ひろちゃんＨＹＫさんのクチコミ(14ページ)全850件

ルチェルン駅に向かう途中で、「時間があれば・・・」と覚えていたこの美術館に寄った。建物が美術館らしくないし場所も見つかりにくかったが、トイレ休憩？？も兼ねて。
シニア料金にして貰って入ってビックリ。広い展示場にピカソが一杯！！　そしてだーれもいないのです。寂しい位の気持ちで見て回った。自分が名前を知っている限りの画家の絵がもうしんどくなるほど並んでいて、名前を知らない画家の絵の前はホントの素通り状態。ピカソもこんなに一挙に見たのは初めてだった。

山と空と水が一緒に見えるのはやっぱり湖しかないなぁ。レマン湖やチューリッヒの湖はここまで三拍子そろっていなかったのでは？　遊覧船が走っていて、乗りたかったけれど、旅の終りでちょっとお疲れだったので・・・。ルチェルン湖とカペル橋、教会、テラスレストランでもう満足した。

大きな立派な内部の教会なのに、５人くらいしか人が入っていなかった。立派な祭壇の前に立って、旅行が無事に終わりつつあるのを感謝してお祈りさせてもらった。日本人の夫婦も休みがてらか、敬虔なのか、ゆったりしている様子が印象的だった。必ずお参りした方がいい場所だと思う。

スイスで見た中では一番近代的な大きな駅の様に思う。荷物預けのロッカーは駅の両端のホーム沿いに沢山並んでいるが空を見つけるのに苦労した。見物前にトイレに行こうとしたら、地下の端っこ、有料、２フラン？！　コンビニだけでなくチャンとしたレストランも上の階にあるし、外に出て外観を見ると空港のターミナルみたい。なんともさっきまでいたスイスの牧歌的とは打って変わって・・・

カペル橋を渡って、教会側を旧市街地・川沿いのレストラン街を対岸に見ながらぶらぶら歩きした。この橋の板絵はよくまだ見えるだけにリアルで恐ろしい。じっと見ている気がしなかった。ヨーロッパ人ってこういう残酷な絵や像を残しているよなぁ。

中央駅を出て人だかりのする方へ行くとそこがカペル橋の見える大通り。あのお決まりの花が飾られて、古い絵が掛かられて、一杯の人々が写真を撮っている。橋と街と川の風景が何ともヨーロッパそのもの。見たぞ！、来たぞ！ということで終わりにした。

乗り継ぎ乗り継ぎして、最後のVispでZermatt行きのこの赤いmatterhorn gotthard bahnに乗ると、心がざわついてくる。いよいよという気持ちとチェルマットに着いた時の天気への不安がないまぜになって・・・。前回はチェルマットに付いたとたんにマッターホルンが輝いていたからなおさら「今回も」と思ってしまう。列車内は空いていて、シンガポールから来たという夫婦との会話に花が咲いた。車窓は川を左右しながら、牧歌的な、山岳的な気持ちのいいものです。ワクワクしながら乗って下さい！

ベルナーオーバーランドでかの三山をみて、「やはりここが一番」と思い、ここに来ると「ここが一番」と思ってしまう。朝日に照らされ始めて１５分位のマッターホルン、夕陽に映えて雲を引き連れたマッターホルン、そしてリュッフェルゼーに逆さに映るマッターホルン。あぁ、満足でした。もっともお天気様様で、曇りや雨なら台無し！！

時間が十分あるとか、雨で山に行けないとかなら、行ってみる価値はあるが、貴重な好天の時間を割いてまではどうかな？、よほどの登山好きでなければ。マッターホルンの登頂の歴史や登山道具、遭難時の切れたザイル、等が展示されているし、日本語の説明もある。言葉がわからないが、短い紹介映画も見られる。

２階のカッフェも勿論良さそうだけれど、男一人ではもったいない。目的通り、ハムの入ったサンドイッチとクロワッサン、それに名前は忘れたけれど美味しかった菓子パン風を購入。ゴルナーグラートからの帰路リュッフェルゼーを見下ろす高台で高山植物に囲まれたところに腰を下ろしてのピクニック用です。スネガーに持って行ったCOOPのサンドイッチとは比べ物にならない美味しさだった。当たり前、店も値段も比べては気の毒。

マッターホルンの全姿が見えるという意味ではここの方がすごいです。今回は写真の様に曇ってしまっていますが、前回は本当に素晴らしかったですよ。それにちょっと歩くとライゼーがあり、そこで逆さマッターホルンが見えるはずです、天気が良ければ。今はライゼー付近は公園化されているのでやや興ざめです。全く自然のままの方が良かった。

チェルマットの駅からも近いし、急坂状の乗り場も楽しいです。ここも勿論天気次第だが、マッターホルンの全景がゴルナーグラートで見るより、チェルマットで見るより、素晴らしく見える。８年前は快晴、今回はほとんど雲の中！！　

８年前、隣（新館？）のホテル・メトロポールに家内と３泊して、朝晩マッターホルンの雄姿を満喫したが、今回は一人旅だし、節約？して隣（旧館？）のここに宿泊。バスタブはないし、フロントはメトロポールで兼用だし、テラスは形だけだが、朝食はメトロポールの食堂で、夕食もそこで食べられるので問題なし。もちろん部屋からマッターホルンが見える！　

翌日の午前中早くは天気がいいとのことで、切符は前日から買えるから、並ぶ時間を節約するために購入。スネガでは全くダメだったし、天気予報も変わってきていたので、念のため聞いてみるとキャンセルできるという。夜になってまた、明日朝早くは良さそうという話を聞いて、ホテルの朝食もそこそこに切符売り場へ。その時はすっかり曇り空。なんと切符売り場は拍子抜けするほどガラーン！！　一番列車もガラガラ！！　やっぱり雨を予測して皆行かないのだと。気落ちしながら霧の中を走って、ローテンボーデンに近づいたら、青空と山々がくっきり表れた！　最高の時間を過ごした。２時間位して降りる頃には全く山は見えなくなっていた！　下りてくるとチェルマットの乗り場には一杯人が待っていた・・・。是非ギリギリまで天気予報を見続けて下さい。

ホームが奥に並んでいて、右側に切符売り場やトイレ、ロッカーがある。広場に出て右後ろを仰ぎ見ると、マッターホルン！！　天気のいい時の話です。向いは便利なCOOPです。左側にはゴルナーグラート展望台への切符売り場と乗り場が直結している。

ベルンからでも、シャモニー方向からでも、サンモリッツ、ベルナーオーバーランドからでも、ここを通って、ここで乗換て、お待ち兼ねのチェルマットへ行ける。ここを出ると川沿いを左右しながら、スイスらしい景色も見ながらです。駅の案内表示はここに限らないが実に適切で正確だった。

下が曇りや雨でも、以前堪能していても、やはり来てみたくなる。えてして上って来ると晴れていることが多いし。展望台やテラスからの景色もいいけれど、ゲレンデに出て、メンヒの方に２，３０分歩くのが最高の過ごし方だと思う。人も少ないし、メンヒの山頂をゆっくり眺められるし、ユングフラウの山頂も見えてくる。

メンリッヘンで見るアイガー、フィルストで見るアイガー、クライネシャイデックで見るアイガー、どこから見てもこの山、北壁は見飽きない。メンヒ、ユングフラウと並んでいるからなおさらいい。マッターホルンも見えるとうれしいけれど、私はアイガーの方が懐かしい気がする。

メンリッヘンやアイガーグレシャーからハイキングしてここで休憩するのもいいけれど、単に鉄道の乗換ででもここではゆっくりした方がいい。もっとも天気がいいことが前提ですが。前回きたときは曇って、寒くて面白くもなかったけれど。今回は三山がきれいに見えて、近くの見晴らしのいい場所まで上って、絶景を独り占めしながら、ピクニックした。

ユングフラウ鉄道への乗換駅だが、売店でサンドイッチでも買って、駅前広場のベンチで山を見ながら、アイガーグレシャーからハイキングしてきた人としゃべったり、一寸展望のいい場所まで登って行って、牧草？の中に腰を下ろして、三山の景観を満喫するのもいい。とにかく一通過駅としないでほしい。