K.Tomyさんのクチコミ(22ページ)全1,014件

2022年新年明けましておめでとうございます。
仁王門から浄土庭園の中之島を経由して本堂に至る反橋と平橋の朱色の塗装が経年劣化でひび割れてきていたが、新年迎えるに当たって塗り直され再び鮮やかな姿になった。
工事は１月中旬まで続き、大晦日は通行止めだが、元日の朝6時から3日まで特別に通行できる予定だ。
普段は左手に迂回となっている仁王門も通行でき、阿行と吽行の金剛力士の間に立って、すぐ側で迫力ある巨大な仁王像をじっくり拝みながら鑑賞できるチャンスである。

姫路への移動は所要時間の優位性からJR新快速を利用した。山陽電鉄の特急を利用してみたかったが優等列車がなく時間差が大きいため断念。何しろ新神戸駅から新幹線に乗り換えるのと最短でも10分程度しか変わらないのである。特急料金や乗り換えの手間、姫路停車の新幹線が少ない反面新快速は15分程度の間隔で次々に来るので、検索サイトでも新幹線利用が案内されない。
ところで、ホームドアが昇降するロープ式で驚いた。東日本には無い形式だが、故意にくぐることや群集化した際の防御性を考慮しなければ合理的と感心した。

市街地の主要観光地を周回するバスがあり、１日券で何度も乗車できるので便利である。
但し、直行するより時間がかかるうえ、便数が少ないのが、利用のネックとなるので、ルートや予定時刻に合わせて上手く利用したい。

ポートアイランドに渡る赤い橋は着工から来年で５５年経つ。幹線橋梁として良く保守されていてとても美しい。アーチ橋ダブルデッキで道路だけでなくポートライナーも通っている。
平成７年の阪神・淡路大震災で大規模に損傷したようだが、仮設橋運用を経て、翌年には全面復旧している。
橋をくぐるクルーズがありじっくり鑑賞できて良い。

神戸港クルーズは航路が多彩で、１時間の近郊クルーズから、明石海峡大橋まで廻るディナークルーズまで幅広い。事業者も多数のようだが、カオスな東京港と異なり出発ターミナルが1箇所に集約されていて乗船利用には都合が良い。
ターミナルも良く整備されていて利用しやすい。

客船ターミナルを兼ねた施設は巨大客船のようであり、海上から視点を替えながら鑑賞するのは宿泊しても体験できないしびれるほどの楽しさだ。
近くに温泉を有するホテルがリニューアルオープンするなど活気を感じる。すぐ近くに神戸空港があり、不謹慎だとは思うが、コロナ禍が終息して海外からの観光客が戻る前が狙い目かもしれない。

神戸港を代表する神戸ポートタワーとオークラホテル神戸が対をなす都市景観は２０年以上前から変わらず健在で美しく、海上クルーズから眺めるだけで爽快な気分になる。
神戸の憧れの宿泊先候補として検討していたが、工事足場で覆われた神戸ポートタワーを近くで見続けるのは偲びなく見合わせることにしたが、部屋の配置方向を選べばほぼ支障はなかったようだ。
神戸ポートタワーの工事が終わったら再訪したいが、他にも魅力ある競合が多数あり選ぶのが楽しい。

六甲テラスのように大阪湾を広く見渡すことは出来ないが、海上から六甲山・摩耶山や三宮中心部を背景にした神戸港は美しい。
鮮やかな赤白色の船体の宮崎カーフェリーが映える。来年4月に新造船たかちほが登場する予定であり、カーフェリーの人気が上昇しているようだ。かつての川崎と宮崎を瀬戸内海明石海峡を通って結んだ航路などの長距離フェリーの廃止が惜しまれるが、横須賀と新門司を結ぶ航路の新設など動きが活発だ。
目を凝らすと微かに昨日訪れた六甲枝垂れが見えて感動。

リニューアル工事が始まり内部に入ることは出来なかったが、幸いまだ工事足場の高さは1/4位なので、美しい鼓状のプロポーションを楽しめた。高い円筒形の足場を見ると昨年末の横浜八景島シーパラダイスのブルーフォールの解体工事を思い出す。
横浜マリンタワーもリニューアル工事中で休業中だが、出来ればシルバーではなく、神戸ポートタワーのように昼間も映えるかつての赤色に戻せないだろうか。

東京から移籍した水戸岡氏の意匠の御座船が神戸港クルーズに使われている。便数が少なく、バスが渋滞で遅れ、狙っていた便を逃すと2時間以上無いので、かなりの距離を駆け足で移動して汗をかいて乗船した。ところが平日だったためかなんと乗船していたのは2組と言う状況。東京から回った派手な意匠の船は神戸では嫌われているのか？外装はよく見ると結構くたびれていたが、スピードも出るし離着岸の操船もしやすそうでまだまだ現役で頑張って欲しい。
天候に恵まれ暖かく、甲板上は貸し切り、解説も丁寧で20年ほど振りの神戸港はとても良かった。
但し、Ｋ社、Ｍ社のかつて栄華を極め世界市場を席巻していた造船所が、海自の潜水艦の建造と保守以外の造船業から撤去、ドックを埋め立てて他分野の生産設備に振り替えている現実を目のあたりにして複雑な思いだ。

かつて「東洋一の市電」と言われ神戸市を走っていた路面電車が1971年3月に廃止となり、29両が広島電鉄に移籍し、今なおそのうちの2両が現役車両として運行されている。神戸市電廃線及び広島電鉄移籍50周年を記念するヘッドマークが広島と神戸で同時に掲出され、湾岸線では２両のみだが運良く遭遇。おめでとうございます。
広島市電にもぜひとも乗ってみたい。
湾岸線は三宮駅に接続してなく離れいて、初めてだと予習が必要だ。

有馬温泉太閤橋から高速バスが出ていて乗り換え不要で便利だ。
高速道路出口は国道２号線へ信号を右折する構造で、交通集中などで動かなくことがあるのでご注意を。
神戸市交通局が阪急電鉄北神急行を引継ぎ、高めだった運賃が半額近くまで引き下げられているが、直行便は無く乗り換えが必要なので荷物がある時はバス便が便利。
三宮バスターミナルの降車は地上なので、次のアクションにも便利だ。

ねね像に比べて太閤橋の交差点を渡った先の湯けむり広場にある茶人太閤像は心なしか立ち止まって写真を撮る観光客が少ないようだが手入れが良くされていて立派である。配置の影響か、晩年の評価によるものか。
なお湯けむり広場といは言うものの、西の大関「草津温泉」の象徴である湯畑のように湯けむりは上がってない。さらに、池の中に、札幌市の定山渓温泉から贈られたという小さめな河童の像が立っているのだが、バランスが良くないのか違和感があり、後味の悪さが残る残念な印象だ。

壁面の大きなあやつり人形が目印です。懐かしいグリコのおまけの小さなおもちゃのデザイナーを務めた方と有馬温泉の名門旅館がコラボして開設した、ドイツのブリキや木製玩具のコレクションが素晴らしいミュージアムです。外観だけでは設立や運営の主旨が分からなく近づき難い感じですが、予習して感銘を受けてからの来館をおすすめします。

我が国の代表的な温泉地に相応しい、組織化された規模の大きな案内所であり、箱根温泉のように地域や小田急と西武系のサービスの分断は無く比較的仲良く運営されている印象なので、有効に活用したいものだ。
ホームページも分かりやすく充実していて調査ツールとして強力だ。パンフレットなど現地ならではの情報も潤沢。

有馬温泉街の阪急バスターミナル近くにある地元の酒屋が営む角打ちで、取り揃えは流石に抜群であり、新鮮な有馬温泉のクラフトビール「有馬麦酒」や、日本酒醸造量トップの兵庫県だけに加水してない「しぼりたて原酒」の日本酒など比較的気軽に楽しめておすすめだ。

ホテルのWEBで紹介されている早期予約するメニューは高価ですが、他にも前日でも予約でき普段に利用しやすい比較的リーズナブルなコースが用意されていて良心的。
雰囲気は全般的に良好ですが、コロナ禍で間隔を広めにとってあっても個室的な仕切りが無いオープン席では隣席利用者の声が大きかったり仕草が気になると落ち着けない場合があるのはやむを得ず。

夕食ブュッフェメニューは複数月のフェア期間でほぼ固定なので、連泊の際には他のレストランと組合せ利用する方が良いでしょう。
朝食もメニューは多く食べ過ぎ注意。効率よく美味しそうに上手く自分で盛り付けるのはテクニックが必要でなかなか大変。
飲み放題メニューがあるほか、日本酒醸造量トップの兵庫県だけに日本酒の利酒セットもしっかりありおすすめ。

日程を変更せざるを得なくなったり、なかなか予約が取れ無かったりで、3度目の正直でようやく宿泊が叶った。部屋のタイプが多く用途に合わせて選べるのが良い。食事付きのプランではなく、館内の本格的なイタリアンレストラン、日本料理レストラン、鉄板焼、ブュッフェスタイルレストランから自由に選び、別途予約した。
温泉の内湯はごちゃごちゃと広過ぎること無く、適度な規模だ。
斜面に建ち、ロビー階が一階ではなく、温泉大浴場も途中階だ。

明治時代創業の元祖 炭酸煎餅の三ツ森は有馬温泉内に10店舗も構えているが、炭酸源泉の公園隣に御影から昭和初期建築の長田家の居宅を移築した店舗は雰囲気が異なり、観光地の土産物屋感は無く、老舗の和菓子店の趣き。
手焼きの炭酸煎餅を試食させて頂けた。筒缶入の手焼は魅力だが、まだ立ち寄り先があり嵩張るのは厳しいので箱入にした。シンプルなプレーンだけでなく、生姜味や各種クリームを挟んだタイプなど種類が豊富だ。