ぶんちゃさんのクチコミ(31ページ)全653件

バンテアイ・クディ寺院の向かい側にある、王の為の沐浴池です。池と言っても全周２～３ｋｍくらいありそうな広大な施設です。寺院に近いところにテラスがあり、王はここで沐浴したのでしょうか。かつては池の中央に石造の施設があったそうで、水位が低い時はその一部が見えるということですが当日は生憎と見ることができませんでした。

小回りコースに面しているのは西門です。多くの寺院が東向きにできているようにこちらは裏門にあたります。インドの援助で修復作業が進められていますが、基本的に榕樹に巻きつかれた建物は発見当時そのままです。榕樹は木肌がぬめっとした感じなので爬虫類を連想して不気味な感じを抱かせます。

規模はそんなに大きくありませんが、見どころは魅力的なデヴァター達とその見事な装飾です。そしてところどころに残る赤い塗料です。創建当時は全体に赤く塗られていたのでしょうか。想像するだに華やかなクメール文化が感じられます。

建造を命じたのがジャヤヴァルマン?世なので、建物の配置などがバイヨンとよく似ています。もちろん規模は違いますけど。回廊等は早急に修復しないと倒壊してしまいそうに傾いている箇所がありますが、デヴァター等はいまだにその輝きを失っていません。

通常の観光ツアーなら通り過ぎるような小さな遺跡ですが一見の価値はあります。基壇の上にレンガ造りの５つの祠堂が並んでいます。外面の装飾はありません。裏（実はそちらが正面）へ回って中を覘いてみてください。ビシュヌ神やラクシュミーの姿が力強く或いは威厳を持って彫り込まれています。

何段にも重なった基壇の上に五つの祠堂が立っていて、壮大な遺跡です。階段は急で上から見下ろすと軽い恐怖感に襲われます。祠堂にはデヴァターが彫られていますが、その他の建物等には装飾が少なく、途中で建設が放棄されたことを物語っています。

歴史は古く、景行天皇の頃の創建と伝えられています。境内の多宝塔は８５０年に天台僧円仁によって建てられたというので１１００年以上経っていることになります。熱田神宮、三島大社と合わせて東海道三社といわれ崇められたそうです。
境内は落ち着いた雰囲気でゆっくり参拝できます。西側に菖蒲園があるので開花時期に訪れたいものです。

他のテーマパークと違ってアトラクションの類はありません。アスレチック様の遊具だけです。園内を一周する汽車型のバスは使用済の天ぷら油を燃料にしているそうで、５００ml持っていけばタダで乗せてくれます。
全体はきれいに手入れされ四季の花木が楽しめます。北側の一部が工事中でしたが平成２４年の三月には完成だそうです。

戦国時代の実戦用の城だったので、石垣は無く堀の痕跡のようなものが残っているだけです。一番高台の本丸跡には大乗寺という浄土宗の寺院があり、二の丸跡には八幡社があります。本丸の北側には歴史博物館があり安城の古代から近代までの歴史に触れることができます。全体は公園として整備されきれいにまとまっています。

豊田市北部の山間地に松平郷があります。この地は鎌倉時代に開拓領主であった在原氏が開いた土地です。ここに流れてきた旅の僧徳阿弥が在原氏の婿になり松平親氏を称します。親氏は忽ち周りの村を支配するようになり、その弟泰親は息子たちを引き連れ南の岩津に進出します。その子孫はやがて安祥（城）・岡崎を居城とし西三河を領有する戦国大名となります。親氏から九代目が徳川家康です。松平郷には泰親の子信広が残り、松平郷松平家として大正時代までこの地に住したということです。松平東照宮は松平氏の館内にあった屋敷神を祀る八幡社に徳川家康を合祀し昭和になって初代の親氏を合祀したものです。
　東照宮前の堀と石垣は関ヶ原合戦後に築かれたもののようです。東照宮の近くに初代親氏のブロンズ象がありますが、精悍な容貌で不思議な雰囲気を醸しています。
　この地に立ってみて感じるのは、三方を山に囲まれ南の方だけが明るく開けていることです。家康の先祖たちは南の豊かな平野に憧れて山を下ったんでしょうね。

成道山松安院大樹寺。松平氏の菩提寺です。徳川家康より四代前の親忠の建立で、境内には初代親氏から九代目にあたる家康までの墓があります。でも家康の墓は昭和の建立です。大樹寺の本堂と山門と岡崎城の天守閣は一直線上にあるそうです。
　戦国時代に織田信長の父親信秀が岡崎を攻めたとき、本陣を置いたこともあるそうです。
　境内は明るく、山門の南には道路をはさんで大樹寺小学校がありますが、嘗てはこの小学校も寺内に含まれていました。

きれいに整備された公園のようなところです。明治の廃城令で建物は全て破却されたため、当時のまま残っているのは石垣と堀だけです。本丸大手前の馬出しの遺構はよく保存されていて、実戦的な構造です。本丸には龍城（たつき）神社があってちょうど七五三で賑わっていました。天守閣は遠くから見ると大して目立ちませんが、近くで見るとそれなりに大きく立派です。でも外から見るだけにしたほうがいいかもしれません。

バイヨンの北側、王宮内にあるラテライト製のピラミッド型寺院です。３層の基壇の上に回廊があり祠堂が１基載っています。基壇上からは近くの男池や宮殿跡が見下ろせます。名前の意味は天上の宮殿といい、嘗て王は毎晩ここで儀式を行ったそうです。

アンコール・トムの象のテラス前の広場を隔ててほぼ南北にラテライト製の塔が行儀よく並んでいます。何の目的で建てられたのかは不明だといわれています。全部で１２基あるそうですが広範囲にわたっているので結局数え切れませんでした。

かつて、インドラタターカと呼ばれた貯水池の中に建設された寺院で、レンガ製の祠堂が四基並んでいます。全体に風化がすすんでいますが、各祠堂にはデヴァターや金剛力士のレリーフが今でもしっかり残っています。すぐ隣には仏教寺院があってかわいいお坊さんたちが大きな声で勉強していました。

５層の基壇の上に祠堂が一つ、１段下の基壇上に１２の小祠堂が立っています。重厚な基壇と細身の祠堂とのバランスがアンコール遺跡を見慣れた目にはちょっと変わった印象が感じられます。東門から入る場合は乗り物は西門で待ってもらった方がいいかもしれません。

かつては大寺院であったようだが、現在は６っつの祠堂群とその周囲が見物の対象です。祠堂はレンガ造りで、表面に漆喰を塗って彫刻をするといった技法がとられています。多くは剥離していますが、それでも所々に残っていて鑑賞に値すると思います。

シェムリアップ市内から自転車で出かけました。シェムリアップ川に沿って南へ行くだけ、迷うことはありません。市内を抜けるとのんびりとした田園風景というか湿地帯が広がっています。１時間程行くと右手にプノン・クロムの小山が見えてきます。この辺の住宅はかなりの高床で雨季には辺り一帯水浸しになるんでしょうか。ここから乗船場まで１ｋｍくらいです。もっと先まで行きたかったんですが警官達に止められたので乗船場だけ見て引き返しました。ボートに乗り込む通路は下り階段みたいになっていますが、雨季で水面が上がってくると水平くらいになるそうです。

南国チックな小さな国際空港です。飛行機を降りて歩いて空港の建物に入ります。左手にビザカウンターがあり、流れ作業でビザを発行してくれます。その後、入国・荷物のピック・税関となりますが、税関職員が不在の場合がよくあります。その場合は税関申告書をテーブルの上の箱に放り込んでおいてください。出国も小さいとはいえ国際空港なので一通りの手続きは必要ですが、そんなに歩かなくてもいいので楽です。
免税店などもありますが、価格はちょっと高い気がします。

西暦１５００年、沓掛城主の近藤伊景が縁者を招いて城内に寺院を建立したのが起源と言われています。当初は曹洞宗でしたが後に浄土真宗に改宗されました。
桶狭間合戦のとき、今川義元は沓掛城に泊まり、翌日桶狭間で織田信長に討たれました。その数日後、沓掛城は織田方に攻められ陥落。
江戸時代初頭に城は破却されましたが寺は存続し今に至ります。まわりは住宅と田んぼに囲まれたのどかなところです。