はまちゃんさんのクチコミ(354ページ)全8,702件

宗谷岬の突端から南へ120メートルの高台に、紅白のツートンカラーが鮮やかな「宗谷岬灯台」があります。灯台の歴史は古く、道内では納沙布岬（根室）、日和山（小樽）に次いで、3番目に建てられ、明治18年9月25日に初めて点灯されました。当時は石油を光源に使っていたそうです。灯台の高さは17メートル、海抜約40メートルの位置にあり、宗谷海峡を航行する船舶の重要な目標物となっています。中には入ることは出来ません。

旧日本最北端の地の碑のある宗谷岬の近くにあります。帝国海軍が1902年（明治35年）に国境の防備として建造した望楼で、稚内市内で現存する唯一の明治時代の建築物となっており、1968年（昭和43年）に稚内市の有形文化財に指定されています。望楼上に上がることができますが、一部施設の老朽化により、望楼内には入ることは出来ません、天気がいいと、樺太方面がよく見渡せます。

宗谷岬の南にある丘陵です。稚内市内からだと国道238号線を１時間あまり走って、道道889号線に入ると宗谷丘陵です。広くなだらかな丘には牧場があり、沢山の牛がノンビリ草を食べている光景などが見られます。遠くにエゾシカが走っている姿も見ることが出来ました。兎に角、見渡す限りの緑の丘という感じで、日本とは思えないような光景に感動しました。宗谷岬は結構観光客が多いですが、ここは、広くて観光客も目立たないので、宗谷岬だけでなく、是非、景観を楽しんでください。

日本“最北限”にある展望台です。正確には宗谷岬のほうが最北端なので、ここは“最北限”と言っているようです。周辺は、草原と岩場が広がる荒涼とした大地で、最果ての雰囲気が漂います。展望台からは、トド島が近くに見えます。冬になるとトドが来るので、運がよければトドを見ることが出来るそうです。近くには、売店やトイレもあります。展望台はそれほど広くなく、観光バスの周遊コースになっているので、タイミングによって混雑することがあります。

「海馬島(トド島)」はスコトン岬の北方に位置する周囲４ｋｍの日本最北端の無人島です。別名、“海鱸島”とも書きます。スコトン岬の展望台からはすぐそこ(北へ約1.2km)に、平たい台地状の「海馬島(トド島)」を見ることが出来ます。冬には、その名のとおり、運がよければトドの群れを見ることが出来るそうです。６～８月の天候の良い日に渡島希望者が１０名以上集まると船(有料)で渡ることができるそうで、希望される方は近くの民宿か漁師さんに相談してみてください。

「トド島展望台」は、スコトン岬とゴロタ岬の間の山の中腹にある展望台です。展望台からは江戸屋の集落、ゴメ島、金田ノ岬、スコトン岬、トド島を見ることができます。天気がよければ、利尻富士や、樺太も見ることもできます。周囲の道沿いには高山植物が多く咲き、観光バスも訪れないのでゆっくり景色を楽しむことが出来ます。

礼文島の最北の岬です。目の前にはトドが生息する海馬島が見えます。岬近くには売店があり、トドの缶詰や海産や干物などのお土産が沢山販売されていました。観光バスの周遊コースになっているので、それとかち合えば、ものすごい混雑になります。“最北限”とか、“最果て”という言葉に弱いので、そういう意味でも、来た甲斐がありました。風か強い日が多く、夏でも肌寒い時がありますので服装には注意したほうが良いと思います。

香深港から道道765号線を2ｋｍほど行くと、「礼文林道」の入り口(元地林道口)があります。そこから、レブンウスユキソウ群生地を経て香深井林道口までの、およそ8ｋｍ、2時間あまりのトレッキングコースになっています。6月中旬から7月下旬にかけてレブンウスユキソウ(エーデルワイス)やエゾカンゾウなど多くの植物高山が咲いています。利尻富士も見えるし、景色を楽しみながら歩ける、それほどアップダウンもきつくないので、いいコースだと思います。夏でも、肌寒い時があるので、服装には注意したほうが良いと思います。

礼文島の北西、観光バスが訪れる人気スポットのスコトン岬の付け根にある岬です。麓にある小さな駐車スペースから登山道を１０分ほど登れば頂上に到着することが出来ます。岬から眺めは３６０゜のパノラマで、晴れていれば海馬島、久種湖、礼文岳、利尻富士も一望できます。登りは少しきついですが、高山植物も多く癒されます。

澄海岬は、礼文島の西北に位置する海の美しい小さな岬です。駐車場からは坂道と階段を少し登りますが、途中の景色も素晴らしく、高山植物が咲いており、あっという間に展望台まで登れました。普通、“北の海”と言うと、積丹ブルーと言われる美しい紺碧を思いますが、ここは、場所によってブルーの色が異なり、驚くほどの透明度です。“澄海(スカイ)”という名前は、本当に上手く付けたと思います。

「宗谷岬流氷館」は、“最北端の碑”がある宗谷岬の近くにある、おみやげ屋さんの中にあります。氷温室のような大きな冷凍部屋の中がマイナス13度になっていて、宗谷岬に流れ着いた流氷が部屋いっぱい置いてあり、さわることも出来ます。動物の剥製などもを展示しています。手作り感タップリですが、入場料は無料なのが嬉しい。日本最北端到達証明書を１００円で販売しています。宗谷岬に行ったら、是非、立ち寄ってみてください。

礼文島は“海の上の北方植物園”と言われるほど、珍しい高山植物が春から夏の終わりにかけて咲く「花の島」として知られています。トレッキングコースは沢山ありますが、比較的簡単な“桃岩展望台コース”がオススメです。香深港～桃岩展望台～元地灯台～知床
のコースで3時間ほどでこの島の魅力をタップリ味わうことが出来ます。花のシーズンでである夏がベストですが、夏でも肌寒い時があるので服装には注意が必要です。

礼文島の南の西、香深港の反対側の海岸にある奇岩です。桃岩展望台からも見えますが、桃台猫台からはよく見えます。猫が背中を丸めて沖合いを見つめ、座っている様に見える岩です。説明が無いと見落としそうな岩ですが、良く見るとちょこっと座った後姿がかわいらしいです。うまく名づけたものだと思います。

香深港から道道765号線を車で走って10分ほど、香深の反対側の海岸に展望台があります、名前のとおり巨大な桃の形をした“桃岩”や、猫の後ろ姿そっくりの“猫岩”、“元地漁港”、“地蔵岩”などがのぞめる展望台です。天気がよければ、綺麗な景色が望めますので立ち寄られることをオススメします。駐車場とトイレが整備されています。

香深港から道道765号線を車で走って15分ほど、香深の反対側に「元地海岸」があります。別名メノウ浜と呼ばれているようにメノウが拾えることで有名な浜です。礼文の思い出にと、一生懸命メノウを探しましたが残念ながら見つけることは出来ませんでした。他にも、数人の観光客がメノウ拾いをやっていました。近くには、地蔵岩や桃台・猫台などの観光スポットもあるので、時間があれば、メノウ拾いにも挑戦してみてください。

香深港から道道765号線を車で走って15分ほど、香深の反対側のメノウが拾えることで有名な元地海岸にあります。道路の突き当たりに駐車場があり、そこから海岸まで歩いて行きます。合掌した様に立つ巨大な奇岩で、落石の危険があるため、岩の周囲は立入禁止になっています。

香深港～桃岩展望台～元地灯台～知床までの比較的手ごろなトレッキングコースで、約10ｋｍあります。2時間半から3時間半ぐらいかかります。このルートは高山植物の宝庫で、眺望もよく、天気がよければ、可憐な花々を観察し、雄大な利尻山や紺碧の海を見ながらトレッキングを楽しむことが出来るオオススメのコースです。

香深港から道道765号線を10分ほど走って、桃岩トンネルの200ｍほど手前右のわき道を少し入ると桃岩展望台の駐車場があります。そこから徒歩数分で桃岩山展望台に行くことが出来ます。巨大な桃の形をした“桃岩”と呼ばれる岩が目の前にそびえ、眼下には礼文島の西海岸と猫岩が見えます。周辺は遊歩道が整備されていて、たくさんの高山植物を見ることができました。

稚内の南西、サロベツの海岸線から利尻水道をへだてて約20kmの洋上に浮かぶ周囲約63kmの円形の島です。島の中心には利尻山(利尻富士)がそびえ、円錐形の美しい山すそを広げています。緯度の高い利尻島は、本州では2,000m以上の高山帯でしか見られない植物が平地から容易に見る事ができ、固有種も多く、手軽に自然を満喫することができます。また、ペシ岬展望台や沓形岬公園、姫沼、仙法志御崎公園など人気の観光スポットも多く、晴れていれば絶景を楽しむことが出来ます。

利尻島の中央にそびえ立つ利尻山のふもとに三ヶ所八基の会津藩士の墓があります。幕末のロシアの蝦夷地来襲に端を発し、江戸幕府によって会津藩が樺太への出兵を命じられたことにはじまり、宗谷岬や利尻島、樺太に会津藩士が駐留しました。このとき直接ロシアと武力衝突は起きませんでしたが、利尻島警固で亡くなった藩士や樺太警固を終えた帰りの船で亡くなったり、海難し漂着したが利尻島で亡くなった藩士の墓があります。昨今、わが国の領土領海に対する不法占拠や侵入が問題になっていますが、江戸時代からこの様な問題があったことを考えさせられます。