へ裾のように広がるため、
全ての道や通りは急峻で多くは階段です。
歩くのが疲れます。

なお、村の半周囲は絶壁ですが、
絶壁にまで家が張り出しているため展望台などはありません。
やはり、眺めを楽しむならば、ペイヨンを全体に見ることができる遠くの道路からか、
あるいは山頂の教会からと思います。

海岸にある眺望のいいレストランテラスにしようかと考えましたが、
3月は風が強く、しかも冷たいです。
落ちついて食べられないので、どこか店内にしたいと考え、
マセナ美術館近くの道路側にあるレストラン「KOUDOU」を見つけました。
かなりオシャレな雰囲気なので、そこに決めました。
店内の窓際テーブルで、
白ワインを飲みながら煌めく海と強風に揺れるヤシを眺めることができ、
雰囲気は良いです♪
オーダーしたのはシーフードパスタ。
運ばれたパスタを見て唖然としました。
その量は２人前あろうかと思うほど。
味は濃厚な魚介旨味たっぷりで美味しかったでした♪
景色を眺めながらゆったりと味わうことができます♪

なお、お値段ですが全般に高めでした。
カードは全て使えます。