kikoさんのクチコミ(302ページ)全6,364件

　イスタンブールに滞在すれば,毎日海がながめられる。金閣湾、マルマラ海、ボスポラス海峡、その先は黒海……。海はどの時間帯もそれぞれ美しい。けれど、日没の美しさも又格別。４月の日没は８時過ぎだったか、ガラタ橋の上で金閣湾に沈む夕陽をぼーーっと眺め、堪能した。私の中では金閣湾＝美しい夕景　が定着している。

　イスタンブールで一番古いオスマン様式のモスクということなので行ってみた。場所はベヤズットの駅からすぐなので、降りたらすぐ目に入ってくる。前が大きな広場になっていてハトがたくさんいた。人はあまり多くなく、女性は必ずスカーフ着用。内部はそれほど華やかではなく、落ち着いた印象。ドームのステンドグラスも控えめな感じ。でも、入れば厳かな気持ちになる。

　ここは本格レストランの他にテラスでお茶や軽食が楽しめるようになっている。私たちは宮殿見学の跡、青空の下で休憩しようとここに入った。食べ物は並んで注文するセルフ方式。私は少し肌寒かったので温かいシーフードのスープ、夫はビールとサンドイッチを注文。　テラス席殻のながめは素晴らしく、素敵なティタイムになった。

　海峡をクルーズしたくてエノミニュから定期船に乗り、約１時間半。途中アジアサイドとヨーロッパサイドと順に寄港しながら終着のここまできた。この先は正に黒海。本当はそこまで行かれると楽しいのに…と思った。
　昼ごろついて、食事をして散策。もう少しいろいろある街かと思ったら以外と小さく、山に登る人は丁度良いようだが、私たちは街歩きだけのつもりだったので、時間が余りすぎた。船で動くときは時間をよく考えて予定をたてないとだめですね。
　街の桟橋前には露天商が並び、レストランの店先ではサバの塩焼きの匂いなどがしていた。またシーフードレストラン前にはランチ定食のような看板が出ていて客を誘っていた。

　タイトルの通り、私たちにとってはユスキュダラよりウスキュダラの方がピッタリする。そして実際に口ずさみながら歩いた。
　アジアサイドはヨーロッパサイドに比べると観光客が少ないようで、それだけ生活者の場所という感じが濃い。下町的な感じと言おうか。ゆったり会話しながら地元の人が魚や野菜を買っている姿も多く見る。価格もヨーロッパサイドに比べるとだいぶ安い。レストランで昼食を取ったが、ここではアルコールは置いていなかった。２人で食べた料金が日本円にすると１５００円にもならなくてびっくり。
　ヨーロッパサイドとは同じ市内と言っても別の街と感じる。でも好もしい街です。

旧市街中心部から路面電車で約２０分ほど。
　ここはかつての城壁としては、かなり保存状態が良く、当時の面影をたくさん残している場所だ。歴史を重ねて往時のまま残って居る部分を実際に見ようと出かけた。城塞の外は緑もあり、ロマンも感じられる場所。だが、
天気の良い休日だったためか、城壁内の少し広い道路というか、広場のような所で小さな青空市が開かれていた。正直、これが売り物？と思うようなものばかり（他の都市の青空市でもそのような物を見たが、そのレベルではなく）で驚いた。イスクラル通りの明るい場所との落差を感じてちょっと、心が痛んだ。

　この広場近くに泊まっていたので毎日ここを通りながら観光した。新市街の観光の起点になる場所。フニクレールの駅も旧型トラムの出発もこのそばから。新市街のメインロードであるイスティクラル通りもここから始まる。
　私たちが訪れたときは丁度アタチュルクの像は工事中で半分隠れていたのが残念だった。

　イスタンブールの旧市街の一番高い丘の上に建っているのであちこちからこの姿はよく見ることができる。私たちはエノミニュの方から坂を上がって行った。だが、せっかく訪ねていったのに修復中で中に入ることが出来なかった。
　仕方がないので前で写真だけ撮り、後ろにあるスレイマン１世の霊廟に行き、お参りした。スィナン作で８角形の建物はその形故か、印象深い。内部はイズニックタイルがふんだんに使われていた。

　海峡クルーズしてながめた要塞は厳しい当時の歴史を感じさせる。海峡の一番狭い部分にアナドル・ヒサールと相対して作られた。今は平和に船でながめているが往時はどれほど大変なことだったか。
　現在は野外博物館として公開されているそうだし、ここからの眺めは素晴らしいそうなので陸からも行けば良かったと一寸後悔。

　新市街のメインストリート。ブランドショップもあるし、衣料品、土産物店、レストラン、カフェなどメイン通りらしい賑やか。朝歩いたときは感じなかったが、午後から夜にかけての人の多さにはびっくり。その中をレトロ感のあるトラムがゆっくり走り、夜になると豆電球が灯って雰囲気を高めている。洗練された感じはしないが、お祭りのような楽しさのある通りだ。なかなか夜は更けないようだ。

　ラーリエとはチューリップのこと。なのでこのモスクのことを「チーリップモスク」とも呼ぶようだ。
　水道橋に行くためにトラムの「ラーリエ」駅で降りたのでよってみた。チューリップモスクの名前も可愛かったので。元は女性専用のモスクだったそう。
　内部はあちこちにチューリップがモチーフとして使われていた。ステンドグラスも絨毯もチューリップ模様。色も明るく女性的。あまり人は多くないので観光客は少ない様子。でも印象に残るモスクなので、水道橋に行く方は立ち寄るといいと思う。

　ここはイスタンブール必見の場所。波瀾万丈の歴史を持つ建物は今は博物館となっている。
　有名なモザイクなどのあるギャラリーは２階の回廊部分からよく見ることができる。上がる場所は坂道のようになって目立たない。案内図などで良く確認すると良い。
　たくさん見るものがあるので、事前にどこを見るか予習しておくと、ある程度見落とすことがないだろう。
　夜、ライトアップされるとここはピンク色に染まってそれは又きれいだ。

　せっかくトルコにいたのだから教養を高めよう？と入場してみた。場所はヒッポドゥロームの真ん前。
　ここは特にじゅうたんがたくさん展示してあり、各産地の違いなどが分かるようになっていた。又様々な文化的価値のある国宝級のものを観賞した。
　だがここで一番楽しい記憶は庭で校外学習に来た小学校の生徒達と交流したこと。「ハロー」と言ってくれたので挨拶を返して、どこから来たの？と聞いてみたら、皆が口々に話しかけてきて、一緒に写真を撮ったりした。先生も挨拶してくれた。子供たちの明るさとと人なつこい笑顔が大きなお土産になった。

　正にバス感覚で乗れる路面電車は手軽で便利。料金は均一で１．５ＴＬ（日本円で１００円くらい）乗り場のそばの自販機で簡単に購入できた。イスタンブールに８泊したので何度も利用したが、乗り心地も良いし、人は親切で、よく席も譲って貰えた（この時、６０代前半）“親日的なトルコの人々”という話は、事実と感じられたのも、こういう公共の乗り物を利用したからならではと思った。
　団体ツアーの時などはなかなか難しいが、公共交通は出来たら乗ることをおすすめする。　　

　イスタンブール滞在のため利用。トルコ航空だったので全て順調。どこの空港も自国の飛行機が大体良い場所を使えるようなので。
　荷物も問題なく、又タクシー乗り場もすぐ分かってロス無くホテルに着くことが出来た。
　帰りのチェックインのときのトルコ航空のカウンター職員が席を調べて貰うにしても、あまり親切でなく、面倒くさそうで、感じが良くなかった。

　博物館より音楽隊に興味があって行った。３時からとのことだったので２時に到着して待った。おかげで見やすい場所で観賞出来た。小さな体育館のような場所で、幼稚園の子供と先生（多分）なども来ていた。日本の団体ツアーの方々も何組か来ていた。かなり人気があるようだ。音楽は迫力があり、その服装もあって気分も盛り上がる。
　音楽が終わってかなりの人が引き上げたが、待っていたら楽団員がサービスのため、出口付近で写真撮影に応じてくれた。良い記念写真が撮れて楽しい想い出。

　エミノニュから約１時間半の船旅でアナドルカヴァゥまで行き、しばしの滞在の後戻った。この往復料金は２０トルコリラだった。チケットは桟橋で購入。この船は観光船でなく、定期船でもあるので観光客の他、生活者も多く乗っていた。船は途中アジア側、ヨーロッパ側の桟橋のをいくつか停まりながら黒海近くまで。船の中ではおきまりのチャイを売る人なども居て賑やかだった。
　私たちは黒海の近くまで行きたかったのでアナドルカヴァウまで行ったが、そこで帰りの時間が多すぎた。（船の本数が少ない）今思うと、途中で引き返した方がよかったと思った。
クルーズ自体はおすすめだし、とても楽しい経験。のんびり海峡の景色を堪能できたのはもちろん良かった。

　イスタンブールに直行便で。今まで色々な（多分１０社以上）会社の飛行機に乗ったが、エコノミーでグッズを貰ったのは初めてだったのでびっくり。食事も美味しかったし、席も非常口横を選べたので、だいぶ楽だった。ヨーロッパは遠いけど直行便があるのは有難い。

　９日間のイスタンブール滞在中、ガラタ橋やエノミニュ近辺に何度も行ったので、その都度この前も通った。分かりやすいところにあるので気軽に立ち寄れるだろう。このモスクの前にはハトがたくさんいてのどかな感じがする。物売りや多くの観光客などでにぎわい明るい場所だ。中に入れば、高いドーム天井やタイルは美しく見事、やはり厳粛な気持ちになる。

　ここは自由には見学できない。なので言語毎に分かれたガイドツアーに参加することになる。そのチケットを購入するのにもかなり待つ。朝一番くらいに行くのがよいと思う。私たちは日本語がないので、英語のツアーに参加。
　豪華な宮殿の各部屋やハレム、近代トルコ建設の父、アタチュルクが執務し逝去した部屋など見所も多い。また庭に出れば海峡がながめられ、船着き場や、衛兵の姿など、写真撮影ポイントも多い。